イタリアだけは、いつでも、どこでも、100%に限りなく近い確率で食事の失敗がなく、何を食べても美味しい・・と思っていたのに、今回、1回だけちょっと失敗しました。
初日、イタリアに到着してラメーツィア・テルメ空港から電車の駅に移動した後、電車に乗る前にお昼を食べていないから、なんかちょっと食べておこう!と思って、駅の近辺を探したけれど、結構な、ど田舎で、駅の前に数軒の軽食のお店があるだけで、電車の時間もあったために、あまり遠くに行くわけにもいかずに、適当なお店に入ってしまったのが間違いでした。
娘は生ハムとチーズのサンドイッチ、私は切り売りされたピザを頼んだのですが、これが、見事にハズレで、まずくて食べられないというわけでもなく、これらのものに加えてミネラルウォーターで8ユーロほどだったので、文句は言えませんが、決して満足のいくものではありませんでした。
その失敗?があったこともあり、その日の夜は勢いあまって食べまくり、食べ過ぎで、しかも、興奮しているものだから、食べている時には、満腹になっていることには気付かずに、食事が終わってお店を出て、少し歩き出すと、ようやく自分が苦しいほどに満腹であることにようやく気付くというどうしようもない状態した。
その後、部屋に戻ってお風呂に入り、朝、起きてすぐに、少しでも前日の消化を促すために部屋についているジャグジーに入り、待ち構えている、これまた結構、楽しみにしていたホテルの朝食に向かったのでした。
朝食のビュッフェは、様々なフルーツ、シリアル、色々な種類のパンやパンケーキ、ケーキ、たくさんの種類のハムやチーズ、オムレツ、グリル野菜、色々な種類のヨーグルトなどなど、よりどりみどりです。
しかし、想像していたよりは、一見、地味だったこともあって、昨夜の食べ過ぎでお腹があまりすいていないにも関わらず、一瞬、ちょっとガッカリしたくらいだったのですが、とりあえず、目ぼしいものを選ぶと結構、お皿はいっぱいになり、しかも、想像以上に美味しかったために、結構、また、食べてしまいました。朝、特に感激したのは、ズッキーニのオムレツです。全然期待していなかった分だけ、地味にしっかり美味しいことに感動しました。
その日は、一日中、ただ真っ青というだけでなく、色々な種類のブルーが場所によって色を違えて光っている海沿いのビーチを端から端まで、ビーチを歩いて突っ切れない部分は、山を登ったり下ったり、途中、あんまり人のいないビーチの砂浜に寝転んで海と空を眺めたり、泳いだりしながら、最後は海の上に浮かぶ岩場を伝って、神秘的なグロットまで見て来ました。
砂浜と山道を交互に歩いて、途中でもう足はガクガクだったのですが、娘に「ここまで行けばこんな景色が見られるよ!」とネットで出て来た写真を見せられたりして、「せっかくここまで来たのだから、こんな景色を間近に見たい!」という思いと、「少しでもお腹をすかせて、美味しいものを心おきなく食べたい!(どんな時にも、結局、心おきなく食べてはいるくせに・・)という両方の気持ちから、一日中、相当な距離を歩いたり、泳いだりしました。
中でも今回、大注目だったのは、トロベアの名産の一つである赤玉ねぎで、どこのお店、お土産屋さんのようなお店にまで赤玉ねぎが置いてあるので、「ふ〜ん!赤(紫)玉ねぎの産地なんだ・・」くらいにしか思っておらず、「まあ、所詮、玉ねぎだからね〜〜」とこの玉ねぎを甘く見ていました。
しかし、実際に料理に使われている玉ねぎ、例えばサラダやこの玉ねぎが乗ったピザまであり、何気に食べてみると、これがことの他美味しいことといったら、これまた、全然、期待していなかっただけに、ちょっと感動もので、いわゆる普通の玉ねぎの嫌な匂いや辛味が全くなく、うっすら甘くて、食感もよく、サクサクで爽やかな風味があって、美味しいことにまた、感激。
当初は、わざわざ玉ねぎごときをパリまで運ぶことないし・・などと思っていたのですが、数回、食べてみた結果、帰りにはこのトロペアの赤玉ねぎを買って帰ることにしました。
もしも、どこかでイタリア・トロペア産の玉ねぎを見かけたら、「玉ねぎごときが・・」などと思わずにぜひ、食べてみてください。
あまりにも美しい海にも感動しっぱなしでしたが、この赤玉ねぎにもなかなか感動しました。
トロペア 玉ねぎ
<関連記事>
「娘とのイタリア珍道中 最初からトラブル続きでも、美味しいものお腹いっぱいで超ご機嫌の二人
「パリで食べられる世界一のピザ PEPPE PIZZERIA ピッツェリア・ペッペ」
「世界の料理ランキング 今度は3位だったフランス料理 フランス人の反応は?」
0 コメント:
コメントを投稿