2025年9月27日土曜日

9月ってこんなに寒かったっけ? と思ったら、パリは40年ぶりの記録的な寒さらしい

 


 季節の変わり目には、毎度のことながら、周囲の人々の衣替えの早さには、驚かされるパリですが、今年の秋は、ことのほか、もうすっかり冬支度をしているパリジャン・パリジェンヌに、「そういえば、まだ9月だよね・・いくらなんでも・・」と思うような感じで、もうダウンを着て、マフラーをして・・といういで立ちの人も少なくありません。

 9月の半ば過ぎくらいだと、下手をすると、まだ残暑に苦しんでいる時だってあるのに、なんなの?この寒さは・・・と思っていたら、どうやら、9月の気温としては、40年ぶりの寒波、1985年以来のことだそうで、寒がり(暑がりでもある)の私としては、厳しい季節に突入。すでにしっかり着込んでいます。

 先日は、最高気温が10.8℃だったというのですから、それは寒いわけです。

 例年だと、今ごろは、一年のうちでもっとも色々な格好をしている人が混ざり合っている時期なのですが、今年は、さすがにもう冬服の装いの人がほとんどです。

 記録的な寒さとはいえ、歴史上では、4番目の9月の低気温だそうで、もっとも気温が低かったのは1919年9月の9.9℃なのだそうです。とはいえ、史上最も気温の低かった年と比べても1℃も違わないのですから、なかなかな寒さです。

 そのうえ、お天気もどんより・・雨が降ったりやんだりのはっきりしないお天気で、なんだか気持ちまで沈みがちになりそうです。

 とはいえ、寒かったこの気温がずっとこのまま続いて冬になってしまうというわけではないらしく、翌週には、また太陽が顔を出し始め、日中の気温も17~18℃から20℃くらいまでには、上がるだろうということなので、まだまだ冬本番ということにはならなそうです。

 気温が急激に下がるということは、インフルエンザやコロナウィルスが再び蔓延し始めるという現実もあり、実際に、すでにここのところ、コロナウィルス感染症かインフルエンザか判断がつきにくい症例が激増しているそうです。

 私のところにも既に、インフルエンザワクチン接種のご招待状?が届いており、???なんかやけに、今年は、早くない?と思っていたのですが、この急激な感染拡大が背景にあったのです。

 このどちらか判別しにくい(インフルエンザとコロナウィルス)症例としては、極めて典型的なもので、鼻咽頭炎(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、涙目)、発熱、身体の痛みなどが挙げられ、感染しやすい人の場合、全身の健康状態の悪化という形で現れることがあるそうです。

 コロナウィルス感染を疑って外来受診をしている人は、昨年の同時期に比べると15歳未満では43%増、成人では29%増となっているそうで、今後、一層の注意が必要なようです。

 

40年ぶりの9月の低気温


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