パリで24時間の間に4件の深刻な薬物の過剰摂取事件(事故?)が記録され、そのうち2件は重篤な症状で生命に危険を及ぼすものでした。
被害者?のうち3名は、若い男性で土曜日の早朝に11区の同じバーから出てきたところでした。彼らは全員ケムセックスの愛好家の間で人気のあるドラッグGHBを他の合成薬物とアルコールと組み合わせて使用していたと見られています。
今回の通報はいずれも路上に出てきて深刻な状況に陥ったところを通報されたもので、痙攣を起こした25歳の男性は、救急隊員によってすぐに手当が施されましたが、救急隊員は彼の所持品からピンク色の袋を発見。袋の中には、3-MMCと思われる白い粉末の痕跡が発見されました。
ほぼ同時に救急隊はそこから数十メートル離れた歩道で別の若い男性が意識を失って倒れているという通報を受けました。
彼は透明な液体(GHB)を所持していました。最初の男性は意識不明の危篤状態で10区のラボジエール病院に搬送され、二人目は、意識のある状態で12区のサン・アントワーヌ病院に搬送されました。
これらの最初の事件発生の直後、わずか1キロ離れた公道で3件目の事件が発生。この被害者?も、実は同じバーから出てきた人物でしたが、こちらの方は若い国会議員であったそうで、彼も12区のサン・アントワーヌ病院に搬送されています。この国会議員の名前は公表されていませんが、この人は国会議員を続けるのでしょうか?
そして、もう1件は、マレ地区の繁華街リヴォリ通り(4区)で発生。彼女は意識不明のまま15区のネッケル小児病院へ搬送。同行していた男は逮捕され、パリ中央警察署に拘留されています。彼は一晩中、彼女と一緒にGHBを使用していたと自供しています。
薬物が蔓延しているとは聞いているものの、一晩に4件もの薬物による深刻な事態発生とは、こんなことを聞くのは初めてのことです。
GHBというのは、私はこれまで聞いたことがなかったのですが、非常に危険な薬物であることは明白です。
パリでは毎年平均20人から30人が薬物の過剰摂取で亡くなっているそうで、これらの死亡事故の半数は合成薬物が原因のようです。
このような事件でしか、薬物の情報に触れることはないのですが、快楽を求めての薬物は、実は苦しみの方が多いのではないか?と思ってしまうのですが・・。
薬物過剰摂取
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