2024年3月26日火曜日

ついに旅先で腹痛に襲われ苦しむ娘

  


 私は普段はある程度、食事には気をつけて、控えめにしているつもりですが、日本に一時帰国している間は、そんなことはおかまいなしに、とにかく食べたいものは、食べる! 少々、大袈裟ではありますが、これがもしも日本に来る最後の機会になったとしても、思い残すことがないように、欲望に率直に食べることにしています。

 ダイエットは、フランスに帰ってから、ゆっくりやればいいと、とにかく、食べたいものを食べる毎日を送っています。

 しごく前のめりになって、でかけるたびに食べたいものを買ってきては食べているのですから、巻き添いを被っている娘ともども、食べ過ぎの日々が続いていました。

 ましてや、今回は娘と二人で九州旅行に出かけ、温泉宿に泊まれば、これまた朝から普段では考えられないほどの料理が並び、ふだんはともすると朝食は食べなかったりもするところを朝からしっかりと食べ、昼は昼であそこのお店に行ってみたいとか、あれが食べてみたいから・・と食べてみたり、また、夕食は夕食で、旅館で豪華な食事がずら〜っとならび、二人で「うわぁ〜すご〜い!美味しそう!美味しい!」とはしゃぎながら食べてきました。

 そんなふうに、母娘で旅するのは、このうえもなく楽しいことなのですが、とにかく旅先での移動は車で、今回は、特にあまり天候がよくなかったために、あまり歩くこともできず、次の旅館に着くなり、とにかく旅館内の温泉巡りでひたすら温泉に浸かるだけなので、運動量も不十分。

 とにかく温泉にだけは、とことん入っているのですが、それで山ほど食べている食事が消化しきれるものではなく、日々、蓄積されていくうちに、あまり空腹を感じなくなってきて、しかし、どうにか少しこなれたかな?というくらいの時間に次の食事。

 それでも美味しそうな食事を見ると、食い意地から空腹を感じ、食べるとびっくりするくらい美味しいので、それにつられて結局はとことん、もう苦しい!と言いながらも、食べてしまう・・しかも、これをこうしたらもっと美味しいだろう・・などと、自ら手を加えてみたりして、ああでもないこうでもないと言いながら、夢中で食べてしまうのです。

 もうほとんど病気です。

 今日は、あんまりお腹もすいていないから、お昼は軽めにお蕎麦くらいにしておこう!と良さそうなお蕎麦屋さんを探して出かけると、結局、メニューを眺めて二人とも真剣に悩み、周囲の人々が食べているものと照らし合わしながら、真剣に悩んだ結果、結局は、天せいろという、ちっとも軽くない食事を美味しく平らげ、挙句の果てはデザートに葛切りまで食べてしまいました。

 それでも、娘は、この日の夕方に、このままでは、夕食が美味しく食べられないからと、旅館の近くを1時間ほど歩いてきたりもしていたのですが(私の方は、もうダウンして、昼寝)、夜は、肥後牛のすき焼きとかで、またなかなか立派な食事を完食。そして一晩あけて翌朝は、またいわゆる旅館の和朝食をいつもの調子で完食しました。

 しかし、ついには、朝食後、娘はお腹が痛いと言い出し、お腹をさすりながら、暗い顔。どんな様子か聞いてみると、とにかくお腹がパンパンでお腹が張って痛いと・・。いわゆる食べ過ぎでお腹をこわす・・というのとも違って、食べ過ぎでお腹が本当にいっぱいの状態でお腹の皮が張って痛いというのには、心配を通り越して、我が娘ならば苦笑するしかありません。

 もっとも、ほぼ同じ量の食事をしている私のお腹はパンパンにいっぱいになっていないことも別の意味でなかなかヤバい状態でもありますが・・。

 彼女は、日本に住んでいて、何も私に合わせてがっつかなくてもよさそうなところですが、そこが、私と一緒になって、ひとつひとつの食べ物に真剣に向き合い、がっついてくれるのは私としては嬉しくもあり、楽しいことなのですが、どうにも美味しいものをみると満腹にもかかわらず、興奮してしまい、お腹の皮が張って痛くなるまで食べてしまうというのは、もうそういう血筋?としか言いようがありません。

 結局、しばらくして、彼女の腹痛はおさまってくれたのですが、私の日本滞在も残すところ、あと数日で、最後のラストスパートで、この後も帰仏するまでは、一食たりともおろそかにはできないところです。

 それこそ、私の方もかなりヤバいのですが、もう腹をくくってダイエットはフランスに帰ってから・・と思っています。

 娘よ、こんな母につきあってくれてありがとう!


食べ過ぎ 


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