2024年3月18日月曜日

グルメな親友との至福のひととき 日本橋 かに福本店

  


 今回の一時帰国は、日本にある家についての手続き上のことで、どうしても帰国しなければならなかったために、いつもの一時帰国とは若干、異なるものではあったのですが、それにしても日本に来たからには、食べたいもの、できるだけ美味しいものを食べるということをおろそかにするわけにはいきません。

 私の周囲の人々も慣れたもので、私の好きそうな食べ物やお店を探しておいてくれるのです。

 なかでも私の親友のグルメ度は見事なもので、かつて、食べログなどのサイトもなかった頃から、どこどこのなになにが美味しいとか、例えば、この場所で和食、お寿司、お蕎麦、イタリアン、中華、フレンチ(などなど)なら、このお店がいいなどの情報が常にアップデートされていて、歩くグルメマップとよばれる存在で、美味しいものを食べたい場合は彼女を頼りにしていました。

 また、味覚は人それぞれなので、人によって、美味しいと感じるものは異なり、良いと思うお店も違ってくるので、食べログなどの場合、評価が高いといっても必ずしも私にとっては、そうでなかったりする場合もあるのですが、彼女の味覚というか食の好みは私のそれとほぼ一緒なので、彼女は絶対的に信頼のおけるグルメマップであるわけです。

 今回も彼女と会う際に、私と行ったことのない美味しいお店を探しておいて!という、かなりざっくりしたお願いをしていたところ、彼女は「カニ」のお店を探して予約しておいてくれました。

 絶体的に信頼をおいている彼女の選んだお店は、絶対、美味しいことはわかっていましたが、今回、彼女がチョイスしてくれたお店は、これまでの中でも群を抜いていて、というか、今の私にとっては、感動的なものでした。

 彼女のすごいところは、同じ店舗でも、本店の方がいいとか、この時間帯がいいと細かく考慮してくれるところで、今回は、日本橋にある「かに福」本店で、そのちょっとレトロな感じのお店と本店のメニュー(他の支店とは異なるらしい)、そしてそのカニ料理の素晴らしいこと!

 私は、正直、カニ料理のお店に行ったのは、初めてのこと。カニ料理とは一体、どういうものが出てくるのかさえも、わかりませんでした。

 しかし、最初に出てきたカニのお造り(ズワイガニとタラバガニ)は、私がこれまで食べたことのなかったもっちりとした食感で、カニ味噌については言うまでもなく絶品。

 そして、カニクリームコロッケとカニクリーム大葉巻き天ぷら。どちらも、よくぞこれをサクッとトロッと揚げられると感心するほどで、中には、カニがたっぷり惜しみなく混ぜ込まれています。

 次に出てきたのがカニの茶碗蒸し、そしてお重につめられてくる「かにめし」には、食べすすめていくうちに違う食べ方ができるように、わさびとわけぎなどの薬味とともに出汁がついてきて、最後には出汁とともに味わえるようになっています。

 またこの「かにめし」には、壺に入った、切り干し大根、お漬物、生姜の甘煮が一緒に出てきて、このご飯とともに味わえるようになっています。

 その切り干し大根もほどよい戻し加減でちょうどよく煮上がっていて、生姜の甘煮はこのかにめしとの相性が抜群です。

 なによりもこのかにめしには、ほぐしたカニがたっぷり混ぜられているうえに、たっぷりのせられています。

 初っ端のカニのお造りの段階から私は、もう感動のために悲鳴をあげそうになったほどです。

 フランスに行って以来、年々、感情表現が大胆になったというか、リアクションが大きめだと言われることが多い(特に美味しい食べ物に関しては・・)私ですが、今回は特におさえるのが大変(別に抑えようともしていませんが)、店員さんが次のお料理を運んで、お皿をさげてくれにきたときなど、「もう〜ほんとにおいしかったです!」と大絶賛!

 しかし、私でなくとも、周囲のお客さんの中にも思わず、唸るように「美味し〜い!」と口にしている声があちこちから聞こえてくるほどです。

 とにかく、今日のランチは、ちょっといつもとは群を抜いている感動ランチで、親友と、美味しいものを分かち合いながら、「美味しいものを好きな人と一緒に楽しめるって、とっても元気がでるね!」と言いながら、一つ一つのお料理に二人で真剣に向き合う比類なき楽しいひとときでした。


日本橋 かに福本店


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