2026年1月10日土曜日

パリ 国立工芸博物館 Musée des Arts et Métiers パリオリンピックのメタルホース

  


 パリオリンピックの開会式に登場したメタルホースが展示されていると聞いて、パリ国立工芸博物館 Musée des Arts et Métiersに行ってきました。

 これまで、パリにある国立工芸博物館 Musée des Arts et Métiersというものの存在は、なんとなく知っていた・・というか聞いたことはあるけど・・くらいの感じで、特に、行ってみようと思ったことはありませんでした。

 しかし、今回、期間限定でパリオリンピックの開会式に登場したメタルホースが展示されている(2026年3月29日まで)と聞いて、それなら、ちょっと行ってみようかな?と思って行ったら、想像以上に面白かったのです。









 メタルホースは、まず、屋外にひとつ、博物館の入り口すぐの場所にあり、5分に1回動くようになっています。「なんだ・・中に入らなくても見れるんだ・・じゃあ、これでいいかな?」とも思ったのですが、せっかく来たんだから、中も見て行こうと博物館の中に入ったら、しっかり「ZEUS」と銘打ったメタルホース本体と、オリンピックの時の美しい写真等が展示されているスペースがありました。

 この博物館はパリにある工業デザイン博物館で、科学機器やエネルギー関連、機械力学、建設、通信、輸送機器等の発明品8万点以上の収蔵品のうち、約2,500点が展示されています。





 現在のこの博物館は、かつてのサン・マルタン・デ・シャン修道院の教会とそれに隣接していた建物を併せて増改築して作られたもので、博物館の中に、教会部分が残されている不思議な建物で、立体的なつくりになっていて、それだけでも面白いです。

 教会部分のスペースはどこか神秘的でもあり、そこには、フーコーの振り子のオリジナル版、フレデリック・オーギュスト・バルトルディの「世界を照らす自由」(通称 自由の女神像)のオリジナルモデル、初期の飛行機、古すぎてかえって新しく思えるような自動車などなどが展示されています。


 なかには、これ?もう博物館に展示されるようなもの?とびっくりしてしまうような見覚えのあるSONYの初期のビデオデッキなどもあったりして、考えてみれば、ずいぶんと時が経って、過去の遺物となっていることに衝撃を受けたりもしました。

 お目当てだった「メタルホース」は、思っていたほど、大きくもなく、(実物の馬と同じくらい)、しかし、あの時、セーヌ川を走っていたのか・・と思うと、ちょっと感慨深くもありました。

 近くで見ていたフランス人が、これ、音楽も欲しかったわね・・と自分たちでオリンピックのテーマ曲を歌い出したりしていたのも、フランス人・・やっぱり根はラテン系・・などと、一人ウケていました。

 また、そういえば、ニュースで見たような気もする、オリンピック期間中、メタルホースがフランス国内を横断し、ベルサイユ宮殿やモンサンミッシェルにまで行っていた様子などのビデオも大画面で見られるようになっています。

 平日の昼間だったためか、それほど混雑はしていませんでしたが、それでも、思ったよりも、ずっと人は入っていたし、何より面白かったです。

 もしも、メタルホースが展示されていなかったら、ここに来ることはなかったと思うと、馬が私を引き寄せてくれた気もして、少しお馬さんに感謝です。

 しかし、この馬、3月29日までらしいので、メタルホースを見たい方はお早目にお越しください。


パリ 国立工芸博物館 Musée des Arts et Métiers

60 Rue Réaumur 75003 Paris 月休

パリ オリンピック メタルホース


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