2026年9月16日水曜日

NAVIGOを拾ったら・・

  


 私はあまり、落とし物とか失くしものをする方ではないのですが(家の中でなら、どこに入れちゃったかわからなくなって、しばらく見つからないということはしょっちゅうありますが・・)、パリで落とし物をしたら、まず見つからないのがふつうなので、外では、かなり注意してはいます。

 落とし物をしないようにするというよりは、盗られないようにするという感じですが・・。

 まあ、落とし物(落としたのか?盗られたのか?わかりませんが)をして、まず見つからないのですから、当然といえば当然なのですが、そういえば、落とし物を拾うということも、滅多にありません。

 以前に一度だけ、動物園で子ども用の帽子が落ちているのを見つけて、受付に届けに行ったことがありましたが、私がパリで落とし物を拾った記憶はその時くらいしかありません。

 その時も、落とし物が届くという経験がなかったのか、動物園の受付にいた女性は、「???」、まるで、そんなものわざわざ届けるの?みたいなリアクションをされたので、よっぽど落とし物が届くということがないんだろう・・と妙に納得した気がしたものです。

 ところが、先日、メトロのホームのベンチで電車が来るのを待っていて、電車がやってきたので、立ち上がったところ、ベンチの座席にNAVIGO(フランスの定期券のようなもの)が置き去りになっていたので、あわてて手に取って、ちょうど、そのあたりに座っていたような気がした男性2~3人が乗った車両に慌てて飛び乗りました。

 そして、そばにいたような気がする男性2~3人に、「これ、あなたのですか?」と聞いてみたのですが、いずれも、「いいえ、私のではありません・・」と。

 すると、私は余計なものを持ってきてしまったわけですが、ベンチには、もう誰も座っていなかったし、おそらく、私たち?より以前に座った人が落としていったと思われます。

 もう持ってきちゃったものは仕方なし、もう私も電車に乗ってしまっているし、まあ、帰りにでも拾った駅の事務所に届けよう・・と思っていたら、そばにいた若い男の子が、「駅の事務所に届けた方がいいよ・・」と。

 大変、失礼な話ではあるのですが、フランス人に「落とし物を拾ったら、届けた方がいいよ・・」などと言われるとは、初めてのこと・・嬉しい驚きでした。

 若い男の子ではありましたが、なんだか、「こんなこと言うまともな子だってちゃんといるんだな・・」ちょっとホッと温かい気持ちになったのです。

 NAVIGOには、顔写真も入っている(短髪の男性の写真でしたが、この写真の本人かどうかなんて、私は見分けがつきません。しかし、名前もナンバーも入っているので、(一応)本人しか使えません。

 そういえば、私は、一度、このNAVIGOをパンツのおしりのポケットに入れていて、落としたことがあって、(といってもレストランに座っているときに落ちたらしい)慌ててレストランに戻って、取りに行ったらレストランの人が取っておいてくれたことがありました。

 まあ、街中で落としたわけではないとはいえ、NAVIGOは、比較的、落としても見つかる可能性があるものなのかもしれませんが、それにしても、今回は、街中(といっても駅でですが・・)で、落ちていたものを届けた方がいいよ・・とフランス人の男の子に言われたことに驚いた!という話なのですが、そんなことに驚くのって、どうよ・・と、逆に後になってから思ったのでした。


落とし物


<関連記事>

「落とし物を届けに行ったら・・へんな顔をされた・・」 

「スリやひったくりや置き引きだけじゃない!パリのメトロに出没するおじいちゃん詐欺師」

「40万ユーロを拾った人・・2年経って、半分を受け取れる!」 

「旅行中、娘がお財布を失くしました・・」 

「娘の忘れもの癖 日本では忘れものなしの訳・・」

2026年9月15日火曜日

パリ19区のMONOPRIXで・・盗難防止ボックス入り商品が・・

  


 私は、日頃からパリの中で、美味しいものを探して歩いているつもりで、比較的、色々なお店に行っているつもりではいるのですが、常日頃の日常で買い物に行くのは、ついつい、いつも同じようなところに行きがちになってしまっているようです。

 特に、MONOPRIX(モノプリ)やカーフールなどのチェーンのスーパーマーケットなどは、ついつい、家から比較的近い場所だったり、出かける機会の多いエリアのお店に偏りがちになっているようです。

 現在、友人がパリに来ているので、彼女につきあって、パリの街をフラフラしているのですが、いつもはあまり行かないエリア、というよりも、思いがけない場所のスーパーマーケットなどに立ち寄ったりすると、同じお店でも場所によって商品構成も、商品の陳列の仕方などもずいぶん違うんだな・・と驚くことがあります。

 私の中で、MONOPRIX(モノプリ)は、比較的、洗練されていて、安心してお買物ができるイメージだったのですが、それが、今回、19区にあるMONOPRIXにたまたま寄る機会があって、おそらく、いつも、一人だったら、あんまり見ないコーナー(店内の)なども、くまなく友人と一緒に見ていたら、盗難防止用のケースに入ったチョコレートバーが並んでいるところがあって、「えっ?チョコレートバー?こんなケースに入れてるの?」と驚きました。

 以前に万引き被害が多くて、チョコレートをこんなケースに入れているお店があると、話には、聞いたことがあったのですが、これを実際に見た記憶はなく、ビックリしました。

 だって、チョコレートバーは、2~3ユーロの商品で、正直、もっと高価な商品はたくさんあるのに、なぜ?チョコレートバーなの?と思ってしまったのです。




 ところが、また、化粧品のコーナーでもNIVEAのクリームなどが、この盗難防止用のケースに入って並んでいるのです。こちらの方も、そこまで高価な商品なわけでもなく、不思議な感じがしました。

 しかし、考えてみれば、これらの商品が万引きされるケースが多いということなのでしょう。それにしても、なんだか、このくらいの商品が一番、狙われるのは、わからないでもありません。

 それにしても、私がよく立ち寄っているMONOPRIXでは、そんな盗難防止のケース入りの商品はなく、ケース入りではありませんが、ものすごく高額なワインとか、お酒類などに盗難防止の頑丈なタグのようなものがつけられているのは、見かけたことはあったのですが、この盗難防止の方法やその商品でも、なんとなく、そのエリアの治安が推し量れるところではないかな?と思ったのでした。


盗難防止用ボックス入りチョコレートバー


<関連記事>

「盗難防止のため、2027年末まで店舗におけるアルゴリズム監視の試験導入法案可決」 

「新手の物乞い スーパーマーケットの中で・・」 

「物議を醸す盗難防止ボックス入りの板チョコ」 

「ファミリーサイズ詐欺 大量パッケージは安いとは限らない」 

「インフレにつれてスーパーマーケットでの万引きが急増」



2026年9月14日月曜日

いつのまにか、不要になってしまった LONDON AZ と Paris par Arrondissement

  
 


 本棚を片付けていたときに、「LONDON AZ」と「Paris par Arrondissement」が出てきて、いつのまにか、すっかり使わなくなってしまったけれど、なんだかとても愛おしく、捨てるに捨てれないような気持ちになりました。

 「LONDON AZ」も「Paris par Arrondissement」も、どちらも同じようなサイズになっている本になっている地図なのですが、Google Map のなかった時代、時代というのが、なんだか寂しくさえあるのですが、ずいぶんお世話になりました。

 最初は、ロンドンにいた頃、この「 LONDON AZ」の存在をまず、教えてもらい(A to Zと呼んでいましたが・・)、どこへ行くにも、初めてのところに出かける時には、事前にこの「AZ」をチェックして、「はいはい、この辺ね・・」と目ぼしをつけ、実際に出かけるときにも必ず、これを持って、出かけていました。

 Google Map に慣れてしまった今なら、こんな地図、見ながら歩くなんて、ちょっと面倒だな・・と思ってしまうのですが、当時は、「こんな便利なもの!すごい!住所がわかれば、どこにでも行ける!」と感動ものの本でした。

 ロンドンもパリも同じですが、あらゆる通り(道路)には、通りの名前がついていて、番地は、通りごとに両側(偶数・奇数)で順序良く番地が並んでいるので、住所がわかっていて、この地図があれば、どこにでも行けるのです。

 本の後ろの方に、索引のようなものがあって、通りの名前を探すと、その通りがどこのページのどのあたりに載っているのかがわかります。中には、同じ名前の通りが複数ある場合もあるのですが、それは、地域が追加で記載されているので、それを参考にします。

 日本は、番地は、規則的に並んでいるわけではないので、このような本で、どこにでも行けることが画期的に感じたのです。

 今や、パリの街中を見回してみても、観光客も地図を持って歩いている人など滅多に見かけることはなくなったのですが、それでも、ごくごくたま~に、地図を持ってどこかを探している人を見かけたりすると、なんか、愛おしいような、思わずホッコリするような気になるのです。

 古い本を処分しようと思って、片付けているのですが、この「LONDON AZ」と「paris par Arrondissement」は、なんとなく、捨てられないな・・と思って、また本棚に戻してしまったのです。

 だからといって、この本を使って出かけることも、多分、もうないんだろうな・・とは思うんですけどね・・。

 

 LONDON AZ とparis par Arrondissement


<関連記事>

「バルセロナは意外と日本人観光客が多くて驚いた」 

「娘との旅行で・・・Googleってこんなに便利だったのね・・」 

「大惨事となっているフランスの暴動とSNSの関係」

「派手にぶざまに転んだら、周りの人たちが、とっても優しかった・・」 

「観光客が戻ってきたパリ 今年のスリ、ひったくりなどの犯罪のトレンド「観光客なりすまし」」

2026年9月13日日曜日

リッツのル・コントワールがこんなところにもあった!久しぶりのル・コントワール

  


 先日、ル・ボンマルシェに出かけた帰り、あたりを見回したら、「あれ?なにこれ?」と思い、近寄ってみたところ、リッツの「ル・コントワール」のお店でした。

 ル・コントワールの本店は、マドレーヌ寺院の近くにあり、以前、何回か行ったことがあったので、まさかこんなところにもう一店舗できているとは驚きでした。

 ル・コントワールは、なんといってもマドレーヌで有名なお店で、マドレーヌといえば、ル・コントワール・・と言われるほどで、食べてみたら、本当に美味しかったのです。



 ただ、マドレーヌ寺院界隈は、以前、良く行っていたお店の多くが店じまいしてしまったり、移転してしまったりで、あまりあのあたりに行くことは少なくなっていたので、しばらくご無沙汰していました。

 こちらのボンマルシェのはす向かいくらいに位置するル・コントワールは、2025年6月にオープンしたばかり?なのだそうで、全く知りませんでした。



 「こちらもマドレーヌなの?」と思って、入ってみたのですが、たしかにあのマドレーヌがありました。しかし、本店はわかりませんが、以前よりも、他の商品が増えていて、細長いクロワッサンやパン・オ・ショコラなどは、本店の方で見たことがありましたが、そのほかに、ハート型のフランや、まあ、お上品なシーザーサラダやハムとチーズ、サーモンなどのサンドイッチなどもあり、その美しさ、麗しさに「ふわ~~!」(うわ~ではなく、ふわ~~という感じ)と仰天しました。






 ちょうど、店内にいた、わりと年輩のおばさん二人組も、商品のひとつひとつを指さしながら、この「ふわ~!!」を次々とやって盛り上がっており、そばで私は、「うんうん!!わかるよ!わかるよ!」と見ていました。

 まあ、お値段もお値段なので、気軽に買っていく・・と言う感じには、なりませんが、こういうお店も心得ていて、たとえ、マドレーヌ1個だけだとしても、嫌な顔を全くしないので、買いやすい?と言えば、買いやすいです。

 まあ、このためにわざわざ行かなくとも、ボンマルシェに行ったら、ちょっと、こんなお店も近くにあったから、寄ってみるか?という感じで立ち寄ってみるのも楽しいです。


🌟Ritz Paris Le Comptoir Sèvres      45 Rue de Sèvres 75006 Paris 


<関連記事>

「やっぱり美味しかったマドレーヌ Le Comptoir ル・コントワール Ritz Paris」 

「マドレーヌ寺院界隈の移り変わり」 

「1686年創業のパリ最古のカフェレストラン ル・プロコープ Le Procope」 

「パリで最も古いパティスリー 「ストレー」Stohrer のババ・オ・ラムとピュイ・ダムール PATISSIER STOHRER」 

「パリの老舗アイスクリーム屋さんといえば、ここ!サンルイ島 ベルティヨン Berthillon」

2026年9月12日土曜日

ポニョと友人と黒オリーブのタプナード

  


 現在、闘病中?というか、腎臓病のために、かなり食事制限、というか、腎臓病用の療法食のキャットフードに切り替えている我が家の猫のポニョですが、まあ、その食べ物の好みが今までよりもグッと限られてきてしまい、その療法食のキャットフードも昨日までは、ふつうに食べていたものを突然、全く食べなくなったり、また別の療法食フードに変えると、まるで何事もなかったように食べたり、全く、その好みの変化に振り回されて、試行錯誤を続ける毎日です。

 また、ポニョは病気になる前から人の好き嫌いが激しくて・・というよりも、外から来る人に対して、異常な警戒心を示し、「カーッ!シャー!」と唸ったりもします。

 これまで、家族以外でポニョが受け入れた人は、片手に足りる程度しかおらず、滅多に他人を気に入るということがありません。

 それが唯一の例外的な存在が私の友人の一人で、昨年、彼女が日本から来てくれた際は、こちらが驚かせられるほど、懐く・・というよりも、彼女を自分のしもべのように顎で使うような感じがあり、自分からスリスリしにいくことさえあって(なにかおねだりをするときですが・・)驚かされました。

 その彼女が今年もパリに来てくれているのですが、彼女が到着した日は、わりとそっけなかったものの、その翌朝から、「あ~この人、あの人だ!」と思い出したようで、もう朝から有頂天で、私と彼女を起こし、二人の間を行ったり来たり。ポニョはとにかくご機嫌です。

 相変わらず、ポニョの食事には苦労しているものの、とにかく、ポニョが嬉しそうなのには、救われる気持ちです。

 それが、昨夜、私と彼女が夕食の際にオリーブのタプナードを食べようとしていたら、ポニョが突然、あらわれて、もう大興奮で、もうそれは、これ、もしかして麻薬かなにか?みたいな反応を示し、よだれを垂らして、顔をタプナードの入れ物にスリスリしながら、かなり狂暴な感じでタプナードを奪おうとするのです。

 友人と二人で「なに?これ?ちょっと怖いくらい・・タプナードってマタタビみたいな成分入っているの?」と調べてみました。

 タプナードには、黒オリーブ、エクストラバージンオリーブオイル、ケッパー、アンチョビ、ガーリック、ハーブなどが入っていますが、中でも黒オリーブそのものの香りが主犯格、そして、オリーブを加工・熟成した際に生じる揮発性の香りの成分に猫は反応しているようです。

 タプナードは、そもそも塩分の強めな食べ物でもあり、ガーリックなどの猫にはよくない食品が含まれているのは食べさせてはいけないものなのですが、それにしても、このポニョの「よだれを垂らして、身体をよじり、スリスリしながら、興奮する様」が麻薬患者ってこんな?と想像させられるほど、ちょっと怖い感じでした。

 しかし、友人はこのタプナードがたいそう、気に入ったそうで、日本に買って帰るそうです。


猫・タプナード・黒オリーブ


<関連記事>

「ポニョの看病?とChat GPTとの会話と・・」 

「C4V(Centres Forme et Bien-Être)犬・猫が病気になった時のレスキュー」 

「ポニョお医者さんで大暴れして麻酔を打たれるの巻」 

「友人とポニョの不思議な相性」 

「家についている猫と家についている私」 





 

2026年9月11日金曜日

初めてポアラーヌ(Boulangerie Poilâne)の本店に行ってみました!

  


 ポアラーヌは、創業1932年のパリでも有名な老舗ブーランジェリーで、おそらく多くの人が知っているパン屋さんです。

 パリ市内のMonoprix(モノプリ)なら、たいていどこの店舗にもポアラーヌのパンは置いてあるし、ラファイエットグルメやボンマルシェなどにも置いてあります。

 どこのモノプリにもたいていあるとなったら、それは、認知度はそれなりに高く、日本から来る観光客にも、一時、大変、もてはやされて、ポアラーヌのパンやクッキーなどを買い求める人もけっこういました。

 また、当時は、このポアラーヌのミッシュが日本に空輸されて、うやうやしく「パリから空輸!○○時到着!」などとデパ地下などで売られていたこともありました。



 ここのミッシュと呼ばれるパンは、天然酵母パンの草分け的存在で、アラン・デュカスが「世界最高のパン」と絶賛したこともあり、長くパリに根付いているブーランジェリーです。

 私はこれまでモノプリでしか、買ったことがなかったのですが、少しお高め(といっても大したことはない)で、モノプリの中ではちょっと別格扱いされていて、一時、私もわりと頻繁に買っていたこともあるのですが、そのうち、なんだか慣れてしまったというか、飽きてしまったというか、しばらくご無沙汰していました。

 ここのところ、「ポアラーヌ倒産!」などというニュースが入り、「えっ?あのポアラーヌが潰れちゃうの?」とびっくりしていたのですが、そんな報道があった後も、ポアラーヌのパンは相変わらず、モノプリには、ずっと置かれていて、「え?潰れてなかったの?」と思っていたのです。

 どうやらポアラーヌは、一時、主要生産拠点が衛生上の問題で一時閉鎖されたり、売上げ減少、原材料、人件費の高騰などから、経営が傾いたのは事実で、現在、司法再建手続き中ということで、経営再建・会社更生手続き中ではありますが、現在も営業をストップしていません。

 先日、娘がパリに来ていた時に、懐かしかったのか?娘がモノプリでポアラーヌのパンを買ってきて、それを久しぶりに食べたら、「あれ?やっぱり、ポアラーヌのパン美味しい!」と思い、それならば、本店に行ってみようと、初めて本店に行ってみたのです。



 お店は思ったよりも小さなお店でしたが、店内に入るとものすごく良い香り・・。さて、どれにしようか?とりあえず、ミッシュは欲しいけれど、半分買うとしても、大きすぎるし・・と、お店の人に話してみたところ、「何枚欲しいの?好きな分だけ切ってあげるわよ!」と言ってくれたので、3枚だけ(といっても、一枚が大きい大きい!!!)と、小さなレーズン入りのライ麦パン、それと、店員さんが「これは美味しいわよ!」とおススメしてくれたりんごのタルトを買ってきました。





 ここのサブレ、クッキーも大変、人気の商品でシンプルでとても美味しいのは知っているのですが、つい最近、ちょっと上等なサブレを他で買ったばかりだったので、こちらの方は今回はやめておきました。



 本店で買って来たミッシュは、やっぱりモノプリで買うものよりもずっと美味しく、何よりも風味が素晴らしく、大概、美味しいパンを探して歩いて食べているものの、こんな風味の良いパンってなかなかないな・・とあらためて、ポアラーヌを見直した次第です。




 お店の人も大変感じがよかったし、私のよく行くエリアでもあるので、これは、また、是非、行かねば・・と深く思ったのでした。

 パリはよく美食の街などと言われますが、私は、パリ(フランス)で美味しいのは、パンとバター、チーズではないかと思っています。

 それだけ、パリには多くのブーランジェリーがあるのですが、そんな中でも経営難に見舞われながらも、なんだかんだ生き残っているポアラーヌってやっぱりすごいんだ・・名実ともに・・と痛感させられました。

 こうしてあらためて、ポアラーヌのパンを味わってみると、パリにブーランジェリーは数々あれど、やっぱり、ここは別格の感があるのです。


🌟Boulangerie Poilâne  8 Rue Cherche-Midi 75006 Paris


<関連記事>

「1932年創業のパリの老舗ブーランジェリー「ポアラーヌ」倒産」 

「最近、お気に入りのパリのブーランジェリー Aux Castelblangeois」

「2026年最高のクロワッサンのお店 Boulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)」 

「パリにやってきた日本のパン屋さん AMAM DACOTAN PARIS アマム ダコタン」 

「パリの歴史的建造物でもある行列の絶えないパン屋さん メゾン・ベルジュロン Maison Bergeron」

2026年9月10日木曜日

LIVRET A(リブレA)の上限額は本当に引き上げられるのか?

  


 Livret A(リブレA)については、これまでも度々、言及してきましたが、Livret Aは、フランスでは、最も一般的な非課税の普通預金口座です。

 安全性が高く、いつでも使えて、利息が非課税なことから、フランスで生活する人が緊急用の資金や短期的な貯蓄を置いておくためによく利用するもので、フランス銀行によれば、フランス人の10人中8人がLivret A貯蓄口座を保有しています。

 私もフランスで仕事を始めたときに、少しずつ預金をするにはこれがいいと夫(フランス人)に薦められて、この口座を開設して、それ以来、ずっと持っています。

 とはいえ、Livret Aには、上限額があり、現在の上限額は22,950ユーロとなっています。

 今回、話題になっているのは、このLivret Aの上限額を22,950ユーロから30,000ユーロに引き上げることを環境移行担当大臣が提案したことです。前回のこの上限額の引き上げは、2013年1月のことで、これまでの上限が19,125ユーロであったものが、22,950ユーロになりました。

 もはや10年以上も前のことになりますが、当時は、この引き上げのために、貯蓄の急増を引き起こし、2013年1月だけで80億ユーロも増加しています。

 昨今は、他の生命保険等の人気におされて、Livret Aの人気は停滞しているとも言われていますが、依然として人気の貯蓄口座であることに違いはありません。

 環境移行担当大臣は、この気候変動への適応策(建物の断熱、病院の冷房システムなど)にこの資金を充当することを目的としていると述べていますが、フランス銀行は、この措置に反対しています。

 フランス銀行によると、Livret Aの平均預金額は7,554ユーロで上限額をはるかに下回っています。実際に口座が満額まで預けられているのは、わずか15%ですが、この15%が規制対象の貯蓄口座に預けられている資金全体のほぼ半分を占めています。

 まさに、これらの人々こそ、Livret Aにもっと資金を預け入れる余裕のある層です。したがって、上限額を引き上げることは、国全体よりも彼らに大きな利益をもたらすものであるというのです。

 しかし、仮にこの上限額の引き上げが実現したとすれば、現在の利率1.7%が据え置かれたと仮定すると、2027年には、現在、満額までの預金口座を維持している人が素早く上限まで預金額を増やした場合(つまり、プラス7,050ユーロを追加すれば・・)、年間505ユーロの利息を得られることになります。(これまでは、390.15ユーロの利息)

 事の行方はまだ、定かではありませんが、悪い話ではありません。


LIVRET A(リブレA)の上限額引き上げ


<関連記事>

「LIVRET A(リブレA)の金利が引き上げられる可能性」 

「忘れ去られた預金はどうなってしまうのか? CDC・預金保険公庫(Caisse des Dépôts)」

「LIVRET A(リブレA)の金利 さらに下がって8月1日から 1.7%へ」 

「フランスの中学校2年生 金融リテラシーの授業が義務化」 

「フランス人は豊かになったはずなのに、倹約の傾向も高い」

2026年9月9日水曜日

Vintedのアカウントが突然、AIにブロックされた!

  


 私は長いこと、断捨離の一環として、Vinted(メルカリのヨーロッパ版)(フリマアプリ)を利用してきました。

 もうかなりの年月になるため、これまでVintedのおかげでけっこうなお小遣い稼ぎになっていました。

 とても、よくできたシステムで、出品もラクだし、商品の受け渡しも配送方法がかなり限定されていて、その配送も徐々に簡単にできるようになってきたので、なにか、いらないものが出れば、じゃあ、Vintedに出しておこう・・と言う感じで気軽に出品できていました。

 商売目的ではないものの、私が以前、買ったけど、全く使っていなかった洋服や小物類、化粧品などなど(後になってから、ずいぶんムダな買い物をしていたものだと後悔・・)、新品のものもけっこうあり、まずまず納得する値段でも売れていました。

 正確な数字は覚えていませんが、これまで250点くらいの売買してきました。私の場合、物を処分することが目的なので、Vintedを通じて何か買い物をしたことはありませんが・・。

 出品したまま、ずっと売れないものもあったのですが、それは、そのまま放置してしまう場合もあれば、もう少し値段を下げれば売れるかな?と、出品しなおしたりするものもありました。

 それが、ある日、突然、長い間、売れていなかったため、少し値段を下げて出品しなおしたら、突然、アカウントがブロックされてしまい、一体、何が起こったのか?意味がわかりませんでした。

 品物は、買ったまま一回も使用していなかったロンシャンのお財布だったのですが、どうやらそれがAIにより、偽造品と判断されてしまったようで、苦情を申し立てました。

 すると、商品のロゴの部分や金具の部分等をわかりやすいように写真を取り直して送ってくださいということだったので、そのとおりに送って、「これは間違いなくロンシャンの本物の商品です。なんなら、ロンシャンに問い合わせてください」と送ったのですが、挙句の果てにIDを送れと言われ、それも送ったのですが、結果的に「AI判定の結果、偽造品と判断しました」とかで、その後も何度かやりとりしたのですが、埒が明かず、そのままウンザリしてしまって、私も匙を投げてしまいました。

 Chat GPTにも相談してみて、苦情のレターも見てもらったりしたのですが、AIであるChat GPTとしては、おかしなアドバイスなのですが、「AIではなく、人間の目で見て、人間がこのクレームを扱ってほしい」と頼みなさい・・というように助言されたのです。

 AIは便利なものではありますが、時に間違いを正せないという困った面もあります。

 現在、このクレームに労力を使うのがバカらしくなってきて、別のフリマサイトを利用(以前、使っていたけど、しばらくご無沙汰していたサイトのアカウントを復活)しています。

 しかし、ものすごく納得いきません。私は絶対に偽造品なんて出していないのに!!!


Vinted アカウント


<関連記事>

「Vinted(ヴィンテッド)で殺人事件が起こった!」 

「フリマサイトVinted(ヴィンテッド)(フランス版メルカリ)でコカインの転売をしていた男逮捕」

「ルボンカン leboncoin(フランスのメルカリの拡張バージョン)に潜り込むロシアのスパイ」 

「クリスマスプレゼントは即刻転売サイト行きが急増」 

「フランス版メルカリ ヴィンテッド Vintedの急成長」





2026年9月8日火曜日

パリのとっても美味し~~いフライドポテトのお店 140℃ (140 Degrés)

  


 たかがフライドポテトごとき・・とバカにしたものではありません。ふつうなら、サイドメニューとしての扱いを受けているフライドポテトですが、美味しいものは、やはり全然、違うのです。

 最近、パリでは、やたらとストリートフード的なものがもてはやされるようになっていて、その中のひとつに「フライドポテト」があるのですが、このお店はベルギー式?フライドポテトのお店です。



 Top Chef 出身のベルギー人シェフMallory Gabsi(マロリー・ギャブシー)が2026年6月にオープンしたばかりのこのお店「140℃ (140 Degrés)」は、本格フライドポテトのお店です。以前からブリュッセルで展開していた「140℃」をパリにも本格的な店舗として持ってきた形です。

 このベルギー人シェフMallory Gabsi(マロリー・ギャブシー)という人がちょっと興味深い人で、Top Chef 2020 で一躍有名になったシェフで、その後、パリでレストランを開き、2023年には、ミシュランの一つ星を獲得しています。



 つまり、この140℃は一つ星を取る高級フレンチではなく、一つ星を取るほど料理を追求するシェフが、あえてベルギーの庶民的なフライドポテトを本気作っているお店だということで、そこがやはり、ふつうのそんじょそこらのフライドポテトとは違う所以です。

 食べてみればわかります。

 お店自体は、とても小さく、そこまで目立ちませんが、行列ができているので、すぐにわかります。



 このお店は唯一の素材であるじゃがいもにも強いこだわりがあり、フランス北部(Hauts de France)産のAgria(アグリア)種を使っています。これがまた、美味しいのです。フライドポテトに最高!です。Agria(アグリア)はフライドポテト向きの品種で揚げると外側はカリッと内側はホクッとふわっという食感を作りやすいのだそうです。

 だからといって、自分でこのアグリア産のポテトを買ってきて家でフライドポテトを作ったとしても、絶対に同じにはできない確信に近いものがあります。それがプロの技なのだと思います。

 生のじゃがいもを店内で皮むき、カットしており、140℃→190℃の二度揚げしています。外はカリッと中はホクホク、ふっくら、ふわっと、とろっとした絶妙な食感のフライドポテトです。このフライドポテトの特徴はこの絶妙な食感とともに、しっかりと美味しいじゃがいものの味がするということで、これはちょっと感動ものです。

 少し冷めてくると逆にこのじゃがいもの味はより感じやすくなります。

 正直、私はフライドポテトでこんなに感動したのは初めてです。

 Time Out誌でも、ここのフライドポテトについて「外はカリッと中は柔らかく、じゃがいもの味がしっかりする」という趣旨で評価しています。

 そして、このお店の最大のこだわりは、店名にもなっている揚げの温度です。

 まず、140℃でじっくり火を入れることによって、じゃがいもの内部を柔らかくホクホクに仕上げ、その後、高温で揚げて黄金色のカリカリした外側をつくります。

 もうひとつのこだわりは二度揚げのうち一度は牛脂で揚げていることで、これにより、香ばしさ+肉っぽい旨味+濃厚な余韻に繋がっています。

 フライドポテトにつけるソースは別売りで、クラッシックマヨネーズ、140℃マヨネーズ、トリュフマヨネーズ、ガーリックマヨネーズ、サムライソース、チリガーリックなどありますが、140℃(オリジナルマヨネーズ)が一押しだそうですが、私が行ったときには売り切れで試せませんでした。

 しかし、本来のフライドポテトを味わうなら、個人的にはグレーシュリンプ塩がおススメです。

 サイズは大(7.7€)、中(5.7€)、小(4.2€)の3種類、ソース1種類 1.1€です。

 私は中を注文したのですが、優に二人分はあります。

 ハンバーガーもありますが、ここのお店では、あくまでフライドポテトが主役級の扱いで、ほとんどのお客さんがフライドポテトを注文しています。

 正直、私はそこまで期待せずに行ってみたのですが、嬉しい裏切り?で、大感動でした。




🌟140℃ (140 Degrés)Rue des Petits Carreaux 75002 Paris  12:00~22:00 無休

 パリの食通の間では有名なモントルグイユ通りの先の方にあります。


パリの美味しいフライドポテト


<関連記事>

「パリで最も古いパティスリー 「ストレー」Stohrer のババ・オ・ラムとピュイ・ダムール PATISSIER STOHRER」 

「パリの極上エステ体験 NUXE SPA」 

「パリで人気のステーキのお店 Le Relais de l'Entrecote ル・ルレ・アントルコット」 

「パリのおススメ ハンバーガーレストラン シュワルツ Schwartz's」 

「私史上、パリ最高のケバブに感激! パリの美味しいケバブ屋さん Doni Berliner Paris」

2026年9月7日月曜日

フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者逮捕 容疑者は18歳と未成年

 


 6月末から複数回にわたって起こっていたフランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃は、「ZeroBytes」と名乗るハッカー集団の犯行で、ダークウェブサイト上で政府機関や企業のウェブサイトを標的とした複数のサイバー攻撃の犯行声明を出していました。

 この件に関してはパリ検察庁サイバー犯罪課が捜査を開始し、その後、サイバー犯罪対策局(OFAC)に引き継がれ、捜査判事の指揮の下、関係者の特定と逮捕に向けて動いていました。

 このハッカー集団は、税務当局に加え、8月中旬には、フランス教育省から数百万件のデータ記録を盗み出したと主張していました。「ZeroBytes」は、このデータ漏洩により、生徒、保護者、教師、事務職員が影響を受けたと述べていました。

 パリ検察庁は、「ZeroBytes」のサイバー攻撃の被害者は、フランス労働組合(CGT)、フランスハンドボール連盟、インターマルシェ、SFR、ビュロー・ヴァレ、そしてPulsyも含まれていると発表しています。

 犯行後にいちいち犯行声明を出して、いかにも挑戦的な態度を取り続けてきたこのハッカー集団は、8月末に2名が逮捕されています。

 容疑者の一人はパリ近郊在住の18歳で「ZeroBytes」グループの一員であり、過去に「Free」のデーター漏洩事件を含む2件のハッキング事件(2024年に発生したBFMTVとRMCのXアカウントへのハッキング事件)で既に起訴されていたことがわかっています。

 もう一人の容疑者は未成年(16歳未満)ではありますが、こちらもまた、別の事件で起訴されたばかり「Epsylon」と呼ばれるハッカー集団の一員でもありました。

 今回の事件では、18歳の男は身柄拘束から公判前拘留されていますが、未成年の男の方は、身柄拘束からは釈放されています。

 いずれにせよ、彼らは既にハッキングに関しては、それぞれ複数の前歴を持っており、過去の事件に関わったのは、彼らが14歳、16歳という年齢でした。

 彼らは以前、この事件に関する声明を発表しつつ、「盗んだデータは既に数千ユーロで二人に売却した」とと述べていましたが、また、別の報道機関には、「このデータは法外な価格で取引されるため、利益に惹かれて活動している」と答えていたりしました。

 しかし、法外な価格って数千ユーロ?、しかも、こんな大変なデータを数千ユーロ??とか、なんだか少々、子どもじみた声明のような気がするな・・と感じていましたが、本当に子どもだったわけです。

 しかも、彼らは14歳の頃からハッキングを始めていて、数件の事件において、起訴されながら、まったくやめる気はなかったようで、こういう少年たちには、どうやって向き合うべきなのか、呆然としてしまいそうになります。

 この容疑者、過去2023年、2024年に未成年だった頃に起こしたサイバー攻撃事件で起訴されており、司法監督下にあったそうです。

 毎回、色々な事件が起こるたび、この司法監督下にあったはずの人物が再犯を起こすという事件は少なくありませんが、この司法監督下って、もうちょっと、どうにかできないの?と思わずにはいられません。

 今回の事件で彼らは、彼は懲役10年と罰金30万ユーロの刑に直面しています。


フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者18歳と未成年


<関連記事>

「相次ぐフランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃」 

「16歳の高校生2人の爆弾テロ計画」 

「マッチングアプリ  ”ティンダー・レイピスト” 強姦魔の元写真家に懲役18年+永久国外退去命令」

「少年院から出て2ヶ月後、5歳の少女を殺害した15歳の少年」 

「数度にわたる殺害予告の末、逮捕・拘留も、釈放され、元パートナーを殺害した男」

2026年9月6日日曜日

私がフランスでの生活で好きなところ

  


 特に私は以前からフランスが好きだったわけでもなく、フランスについての知識が特にあったわけでもなく、極めつけには、フランス語ができるわけでもないのに、たまたま夫がフランス人でフランスに転勤?というか、フランスに戻ることになったので、フランスで生活することになりました。

 どちらかといえば、フランス語に関しては、大嫌いで、フランス語だけは絶対に嫌だ・・と思っていた時期もあったくらいでした。否応なしに勉強を始めた時は、途方に暮れそうになるほど、頭に入らず、大変苦労しました。

 フランスに来た頃は娘が生まれたばかりだったし、それから間もなくして、私は仕事を始めてしまったので、子育てと仕事と家のことで、日々の生活に必死で、フランスには、慣れないこともあり、もう頭に来ることばかり、そのうえ、日々の生活は、子どもの学校やお稽古事の送り迎えと仕事、家事で全くフランスを楽しむ時間もありませんでした。

 しかし、夫が若くして他界してしまい、現在は、娘も独立し、一人で好きに歩きまわれる時間ができたことで、フランスの好きなところが増えてきています。

 そのひとつは、知らない人とでも、すぐに話が始まることや、知らない人とでも必ず挨拶を交わし、目があったら、ニッコリし合う・・そんな些細なことなのですが、この習慣?というか国民性?というものが私にはとても心地よくなっています。

 逆にたまに日本に一時帰国した際には、なんとなく、知らない人とはできるだけ皆、目をあわさず、無表情でそっけなく、寂しく感じてしまいます。

 フランス人、特にパリジャン・パリジェンヌはお高くとまっていて、冷たい・・というイメージを持たれることが多く、私自身も最初はそんな風に思っていましたが、全くそんなことはないのです。

 むしろ、街中を歩いていたりすると、お年寄りや赤ちゃんを連れている人などに、サラッと声をかけて、手助けをしてくれる人は、とても多く、優しい人が多いな・・と思います。

 私がフランスに来たばかりのころ、頭にくることが多くて、居心地悪く感じることがあったのも、その国の習慣というか、フランス人なりの礼儀というか、人との接し方を心得ていなかったことも大きかったのだな・・と今になって、思います。

 日本だったら、知らない人に話しかけられるとか、ニッコリ微笑みかけられるということは、奇妙なことで、逆に居心地悪い感じがするかもしれませんが、これに慣れてみると、こんなに過ごしやすいことはありません。

 いきなり知らない人と話をしたりするのは、抵抗があっても、せめて、ニッコリとボンジュール、ボンソワール程度の挨拶や、ありがとう、MERCIを必ず言うことを心掛けるだけでもずいぶん過ごしやすくなるはずです。

 なにか、道や物事を尋ねるときにも、かならず、ボンジュールと挨拶してから尋ねるのがフランスです。そんな習慣?が私にはとても心地よいのです。


フランス人の習慣


<関連記事>

「超高齢者のお買物」 

「フランス人はそんなに本が好きなのだろうか?」 

「無言の重圧感の日本の満員電車」 

「フランス人は豊かになったはずなのに、倹約の傾向も高い」 

「フランス語って、本当にむずかしい・・」

 

 








 

2026年9月5日土曜日

ドラゴンボールパークに東映アニメーションがストップ!

  


 マクロン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が共同で発表したセルジー・ポントワーズに建設する3つのテーマパーク、通称「ドラゴンボールパーク」に早くも暗雲が立ち込めています。

 この話は2024年リヤドで行われた大統領と皇太子の会談がきっかけとなっており、会談で両者はマンガ、特に「ドラゴンボールZ」への共通の情熱を発見したと述べていました。

 この両首脳がやけに盛り上がって発表したこの「ドラゴンボールパーク」・・に関して、ドラゴンボールのライセンスをめぐって、一悶着起こっています。

 「ドラゴンボール」の世界観に関する権利は、使用されるメディアによって異なるものの、複数の日本企業が所有しています。

 その中の「東映アニメーション」は今週初めに発表したプレスリリースの中で、「当社および本作品の権利を保有するいかなる企業も、フランスのドラゴンボールパークプロジェクトに関するライセンスを付与しておらず、そのような情報も一切把握していない」と述べており、フランスで大々的に報道された「ドラゴンボールパーク建設を承認した」との報道を否定しています。

 このようなキャラクターというか、ドラゴンボールほどの作品のライセンス問題をクリアしていなかったとは、全くもって、お粗末というか、悪い見方をすれば、軽く扱われているというか、酷い話です。

 この「ドラゴンボールパーク」建設予定地のイル・ド・フランス地域圏のヴァレリー・ぺクレス知事は、この日本のマンガに着想を得たこのプロジェクトに18ヶ月間、取り組んできたことを明らかにしています。

 18ヶ月間もプロジェクトが進みながら、ライセンス問題をクリアにしていないとは、まず、ありえない話です。

 これらのテーマパークに投資するサウジアラビアの政府系ファンド傘下のキディア投資会社は、「ライセンスを保有する主要な国際ブランドとは、協議が進行中である」と言葉を濁しています。

 この「ドラゴンボールパーク」建設にあたっては、なにかとユーロディズニー(ディズニーランドパリ)と、その規模を張り合うような文言が目立ちましたが、ワールドディズニーが場所をパリに選んでユーロディズニーを建設するのと、サウジアラビアとフランスが「ドラゴンボールパーク」を建設するのは、全く違う話です。

 ライセンスを持っている側からすれば、この「ドラゴンボールパーク」の中身によっては、大きく本来の「ドラゴンボール」のイメージが侵害されるものにもなりかねないわけで、これには、ライセンス保有者側からしたら、そうそう簡単に許可できる話ではないのです。

 この「ドラゴンボールパーク」建設にあたって、ドラゴンボールは日本の作品なのに、なぜ?日本が置き去りになっているの?と思わないでもありませんでしたが、まさか、本当にライセンスまで置き去りになっていたとは、本当に驚きでした。

 もしかしたら、両首脳がフライング気味に発表してしまったのかもしれませんが、それにしても、こんなこと、あり得ないことだと思うのです。


ドラゴンボール ライセンス問題


<関連記事>

「パリ近郊に建設される「ドラゴンボールパーク」」 

「マクロン大統領と高市首相の「かめはめ波」」 

「ギメ東洋美術館のマンガ展は想像以上に面白かった! Musée National des Arts Asiatiques Guimet」

「鳥山明氏の訃報が証明したフランスでのマンガ人気」 

「フランス政府が若者に発行したカルチャーパスがMANGAパスになった!」

2026年9月4日金曜日

ル・ボン・マルシェで開催中の「SUPER JAPON」スーパー ジャポン

  


 パリのル・ボン・マルシェは私の大好きなお店のひとつ(といっても私の場合は、その中の食料品館)なのですが、現在、そのル・ボン・マルシェは「SUPER JAPON」と銘打って、大々的に日本関連の商品がデパートの多くの部分に散りばめられています。

 まず、正面入り口には、こいのぼり?のイラスト?を掲げ、店内に入ると、このこいのぼりの垂れ幕?のようなものが見事に飾られています。



 おそらく、この催し物の一番、目立つところには、日本の食料品や細かな雑貨類、小物類、食器類などなど・・可愛い箸置きがあったり、ハローキティの小物があったり、だるまがあったり、モンチッチがあったり、たまごっちがあったり、卵焼きフライパンやたい焼きを作るフライパンなどなど、なるほど、こういうところに目をつけるのね・・とそんな感じがしました。



 



 この中の一部は、日本のお土産・・というコンセプトらしいです。

 日本の調味料はなかなか充実していて、味噌、醤油、ポン酢、唐辛子、ゆず胡椒などなどとともに、私の大好きなお漬物(しば漬けや晩菊など)まであって、ちょっと嬉しくなりました。

 店内には、日本語の歌詞のふんわりした曲が流れていて、最初は、私の聴いたことのない歌でしたが、その後、ユーミンの曲がかかって、ちょっと嬉しくなりました。




 しかし、この部分は全体的には、ぼやっとした印象でしたが、平日の昼間にもかかわらず、けっこう人は集まっていて、日にちや時間帯によっては、大変な人が集まっているのだそうです。

 これだけ?と思ったら、また、その少し離れたところに、雑貨類、バッグや靴下、小物、文房具などを集めた一塊があり、どうやらこのル・ボン・マルシェの中に点々とこのようなカテゴリー別の集合体がバラバラと散りばめられているようです。




 中でも驚いたのは、AKI(パリの日本のパン屋さん第一号)もお店?を出していることで、その展示がまるで一流パティスリーのようにうやうやしくガラスのフタ(何と呼ぶのか知らない)に覆われて、かなり良いお値段で置かれていましたが、これは、この場所柄からしたら、まあ妥当なお値段かもしれません。

 いつの間にか、AKIのバッグやTシャツやキャップまであって、ビックリしました。



 上の階には、「DOKI DOKI」という名前のハンドロール(いわゆる手巻き寿司)のお店がド~ンと出店していて、私が行った時間帯は食事の時間帯ではなかったため、そこまで混んでいませんでしたが、これがなかなか人気で大行列ができることもあるのだそうです。



 個人的には、そのカテゴリー毎の塊が、バラバラしすぎて、ヘタをすると、一部だけ見て、これだけ?となってしまう可能性もあり、もう少し、まとめてくれたら、見やすいような気もしますが、他のお店への集客というなにか、別の意図があるのかもしれません。

 しかし、店内の中央の吹き抜けになっている場所には、見事にこいのぼり?が飾られていて、「SUPER JAPON」を大々的にアピールしている・・ル・ボン・マルシェ全体が「SUPER JAPON」に彩られているような、そんな印象を受けます。




 私の一番の興味のある食料品に関しては、ル・ボン・マルシェ本体の食料品館の方もかなり充実している(日本の食料品に関しても)ので、ことさら、この「SUPER JAPON」が感動的!という風にも感じないのですが、全体的には、一見の価値ありかもしれません。

 デパートは、経営難に見舞われているところが多く、色々と集客を試みて、創意工夫をしてイベントなどを試みているようですが、そんな中、日本のものが集客の一端になっていることがわかって、とても嬉しかったです。

 「SUPER JAPON」は10月18日まで開催しています。


🌟Le Bon Marché Rive Gauche    24 Rue de Sèvres 75007 Paris 


SUPER JAPON・スーパージャポン ル・ボン・マルシェ


<関連記事>

「久しぶりにボン・マルシェでお買物 あらためて思った!ここは楽しい! Le Bon Marché 」

「パリ中心部にオープンした生鮮食料品限定のお店 モン・マルシェ Mon Marché 」

「ギャラリーラファイエットグルメのレ・ヌーベル・ターブル ・デュ・グルメ(ストリートフード)」

「パリのデパート 私はボン・マルシェを侮っていた・・」 

2026年9月3日木曜日

フランスの中学校2年生 金融リテラシーの授業が義務化

  


 9月に入り、学校では新年度が始まって、様々な変化があり、特に「高校での携帯電話の禁止」が話題になっていますが、ざっと目を通すと、「中学2年生全員を対象に、経済・予算・金融教育パスポート(Educfi)を用いた金融リテラシー講座を必修科目にする」というのが目にとまりました。

 これはフランス経済省がすでに今年の5月に発表していたそうですが、この金融教育パスポート(Educfi)は、フランス銀行との協力のもとに実施される本格的な金融教育の始まりになりそうです。

 このプログラムは、すでに2019年から、一部の中学校と職業訓練校で試験的に導入されていました。

 具体的には中学生は当座預金口座の管理や主な支払い方法といったテーマに関する研修モジュールを受講し、その後にテストを受けることになります。パスポートプログラムは各学校のスケジュールに合わせて年間を通していつでも実施可能となっていますが、理想的には3月に開催される「金融リテラシー週間」中に実施されます。

 国民教育大臣によると、このプログラムの目標は「すべての若者に経済的自立のためのツールを提供すること」と言及しています。

 それがなぜ?中学2年生なのか?はわかりませんが・・。

 予算管理とは?ローンとは?貯蓄とは?若い世代の金融に関する意識を高めること、これは、生徒たちに早い段階から金融習慣を身につけさせ、予算管理の方法、銀行口座の理解と管理、支払い方法などを学ばせます。

 また、このプログラムには、オンライン詐欺や不正行為の防止にも力を入れるとされています。

 かなり実践的で具体的な内容のプログラムには、支払い方法や口座といった様々な銀行・保険ツールに慣れ親しみ、クレジットや貯蓄といった概念を学ぶのに役立つものが多々、含まれており、教育省は、「若い世代が自分の利益になる選択をし、金融詐欺を回避できるように支援したい」と述べています。

 これは、かなり実用的な内容でもあり、できたら、私もこんな授業、受けてみたいと思う、ちょっと興味深い、これまでとはちょっと異色な試みです。


中学2年生 金融リテラシー授業必修


<関連記事>

「新年度からの高校でのスマホ禁止 フランス政府と現場の隔たり」 

「EU初 フランスが15歳以下のソーシャルメディア禁止法案 可決」 

「14歳の中学生が授業中、教師をナイフで刺傷した事件」 

「フランスの教育レベル PISA(International Program for Student Assesement)ランキング」

「娘の友人関係に見るフランスの社会構造」