2025年9月25日木曜日

マクロン大統領 ニューヨークの路上通行止めでトランプ大統領に直電

 


 マクロン大統領がニューヨークの路上で通行止めのための足止めを食い、警備のためのニューヨークの警察官と押し問答する映像が拡散されて話題となっています。

 国連本部でパレスチナ国家承認に関する演説を終えたマクロン大統領は、トランプ大統領専用車列通過のために通行止めにされていた道路で足止めを食い、警察官に「私はフランスの大統領だ!これからフランス大使館に行くので通してほしい」と頼んだものの、警備のための警察官は、「すみません、大統領、これからトランプ大統領の車両が通過するため、どなたもお通りになれません」と丁重に謝りながら対応しています。

 それでも、納得がいかなかったのか? マクロン大統領は、その場で携帯を取り出し、トランプ大統領に直電し、「あなたのおかげで全てが封鎖されていて、足止めを食っている・・」と直談判をしています。

 結局、現場を把握しきれないトランプ大統領が直電を受けたといって、警備を緩めることができるわけはなく、マクロン大統領は、結局、トランプ大統領の車両が通過したのち、警備に守られながら、30分ほどニューヨークの街を歩いてフランス大使館に向かったそうです。

 このブロックのおかげで、「非常に友好的な電話会談で、いくつかの国際問題について意見交換することができた」とマクロン大統領側近は、説明してはいますが、警備のための通行止めでさえ、フランスの大統領ならば、「どうぞどうぞ、お通りください・・」と言われると思ったのでしょうか? 恐らく、この日、通行止めに遭遇したVIPは、他にもいたと思われますが、黙って引き下がらないのは、いかにもフランス人と言いたいところでもありますが、なんとなく、通行止めに遭っただけで、大統領に直電まで入れる・・よく言えば押しの強さ、というか、なかなか強引な・・というか、傲慢な印象も受けます。

 日本の首相だったらば、間違いなく、黙って迂回する道を通るであろうと思われますが、引き下がらずに大統領に直訴とは・・。結局、マクロン大統領本人が思うほどには、アメリカでは、彼は特別扱いが叶わなかったという悪目立ちしただけの感じ。

 また、逆にマクロン大統領が通行止めを食ったのが、日本で、もしも、同じようにマクロン大統領に詰め寄られたとしたら、また、首相に直電がかけられたとしたら、毅然とお断りすることができただろうか? そんなことも想像してしまいます。

 しかし、結局、フランス大使館まで歩いて行った際には、周囲の人々の写真撮影などにも応じながら、なかなかご満悦そうだったマクロン大統領、結果的には、それが大変、有意義なことであったかのように、自分にも周囲にも知らしめようとするところも、私が言うのもなんですが、なんとなく、鼻につく気がしてしまうのです。


マクロン大統領 ニューヨークで足止めでトランプに直電


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