2024年3月17日日曜日

いつのまにか、日本でカーシェアを上手く使いこなしている娘にビックリ!

  


 娘が日本で運転免許を取得したのは、昨年の夏のことでした。彼女はフランスでも運転免許を取ろうとしていたのに、学業の都合で転居したり、パンデミックが起こったりしたために、免許の取得が中断したまま、日本で就職することになり、フランスでの免許取得は、長期延期状態になっていました。

 昨年の夏、彼女が転職を決めた段階で、次の仕事との間に2ヶ月ほどの時間ができ、その間に彼女はフランスに一時帰国したり、他の国を旅行したりした挙句、残りの短期間の時間で日本の運転免許証を取得したのでした。

 当初、彼女は、とりあえず免許は取れる時にとっておくだけで、車はお金がかかりすぎるので必要ないと言っていたので、そのままペーパードライバーになるのかと思っていました。

 ところが、いつのまにか、彼女は日本でのカーシェアのシステムを見つけ出し、また、そのカーシェアのパーキングが家の近くに軒並み増え始めたことをきっかけに、カーシェアをけっっこう利用しているようです。

 カーシェア会社に登録し、月額料金880円払うだけで、あとは、車を使うたびに、予約すると破格の値段で車を借りることができるシステムで、別途に保険料やガソリン代なども払う必要はありません。もちろん車を買えば、それなりにかかる管理料(税金や駐車場代、車検など)もいりません。

 しかも、あちこちにそのカーシェアのパーキングがあるので、その中から事前に車種などを選べば、好きな時に利用できるので、自分で車を買う必要もないのです。

 予約時間にパーキングに行けば、アプリでロックが解除できるようになっていて、誰の手を介することもなく、車を利用できるのですから、こんなに安く便利なことはありません。

 今回、私が帰国した際も、彼女の方から、「夜だと特にカーシェア料金も安いから、羽田に迎えに行ってあげる・・多分、ママがリムジンやタクシーで帰ってくるよりもずっと安いよ!」と申し出てくれて、彼女は、その車で羽田まで迎えに来てくれました。

 私が日本にいた大昔?には、カーシェアではなく、レンタカーで、レンタカーとなると金額もそこまでお得というわけでもなく、都内でわざわざレンタカーを借りるということは考えたこともなかったのですが、時代はどんどん変わっているようです。

 この誰の手も介さなくてもよく、おまけに家の近くにこのパーキングがたくさんあり、おまけに料金がビックリするほどお手頃価格とあれば、本当にもう車を買う人はいなくなってしまうのではないか?と思ってしまうほどです。

 彼女曰く、色々な車に乗ってみることができるので、それはそれで楽しい・・と。

 まあ、車に限ったことではないのですが、とどのつまりは、彼女はネットであらゆる便利で安いものを探し出し、上手く使いこなしているわけで、どんどん進化している社会をスイスイ乗りこなしているようなもので、私は娘のおかげでなんとなく、その情報の一部を知り得ている感じです。

 公共交通料金も結構、値上げしているので、どこかに出かける場合、交通費をざっと見積もってみると、意外とこのカーシェアで車を借りて出かける方が安かったりするわけで、基本、借りた場所に車を返すのですが、乗り捨てもできる(パーキングによっては不可能な場合もあるが)ので、それらを上手く調整すれば、本当に便利で安い移動手段です。

 私などには、ネットやSNSは、いまひとつ苦手意識が拭い去れず、すでに知っているサービスについていくだけでもあっぷあっぷなのですが、デジタル世代は、本当にそれらに何の抵抗感もなく、次から次へと新しいものをみつけて、利用することができるので、彼らにとったら、本当に生きやすい世の中なんだろうな・・とうらやましく思います。

 通勤などには(そもそも彼女はリモートワークが多いため、あまり通勤はしませんが)、このカーシェアリングは利用していないようですが、こうして彼女はどんどん運転にも慣れていくんだろうと思います。

 もともと注意力散漫なところがあり、車の運転は向いていないのでは?と私は娘の運転免許取得には、あまり好意的ではなかったものの、今の彼女の様子を見ている限り、やっぱり少しずつ慣れていくもので、時間がある時に免許をとっておいたのは、正解だったな・・と思っているのです。


カーシェアリング


<関連記事>

「コロナウィルスに振り回された娘の教習所通いが再開 今のフランスの教習所はUberみたいになっている」

「馴染みの運転手さんがコロナで人生がすっかり変わってしまったという話」

「2024年から運転免許証がスマホに取り込めるようになる!」

「日本での運転免許証更新手続きと国際運転免許証」

「運転免許証がスマホに取り込めるようになった・・」


 

0 コメント: