2022年4月18日月曜日

海外に持ち帰れる、おススメ日本の食料品

  

日本で買ってきたダシ類オンパレード ほとんどが乾燥ものなので重量も嵩まない

 

 日本に一時帰国した際の重大任務の一つは、膨大な日本の食料品をフランスに持ち帰ることにあります。だいたいは、常日頃から、「今度日本に行ったら買ってくるものリスト」を書き留めておいて、最終的に帰国時にパリの家に残っている日本の食料品のストックと照らし合わせながら、日本に到着したその時から、徐々に買いだめが始まります。

 今回の一時帰国は、その帰国自体がフライトが何度もキャンセルになったりして、いつまでもはっきりしなかったこともあり、その他に日本入国のための書類等を作成したりしなければならず、また、本当に行けるかどうかもギリギリまで心許なかったために、日本に持って帰るお土産品などもギリギリまで買いに行けなかったために、バタバタで、いつもの「日本での買い物リスト」は作らないまま出発してしまいました。

 とはいえ、今回は、2年以上も日本へ行けなかったために、いつもなら、多少はあるはずの日本の食料品は、ほぼ枯渇状態で、どうしても必要なものは、少々高いし、品質も落ちるけれどもパリにある日本食料品店やアジア食材店などで購入しなければならなくなっていたほどでした。

 しかし、まあ、そこは長年の海外生活。どうしても買って帰りたいものは、だいたいいつも同じだし、日本に行ったら行ったで、買って帰りたいものは山ほどあるので、何を買って帰りたいのかに困ることはありません。

 とはいえ、持って帰れる荷物の重さは限られていて、一人あたり23キロのスーツケースが2つ分、計46キロです。そのうち10キロはいつも叔母がどこかから取り寄せてくれている美味しい日本のお米、今回は、特に出汁を中心に食材を集めました。

 というのも、昨年から、EUでは、EU製品の保護のために、輸入品に対する新たな規制が設けられ、現在、日本食料品店等が抱えている在庫がなくなり次第、販売ができなくなるという噂が俄かに流れているからです。しかし、まだ実際には売られているので、結局どうなるかはわかりませんが・・。

「EUにおける新たな混合食品規制について」

 実際にEUが定めている新規制の対象となる商品の項目には、「肉、魚、甲殻類、軟体動物などのエキスまたはジュース」というものが含まれていて、実際にこれが本当にダメとなると、日本のダシ類、しまいには、カレールーなどもひっかかるわけで、今のところは、売っていますが、これらが手に入らなくなることもあり得ると思ったからです。

 まあ、もともと日本で買ってくる食料品は、ダシ類にしても、もともとフランスではほとんど売っていないものを買ってくるので、どちらにしても「買ってくるものリスト」には、入っているものです。

 現地の食材を使って日本食を作るとしても、やはりその基本となるのはなんといってもダシに頼ることが多く、逆にダシさえあれば、なんとかなるといっても過言ではありません。

 そして、特に貝類のダシ粉末は、洋風のお料理にも使えて、味わいも深まるので便利に使っています。

 


 また、いつも日本に行くと持って帰る食品を物色する富澤商店で買うものは、ゆずの皮や乾燥あさりなのですが、今回、新たに乾燥梅肉、乾燥明太子なるものも発見、これはふりかけのようにしてもいいし、お料理のアレンジにも使えそうで、ちょっと満足しています。

 


 そして、混ぜるだけで白和えができるひじきや、納豆気分が味わえる納豆昆布なども今回、新たに見つけたものです。

 



 その他、フランスでは売っていないコーンスープや黒七味なども、たいてい日本で買ってくるものに入っています。

 

 また、私にとって、忘れてはならないのは、なければ自分で育てる日本の野菜のタネです。買ってきてみたら、原産国フランス・・なんていうものがあったりして、仰天しています。




 なかには、食料品ではないけど、食料品に準ずる?ものとして、日本の焼き鳥サイズの竹串や色々な場面で使いやすいお気に入りのジップロックなどもあります。


 

 この他、ここにはわざわざ載せるほどでもないような、おせんべいやスナック類などのお菓子、お漬物、明太子、干物、つくだに、味噌、梅干し、さきいか、ふりかけなどなどを詰め込めるだけ荷物に詰めると、だいたい、家で計量していくのですが、家の体重計が定かではないため、羽田で荷物の計量の瞬間は、緊張の瞬間です。

 今回も見事、23キロ×2=46キロ、ほぼほぼジャストで、無事に荷物は全て持ち帰ることができました。

 これまで、羽田で計量の際に少々、オーバーして、「手荷物にいくらか入れ替えてください」とか、「お引越しですか・・大変ですね・・」などと言われたり、ずいぶん恥ずかしい思いをしたこともありましたが、毎回、私が日本から帰ってくる時の荷物の9割以上は食料品です。

 日本からのフライトで荷物が紛失したことはありませんが、これがロストバゲージにでもなった日には、それこそ発狂ものです。

 毎回、荷物の心配をしてくれている日本の叔母たちには、フランスに無事到着すると、「私も荷物も無事にフランスに着きました」と報告するくらいです。

 現在は、日本からの食料品も潤沢にあり、実にご機嫌な毎日を過ごしています。

 そんなに日本食品が好きならば、いっそのこと日本に住んだらいいのに・・と思われるかもしれませんが、「いつでも簡単に手に入る状態だったら、こんな幸せは感じられない」と、私はやや自虐的に喜びを噛み締めているのです。


日本帰国時に買うべき日本食材


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