海外生活をしていると、その土地に馴染んで行こうとする、また、馴染まなくては暮らしづらい部分が多々ありながら、どこか、やはり、自然と郷愁にのような感覚を求めることが、生活の節々には、出てきます。
日本のドラマなどのテレビ番組や、日本で好きだったミュージシャンの曲などは、日常で、どこかホッとさせてくれる力を持っています。
ですから、私は、休みの日などは、昔、私が好きだった日本の音楽をかけながら、家事をしていたりしたものです。
ですから、娘も、小さい頃から、私が家事をやりながら聴いていたユーミンなどの曲をいつの間にか、覚えてしまっていて、彼女なりの思い出を持っています。
今は、大きくなってしまった彼女は、ある時、「ユーミンを聴くと、お掃除をしている場面が浮かぶんだよね・・・」と言うのを聞いて、なんか、笑ってしまいました。
音楽というものは、それをよく、聴いていた背景を、その曲と共に、ぴっくりするほど鮮明に思い出したりすることがありますが、娘にとっては、ユーミンがお掃除の曲となっていたとは・・・。
娘の年代で、しかも、フランスで、フランス人のように生活している娘がユーミンを知っているということだけでも、なんだか、ちょっと新鮮な感じがするのに、それが、お掃除を連想させる曲となっていることに、なんだか、娘にとっては、生活感溢れる曲となっていることに、なんだか、嬉しいような、照れくさいような、微妙な気分になった私なのであります。
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