2026年6月17日水曜日

G7サミット開催中のエヴィアンは地元住民にとってはほぼロックダウン

  


 現在、G7サミットを開催中のフランス南東部にある都市エヴィアンは、ほぼほぼロックダウンのような状態になっているらしいのです。

 ヨーロッパ最大の湖、レマン湖とアルプスに挟まれた美しい環境に恵まれている都市で、おなじみのミネラルウォーター「エヴィアン」で有名な都市でもあります。

 現在、G7サミット開催中で大々的に報道されてはいますが、この街は5日間封鎖状態にあり、歩いているのはジャーナリストと警察官くらいと言われています。

 水のきれいな場所ゆえ、療養地としても有名で、通常ならば今ごろ、かなりの観光客にも恵まれている季節なはずなのです。

 エヴィアン駅は前の週、11日から閉鎖されており、サミット終了まで閉鎖が続きます。約100人の爆発物処理専門家が現場に待機し、レマン湖では巡視艇が常時パトロールを行っています。湖の一部は航行が禁止されており、騎馬警官が湖岸を定期的に巡回しています。

 G7サミットの映像に映る美しい景色からは、およそ不釣り合いな感じの厳重警戒の物々しい感じです。

 エヴィアンに通じるすべての道路では、法執行官が車両と歩行者がブルーゾーン(厳重警備区域)に入るための通行許可証を所持しているかどうかを確認しています。通行証がなければ、車は市街地の入り口で引き返さなければなりません。

 エヴィアンを見下ろす高級ホテルは、さらに厳重な警備区域の中心に位置し、サミット期間中、各国首脳人の滞在先となっています。この区域では警備はさらに厳重で、入場する車両は全て検査され、その後、警察の護衛を受けます。

 レッドゾーンに位置するいくつかの学校は1週間サミットのために休みになっています。

 これだけの厳重警備を行っているエヴィアンは、現在、世界一安全な場所だろうと地元民は言っています。

 人口9,000万人のこの街は、例年夏には人口が倍増するのに、「G7サミットのため休業」という看板を掲げている店が多く、「サミットは3日間だが、住民にとっては10日間の制限で、失われた収入を取り戻すことはできない」と嘆いています。

 こんな話を聞くと、まさしくパリオリンピックの時を思い出しますが、あの時も超厳重な警備体制で多くの道路が閉鎖され、街中を歩いていると10メートルくらいおきに何人もの警察官とすれ違う異様な警戒ぶりでした。

 パリオリンピックの時は、開会式をセーヌ川で行うという突飛なプランゆえに、この警戒体制が広範囲にわたり、住民は大迷惑し、オリンピックが近付く頃には、住民は早めにパリを脱出してしまったがために、パリ市内はガラガラという思わぬ事態になりました。

 やはり地元の商店やレストラン等は、その間、営業できなかった・・客が極端に減ったことを理由に補償を求める騒ぎになっていましたが、今回のサミット開催に関しても、補償を申し立てるのでしょうか?

 それにしても、今回のサミットも溢れる自然の中の美しいリゾート地ではあるものの、山や湖に囲まれた場所は、警備もことさら大変な場所。

 セーヌ川の開会式といい、今回のエヴィアンでのG7サミットといい、なぜ?そんなに警備が大変なところばかりを選ぶんだろうか?と思うのです。


G7サミット エヴィアン


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2026年6月16日火曜日

フランス気象局によると今週、パリの気温は37℃まで上昇する見込み

  


 先週あたりから、今週はまた暑くなるな・・と思ってはいました。天気予報というものは、日々、変わるもので、先週前半あたりの翌週の予報では、パリは30℃前後の感じだったので、ゲゲ・・と思いつつも、まあ仕方ないな・・と思っていました。

 ところが、今週になってみると、気温の上昇は30℃では済まないようで、パリでも36℃、37℃という予報が続いています。

 5月末に前例のない猛暑に見舞われた後、今週もまた気温は上昇を続け、水曜日からは猛暑は全国に広がる見込みと見られています。

 フランス気象局は、今週中に2026年最初の「本格的な猛暑」が発生すると予測しているそうですが、「5月のあれは、本格的な猛暑ではなかったの?」と思わず突っ込みを入れたくなりました。

 フランス気象局は、「木曜日からは南西からの気流がフランスにさらに高温をもたらし、少なくとも来週末まで全国的な熱波を引き起こす」と警告しています。

 気象庁は、ヌヴェールで38℃、パリで37℃、リヨンで36℃、トゥールーズで35℃に達すると予測しています。この6月の熱波は夏至とほぼ重なり、一年で最も日が長い時期を迎えるため、蒸し暑さが予想されています。

 今回の熱波は5月よりもさらに深刻だということで、土壌の乾燥が空気の過熱を促進するという悪化要因があります。このような状況ではフランスで40℃に達する気温になることもあり得るという絶望的な予報です。

 今週の水曜日からはほとんどの地域で気温は30℃~35℃に達し、南西部と中部・東部では36℃に達し、木曜日からはサントル・ヴァル・ド・ワール地域圏やパリ盆地を含む地域では34℃から38℃に達する見込みとのこと。

 ちょうどバカロレアの試験にも重なる時期なので、受験生には、さらに厳しいものとなることが予想されます。ただでさえ、異様に時間の長いバカロレアです。暑さ対策も重要なものとなりそうです。

 フランスでは2022年6月にエロー県のある村で国内最高気温46℃を記録したそうですが、これもそう遠くない未来に記録が更新されそうな気がしています。

 もうさすがに35℃を超えるとふつうの日常生活を送るのは不可能で、もう暑さで疲労困憊してしまうため、寿命が縮まる思いです。

 以前は6月というと、ジューンブライド・・一年のうちで一番気候の良い季節だったはずなのに、もはや6月が最高のシーズンとは言えなくなりました。

 我が家にエアコンがないのも致命的なのですが(まあ、フランスではエアコンのない家の方が多いです)、メトロやバスなどの公共交通機関でもエアコンなしというものもけっこうあるために、パリでは暑さはより厳しく感じられるのです。

 もうヨーロッパの6月は快適な月というのは幻想になってしまったようです。


パリ37℃


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2026年6月15日月曜日

フランスでのテレビでの相撲中継番組に感動

  


 日曜日の夕方、そういえば、今日はテレビで相撲中継やってるんだった・・と慌ててテレビをつけてみると、なにやら、やけに興奮して解説しているフランス語が飛び込んできて、不思議な気持ちになりました。

 私は、日本に住んでいた頃もあまり、相撲というものを自ら進んで見た覚えもなく、家族の誰かが見ているのに便乗してなんとなく見ている程度だったので、ほとんどお相撲さんの名前もよくわからないくらいでした。

 ましてや、日本を離れてから、もう四半世紀以上も経って、現在のお相撲さんのことは、正直、一人もわからないくらいです。

 それでも、けっこう「SUMO PARIS」は宣伝されていましたし、けっこう話題にもなっていたので、気になってはいましたが、高いチケットを買って、見に行くという気にもなりませんでした。

 テレビでやるならば、ちょっと見てみようか・・その程度だったのですが、テレビ中継は、土俵を中心とした中継なのでよくわかりませんが、背景に映る会場の様子を見ると、広い会場は、かなりの人で埋まっていて、正直、日本の相撲がパリでこんなに集客力があるものなのか・・と実際に目の当たりにすると驚きでもありました。

 また、解説をしている人の熱量がものすごく、相撲の技等に関しては、「YORIKIRI」とか、「UWATENAGE」とか、日本語なのですが、それ以外は当然のことながら、フランス語で、「ヌメロ アン モンディアル!(世界一!)」とか、「ア!トンシオン!(気を付けて!)」とか、「セ・マ・二・フィック!(すばらしい!)」と、もう叫んでいる感じで、「こんなに熱心に相撲を見てくれているんだな・・」とちょっと妙な感動を覚えました。

 日曜日の夕方にテレビでお相撲を見る・・フランスで・・。というのが、なんだかとても不思議な・・でも、妙に嬉しい気持ちでした。


 だいたい、髷をゆって、まわし姿のお相撲さんそのものも、また行事の衣装、拍子木、土俵という独特な舞台・・あらためて見てみると、これは、大いに日本の文化を感じさせるもので、異文化の歴史あるスポーツとして、また、欧州にはないもので、非常に日本文化として価値のあるものなんだということを感じました。

 表彰状や優勝カップの授与に加えて、和牛(森和牛)一頭分!などという大きな商品目録を掲げたりするのも、フランスでは他のスポーツにはあまりないのではないか?しかも和牛一頭分とはなお珍しいでしょう。

 実にパリに大相撲がやってきたのは31年ぶりのことだったそうで、初日は1万人超えの集客を記録し、トータルでは、3万人の来場者であったであろうと言われています。観客には、フランス人だけでなく、ドイツやスイスなどの近隣のヨーロッパ諸国からわざわざやってきている人も少なくなかったようです。

 私は人混みが大の苦手なのですが、こんな雰囲気のものであったなら、ちょっとチケットが高くても行ってみてもよかったかな?とちょっと思っています。

 私はテレビ中継を忘れていたので、最後の30分程度しか見れませんでしたが、相撲自体は、日本語主体で進められ、フランス語の解説がつくという感じで、また観客も私が想像していたよりも充分に楽しんでいる様子がうかがえて、なんだかちょっと嬉しくなりました。

 この興行は「スペクタクル・エクセプショナル!(格別に素晴らしいスペクタクル)」と多くの人が評しています。

 今回のパリでの相撲興行が成功であったのならば、今度はまた30年後とは言わず、せめて10年後くらいにまた来てくれたらいいのにな・・と思っています。

 日本文化は、フランス人がかなり好意的に受け止めてくれているものであることは、承知していましたが、まさか、相撲がこんなに人気があるなんて!ビックリでした。


SUMO PARIS 


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2026年6月14日日曜日

マティスを見にグラン・パレへ行ってきました

 


 パリに住んでいて、いいな・・と思うところのひとつは美術館などに気軽に行けて、また、展示されている美術品はもちろんのこと、その器となっている美術館なりの建築がまた、素晴らしいので、また一段と作品の美しさが引き立てられている感じがするのです。



 私など、美術品鑑賞に関しては、ド素人なので、ただ、これ、いいな・・とか、好きだな・・美しいな・・という程度の適当な見方なのですが、それでも、歴史のある美術品の中に身を置く時間が持てるということは、貴重な時間なのです。

 とはいえ、そんなに、自分から探し出して、何かを見に行くということは、滅多にないのですが、たいていは、駅に貼られたポスターで、「今、こんなのやってるんだ~行きたいな~」と思って行くことが多いです。



 広告などもネットが幅を利かしているこの時代に駅のポスターというのもアナログといえば、アナログなのですが、私はこれに動かされて美術館に行くことが多いのです。

 というわけで今回のマティス展も駅の広告を見て、足を運びました。

 現在、マティス展が行われているのは「グラン・パレ」でしたが、シャンゼリゼからも近い恵まれたロケーション、アクセスも良く、かといって、ルーブルやオルセーなどのように混み過ぎていないところが良いです。

 実際に、私も今回、事前予約はせずに、現地で当日券をゲットしましたが、ほぼほぼ並ぶことはありませんでした。とはいえ、入場時には、いくらか入場制限して混雑をコントロールしているので、ほんの少しだけ待ちましたが、5分程度です。




 中に入ってみると、けっこうな人出ではありましたが、広い会場ゆえ、問題はありません。特に有名な作品の前には、人が多いのですが、それでも、ごくごく近距離で作品を眺めることもできるのは、ちょっと感動ものです。




 私は、特にマティスファンというわけではないのですが、それこそ、なんとなく好き・・そんな感じです。

 さすがに、「あっ・・なんか見たことある・・」という作品も多いのも楽しいところです。

 





 また、中には簡単なカフェやレストランもあるので、お食事もできますが、街中よりも若干高めではあります。しかし、結構、混んでました。


 


 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。




 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。

 パリに来たら、どこか1つでも美術館に行きたいという方も多いかと思いますが、ルーブルは広すぎ、混みすぎ・・オルセーやオランジュリーもいつも激混みしていますから、グランパレでやっている特設展を狙ってみるのもけっこう良いかもしれません。


グランパレ・マチス展


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2026年6月13日土曜日

パリのメトロのエスカレーターの工事はなんであんなに時間がかかるのか?

  



 なにかと日本と比べるのはナンセンスだと思いつつも、どうしても比べてしまうことはパリには多々ありますが、その中でも最近、よく遭遇するのがメトロの駅のエスカレーターの故障です。

 この故障しているエスカレーターが多いのはもちろんのこと、この修理に異様に時間がかかるのは、どういうことなんだろう?と不思議でなりません。

 先日も、私がいつも利用するメトロの駅のエスカレーターが止まっていて、最初は「故障中」と書かれた柵のようなものが張られていて、通るたびに、「え~??まだなおらないの?」と呆れていたら、そのうち、張り紙が張られていて、工期のようなものが書かれていて、それが2026年6月30日と書かれていたのです。もう張り紙が張られる以前に1ヶ月近く工事中だったのに・・です。

 まあ、動かないものにいつまでも腹をたてていても仕方ないので、もう気にしないようにしていたら、先日、何気にふつうになおっていて、「え??早いじゃん!」と、うっかり少し喜んでしまいました。我ながら、なんとハードルが低いんだ・・と苦笑してしまいました。

 そして、その同じ日、別の駅でまた、故障中のエスカレーターに遭遇。なんとこっちには、2026年6月8日から7月31日となっていて、また、「ウソでしょ!」となりました。

 エスカレーターの修理に2カ月近く・・。

 毎度のことですが、こちらの人には、お客様にできるだけ不自由をおかけしないとか、できるだけ故障しないように、あるいは、故障してもできるだけ早く修理しようとか、そういう配慮はないのです。

 日本の地下鉄などで、大規模な工事ならともかく、ちょっとエスカレーターが故障して、1ヶ月以上もエスカレーターが動かないなんてこと考えられないですよね・・。

 しかし、これでいちいち腹をたてていては、パリにはいられません。

 また、ついでに言わせてもらえば、パリのメトロは妙な構造になっていて、違う路線に乗り換えたりする場合、駅の通路を移動して・・というところも少なくないのですが、やたらと登ったり下りたりする階段が途中に多く、なんでここで登る?すぐに下るのに・・という場所もけっこう多いです。

 それでも最近は、メトロの電車自体が途中で停まってしまうとか、動かなくなってしまうということは、減ったような気がするのですが、なんとも発展途上の感が拭えないところが多々あります。

 でも、なんとなく、いつまでもダメなところが残っているというのも、なんとなく愛らしい気さえしているのですがね・・。


パリのメトロのエスカレーター


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2026年6月12日金曜日

レディーガガも食べた世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme

  


 「レディーガガが2024年のパリオリンピックの際にパリを訪れた際にここのサンドイッチを買って行った!」というサンドイッチを食べてみたいとずっと思っていました。

 このお店はサンドイッチ屋さんではなくパリにあるごくごく庶民的な感じのビストロなのですが、どうやら、Time Out誌に世界一のサンドイッチとして評されたこともあり、ビストロそのものよりもサンドイッチで有名なお店のようです。



 私は、Time Out誌よりも先にレディーガガの噂を先に聞いていたので、まあ、場所的に、ヴァンドーム広場の近くでもあり、おそらく彼女はこの近くに泊っていて、その立地的な利便性もあって、サンドイッチを買いに来たのかな?くらいに思っていました。



 出かける前に一応、サイトで確認していったのですが、サイトあるあるで、行ってみると、なるほど、よく撮れている写真・・という感じ。私がイメージしていたお店とは全然、違いました。


 ちょうど12時頃にお店に到着したのですが、その時点で、既にサンドイッチのために行列する人がお店の外まではみ出していました。

 ふつう、パリでは、だいたい昼食の時間で混雑するのは13時過ぎ。12時ならば、まだ空いている時間です。


 私は、友人と食事をする約束をしていたので、店内でサンドイッチではなく、ふつうの食事をしようと思っていたので、予約なしで入れました。サンドイッチだけだったら、カウンターにしてね・・と言われましたが、サンドイッチの大半のお客さんはテイクアウト。それでもカウンターには、ビールとサンドイッチを食べているおじさんたちですでに埋まっていました。

 一応、ランチを注文する時に、他のメニューを注文してから、「レディーガガのサンドイッチって何のサンドイッチなんですか?」と聞いたら、「カンタール(チーズ)とジャンボン(ハム)です」というので、「あ・・レディガガのサンドイッチで通じるんだ・・」と思ったと同時に、お店の人が「じゃあ、それはテイクアウトですね・・」(すでにメニューを注文しているので)と言ってくれたので、サンドイッチはテイクアウトにすることにしました。



 正直、ビストロの食事は、そこまで感動ものではありませんでしたが、なかなか味のある雰囲気で、パリの下町感がギッシリ詰まった感じのお店で、座席と座席の間隔がこれでもか・・というくらい狭く、一度、隣の人が座ってしまったら、そうそう簡単には立ち上がれないほどです。

 それにしても、このサンドイッチの人気はスゴいもので、この近くにパン屋さんなど、テイクアウトできるお店はたくさんあるというのに、ここのお店が独り勝ちという感じ。少なくとも、12時前から私が食事を終わって、近くのお店でお茶して出てきて3時少しまえまで、まだ行列は途切れていませんでした。

 お昼時に、その近辺を歩いている人は、かなりの割合でここのサンドイッチを持っている・・そんな感じです。



 そして、その「カンタールとジャンボンのサンドイッチ」(8.5ユーロ)は、家に帰ってから、しっかり頂きました。正直、私はあまりサンドイッチというものをふだん買わないので、他のものと比較することはできないのですが(ましてや「世界一のサンドイッチ」かどうかはわからないけど)、とても美味しかったです。

 バターがたっぷり塗られていて、カンタールもジャンボンもたっぷり入っています。ひとつひとつの素材がどれも邪魔しない感じ。嫌みのない、きっと嫌いな人はいないだろう・・ものすごく食べやすいサンドイッチです。

 素材がシンプルだからこそ、そのサンドイッチとして一つにまとまった味が際立つ・・そんな感じです。

 「世界一のサンドイッチ」を食べてみたい方はぜひ、行ってみてください。ヴァンドーム広場から徒歩1分ほどの良い場所です。


🌟Le Petit Vendôme 8Rue de Capucines 75002 Paris 


世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme レディーガガ


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2026年6月11日木曜日

11歳の少女誘拐殺人事件から別の被害者の少女の母親が国を告訴

 


 フランス南西部ジェール県フルーランスで11歳の少女が誘拐され殺された事件から、同じ容疑者から性加害を受けていたという同じ11歳の少女の母親が国を告訴する意向を表明しています。

 加害者を告訴だけでなく、国を告訴するってすごいです!それだけ、司法に対する憤りが強かったということなのでしょう。

 殺人事件にまで発展してしまった今回の事件の一年以上前に、この母親は、同容疑者を娘へのレイプ容疑で告発しており、この容疑に対して、司法が全く機能していなかったことを告発しているのです。

 「一年以上も前に告発されていた事件が置き去りにされたままでいなかったら、司法制度と事件を担当した人がきちんと職務を遂行していれば、今回の事件は避けられたはずのものだった・・子どもたちを守れなかったフランスに失望しています」と彼女は訴えています。

 彼女の訴えに関しては「民事裁判所に国家に対する重大な過失の訴え」、「捜査官と裁判官に対する刑事訴訟」の2つの法的措置がとられると見られています。

 この容疑者の犯行は、一年以上前の事件も今回の事件も似通っており、いずれも、容疑者の娘の友人であった子どもたちをターゲットにしています。

 今回の事件(リアナ(被害者の11歳の女の子の名前)事件と呼ばれている)で最初の捜索隊が派遣された翌日、容疑者は起訴され公判前拘留されました。彼の名前と写真は、マスコミにより報道されましたが、この報道に一年以上前に娘をレイプされたという母親が反応しました。

 彼女は2025年8月に同容疑者の自宅で「2024年9月から2025年5月の間に娘がレイプされた」と通報していました。

 この少女(ローザ)は、容疑者の子どもたちと友だちで、その友だちと遊ぶために容疑者宅によく出入りしていました。ある時、この少女は家で性に関する話をするようになり、娘の変化に疑念を抱いた両親が娘を問いただしたところ、この容疑者にレイプされたことを告白したのでした。

 この容疑者は11歳の少女(自分の娘の友だち)に不適切なメッセージを送ったり、電話をかけたり、プレゼントをしたりしていました。この母親が容疑者を問い詰めると彼は容疑を否定し、この少女の方がウソをついているといい、彼女がウソをついていたと認めなければ、首を吊って自殺すると脅していました。

 プレッシャーと恐怖にかられた少女は「ウソをついていた」と言いましたが、数ヶ月後、母親は娘が真実を語っていたことに確証を持つようになりました。

 結果、この母親は彼の犯行を通報したのですが、捜査、事情聴取等が一向に進まず、事件が置き去りにされていたことを告白し、今回の国への告訴に繋がっています。

 今回の何重にも重なっている事件にフランス国民の怒りはかなりヒートアップしており、司法制度が機能していないことを非難しています。

 法務大臣もこれを大変、重く受け止めており、ペンディングになっているといわれる約70,000件の未成年への性加害に対する通報、陳情書、告訴状に対して、全て正当に処理できるまで休まず働くと言っています。

 これだけ、犯罪の多い国で司法が機能していないというのは、本当に恐ろしい話。ましてや、未成年の子どもに対する被害を軽んじている体質はとても捨て置ける問題ではありません。

 余談?になりますが、今回の容疑者に関して、その弟が今回の事件で名誉棄損の訴えを起こそうとしたところ、受け入れた警察官が彼の記録を調べたら、彼自身も誘拐と強姦の容疑で告訴状が提出されていたことが発覚し、身柄を拘束されました。

 なんという兄弟なのでしょうか・・。


11歳の少女へのレイプ被害への通報を放置された母親 国を告訴


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2026年6月10日水曜日

年金問題再浮上 年金諮問委員会が定年年齢引上げを勧告

  


 年金問題に関しては、国民の反応が激しいフランスです。前回、年金改革で大規模なデモが全国で繰り返されたのは2023年のことでした。早いもので、もうあれから3年が経過しています。

 あの時は、100万人規模のデモがあちこちで起こり、それが暴徒化し、パリの街はゴミが溢れかえり、そしてそのゴミに火がつけられ、炎が立ち上るといったそれはそれは激しい反発でした。

 年金改革のための定年延長に加え、それを無理矢理、通そうと憲法49.3条を発令したことで、国民の怒りは倍増し、手が付けられないほどの荒れぶりでした。

 あの時の年金改革は定年年齢が62歳から64歳に切りあげられるというものでしたが、結局のところ、政情混乱のために、取り下げられることになりました。

 そして、あれから3年、今、また、年金諮問委員会(COR)が用意している報告書の中で、「予想以上に早いペースで悪化している財政状況に対処するため、2070年までに定年年齢を67.6歳に引き上げることを勧告している」ことが明るみになっています。

 3年前の時点でなんとかしなければならなかったものが据え置きになって、何の解決策もとられぬままなのですから、年金問題は悪化するのは当然の話です。

 年金諮問委員会(COR)は、財政悪化(年金問題に関して)の原因のひとつは出生率の低下にあるとしています。

 事実、この報告書には、出生率の低下を予測する最新の人口動態予測が盛り込まれていますが、フランス国立統計経済研究所(INSEE)によると、65歳以上の人口が2070年までに20歳未満の人口の2倍に達する可能性があることを指摘しています。

 そのため年金諮問委員会は、報告書草案の中で年金制度の均衡を確保する最善の方法は、再び定年年齢を引き上げることだと考えているのです。

 この引き上げは3段階で実施される可能性があり、2030年に64.4歳、2045年に65.8歳、そして2070年には、最大67.6歳まで引き上げられることになります。

 現実問題、年金制度が今のままでは立ち行かなくなるのは、目に見えていることなのですが、ことに年金問題に関しては、過剰?に反応するフランス国民、実際にこの草案もまだ提出される前から、曝露されてこの騒ぎ。

 前回、定年年齢が62歳から64歳に延長されることになりそうだっただけで、フランス全土で暴動が起こり、街が燃える騒ぎになったのに、今回は2070年とはいえ、67.6歳にまで延長となったら、一体、どれだけの騒ぎになるのかと心配になります。

 私は2070年まで生きてはいないと思いますが、娘のことを考えると、「ん~~」と考え込んでしまいます。

 しかし、娘などの様子を見ていると、定年云々をどうのこうのと言う以前に、もはや、年金だけで老後の生活をしていこうとは夢にも思っていないのは明白で、それ以外の収入や貯蓄を準備しているのではないかと思われます。

 つまり、年金をあまり大きなものとは考えておらず、年金をもらえる分は貰うけど、それだけに頼らなくても良い方法など・・を、うちのちゃっかり娘はしっかり考えているような気がします。


年金諮問委員会(COR)2070年定年67.7歳引き上げ


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2026年6月9日火曜日

パリ大相撲でお相撲さんが清め塩に使う塩は「ゲランドの塩」

  


 まもなく行われるパリ大相撲の準備が着々と進んでいるようです。

 日本国外での大相撲興行は非常に珍しいものでもあり、フランスで本格的な大相撲興行が行われるのは30年以上ぶりのことです。

 フランスでは、柔道は、もはや子どもに最もポピュラーなお稽古事のひとつにもなるくらい浸透しており、また、日本文化への関心も高い国で、近年は相撲クラブも増えているという話もあるくらいです。

 そのため、日本人コミュニティだけでなく、フランス人の日本文化ファン、格闘技ファンからも、今回のパリ大相撲は、大変注目されています。

 大会案内でも「単なるスポーツイベントを超えた日本文化体験」として宣伝されています。以前から度々書いてきましたが、フランス人の中には、日本文化を愛でることは、どこか高尚な趣味という感覚があり、日本文化は特に富裕層に好まれる傾向にあります。

 そこに、マンガやアニメなどの、また別方面からの日本文化の浸透に加わっていることから、幅広い層の人々が日本文化が以前よりもずっと身近なものになっている気もします。

 今回のパリ大相撲は、アリーナという大きな会場で行われることになっており、2日間にわたり、満席になるものと予想されています。

 そんな大きなイベントとなりつつあるパリ大相撲で、「相撲の清め塩に使用される塩にゲランド産の塩200㎏が運び込まれた!」という報道が舞い込んできました。

 大相撲とゲランドの塩・・とは、なんともユニークな感じです。

 「ゲランドの塩」とは、フランスのブルターニュ地方のゲランド半島で採れる塩で、海水を天日干しして作られる伝統的な製法の塩です。フランスではかなり一般的な高級なお塩のひとつで、バターなどにもこのゲランドの塩が使われていることが多いです。

 日本でもこの「ゲランドの塩」は人気があるようで、一時、私が日本に一時帰国する際には、「ゲランドの塩、買ってきて!」という注文が多かった時期もありました。

 ゲランドの塩といえば、グルメなイメージがあるところ、大相撲の清め塩にまで登場するというのは、なかなか意外なことです。

 私はこれまで相撲の清め塩に注目したことはありませんでしたが、相撲の清め塩というものは通常の食塩とは異なり、海水から自然に結晶化された粗塩が使われるということで、その意味では「ゲランドの塩」は、条件に適っています。

 この清め塩は神聖な土俵を清め、邪気を払うといった大いにスピリチュアルな意味合いもあることから、日本から輸送してくるものだとばかり思っていただけに、少し意外でしたが、逆にフランスでは、「塩は神道に根差した神聖な側面も持つハイレベルなスポーツである相撲において中心的な役割を果たす」とし、この塩にゲランドの塩が使われることは、光栄なこととして受け止めています。

 「力士が手を叩くのは神々に祈願するため、足を踏み鳴らすのは、悪魔を追い払うため、そして、塩は空間を浄化するためです」、「怪我や呪いなどあらゆる災いを遠ざけるためのものなのです」相撲における清め塩をフランスでは、こんなふうに解説しています。

 今回のパリ大相撲は最も安いチケットで81ユーロ、しかし、これはアリーナ席のために、ほぼほぼそこに参加するため程度にしか見られないと思われ、かといって、高い席になると500ユーロから2,000ユーロという金額に恐れをなして、チケットはとらなかったのですが、この「ゲランドの塩」の話を聞いて、ちょっと後ろ髪を引かれるような気持ちになっています。


パリ大相撲 ゲランドの塩


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2026年6月8日月曜日

フランス国民に最も愛されたファーストレディ ベルナデット・シラク

  


 フランス国民に最も愛されたファーストレディと言われるジャック・シラク元大統領夫人ベルナデット・シラクが93歳で永眠されました。

 著名人の訃報に際して、その後の報道などを見ていると、生前のその人の存在が国民にとって、どのようなものであったのかをあらためて知らされることも多いのですが、このベルナデット・シラクもまさに、その中の一人であったような気がします。

 シラク元大統領が亡くなったのが2019年のことでしたので、あれからもう7年も経っているというのに、しかも、シラク大統領は、もう現役を引退してかなり経ってからのことでしたので、その夫人といえば、ともすると、とりたてて、大きく扱われることもない可能性もあったわけです。

 しかし、今回の彼女の訃報には、極めて多くの人が弔意を示し、それこそ、現役の大統領、政治家、そして、一般の国民たちも大勢、彼女の死を悼んでいます。

 ファーストレディでありながら、これほど国民に愛された人物も珍しいのではないか?と思われます。

 彼女は、長い間、フランスで率直な物言いをし、献身的な姿勢を崩さず、教養があり、繊細で精力的で決意が固く、勤勉で、控えめながらも力強い女性のロールモデルとされてきました。

 ジャック・シラク元大統領とは、パリ政治学院(シアンスポ)(超エリート校)の同級生だったということで、彼女自身も長年にわたり、フランス政界で最も人気のある政治家であったとも言われています。

 また、常に完璧な装いを見にまとうパリジェンヌであり、その立ち振る舞い、装いはエレガントでシックであり、貴族出身で隠しきれない育ちの良さがにじみ出ると同時に飾らない、取り繕わない彼女の姿勢が国民に愛されてきました。

 率直な物言いをしても、取り繕うことがなくても、嫌みがないところが、育ちの良さなのではないかとも思います。

 彼女は四半世紀にわたり、イエローコインキャンペーンで病気の子どもたちを支援し続けてきました。彼女の子どもが精神疾患、拒食症を患っていたことも彼女を病気の子どもを支援い駆り立てることになっていたと思われます。

 彼女はとても率直な性格で、夫のジャック・シラクに対しても遠慮せずに意見を言い、政治家たちを辛辣に批判することもありました。フランス人は権威にへつらわない人物が好きで、気が強く、皮肉が上手く、本音を隠さない彼女の性格が国民に親しまれたとも言えます。

 シラク元大統領も人気の高い大統領でしたが、その横で夫を叱り、夫の欠点を公然と語ったりする姿は、多くのフランス人にとって親しみやすく映ったようです。しかし、決して目立ちすぎない・・それが彼女の美徳だったのです。

 また、彼ら(シラク大統領夫妻)が重い精神疾患を抱えた娘を持ち、大きな苦難を経験してきたことも華やかなエリート家庭に見えながら、私生活では深い苦しみ、悲しみを抱えてきたことも国民の共感を集めることとなりました。

 権威に阿ることなく、率直な物言いをし、気が強く、皮肉が上手く、本音を隠さない・・しかし、情に厚い・・彼女はまさしくフランス人が好む人物のロールモデルのような人物だったのではないかと思います。


ベルナデット・シラク訃報 

 

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2026年6月7日日曜日

11歳の少女 行方不明から殺人事件へ 国中に巻き起こるフランスの司法制度の機能不全への怒り

  


 フランス南西部ジェール県フルーランスで11歳の少女が下校後に行方不明となっている事件は、5月末頃から報道されていました。

 彼女が行方不明になってすぐに、防犯カメラの映像から少女の親友の父親(41歳)である男の車に乗る様子が確認され、この男は当初「プールの近くで少女を降ろした」と説明していましたが、捜査当局は、この男の説明に矛盾があると判断し、彼を誘拐・監禁容疑で主要容疑者として身柄を拘束していました。

 少女は行方不明のまま捜索が続けられていましたが、行方不明から約1週間後、この容疑者が8年前に働いていたジェール県ピュイカスキエの廃農場の農業用サイロで少女の遺体が発見されました。

 起訴され、公判前拘留で身柄を拘束されているこの容疑者は事件を担当する捜査判事に対し、一切の供述を行っておらず、質問にも答えていません。

 この事件が殊更、世間の怒りを買っているのは、この男が今回の事件を引き起こす前に、未成年者への強姦容疑で2件の報告、4件の告訴の対象となっていたにもかかわらず、司法は、なんら適切な対応ができておらず、今回の殺人事件という最も悲惨な事件にまで発展してしまったことにあります。

 つまり、防げたかもしれない犯罪を司法の機能不全のために防げなかったということなのです。

 この男は、2017年以降、少なくとも6件の行政または司法手続きの対象となってきましたが、これまで一度も事情聴取を受けたことがなかったということも驚きです。また、こうした子どもへの性的虐待行為などが通報から実際の対応までが驚くほど時間がかかる(何年も)ことも指摘されています。

 なかには、今回の事件の報道でこの容疑者の顔写真が公開されて、2023年に告訴されていた身元不明の加害者に対する強姦事件の加害者が彼であったという通報があり、彼の犯行が露わになった事件までありました。

 また、彼は、今回の事件の被害者が自分の子どもの親友であったこともショッキングなことですが、この自分の子どものお泊り会を加害行為の絶好の場所として利用していたことも、明らかになっています。

 ここのところ、時々、曝露されて驚くのは、この子どものお泊り会の場で、子どもの親として、保護者として存在しているはずの者が小児性加害の加害者となっているケースを耳にします。

 ふつう子どものお友達のお父さんとかお母さんといったら、無条件に安心してしまう・・そんなところがありますが、そうはいかないということなのです。

 今回もまさにそのケース。しかも、自分の子どもの親友であった少女をターゲットにするなどもってのほか、犠牲者の少女はもちろんですが、この男の子どもは親友を父親に殺されて、どれほど傷ついていることでしょうか。

 彼の余罪は、今後もさらに浮上してくる可能性もありますが、少なくとも2017年の告訴の際に適切に扱われていたならば、その後の事件は避けられていたかもしれません。

 また、今回の国民の怒りに対し、法務大臣は司法制度の機能不全について、謝罪しています。


11歳の少女殺人事件 司法制度の機能不全


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2026年6月6日土曜日

娘の誕生日に際して色々考えること

  


 6月は娘のお誕生日の月で、私は毎年、その頃になると、一先ず、出産のときのことを思い出します。

 こう長く生きていると記憶は薄れていくものではありますが、出産の時の記憶は、かなり強烈に記憶しています。なんといっても娘の出産はアフリカでということもあったので、余計に記憶が強烈に残っているのかもしれません。

 出産は担当の女医さんと相談して、予め出産の日を決めて入院した計画的な出産・・のつもりでした。朝、入院して、陣痛促進剤を打って、その日のうちには出産・・の予定だったのですが、娘はよほど、私の狭いお腹の中の居心地がよかったのか?その日のうちには、出てきてくれず、私は、一日、陣痛促進剤で苦しんだにもかかわらず、翌日の朝から、もう一度、仕切り直しということになりました。

 そして、翌日朝から、また陣痛促進剤を打ち、ようやくその日の午後に生まれてきたのでした。分娩台の上ではまた、信じられないような生みの苦しみに苛まれながら、もう頭が出るか出ないかのところで、もう途中でやめたくなったのですが、こればかりは、今、や~めたというわけにもいかず、引っ込みがつかないということはこういうことだな・・などと考えていました。

 2日間苦しんだのち、ようやく生まれてきた娘はなんだか赤くて、なるほど、だから赤ちゃんっていうのかな・・などと思ったと同時に、一人の人間を生み出してしまったことに大変な責任を感じ、大変なことをしでかしてしまった・・そんなどこか、まだまだどこか客観的でもあるような、そんな気持ちでした。

 あれから、毎年毎年、娘の誕生日を祝ってきましたが、今や20代後半に差し掛かっている娘は、もうここ3年くらい離れて生活しているし、あまり当日にはお誕生日のお祝いらしいことはできなくなりました。

 いちおう、最近はお誕生日やクリスマスプレゼントは一緒に旅行することでプレゼント代わりにしてきましたが、もうなんだかそれが誕生日プレゼントだったのか、クリスマスプレゼントだったのかわからなくさえなってきました。

 今年は、なんだかそれだけというのも味気なく、なにかプレゼントを送ろうかな?と思い、なにか欲しいものない?と娘に尋ねてみたのですが、もともと物欲というものがあまりない子で、しかも、今は、自分でもかなり稼ぐようになったので、本人も「欲しいものがあったら、自分で買うから・・」とあっさり。

 もう巣立って行った娘に親として、してあげられることがなくなってしまったような、寂しい気持ちにもなり、なにか、ほんの少しでもの気持ちだけでも届けたい・・と、Amazon Japanで娘の好きな高級スイーツをポチリました。

 できれば、お誕生日当日に届くようにしたいと思ったのですが、期日指定だと+200円というのに、「え~~~??」と驚きました。だって、早く届けてほしいならば、追加料金も納得するのですが、配送予定日という日にちよりも遅めに設定するのに追加料金を取られるなんて、なんか悔しくて、追加料金がいらなくなる日まで待って注文を入れました。

 なんとも、200円ごときのことで、ケチな自分に苦笑しましたが、そこはもう意地です。無事、娘のお誕生日プレゼントは200円払わずに無事に当日に届きました。ヤレヤレですが、今年の娘のお誕生日には、今まで感じなかった一抹の寂しさを感じたお誕生日でした。

 そんなこんなで、娘の今年のお誕生日は無事終了しました。


誕生日プレゼント


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2026年6月5日金曜日

フランスの高級ホテル 五つ星ホテルと「パレス」の称号認定ホテル

  



 「今月、6つのホテルがパレスホテルの仲間入りをしました!」とのニュースに、「パレスホテル」ってなに?と思って調べたら、フランスのホテルには、五つ星ホテルのさらに上をいく「パレス」なる称号があることを知りました。

 まず、今回、この「パレスホテル」の仲間入りしたパリの3つのホテルは、ブルガリ(Bulgari Hotel Paris)、シュバル ブラン(Cheval Blanc Paris)、フーケ(Hôtel Barrière Fouquet's Paris)の3つです。

 この3つの新規認定の結果、現在、パリには、パレスの称号を持つホテルは13軒あります。

 フォーシーズンズ ジョルジュⅤ(Four Seasons Hotel George V, Paris)、ホテル クリヨン(Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)、ルテチア(Hôtel Lutetia)、プラザアテネ(Hôtel Plaza Athénée)、ラ レゼルヴ(La Réserve Paris – Hotel and Spa)、ブリストル(Le Bristol Paris)、ホテル モリス(Le Meurice)、ロワイヤル モンソー(Le Royal Monceau - Raffles Paris)、シャングリ ラ(Shangri-La Paris)、ペニンシュラ パリ(The Peninsula Paris)です。

 この「パレス」の称号の制度は、2010年に創設されたもので、一流の施設のための称号を定め、この称号の使用をこれらの施設のみに限定することを目的にしています。政府機関であるアトゥー・フランスがこの称号にふさわしい施設の選定を担当しています。

 これは星の数で認定されている基準とは別物で、5つ星の中でも例外的な卓越性を持つホテルとされています。

 パレス認定には、圧倒的な立地、歴史的文化価値、建築や内装の独自性、伝説的な名声、オーダーメイドのパーソナルなサービス、フランス文化や芸術への貢献、国際的な評価などの厳しい基準があります。

 つまり、5つ星ホテルの中でも、ことさら優れている特別な最高のホテルの称号ということなのです。

 この認定は永久的なものではなく、定期的な更新審査もあり、今回の審査では、パリでは、マンダリン オリエンタル(Mandarin Oriental, Paris Hotel)、パークハイアット(Park Hyatt Paris-Vendôme)の2つがこの称号を失っています。

 なお、有名なリッツホテル(Ritz Paris )はパレスの称号を持っていませんが、これは格が足りないというわけではなく、ホテル側がこの制度に参加していないためで、実際には世界最高峰のホテルの一つとして扱われています。

 この「パレス」の称号付きのパリのホテルがどの程度のお値段なのか?わかりませんが、きっとお値段も最高峰なのでは?と思います。

 パリに住んでいれば、パリのホテルに泊まるという機会はないのですが、せめてお茶しにいくくらい行ってみてもよいかな?とチラッと思います。

 ちなみに、先日、スパに行った際に「ここ以外におススメのスパはどこですか?」と聞いてみたら、今回、新たにこのパレス称号ホテルに加わった「Cheval Blanc Paris」のスパを奨められました。

 パリで最高峰のホテルをお探しの方はどうぞご参考になさってくださいませ。


パリ 「パレス」の称号認定ホテル


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2026年6月4日木曜日

アラン・ドロンの相続争いはまだ続いているらしい・・

  


 アラン・ドロンの家族のゴタゴタ劇は彼が存命中から既に始まり、最初は、彼の晩年のパートナーと言われていた同居していた日本人の女性を追いだすことから始まりました。

 その時点で、すでに先が長くないと見ていた子どもたちが彼の財産を案じて、3人の兄弟姉妹が結託し、アラン・ドロン自身をも見方につけて憲兵隊まで巻き込んで、彼女を追い出したカタチになりました。

 その時点では共通の敵?を追い出すために兄弟姉妹は団結していたのです。

 それから、彼が亡くなる約1年間くらいの間は、体調の悪化に加えて認知機能の著しい衰えが表れ始めたのと同時に彼の治療法に関して、兄弟姉妹の間での争いが始まりました。

 そもそも、アラン・ドロンは長女を特に寵愛していたことで、既にアラン・ドロンは彼の財産は長女に遺産の50%、その他の長男・次男にそれぞれ25%ずつという遺言を書いていました。

 そんなわけで、彼には長女が一番近い存在であったためか、彼の治療に関しても、また認知機能の検査の結果なども他の兄弟には隠して治療を進めていたと兄弟が訴えていました。

 今回、またアラン・ドロンの家庭内紛争の裁判の結果が報じられており、「え~?まだ済んでないの?今度はなに?」と思ったら、兄2人(アンソニーとファビアン)が妹(アヌーシュカ)と父親(アラン・ドロン)の私的な会話を無断で録音・公開した罪でパリ刑事裁判所から、執行猶予付き罰金刑(それぞれ1,000ユーロ)を言い渡されたというものでした。

 また、妹に対しては、それぞれ2,000ユーロと3,000ユーロの損害賠償金支払い命令が下されています。

 この会話はアラン・ドロンの自宅(ロワレ県ドゥシー)で録音されたもので、父親の健康状態に関するうわさについて懸念する話をしています。

 「みんな、あなたをバカにして、私を父親を操る愚か者あつかいしているのよ・・」、「みんなはあなたが認知症だと言っていて、あなたに後見人を置くつもりなんて言っているの・・」・・というような内容で、兄弟げんかの挙句に父親にチクっている感じでもあります。

 まあ、そんなことはあり得ないことでもないとも思うのですが、これを密かに録音して、公に公開するということが異常です。この兄弟姉妹、特にこの長兄は、いちいちマスコミを巻き込んで騒ぎをおこす帰来があり、なかなか見苦しいです。

 二人の兄は、父親が妹に操られていると信じており、妹が父親の健康状態を隠し、税金対策のためにスイスに連れ戻そうとしていたと主張していました。

 一方、妹の方は、兄たちが父親の命を危険に晒したと非難し、父親を治療のためにスイスに連れて行きたかったと主張していました。

 その後も兄弟間の関係は悪化し、ファビアンはアンソニーが自分の犬を殺したと非難し、アンソニーはファビアンがドゥシーにある自宅の庭に放火しようとしたと非難。

 もう、このケンカの様子だと、兄弟姉妹同士のなにからなにまで気に食わない感じです。

 昨年9月には、スイス法に基づき、「妹に有利な内容になっている父親の遺言を無効にするように求める訴訟」を起こしています。スイスでは現在も和解に向けた交渉が続いています。

 アラン・ドロンの遺産には、フランス・ドゥシーの大邸宅、パリの高級不動産、スイス関連資産、映画関係資産、投資資産、肖像権、ブランド権などが含まれています。

 しかし、その財産の配分についてよりも私が気になるのは、もうアラン・ドロンが亡くなって、2年近く経つというのに、相続税はどうしているんだろうか?ということです。

 一般的に、相続手続きの申告期限はフランスの場合は通常6ヶ月(フランス国内で死亡した場合)、国外で死亡した場合は12ヶ月以内になっています。

 相続税は申告と同時に納付することになっており、相続税は連帯責任ということになっているらしく、とりあえず、支払ってから、後で修正するカタチをとるようです。

 「兄弟間で争っているから支払えません」という理屈は当然ですが、とおりません。

 この方たちレベルになれば、当然、代理人が手続きしているのでしょうが、この争いのエネルギーに何年も費やすというのも、なんだか虚しいと思うのですが・・。


アラン・ドロン 相続争い


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2026年6月3日水曜日

「TEMPRA」という名前で出ています・・

  


 どうでもいいことではありますが、見かけるたびに、モヤッとすることがあります。それはフランスで売られている「TEMPRA(天ぷら)」です。

 海外で最も有名な日本食は、おそらく「SUSHI」(お寿司)だと思いますが、ちょっと前までの海外での三大日本食とするならば、「SUSHI」、「TEMPRA」、「SASHIMI」であったような気がします。

 今は、「RAMEN」(ラーメン)の方が「TEMPRA」や「SASHIMI」よりもポピュラーになっているかもしれませんが・・。その他に「GYOZA」や「YAKITORI」なんかも、かなり冷凍食品などが、ごくごく普通のスーパーマーケットにでも売っているようになっているので、かなり浸透してきている気もします。

 しかし、そんな中で、いつも気になるのは「TEMPRA」です。もちろん、ちゃんとした日本食レストランなどでは、本当の天ぷらが「TEMPRA」として存在しているのですが、ごくごく一般市民向け・・スーパーマーケットやマルシェなどで「TEMPRA」として売られているものは、天ぷらではなく、エビフライなのです。

 「エビフライ」が「TEMPRA」として認識されるようになって、もうかなり経つと思うのですが、最近、それが再び目につくようになったのは、この「TEMPRA」と呼ばれる「エビフライ」がより広く、色々なところで見られるようになったためです。

 今や「TEMPRA」は、フランスでは、その名前が日本の天ぷらとは別の意味を持ち、一人歩きを始めたといってもいいのかもしれません。

 大きな意味で「TEMPRA」とは、衣をつけて揚げたエビということで、エビフライ(crevette panée japonaise)というよりも、すでに有名になっていた「TEMPRA」として販売した方が受け入れやすいとの目論見があったのでしょう。

 「エビフライ」・・フランスでの芸名は「TEMPRA」といったところでしょうか?

 しかし、その結果、今はどうどうと「エビフライ」が「TEMPRA」として売られているわけですが、それを見かけるたびに、正しく伝わっていない日本の食文化を残念に思うのです。

 この間、マルシェで見かけた「TEMPRA」はまさしく「エビフライ」で、隣に並んでいる「フィッシュアンドチップス」は、「フィッシュアンドチップス」であることに、「なんでだよ~~!」とちょっと恨めしい気持ちにさえなるのでした。


フランスのTEMPRA


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2026年6月2日火曜日

忘れた頃に必ず行くハメになる歯医者

  


 なんやかやと、やたらと医者通い、検査ばかりの日々に、また追い打ちをかけるように私に試練がやってまいりました。

 歯医者さんが好きな人というのも、あまりいないとは思うのですが、かくゆう私もできれば避けたい場所でもあり、自分の歯のことにもかかわらず、「もしかして、これってヤバい?」などと思いつつ、先へ先へと延ばしてしまう傾向にあります。

 今回もまさに、そのケースが仇になったという感じです。

 そもそもは今年の3月頃の話。

 日本滞在中に、いつもの3~4倍くらい歯を酷使した・・というより、手っ取り早く言えば、がっついていたわけですが、その際に奥歯の嚙み合わせがおかしい?というか、おそらく以前に治療してもらった歯の一部がグラっときた気がしていました。

 そして、フランスに戻ってきてからも、「ヤバいな・・」と思いながら、「なんとか、このままで凌げないかな??」などと思って、そのまま放置していたのです。

 それが、ある日、そのグラついた歯の一部が欠けてしまい、気がついたら「ない・・」。なんと、私は欠けた歯の一部を飲み込んでしまっていたのです。

 ここまで来ないと思いきりがつかない私もさすがにようやく重~い腰をあげ、歯医者さんに予約を入れて、ようやく昨日、行ってまいりました。

 私は全く意識していなかったのですが、その日、たまたま着て行ったTシャツがパリ・サンジェルマンのTシャツで、診察室に入るやいなや、「パリ・サンジェルマン!ブラボー!」とそれでひとしきり大騒ぎになりました。

 私は別にサッカーが好きなわけでも、パリ・サンジェルマンのファンなわけでもなく、そのTシャツは、たまたまシャンゼリゼを歩いていた時に、サッカーショップを見かけたので、ちょっと、どんなものかと好奇心でお店に入って見かけたデザインが可愛いというだけで衝動買いしてしまったTシャツだったのです。

 なので私は別にパリ・サンジェルマンを応援しているわけでもなんでもありません。

 歯医者さんやそのアシスタントたちは、そのTシャツを私が先週末に優勝したことを讃えてそのTシャツを着ていると思い込んでしまったようです。

 別にことさら否定するのも面倒だったので、そのまま彼女たちの歓喜ぶりを見ていたのですが、こんなところにもサッカー熱がくすぶっているのか・・と、苦笑してしまいました。

 歯の治療に関しては、実際に欠けてしまった歯は、2012年に治療していたものだという記録が残っていて、その歯だけでなく、その隣の歯にまで被害が及んでしまっており、再び大事になってしまいました。

 その時になって、いつも思う・・。さっさと観念してさっさと来ていればよかったのに・・と。よくよく考えてみれば、絶対に放置して救われる道はなかったなんてこと、わかりきっていたことなのに・・。

 というわけで、しばらく私の歯医者通いは続きます。


歯医者


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2026年6月1日月曜日

パリ・サンジェルマン 2年連続チャンピオンリーグ優勝がもたらした悲劇

 


 今年のサッカー・UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦は2年連続でパリ・サンジェルマンが優勝を手にしました。しかも、PK戦で勝利を決めるという、もっとも興奮が高まりそうな勝ち方でした。

 サッカー人気がハンパないフランスでは、まさしく国を挙げておお喜びの祝賀モードとなるわけなのですが、この喜びがとんでもないカタチで大騒動にも繋がってしまっています。

 決勝戦当日の夜、パルク・デ・フランス(パリ・サンジェルマンホーム球技場)に設置された巨大スクリーンのあるファン・ゾーン周辺では、治安が著しく悪化し、暴力が横行する事態が発生していました。

 車が燃やされ、自転車が炎上し、迫撃砲まで飛んでくる事態、そして、ホテル・ケータリング業界労働組合は、「地域のパン屋が略奪にあい、レストランが破壊された・・」と被害を訴えています。

 同じころ、シャンゼリゼには約2万人が集結し、祝賀モードに包まれていましたが、シャンゼリゼとて、穏やかな祝賀モードとは言いにくく、パリ警視庁の公式発表によると、この日の夜のパリでの逮捕者数は283人、全国では416人に達したということです。

 逮捕者からは、24個の照明弾と約100発の迫撃砲が押収されています。

 パルク・デ・フランスの方では、グラインダーで車が切断されるという事態も起こっており、照明弾にせよ、迫撃砲にせよ、グラインダーにせよ、既に用意して、その場に臨んでいるわけですから、計画的な破壊・暴力行為で、これはサンジェルマンが優勝したとかいうのは、単なる口実で暴れたいだけなのではないか?と思ってしまいます。

 それでも凝りもせず、翌日には、エッフェル塔の麓のシャン・ド・マルス公園で祝賀会、その後、選手たちはエリゼ宮へ向かいました。

 当日の夜、私はサッカーよりも何よりも暑さにへばっており、暑いのに花火をあげてるんだなあ~などと、ボーっと思っていましたが、実はこんな大騒ぎになっていたのです。

 サッカーといえば、勝っても負けても、この騒ぎ、しかも勝ったときには、余計ひどい興奮ぶり。とはいえ、昨年よりもこの暴動?騒ぎはエスカレートしているようで、単純に逮捕者数で比較すれば、2025年に比べて32%も増加しているそうです。

 よく言えば感情表現が豊かでストレート、しかし、ハッキリ言えば、激しやすく興奮しやすく、血の気が多い・・そんな感じなのですが、このような事態には、被害者の店舗やレストランなど、一体、だれが補償してくれるのでしょうか?


パリ・サンジェルマン 2年連続チャンピオンリーグ優勝


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2026年5月31日日曜日

あまりに暑くてアフリカ生活を思い出しました

  


 連日の酷暑に、もう息も絶え絶えの生活を送っています。

 もう一日のうちに何回、天気予報のアプリを開いて気温を確認していることか?自分でやっていて、愚かしいと思いながら、一縷の望みを込めながら(もしかして、急に雨が降ってこないかな?とか、少しでも気温が下がらないかな?とか・・)何度も何度も気温を確認してしまいます。

 考えてみれば、まだ5月なのです。なのに、これだけ暑いなんて!こんなことってある?とか考えだして、「そういえば、アフリカにいた頃は一年を通してほぼ、こんな感じだった・・」とアフリカ生活の一遍を思い出しました。

 赤い土、突き刺すような日差し・・。

 アフリカのアパートは、メゾネットになっている、とても広いアパートでしたが、冷房はあったものの、その冷房がしょっちゅう故障。修理を頼むと、ぞろぞろと10人くらいで修理にやってきました。

 イカツい男たちがゾロゾロと家に入ってくるのですから、なんだかとっても怖かったです。

 修理が終わって、しばらくは、冷房が復活するのですが、また少しすると、また冷房が効かなくなり、また修理・・を繰り返すうち、これは修理を頼んでもムダ。しかも10人くらいの男性が家にやってくるのですから、なんとなく不用心な感じもあり、さりとて、留守にするわけにもいかないので厄介でした。

 終いには、わざとちゃんとなおさないんじゃない?という気がしてきて、なので、しばらくしてからは、もう冷房はないものと諦めていました。

 パリの家ではもともとエアコンがないので、同じですが、家が狭いので、もっと室内が蒸している気もしています。

 今から考えるとアフリカでは、アパートの敷地内にはプールもあり、家にはボーイさんもいて・・と一見、優雅な生活な感じもしますが、とはいえ、日中はマラリアに感染するリスクのある蚊にさされる危険性があるために、朝の早い時間か夜しか入れないプールで、冷房はろくに効かない、一人で気軽に出かけるということもできず、不自由さも結構、ありました。

 なにせ、ボーイさんがいてくれるのはありがたかったのですが、とにかく他人が家に一日中いるということが、慣れていない私にとっては、けっこう疲れることでもありました。自分で何でもやるから気ままに一人で過ごしたい・・そんな風にも思ったこともあります。

 でも、私は当時はほとんどフランス語ができない状態だったので、とにかくフランス語の勉強に必死で、市内の大学に通って、帰ってくると復習と予習で、とにかく勉強の日々でした。

 年中夏で、夏服しかいらないというのはラクといえば、ラクでしたが、これほど味気ないものもありません。ましてや夏といっても、生半可な夏ではなく、お昼過ぎには、もうまともに外に出れない、仕事にならない暑さになってしまうという暑さ。

 ごくごくたま~~に、朝、起きて、曇っている日があったりすると、心の底からホッとしたことを覚えています。今のフランスもいささか、そんな感じ・・しかし、残念ながら、猛暑日が始まってから、曇っている日はありません。

 アフリカではフランス語でしたが、お昼過ぎには、あいさつも「ボンジュール」ではなく、「ボンソワール」なのです。つまり、午前中でほぼ終わりということです。アフリカでは、この気候のために、仕事にならない・・一日、半日しか仕事をしない・・発展しない・・んだな・・と思った記憶があります。人間、暑すぎると物事に集中して取り組めません。

 それでもアフリカでは7月8月にかけては、若干、気温が下がっていたりすることもあり、とはいえ、若干、暑さがマシになる程度でしたが、家に来ていたボーイさんが、ある日、その比較的、気温が下がっている日に毛織物のセーターを着てきたことがあったのに、驚いたこともありました。えっ?そんなに寒くないでしょ・・と言ったのですが、(比較的、低温といっても20℃台前半程度の気温です)彼にとっては、充分、寒いんだとか・・。

 フランスでも、年々、夏の期間が長くなり、以前は厳しい夏の暑さはせいぜい8月の1週間か10日間くらいだったのが、今では耐えきれない暑さが5月から・・。

 先ほど、近所のスーパーマーケットに行ったのですが、さすがのあんまりの炎天下に街中を歩いている人は、ほとんど見かけませんでした。さすがにね・・やっぱり、みんなしんどいのです。 

 まさか、このまま暑さが続くとは思えませんが、だんだんとアフリカみたいになってきた・・と思ってしまうのです。

 今は外出する時は、日傘と手持ち扇風機、ネックリングに凍らせたペットボトルの重装備で出かけるのですが、必ずなにか忘れているのです。今日は日傘を忘れて出かけてしまいました。でも、ネックリングだけは、もう手放せなくなっていて、今日、マルシェのおにいさんに、「それなに?冷たいの?いいなぁ~~」とうらやましがられました。

 ほんと、ネックリングは最近の私の命綱・・救世主みたいなものです。

 こんな暑さの中で、また、フランスは、まだまだこの猛暑に公共交通機関が猛暑対応できておらず、冷房の入っていないバスも多く、なぜかTGVなどは、事故・・というか、列車がストップしてしまうケースをここ数日、よく聞きます。

 この暑さの中、冷房もストップし、列車の中で缶詰め状態は、まさに地獄。見かねたSNCF(フランス国鉄)は、緊急対応として、待機時間中、乗客を野原におろしている様子が報道されていました。

 夏前から猛暑が訪れるようになったフランスは、まだまだ猛暑対応が行き届いていないのです。


猛暑 酷暑 フランス 


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2026年5月30日土曜日

年に一度の極上 SPA スパ 今年は Maison Albar Le Pont Neuf

  


 ここ数年、私のお誕生日には、娘がスパのチケットをプレゼントしてくれるので、私にとっては、年に一回の贅沢なひとときを過ごすことができています。

 この手のチケットはたいてい一年間有効なので、もう実際にプレゼントをもらってからは、かなり時間が経っていて、もう少し、気候が良くなってからにしようと大事にとってありました。

 自分の都合の良い日に予約を入れるのですが、気候が良いどころか、ここ一週間ほどは、驚くほどのお天気・・というか、猛暑の日々。しかし、一度、予約を入れてしまってから暑いから予約を変更する・・というのも何なので、しっかり行ってまいりました。 




 今回のスパは、パリのメゾンアルバーという5つ星のホテル(Maison Albar Le Pont Neuf)の中にあり、プールやジャグジー、ハマムも利用できて、その後にマッサージ、そしてランチまでついているものでした。

 パリの5つ星のホテルですから、それなりにゴージャスで静寂が保たれていて、とても良い雰囲気でサービスも行き届いています。

 予約の時間より、5分ほど前にホテルに到着して、受付を済ませると、すぐに地下にあるスパエリアに案内してくれます。なんと、他にお客さんはおらず、貸し切り状態。外があんなに暑かったのがウソのような適温。何気なく置かれている調度品も品よく洒落ています。

 スパエリアをひととおり案内してもらうと、ロッカールームで着替え。バスローブとスリッパ、タオルなどが備え付けられています。



 まずは・・プールへと直行。プールに入ってみると、一人だけお客さんがいましたが、静かで落ち着いた雰囲気の中、プールに入って、軽くひと泳ぎ。そして、本当に久しぶりのジャグジーに移動。かなりの水圧に、「これも立派なマッサージになるな・・」と思いながら、ジャグジーを堪能。

 優雅な雰囲気ではあるものの、貧乏根性が頭をもたげ、ハマムにも入らなくっちゃ!と次はハマムに移動。「外があんなに暑くてしんどいのにハマムの暑さは全然、不快じゃないのは、どうしてなんだろう?」などと思いながら、昔、私が通っていたジム(ひととおりのマシンとプール、ハマムなどもあって、超おしゃれできれいでした)は、よかったなぁ~・・などと思いつつ、ハマムも堪能。

 昔、私が通っていたジムはパンデミック後に潰れてしまったので、今度、あんな感じのジムをまた探して通おうかな?などと思いつきました。




 プール、ジャグジー、ハマムのエリアは、1時間ほど滞在し、次はマッサージへ。若い女性が担当してくれましたが、「本日、お客様の担当をさせていただきます」とごあいさつ。

 ソフトでやさしい感じの方で、「本日はインディアン・マッサージをさせていただきます」とマッサージの説明をしてくれた後、その後、マッサージ用の使い捨ての下着を渡されて、着替えて、ベッドにうつ伏せに横たわり、マッサージがスタートします。

 どこのスパでもそうなのですが、流されているBGMもほどよい音量で、リラックスを促してくれるような優しい音楽。室内の照明の色も自分で選ぶことができます。

 最初はマッサージを心ゆくまで味わおうと、おとなしく、半分、眠りそうな感じで身をゆだねていたのですが、少し、身体がほぐれたところで、彼女とゆる~いおしゃべりを楽しみました。

 こんなに快適ならば、お誕生日だけではなく、自分でスパを探して、色々、行ってみようかな?などと思い始めた私は、「あなたに聞くのも気が引けるんだけど、ここ以外に、パリで良いスパを知りませんか?」と尋ねてみました。

 すると、「「NUXE」もなかなか良いですよ・・」と。NUXEは、昨年、行ったところだったので、他には?と聞いてみると、もう一か所、別のホテルのスパを教えてくれました。

 それでも彼女には、「でも、パリにはスパがいっぱいあるから・・」と言われて、まあ、もっともだ・・と思い、スパに来て、他に良いスパをしつこく聞き出すというのも、気が引けてきて、そこまでで断念しました。

 マッサージは1時間ほどで、その後は、好みの飲み物とドライフルーツを出してくれました。

 このチケットには、ランチもついていて、ホテル内のレストランでフレンチも堪能しました。ホテル内のレストランとはいえ、ミシュランガイドにも掲載されているレストランです。




 
 別世界のように静かで、落ち着いたスペースに身を置くということは、身体だけではなく、心もなんだかほぐれる気がするものです。
 
 しかし、ランチを終えて、家に帰るのには、また鬼のような暑さの中に身をおかなければなりません。
 
 次回、行くときには、もう少し気候の良いときを選ばなければ・・と思いつつも、とっても満ち足りたひとときでした。

2026年5月29日金曜日

フランスでは欧州で初めて肥満治療薬「ウェゴビー」と「ムンジャロ」が保険適用になる

 


 フランスでは6月中旬から画期的な肥満治療薬として注目されている「ウェゴビー」と「ムンジャロ」が厳格な条件付きで健康保険により65%がカバーされることになりました。

 「肥満治療薬」、「保険適用」と聞いて、なんとなくダイエットのための薬が保険適用??と、一瞬、「いいな・・」とすら、思ってしまったのですが、これは、当然のことながら、病的肥満から重度の肥満患者を対象としており、その他の適用条件も厳しく定められています。

 つまり、肥満治療薬とはいえ、生半可な肥満には適用されないということです。

 これらの治療薬は、体格指数(BMI)が40を超える「高度肥満」、または、BMIが35を超える「重度肥満」で、かつ併存疾患(他の重篤な疾患)を有する患者のみに保険適用となります。

 このBMIが35~40とかとは、どの程度の肥満なのか?というと、身長170㎝の場合、体重が約101㎏~116㎏、160㎝の場合、約90㎏~102㎏程度なのだそうです。つまり、病的肥満の場合ということです。

 フランスでは、影響を受ける患者数は100万人~200万人と推定されています。

 そして、65%の保険適用は二次治療、つまり初期の栄養管理が奏功しなかった場合のみに適用され、低カロリー食と運動量の増加を補完するものとして適用されなければならないとされています。

 デンマークの製薬会社ノボノルディスクの「ウェゴビー」、アメリカの競合企業イーライリリーの「ムンジャロ」は、GLP- 1 アナログと呼ばれる薬剤で、ホルモンの作用を模倣し、食欲抑制剤として機能します。

 その効果は劇的とも言われ、数週間で数十キロの減量が可能であり、2型糖尿病の消失や心血管疾患、腎疾患リスクの低減といったメリットも期待できるそうです。

 これらの薬は約10年前に登場し、当初は糖尿病の治療に効果があるとされ、現在は肥満治療薬として存在しています。その効果は時に目覚ましく、ソーシャルメディアでは、「奇跡の薬」と謳って宣伝しています。

 しかし、一方では、これらの薬には、副作用がないわけでもなく、吐き気、嘔吐、便秘、下痢などの消化器系の問題から、膵炎のリスクもあり得るという話もあります。

 フランスにそこまでの肥満の人がそんなにいるのかな?と思わないでもありませんが、これらの薬剤の費用は月額250ユーロから400ユーロ(約46,000円~74,000円)。

 フランスの社会保障制度が既に多額の負債を抱えていることを考えると、これにかかると言われる年間約1億ユーロの出費も厳しいものになるのでは?とも思います。

 

肥満治療薬「ウェゴビー」と「ムンジャロ」が保険適用  


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