春先は、天候が不安定になりがちではあるけれど、今年はちょっといつもより酷い気がしています。
なにせ、全般的に年明けから天気の悪い日が多く、春が待ち遠しい気がしていたのに、春になっても、ちょっと晴れれば日差しは春の光になってはいるけれど、とにかく天気は荒れ模様の日が多いです。
昨日も一昨日も、くもり時々晴れ、後、小雨が続いてその後は風が強くなって暴風雨みたいな感じになりました。朝、起きて、窓の外を見て、「やった!今日は晴れだ!」と思っても、そのうち、パラパラ雨が降ってきて、パラパラどころかけっこうな雨になったりもしtて、夕方になるとそれに風が加わって暴風雨です。
先週は一瞬、20℃を超えるお天気の日が数日あって、「やっと、これで暖かくなる!」と喜んで、これならTシャツで大丈夫!と歩き回っていたら、翌週には、また冬に逆戻り。
こんなところは、フランス人、実に服装の切り替えは鮮やかで、暑い日にはTシャツ姿、翌週、寒ければ皆、真冬の装備に戻っているところはさすがだな・・と感心します。
いつもなら、お花見がてらにお花のきれいなところにでも出かけてみよう!などと思う季節なのですが、このお天気と気候では、そんな気分にもなりません。天気が悪い日が続いて、気持ちが沈みがちになったりすると、気候はその土地に住む気質にも影響しているんだろうな・・などということまで考えたりもします。
以前は、雨が降っても、しばらく待っていれば止んでしまう感じだったので、雨でも傘をささないフランス人が多かったけれど、最近は、こう雨が多いとちゃんと傘をさす人も増えたような気がします。
考えてみれば、日本には、よくある傘置き場のようなものや、雨に濡れた傘をカバーする袋のようなものが設置されていることもパリではほとんど見かけないので、今後はそういったものがパリにも必要になる日が来るかもしれません。
これまでは、パリは一日中雨という日もあまりなかったし、もちろん天気の良い日は、青空にパリの街並みも美しく、夏の暑い日とて、本当に暑くて厳しいのは、ほんの1~2週間で、それも湿度が低いために建物の中に入るとスッと涼しかったりもしたので、気候も気に入っていたのですが、最近は、以前の気候とはすっかり変わりつつあるのを感じます。
天気が良すぎるアフリカにいた時には、曇っている日には、心の底からホッとした記憶がありますが、パリでもこう天気が悪い日が多いと、気分もやる気も落ちがちで、もっと温暖な土地がよいな・・と、ないものねだりをしてしまいます。
しかし、夏になれば、きっとまた猛暑がやってくるだろうし、本当に異常気象は年々エスカレート。猛暑の期間が長くなっているのは感じていたけれど、今度は雨の日が増えてきた感じ。確実に地球が壊れかけているんだろうな・・ということを実感しています。
異常気象
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