日本から友人が来てくれるので、彼女も久々のヨーロッパというので、「じゃあ空港まで迎えに行くよ!」と空港まで出向きました。といっても、私は車を持っているわけではないので、電車で行って、一緒に電車で帰るだけなのですが、それでも、久しぶりに会える友人に少しでも早く会えて、電車の中でもぺちゃくちゃおしゃべり出来たら楽しい・・そんな呑気な気分でした。
ところが、飛行機は定刻よりも早くに到着し、通関もスムーズでわりと早く出てこられたまではよかったのですが、いざ、さて、家に帰ろうか・・となったら、空港からの電車(RER B線)が不通になっていました。まさにフランスあるあるです。
空港でのチケット売り場にいたお兄さんに、「どのくらい動かないの?」と一応、聞いてみると、「RERは17時半までには動くと言っているけど・・(その時点ではあと30分くらいな感じだった・・)」との回答も、そんなの絶対にあてになるはずはありません。
「となると、タクシー以外になにか選択肢はありませんか?」と聞くと、自分のスマホを出して、スラスラと調べてくれて、「このバスに乗って、ここまで行って、その先はこれがいいんじゃない??・・」と教えてくれました。
それなら、バスでもいいや・・と思ったのが甘かった・・。そりゃそうです。RER B線が動かないのですから、バスの混雑ぶりは恐ろしいほどです。すでに一台がギューギュー詰めになっているのに、まだ出発せず、しかもバスに乗れなかった人の山がもう一台でも、恐らく乗り切れないだろうと思われるほどの黒山の人だかり・・。しかも、次のバスが出るのはさらにその40分後・・。
もうバスは諦めて、タクシーで帰ろう・・となって、タクシー乗り場に行くと、こちらもけっこうな人・・それでも、タクシーの運転手さんが出てきて、「パリまで100ユーロはかかるよ!今日は・・」と意味不明の警告。
「今日は電車が動いていなくて、人も多いから、100ユーロはかかる・・」と言い張ります。定額料金なはずでしょ!と言っているのに、ぼったくる気満々・・。
もうそれでは、空港バスでオペラまで行くか・・と一回、空港に戻り、チケットを買おうかと思っていたところに、最初にバスを教えてくれたお兄さんがいたので、これまでの経緯を説明して、「どうしよう!」と泣きついたら、「じゃあ、Uber頼めば・・」と・・。
でも、私は、「アプリも入れてないし、Uber なんて使ったことないから・・」といったら、私の携帯でサラサラとUber の予約をしてくれました。
若い、おそらく20代の移民らしきお兄さんでしたが、嫌な顔ひとつせず、ロクに携帯も使いこなせないおばさんのために、「これは、こうして・・運転手に連絡取りたい場合は、ここを押して・・」と、ウーバーが来るパーキングの場所までちゃんと教えてくれて、あまりの親切に感動してしまいました。
お兄さんは空港の職員のようでしたが、こんな親切な空港職員、初めて会いました。
そんなわけで、友人とともに、タクシーよりも格段に安い値段で無事に家に帰ってくることができました。
なんだか、腹を立てたり、慌てたり、お兄さんの優しさに感激したり、忙しい1日でした。
CDG空港からのタクシーとUber
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