フランスの家庭には、必ず一つはあるラクレットマシーン 手前は、ラクレットチーズと一緒に食べる生ハム、ハム類 |
現在、バカンスで帰省中の娘の元に、シェアハウスの住人たちのグループラインからメッセージが入りました。
「みんなが帰ってきたら、ラクレットやろう!」と。
フランス料理があまり、好きではない娘には、あまり、嬉しくないお誘いのようですが、フランスでは、冬に、大勢で食べるお料理の定番がラクレットなのです。
日本で言う「今日、うちで、みんなでお鍋やろうよ!」「寒くなってきたし、今晩は、お鍋にでもするか・・」というくらいの感じで、冬になると、頻繁に登場するのが、ラクレットで、だいたい、フランス人のどの家庭でも、電気のラクレットのマシーンを持っています。
お料理自体は、いたってシンプルなもので、お料理とさえ、言えないような単純なものなのですが、チーズ好きのフランス人には、堪らない冬の定番メニューなのです。
元来は、フランスのサヴォア地方の郷土料理ですが、現在は、フランス中、どこの家庭でも見られる家庭料理のようなものになっています。
どこのスーパーに行っても、すでにスライスされたラクレット用のチーズが、売られていますし、それに、茹でたじゃがいも、ハムやサラミなどがあれば、もうそれで、準備OKの簡単定番メニューです。
上の写真にあるような、ふちの付いた小さな鉄板のヘラのようなものに、銘々が、チーズをのせて溶かし、じゃがいもやハムにトロ〜っとかけて食べます。
そして、茹でたじゃがいもが冷めないように、その上の鉄板の上にのせておくのです。
一緒に、ピクルスなどをつまんだりしますが、メインは、あくまでチーズ(とじゃがいも)のとても単純なお料理です。
とろ〜っと溶けたチーズが魅惑的な冬の暖かい食べ物です。
白ワインと合わせて、頂きます。
日本でも、一つの鍋を囲むなどと言いますが、フランスでは、家族や友達同士でラクレットを囲みます。
ラクレットのマシーンさえあれば、誰にでも簡単にできる、安上がりな、フランス人の大好きな冬の定番メニューなのです。
冬になると、フランス人のお友達から、だいたい、この "ラクレットやろうよ!” のお誘いがやってきます。
バカンス期間中、家で和食ばかり食べていた娘も、シェアハウスに戻って、同居人たちとともにラクレットで、シェアハウスの生活を再開するようです。
ちなみに我が家では、主人が興奮状態になって、異常に食べ過ぎるので、ラクレットは、あまり、やらないようにしています。(笑)
ラクレット
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