2026年8月31日月曜日

パリ9区で自転車と自動車の軽微な接触事故のための口論からナイフ刺傷事件へ

  


 パリ9区で自転車に乗っていた男性が路上で車の運転手と口論になり、ナイフで首を刺されるという事件が発生しました。

 事件は午後1時30分頃、パリ9区のセーズ通りで発生。マドレーヌ広場から数百メートルの地点です。もともとは、車が自転車に接触した軽微な接触事故でしたが、自動車に乗っていた男がそのまま逃走しようとしたため、自転車に乗っていた男性が男の逃走を阻止しようとしました。

 まあ、当然のことです。

 そこで2人は口論となり、自転車に乗っていた男性が車を運転していた男を窓越しに殴りつけたとも伝えられていますが、その後、車を運転していた男は、車を降りて、ナイフを取り出し、自転車に乗っていた男性の首を刺したと言われています。

 だいたいナイフを持っていること自体も恐ろしいですが、刺すとしても、よりによって首を刺すというのは、さらに驚きです。

 検察当局は、「男性は頸動脈損傷の疑いがあり重体で病院に搬送された」と発表し、殺人未遂事件として捜査が開始されました。

 ナイフで首を刺したということは、殺人目的とみなされるのです。

 事件の一部始終は現場付近の監視カメラに捉えられており、被害者を刺したまま逃走していた車の運転手は、すぐに身元が特定され、同日5時頃に逮捕されました。

 なぜ?単純な軽微な交通事故がどのようにしてナイフによる襲撃事件へとエスカレートしてしまったのかを是非、解明してもらいたいです。

 パリでは、2024年10月にも、似通った事件が起こっており、その際は、自転車に乗っていた27歳の男性が路上で口論の末、車に引き殺されるという陰惨な事件が起こっています。

 最近、パリで起こるこの手の事件(ナイフ襲撃事件など)の怖いところは、それが、特別に治安の悪いとされている場所でもなく、時間帯も深夜などでもなく、ごくごく普通の人々があたりまえに生活している空間で突然起こることで、それが計画的ではなく、突発的な出来事であったとしても、そんなにみんながナイフを持ち歩いているのだろうか?と思ってしまいます。

 何かトラブルに遭遇した場合、黙って諦めてはいけないのは、パリでは当然のことなのですが、それにしても、万が一、相手を怒らせてしまったら、もしかしたら、刺されるかもしれない・・と思わずにはいられなくなりそうです。

 

自動車と自転車の接触事故からナイフ襲撃事件


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2026年8月30日日曜日

マルシェでヤケ買いの訳・・夏休み明けのマルシェ

  


 私の唯一といってもよい運動は泳ぐということくらい・・毎回、「めんどくさいな~」と思いつつ、重い腰を上げてなんとかプールに出向いて泳ぐと、泳いだあとはなんだかすっきりして、やっぱり来てよかった・・身体がほぐれた感じになって、「よく頑張った・・私」と満足しながら、途中でマルシェに寄ったりして、帰るのです。

 ところが、昨日、意を決してプールに出かけたところ、なんと意味不明のプール休業?いつもだいたいオープンの時間目掛けていくのですが、なんとオープンの時間になっても扉が開かず、私だけではなく、そこそこの人が皆、途方に暮れた感じ。

 開けないなら開けないで何かしらのお知らせがあって然るべきところ、皆、ただただ待ちぼうけ、「電話をしてみるわ・・」と隣にいたおばさんが、電話をしてみたけれど、何も応答なし・・30分待って、皆、諦めて帰り始めたので、私もやむなく帰途へ。

 なんとなく、わざわざ出かけてきて何もなしに帰るのは癪にさわって、マルシェを一周。もうすっかり夏休みの間、姿を消していたお店が全部カムバックしていて、なんだかちょっと懐かしい友人に会えた感じで嬉しい気分。





 いつものお魚屋さんを覗いたら、なんと、トロといってもいいようなマグロを発見。生で食べられますか?と聞いてみたところ、「もちろん!生だとすごく美味しいわよ!」と。

 なんとなく、プールにいけなかったむしゃくしゃした気分も手伝って、決して安いとも言えないマグロのお刺身用の小さな塊を買い、海老まで買って、次はいつもの八百屋さんへ。



 夏休み明けに初めて学校に行って友だちと会うみたいな気分で八百屋のおじさんと挨拶し、「今日はカリフラワーが安いよ!   1個2ユーロだよ!」と言われたので、「重いので一番最後に買うね・・」と言ったら、「早く買ってかないと売り切れちゃうよ!」と。

 カリフラワーを買って、もう帰ろうと思ったのに、パン屋さんをのぞいて見たら、ふわふわテリテリしたおいしそうなパンがあったので、それも買ってしまい、そのうえ、いつもは買わないのに、チーズ屋さんでうっかり味見をしてしまったら、やっぱりほしくなって、チーズまで買ってしまいました。

 チーズは21カ月ものというコンテでした。



 私は一人暮らしなので、どうせ、あまらせてしまうからと、いつもこんなには買わないで、どこかブレーキがかかっているのですが、今日はプールのおかげでそのタガが外れてしまったみたいです。

 冷蔵庫はパンパンなのに・・。

 これをヤケ買いっていうのかな・・?とチラッと思いつつも、美味しいものをたくさん買えて、また夏休み明けの学校のお友だちに会えたようなマルシェのおじさんやおばさんに会えたことに、どこか高揚感があって、ついつい・・。

 思わぬ一日になってしまいましたが、まあ、美味しいものに囲まれていることは楽しいこと。しかし、考えてみれば、泳げなかったうえに、こんなにまた食べるものをゲットしてしまって・・思い直して、ランチのあと、また、もう一つ別の用事を済ませに午後は急遽、出かけることにしたのでした。

 

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2026年8月29日土曜日

新年度早々のストライキ・デモのお知らせ 最初は消防士

  


 夏の長いバカンスから、続々とパリジャン・パリジェンヌたちが戻ってきて、スーパーマーケットなどには、学校用の新年度準備のための文房具類などが並び、新しい年度の始まりがやってきていることを感じさせられる今日この頃です。

 そして、新年度の開始とともに戻ってくるのは、ストライキやデモの予告が続々と始まることでもあり、そんなところはフランスらしいところでもあります。中には夏のバカンスに入る前から9月早々のストライキの予告をしていくところもあるので、9月を目前にしての予告にというのは、決して珍しい話ではありません。

 ・・が、やはり最初にこの予告を見ると、「・・ヤレヤレ・・今年も来た来た・・」と、何かを確認しているような妙な気持ちになります。

 今年のストライキの予告のトップを切ったのは、「消防士」でした。トップを切るのが消防士というのは珍しいことです。たいていは、公共交通機関が多いです。

 今年の夏は記録的な猛暑と記録的な大規模な山火事が起こり、恐らく消防士にとっては、大変な夏であったことと思います。

 この山火事の多発は今回のストライキ・デモの要因にもなっていると思われますが、消防士組合連合は、「9月8日から10月20日までのストライキ・デモ」を予告。

 ずいぶん長いな・・なんでこの日付?と思うのですが、9月8日には市民安全保障近代化法案を受け取る日であり、10月20日には、財政法案の第一部が採決される日なのだそうです。彼らはこの2つの日付の間に圧力を維持し続ける必要があると表明しています。

 彼らは8月半ばの時点ですでに「正当な怒り」と「広範な不満」を表明するために、ストライキを呼び掛け始めています。

 彼らのストライキ決行には、「出勤要請の急増に対応するための資源増強」、「プロ消防士の大規模採用」、「市民治安近代化法案の迅速な可決」の3つの要求を掲げています。

 実のところ、このストライキの予告に至る前段階として、すでに8月中旬に消防救助サービス(SDIS)の9つの代表組合が組合間協議会として会合を開き、内務大臣と約2時間にわたり会談を行っていました。

 彼らはこの時点でストライキに際して掲げている3つの要求を議題に挙げていました。しかし、この内務大臣との会談で彼らは「深く失望した」と述べており、今回の長期間にわたるストライキの予告に至った経緯を説明しています。

 しかし、この長期間にわたるストライキが消防士のような緊急性を求められる職種において行われるとどういうことになるのか? 大いに疑問でも、不安でもあります。


消防士ストライキ 9月8日~10月20日


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2026年8月28日金曜日

相次ぐフランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃 

  


 フランス税務当局(DGFiP)が確認した最初のサイバー攻撃は6月末に発生し、フランスの税務当局の情報システムを標的としていました。

 「ZeroBytes」という名前をつかったハッカーたちは、犯行声明を出したフォーラムで『「ZeroBytes」は、税務職員が使用するVPNにアクセスした!』と声明を出しています。

 この仮想プライベートネットワーク(VPN)は、通常、内部ツールへの安全なリモートアクセスを可能にするものです。経済財務省は、ファイルの閲覧と抽出は個人情報窃盗に関するもの?であると説明しています。

 7月末に行われた2度目の攻撃も「ZeroBytes」が犯行声明を出し、標的は職業地籍データサーバー(SPDC)で、フォーラム上で「多要素認証」、つまりログインに2段階認証を必用とするシステムを突破し、200万人以上のデータを抽出したとたと主張しています。

 また、その後、データ漏洩事例を掲載しているフォーラムに最初の投稿が公開され、「本日、impots.gouv.frウェブサイトをハッキングし、そのデータベースの一部を販売することを発表します」と明言。翌日、同じアカウントがSPDC(フランス公共サービスデータセンター)から盗んだとされるデータの販売広告を掲載しました。

 impots.gouv.frといえば、私たちが税金申告のときに使うサイトです。しかも、いちいち、犯行の次第を発表し、ぬけぬけと公に盗んだデータの販売広告を行うとは、なんとも人を食ったというか、バカにしたようなやり口です。

 さらに彼らは、購入者を惹きつけるために盗んだデータのサンプルを公開しました。

 このサンプルによる情報によれば、納税者番号、税額、基準所得といった税務関連情報が含まれていました。また、これらのデータには、住所、電話番号、メールアドレス、ファイルに記載されている個人の家族構成などの個人情報も付加されていました。また、ハッカー集団が入手したと主張する地籍データにはその土地の区画とその住所が所有者と紐づけられていました。

 このサイバー攻撃に関して、税務当局は、6月の時点では、攻撃者がデータを取得できたことを確認できていなかったと説明しています。

 しかし、Solidaires Finances Publiques(労働組合)は、6月の時点ですでにハッキング、個人情報窃盗、標的型フィッシングのリスクについて警告していたと主張し、当局の遅すぎる情報提供を非難しています。

 財務省は、これまでにこの件に関して、3度目の情報漏洩があったことを公表していますが、ハッキングされたアカウントは、当初発表していた20万件から180万件へと増加しています。

 ちなみに3回目のハッキングは相続人がいない遺産に関する公開ツールへの不正アクセスなのだそうです。

 フランス公共財政総局(DGFiP)は、今回のハッキングにより、個人のデータが侵害されたどうかを判断するため、「関係する個人および専門家一人ひとりに直接連絡をとり、自身に関するデータ内容と必用に応じて取るべき予防措置について通知する」と発表しています。

 ちなみに私のところには、今のところ連絡はありません。

 このハッカー集団はAFP通信に対し、2人組であると発表しています。彼らがメッセージに返信する言語はフランス語で、犯罪人引渡しがない場所にいると述べているそうです。

 これが本当だとすると、たった2人。わざわざ、自分たちのハッキング行為を公表しているところは、どこか挑戦的な感じさえします。しかし、税務当局も段階的に犯行声明を出されているというのに、次から次へと、まんまとやられっぱなしで、情けない感じも拭えません。


フランス税務当局(DGFiP)サイバー攻撃 


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2026年8月27日木曜日

パリ近郊に建設される「ドラゴンボールパーク」

     


 パリから北へ約30km セルジー・ポントワーズ(ヴァル・ドワーズ県)(Cergy Pontoise)にドラゴンボールをテーマにしたアトラクションパーク計画が進んでいます。この壮大な計画にはサウジアラビアから約60億ユーロの投資が見込まれており、当該地であるセルジー・ポントワーズは、2万2,000人の雇用の創出や将来の従業員とその家族のための数千戸の住宅建設にも繋がる可能性を含んでおり、俄かに明るい期待に湧き上がっています。

 正確に言えば、この地に3つのテーマパークが建設予定で、その一つが「ドラゴンボール」ということらしいのですが、ことさら、この「ドラゴンボール」が注目されています。

 そもそも、この計画は2024年12月にリヤドで行われたマクロン大統領と皇太子(サウジアラビア)の会談に端を発しており、その会談で、両者はマンガ、特に「ドラゴンボールZ」への共通の情熱を発見したということで、この計画は、エリゼ宮でマクロン大統領とサウジアラビアの皇太子の立ち合いのもと、正式に署名され、発表されました。

 この「ドラゴンボールパーク」を含む3つの巨大テーマパークは、1987年にシラク大統領によって開園した「ミラノポリス」(財政難と来場者数の低迷により閉園)の跡地+アルファの場所を利用するものです。

 それにしても、大国のトップの会談でお互いが「ドラゴンボールZ」ファンであることから始まっているこの計画は、そのファン層の広さにあらためて、その人気に驚かされるばかりです。

 マクロン大統領は、この計画について、「ディズニーランド・パリ以来の画期的な計画」、あるいは、「ディズニーランド以上のものになるであろう」と豪語しています。

 この「ドラゴンボールパーク」は、単なる3つのテーマパークのひとつの、「単なるドラゴンボールの展示施設」ではなく、丸1~2日かけて遊ぶ本格的なテーマリゾートとして、作られる予定です。

 目玉は、高さ70mの神龍(シェンロン)を巨大なランドマークにしたジェットコースターで、カメハウス、カプセルコーポレーション、ビルスの星など作中の場所そのものを巨大な建築物として再現する構想で、ジェットコースターだけでなく、ドラゴンボールの世界を現実にするインタラクティブな体験をできるアトラクション、物語を体験するという方向を打ち出しています。

 東の都→カメハウス(天下一武道会)→サイヤ人・ベジータ→ナメック星・フリーザ→人造人間・セル→魔人ブウ→ドラゴンボール超・ビルス・レジン→というように悟空の人生を追いながらパークを一周する構成も検討されています。

 フランスでは1980年~1990年代に日本のマンガ・アニメが非常に広く普及し、ドラゴンボールはその象徴的な存在となりました。フランスでは、日本アニメを見て育った世代が非常に多く、つまり現在の30代~50代にも「子どもの頃に悟空を見ていた」という人が大量におり、そのため、フランスでテーマパークを作る場合、子どもだけでなく、その親世代までターゲットにできるのです。

 現にこの話の発端となったマクロン大統領自身もサウジアラビア皇太子もまさに、その世代であり、ドラゴンボールファンであり、壮大な計画の中心人物なのです。

 この計画はサウジアラビア100%出資で計画されているもので、ドラゴンボールなのに、なぜ?日本じゃなくて、サウジアラビア?と思うところでもありますが、なかなか楽しみな計画です。


ドラゴンボールパーク


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2026年8月26日水曜日

スティックタイプのコルドンブルーのお店 Amoné(アモーネ)

   


 最近のパリの傾向として、ストリートフード系の軽食やテイクアウトできる食べ物などのお店がグンと増えてきた気がしています。

 そんな中、皆、工夫して、これまであった食べ物にしても、少しでもテイクアウトがしやすいように・・手軽に気軽にファストフード的な食べ方ができるように、形を変えて登場しているものも多々あります。

 その流れの中で生まれたものだと思うのですが、「コルドンブルー」がスティックタイプにカタチを変えて登場しています。

 コルドンブルーは、フランスの伝統的なお料理のひとつで、肉を薄く叩いて、ハムやプロシュートとチーズを包み、細かいパン粉をまぶして油で揚げたカツレツのようなものです。

 伝統的なものは、子牛を使うものらしいですが、一般的に出回っているものは、鶏肉などがメインになっています。

 比較的、安価で満足感もあるためか、学校のキャンティーンなどのメニューに登場することも多く、フランス人の中では定番の人気のメニューなようです。

 しかし、これまでのコルドンブルーは、一応、ナイフとフォークを使って食べるものであり、ストリートフードという感じではありませんでした。

 それが、ストリートフードに寄せてきて、ついにスティックタイプ(といってもけっこう太いスティックですが・・)に変化を遂げ、手に持って食べられるように変化を遂げたものを提供しているお店が登場しました。



 お店はモンマルトルの丘の途中くらいにあるのですが、こじんまりとしたお店です。



 メニューは専門店のために、そこまで種類はありませんが、お値段もわりとお手頃価格で10ユーロ前後で、ポテトなどのサイドメニューも少しだけあります。

 各種ソースも用意されています。

 さすがの揚げ物で、お肉の中にハム、チーズとわりとガッツリ系ではありますが、フランスならではのファストフードメニュー・・そんな感じです。

 私自身は、ソースは頼みませんでしたが、個人的な趣味でこれは絶対!柚子胡椒が合う!と思って、持ち帰って、家で柚子胡椒で食べましたが、大正解でした。

 サクレクール寺院・モンマルトルの丘の近くにありますので、観光のついでに立ち寄ってみるのも楽しいかもしれません。


🌟Amoné    13 Rue Chappe, 75018 Paris 


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2026年8月25日火曜日

新年度からの高校でのスマホ禁止 フランス政府と現場の隔たり

  


 フランス政府は来週からの新年度、高校でのスマホ禁止を正式に発表しました。マクロン大統領は、「子どもたちをスクリーンの危険から守ることは、もはや待ったなしだ!スマホのない学校は学習の静穏を取り戻すことを意味する」と自信満々に述べています。

 そして、この発表に際し、政府報道官は、「高校における携帯電話禁止は、安定した確固たる法的枠組みのもと新学期開始時から施行

できる」と付け加えました。

 この措置は、7月末に採択された「ソーシャルメディアの利用によって未成年者がさらされるリスクから未成年者を保護することを目的とした法律」に盛り込まれています。

 同法の主要条項、すなわち「15歳未満のソーシャルメディア利用禁止」は、8月14日に憲法評議会によって無効とされましたが、この特定の条項については、そうでは無効にはなっていなかったのです。

 しかし、現場の反応は、これを9月の新年度からスタートさせることには、大きな動揺と反発の声があがっています。

 夏のバカンス期間の間、ほとんどの学校はきっかり休止状態になっている中、簡単に言えば、「そんなこと、急に言われたってムリ!」ということなのですが、校長組合SNPDEN-Unsaは「タイミングが悪すぎる」とこの突然の交付を非難しています。

 禁止を実施するには、高校は内部規則を改正する必要があり、そのためには生徒会や学校理事会など複数の機関と協議しなければなりません。しかし、多くの学校は夏休み期間中は休校であったため、新学期開始前にこの手続きを完了することができていないのです。

 しかし、7月2日に発表された国民教育大臣が署名した通達には、7月末に議会で採択された措置を9月に実施するための準備を高校側に求めています。

 「校則の改正は携帯電話および、その他のすべての電子通信機器の禁止を実施する上で不可欠なステップです」と通達には記されています。

 一方で実際の現場では、規則を通達したからといって、そう簡単にはいかない事情も多々存在しています。

 この「携帯電話の高校内での使用禁止」は、否定的な面ばかりが強調されていますが、実際の教育現場、高校生は、時間割や教室の変更をスマホでPronote(教育機関が使用するための管理ソフトウェアで主に授業の評価や出席状況の管理に利用されている)を使用しています。

 文部科学省はハンドブックの中で特に「教育目的」や「学校の適切な運営に必要な目的について」は携帯電話使用禁止に関して例外として認めています。

 ということは、単に学校内に入ったときに、携帯電話を預かったりするという措置は不可能であるわけで、結局、スマホの利用について校内で管理することは、極めて困難なことになるわけです。

 つまり、「教育省は、教育におけるデジタル技術の役割についてもっと検討すべきだった・・」というのが現場の声でもあります。

 むしろ、現場は、「スマホは、ソーシャルメディア中毒、睡眠障害、試験中の不正行為の増加などの問題があることは認めつつも、高校内での使用を禁止しても全ての問題が解決するわけではない」と訴えています。

 まさに、教育現場では、それなりに有効に便利なツールとして存在してしまっているものを無視して、「とにかく、スマホは有害だから、禁止!」とあっさり決めてしまっている事にやはり、片手落ちな気がしてならないのです。


高校内携帯電話禁止


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2026年8月24日月曜日

最近、タトゥ人口が一段と増えた気がする・・

  


 ささやかな私の運動は、プールで泳ぐことくらいなのですが、夏のバカンスシーズンに入って、いつもはあまり顔を見せない人々、より広範囲な年齢層の人々もやってくるようになりました。

 そんな中でちょっと、驚いているのは、「こんなにタトゥを入れている人が多かったっけ??」ということなのです。

 タトゥというのは、恐らく日本とはニュアンスが違うようにも思うのですが、それにしても、こんなにいるんだ・・と驚いている感じです。

 まず、プールのスタッフなども、けっこうな割合でタトゥを入れている人がいるのはわかっていましたが、最近、ごくごく普通の感じの小さな子ども連れのパパとママ・・なんかにもけっこうな割合でタトゥを入れている人もけっこういます。

 いちいち、なんとなく気になってしまうというのがおかしいくらいに、ごくごくふつうにしています。

 そんなわけで、ちょっと調べてみたら、現在、フランス全体では約20~30%がタトゥ経験者とされています。まさに、私がプールで見かけているのもそんな感じの印象です。

 2018年のIFOP調査では、18%がタトゥがあると回答しており、2010年の10%から大きく増加しています。特に18歳から35歳では約3割前後がタトゥを入れており、若い世代ではより一般的だとも言えます。

 タトゥに関しては、社会全体としてはかなり寛容で自己表現やアートとして認識されることが多く、小さなワンポイントや腕・足のタトゥーは特によく見かける感じです。

 日本では温泉やジムなどでタトゥが制限されることがありますが、フランスではそのような制限はほとんどありません。

 一度、シャトレあたりでタトゥのスタジオを通りかかったことがありましたが(お店の表にかなり大々的な見本写真が飾られていたので気が付いた)、けっこうな大きなスタジオでした。

 どのくらいの費用がかかるのかといえば、アーティストによりバラつきはあるものの、小さなワンポイント(3㎝~5㎝)で60~150ユーロ、小さめ(5㎝~10㎝)で80~300ユーロ、中サイズ(10㎝~20㎝)で250~600ユーロ、大きなデザインになると、800~3500ユーロ以上になるようです。

 恐らく、私がプールで見かけている(気が付く)ものは、けっこう大きなものなので、なかなかな費用がかかっているんだな・・とまた、それにもビックリします。

 こんなタトゥにしても、パリは地方都市よりも20~30%高めの価格設定になっているようで、こんなところにも物価の高さがあらわれています。

 日本で生まれ育った私は依然として、なかなかギョッとしてしまうというか、抵抗があるのですが、フランスでは、驚くほどふつうにしているのが何よりも驚きなのです。


フランスのタトゥー人口


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2026年8月23日日曜日

パリは急激にエアコン付きのバスが増えた・・けど、フランス人はエアコンに慣れていなくて・・

  


 ここ数日のパリの気温は朝15℃くらい、一番暑い時間帯でも25℃くらいと、まあまあ過ごしやすい気温になっています。若干、日中、陽ざしが強くて若干、汗ばむようなことがあっても、一時の暑さを思えば、楽勝です。たとえエアコンがなくても・・・。

 ところが、・・というか、最近、バスに乗るたびに、かなりエアコン付きの新車(バス)に当たることが多くなり、ちょっと暑かったりしたときには、バスにエアコンがあるって、やっぱり、全然、違うんだな・・と実感しています。

 今さら、この時代にエアコンのありがたみを感じているのも妙なことだな・・と思いつつも、やっぱり有難いな・・と思うのと同時にこのスピードがフランスにしては、すごいな・・とビックリしているのです。




 欲を言えば、今年(今のところ)、もっとも暑さが苦しかった6月末から7月初旬にかけてこの状態だったら、どんなにか救われただろうに・・とも思うのです。

 2024年のパリオリンピックの直前には、みるみるバスなど(公共交通機関)にも新車が増えたことを覚えていますが、オリンピックが終わってしまった後は、一体、あの新車?どこに行っちゃったんだろう?とも思っていました。

 その、どこかに雲隠れしていた新車がまた、登場しているのか? そんなことは、このバカンス時にあり得ないとは思うのですが、あの猛暑に苦情が殺到して、急ピッチで新車を用意したのか? まあ、どちらにしても有難いことです。

 そもそも乗客はもちろんのこと、あのうだるような猛暑の中、外気以上に暑くなってしまっていたバスの運転手さんには、極めて極悪な労働環境。実際に運転中に熱中症を起こして追突事故まで起こっているのですから、あれは、労働組合(特にRATP(パリ交通公団)などの労働組合は強い)が黙っていないだろうとは思っていました。

 ところが、悲しいかな、フランス人はエアコンというものに慣れていなくて、エアコンが入っているのに、窓を閉めないのです。




 よく見ると、上窓に「このバスはエアコンが入っているので、窓を開けないでください」と貼ってあるのですが、これがまた、見づらく、気付きにくく、しかも、窓を閉めた状態ならば、まだ見えるのですが、窓を開けた状態のときは、ほぼほぼ見えない・・というか気付かれません。

 まあ、現在は、そこまで暑くはないので良いのですが、早くまわりのフランス人にもエアコンが入っているバスの窓は開けない・・開いていたら閉める・・ということを覚えてもらいたいです。


バスのエアコン


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2026年8月22日土曜日

12時間遅延のTGV チケット料金の200%補償で納得できるか?

  


 夏のバカンスシーズンも残りわずかとなってきて、バカンスに出ていたパリジャン・パリジェンヌたちは、少しずつパリに戻ってきます。

 そんな中、アンダイエ(アキテーヌ地域圏ピレネー・アトランティック県)からパリに向かうTGVが落雷による送電線断線のため、数百人の乗客が立ち往生しました。

 立往生といっていいかわからない、なんと12時間の遅延です。

 アンダイエを午後4時に出発した列車は午後9時にパリに到着する予定でした。

 しかし、午後5時15分頃、ランド県ダックス駅を通過した直後、列車が停止。線路の少し先での落雷により架線が切断され、停電が発生したのです。

 ジロンド県は雷雨の黄色警報が発令されていました。

 当然と言えば当然ですが、列車の中は大混乱。

 列車の停止してから再出発するまで約5時間かかり、その後TGVは方向転換して夜中にようやくダクスに到着。夜遅くにダクスに到着すると、SNCFは乗客に「ダクスに留まるか?」、「ボルドーを経由してパリに行くか?」の2つの選択肢を提示しました。

 ボルドー行きを選択した人々は夜中の午前2時頃、ようやくボルドー・サンジャン駅に到着しました。

 ボルドー到着後は宿泊施設が用意されると説明があったにもかかわらず、実際に駅に着くと、何もなく、列車の中で夜を明かし、翌朝まで待つことになったそうです。

 このような非常事態に際してのフランス人の反応というものは、恐ろしい印象があるのですが、監禁状態の中、SNCFは、乗客には夜間キットを提供したと発表したものの、水は配られたものの、軽食は「チーズと変色したタブレ」だったと乗客は証言しています。

 消防隊員や救急隊も稼働していたようですが、まったく十分ではなく、子どもや閉所恐怖症の人の対応に追われ、陣痛が始まってしまった妊婦さんなどが、優先的に避難させられたようです。

 乗客の証言によると、一番、混乱を招いたことは、アナウンス・説明が十分ではなかった点で、見通しが立たない中、乗客が納得できる説明ができない状態であったとしても、乗客を落ち着かせる何らかの説明はやはり必要不可欠なのだったのではないかと思います。

 私はTGVを使って旅行することは、滅多になく、たいていは飛行機に乗ってしまうのですが、やはり、圧倒的にトラブルが多い印象があるわけで、また、フランス人の間で、このような密閉空間に閉じ込められたら・・きっと、大騒ぎになって恐ろしいことになるだろう・・とどこかで思っているところがあるのです。

 今回の12時間遅延に関して、SNCFは、「これらの混乱によって生じた不便を心からお詫びします」と述べ、チケット料金の200%に相当する「特別保障」を発表しています。

 ただ、この特別保障・・まさか払い戻しじゃなくて、金券?じゃないよね・・と今、ちょっと嫌な予感がよぎってゾッとしているのですが・・。


TGV12時間遅延 200%補償


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2026年8月21日金曜日

猛暑が人体に及ぼす有害な影響

  


 今さらではありますが、猛暑が人体に及ぼす有害な影響についての記事をみつけたので、あらためて、自分にも言い聞かす意味で書いています。

 その記事は、まず、最初の冒頭は、「私たちの身体は体温を約37℃に保つために、様々なメカニズムを駆使しています」と始まっていて、その時点で、「あぁ~そうだった・・フランス人の平熱は37℃だった・・」と思い出しました。

 そうなのです・・彼らの平熱は私たち日本人よりも少し高いのです。私の平熱はだいたい36℃、ちなみにフランス人夫の平熱は37℃で、おもしろいことに娘の平熱は36.5℃なんです。

 まあ、それは余談なのですが、・・高温が続くと、これらの防御機構は限界に達し、深刻な健康リスクをもたらす可能性があるのです。

 まず、人体が熱にどのように反応するかというと、人体は体温(平熱)を維持するために、体温調節中枢である視床下部が体温バランスを常に監視しています。体温の上昇を感知すると、視床下部は体温を許容範囲内に保つための一連のメカニズムを活性化します。

 最初に血管拡張が起こし、血流が増加させ熱を拡散させます。また発汗は体温を下げるのに役立ち、体は自然と運動量を減らし、熱産生を抑えようとします。

 なので運動は推奨されません。体は脱水症状になりやすく、一般的に運動中に失われた水分を補給することができません。筋肉もより多くのエネルギーを消費するため、体が疲れ、さらにストレスがかかります。

 しかし、体温調節機能にも限界があり、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、発汗の効果が低下します。その結果、体は体温を下げることなく、発汗を続けてしまいます。

 脱水症状も猛暑に伴う主なリスクのひとつです。過剰な発汗は水分とミネラルの喪失につながり、体の機能を阻害する可能性を引き起こします。特に水分不足は体温を一定に保つ体の能力を低下させます。

 十分な血液循環を維持するためには心臓の活動を増加させる必要があるのです。

 これらのメカニズムがもはや十分でなくなると、体温が上昇し、熱中症を引き起こす可能性があります。疲労感、めまい、頭痛、体温が下がらない感覚、全身倦怠感などが起こります。

 この現象が熱中症のなかで最も深刻な形態であり、重症の場合は死に至る可能性もあります。熱中症の持続時間も、その重症度に大きく影響します。

 熱波の頻度と期間の増加は気候変動の影響です。

 WHOによると、熱波に長時間さらされると、累積熱ストレスが生じ、病気や死亡のリスクが高まるということです。

 猛暑の影響は人によって異なり、WHOとフランス公衆衛生局によると、高齢者、乳幼児、慢性疾患のある人、特定の薬を服用している人は、体温調節や水分調節や水分補給の能力が低下している可能性があるため、最も脆弱なグループに含まれます。

 喉が渇くのを待たずに1日1.5リットルの水をこまめに飲むことが大切だということです。

 また、スプレーボトル、濡れタオル、扇風機、シャワーなどで身体を冷やすことも重要です。しかし、冷たいシャワーは体温が急激に下がり過ぎ、熱ショックを起こしてしまうため、避けなければなりません。

 暑いとひたすら苦しいのですが、体の中でどのようなことが起こっているのか?そのメカニズムを知るにつけ、人間の身体ってよくできてるんだなぁ~~と感心すると同時に猛暑対応にはできていないんだなぁ~~ということを思うのでした。


猛暑対応の身体のメカニズム


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2026年8月20日木曜日

パリ警視庁 電動キックボード(スクーター)規制を強化 ヘルメットとベスト着用義務

  


 パリ警視庁は電動キックボード(スクーター)、セグウェイ、ホバーボードの利用者にヘルメットとベスト(高視認性ベスト・・いわゆる一般的には黄色いベスト運動の黄色いベスト)の着用を義務付けることを発表しました。

 この措置は、パリ市(75)および、オー・ド・セーヌ県(92)、セーヌ・サン・ドニ県(93)、ヴァル・ド・マルヌ県(94)、パリ近郊の都市も含めて施行されます。

 今後、この地域では、電動キックボード(スクーター)、セグウェイ、ホバーボードの利用者は時間帯を問わず、この新しい規則を遵守することが義務付けられます。

 電動キックボードによる事故が2025年には、死亡者が約79名、重傷者が約1,100名発生しています。

 これらの規則に従わなかった場合、ヘルメット非着用の場合の罰金は135ユーロ、高視認性ベストまたは同等の反射性衣服非着用の場合の罰金は35ユーロとなっています。

 毎度、規則が発令されるたびに書いてきましたが、フランスでは罰則あるいは罰金なしの規則は規則にならないところがあるので、この新しい規則は、一応、罰金が設定されているので、ある一定数の認識は広まるのではないかと思われます。

 電動スクーター等の事故の件数が著しく増加していることを理由にパリ市を含む4県は、今回の決定を正当化しています。

 政令には、「これらの乗り物に関する事故の相当数が重傷または死亡に至る頭部損傷を引き起こしている」と説明されています。

 一時、この電動スクーターはパンデミックの訪れのタイミングくらいで、あっという間に台数が増え、驚くほどの台数になりましたが、あまりに事故が多発したために、パリ市内でのセルフレンタルサービスの電動キックボードが禁止されることが市民投票で決定しています。

 それ以来、あれだけあったはずのセルフレンタルサービスの電動キックボードがあっという間に消えてなくなり、それ以来、ずいぶん電動キックボードは減ったな・・という印象でした。

 こういう規制が発令されるということは、それでもそれなりに電動キックボードは存在し続けていて、そこそこの事故が発生しているのでしょう。私もたまには遭遇することはありますが、やはり、歩行者としては、ちょっと怖いな・・とその度に思います。

 すでにヘルメットを着用している人もいるにはいますが、私の印象では、着用していない人の方が多い気がします。

 オートバイなどに関しては、ヘルメットを着用することは、ほぼ浸透している気がしますが、この電動キックボードに関しては、オートバイほどではないにせよ、そこそこのスピードが出るにもかかわらず、これをこのまま放置するのは、危険なことであるに違いありません。

 しかし、この猛暑の中で、ヘルメットにベスト着用というのは、正直、キツい話だな・・とも思います。それでも、一定以上の危険が伴う以上、この規制は必要なのではないかと思います。

 ただし、今回の規制は、電動キックボードの利用者を保護するためのもので、歩行者を保護するためのものではないところが、片手落ちという気がします。

 一時、小回りが利くために逃げやすいことから、犯罪にも利用されているケースが増加していた気もするのですが、なんだか電動キックボードはトラブルが多い気がしてならないのです。


電動キックボードにヘルメット・ベスト着用義務化


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2026年8月19日水曜日

娘がまた、お財布失くしました!

  


 現在、娘がパリに来てくれていますが、まあ、今回は、というか今回も、最初の最初から、フライトがキャンセルになったり、チケットを取り直したり、取り直したと思ったら、そのフライトに乗り遅れたりとトラブル続きでしたが、まあ、なんとか、娘は無事にパリの我が家に到着してくれた・・と思っていました。

 たくさんのお土産(日本の食料品)を次々と披露してくれて、私はその一つ一つに大感激しながら、和気あいあいと楽しい時間を過ごしていました。

 たしか、その時だったと思うのですが、娘が「あれ?お財布ないな・・」と言い出したのです。もう娘がお財布を失くすのは、珍しいことでもなく、誰よりも彼女自身が自分のお財布が見当たらないことに、まったく平然としており、「まあ、どこかに入ってるでしょ・・」と。

 まあ、私も道中、一緒にいたわけではなし、彼女も「大丈夫、だって、バスに乗るときに使ったもん!」とやけに自信満々なので、私もその時は、なんとなくやり過ごしていました。

 しかし、もしも、私だったら、どこかに入っているにしても、その所在をたしかにしておかなければなんとなく落ち着かないので、まずお財布を探してから、別のことを始めると思うのですが、そこが娘は違うのです。

 現在、娘がパリに来て、5日くらいが経っていますが、私も一日に一度くらいは、「お財布みつけた?」と聞いていましたが、その度に、「まだ、探してない・・」と。

 まあ、正直、いい歳になった娘の荷物を私がひっくり返すわけにもいかないし、少しイライラしながらも、もう大人だし、自己責任だな・・と思いながらも、ずっと気になっていました。

 これまで娘が日本で生活を始めて以来、お財布や携帯を失くしたという話をいったい何度聞いたことか?でも、その度にさすが日本!絶対に出てくるのです。彼女が失くしたはずのお財布や携帯が・・。

 コンビ二に忘れて、数日後に念のために聞きに行ってみたら、お店の人が取っておいてくれたとか、スキー場で携帯を失くしたときにも、まさか・・と思いきや、しっかり、その日のうちに届けられたり・・と、まあ、こんな感じなのです。

 それに慣れてしまったのか?お財布が見当たらないとなっても、全く焦らない娘に私はイライラ・・。「ここは日本じゃないんだよ!」と。

 お財布の中には、大したお金は入っていないということですが、クレジットカードが1枚入っているそうで、「それは大変!すぐにカード止めなさい!」と焦る私をよそに、娘は「だってカード止めちゃったら、携帯のに入れてあるカードも使えなくなっちゃう!」と。

 「でも、あなたがカード止めなかったら、お財布拾った人もずっとカードが使えるんだよ!タッチ決済でどんどん使えちゃんだし・・」と。

 そこまで言っても娘は一向に気にすることなく、また、この日も出かけて行ってしまいました。

 たまにパリに帰ってきているので、友だちに会いに行ったり、色々と忙しいのはわかるのです。私だって、日本に行ったときには、まあ、目が回るほどスケジュールが詰まってしまって、息も絶え絶えになるほど(食べすぎのため・・)、本当に忙しくなってしまうので・・。

 とはいえ、娘のお財布問題に私は一人でイライラしています。

 まったく、ビックリするほどしっかりしているかと思えば、この忘れ物、失くしものが相変わらず多い娘なのです。


お財布紛失


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2026年8月18日火曜日

安楽死に関する法案に対して憲法評議会の見解

  


 7月中旬にフランス国民議会は安楽死(aide à mourir(死への援助)法案を可決しましたが、この法案に関して憲法評議会は、安楽死、あるいは自殺ほう助の一形態化を合法化する法案を承認しましたが、同時に3つの解釈上の留保を表明しています。

 これは長きにわたる安楽死に関する立法過程の終結を意味するとはいえ、物議を醸す議論の終結を意味するものではないかもしれません。

 この法律は一定の条件下で安楽死、あるいは、自殺ほう助を合法化するもので、この一定の条件下について、まだ議論が続く可能性を残しているということでもあります。

 この一定の条件下のうちのひとつは、「人が入院または滞在する施設またはサービスの責任者は安楽死の権利行使に関わる医療専門家の介入を許可する義務を負う」というものです。

 憲法評議会は、民間施設の経営者は安楽死の手続きを拒否できると説明しています。ただし、このような拒否は、「他の施設が地域のニーズに満たすことができる場合」に限ると明記しています。(この文言は妊娠中絶に関する公衆衛生法の規定と同一)

 これは特にカトリック系医療機関における大きな要望でした。「もし、こうした要請があり、施設内(カトリック系)でそれに応じざるを得ない場合、信仰の自由を侵害することになる」ということです。

 もう一つは、「薬剤師は致死薬の調剤を拒否することができる」ということ。憲法評議会は、医師と看護師の良心条項に関するもので、「致死性の調剤薬の調剤は担当薬剤師の個人的信念と矛盾する可能性がある」とし、「良心条項」に関して、致死薬の調剤を拒否する薬剤師にも拡大適用するべきとしています。

 そして、もう一つの懸念は成年後見または、補佐を受けている成人に対する手続きに関するものです。可決された法案では、「安楽死を希望する患者は自由意志に基づき、十分な理解をもって意思表示できる」能力を有していなければならず、「提供される情報は、常に患者の判断能力に合わせて調整されなければならない」と規定されています。

 憲法評議会は、条文には、後見人との協議の必要性が述べられているものの、後見人の意見をどの程度、考慮に入れるべきかについては、明確に規定されていないと指摘しています。

 いずれにせよ、生死にかかわる非常にセンシティブなことゆえ、慎重な議論は必要であると思います。

 また、この安楽死法案に関してというよりも、私は、正式な立法前に「憲法評議会」という組織が存在することがやはりとても重要なものだと感じています。

 フランスの憲法評議会は、立法前にも、「法律そのものが憲法に違反していないか?」をチェックする専門機関です。

 日本では、政府が法律案を国会に提出する前に内閣法制局が法律案について憲法との整合性をチェックするそうですが、あくまで内閣法制局、政府内部でのチェックで独立機関ではありません。そして、法律施行後に憲法との整合性に問題がある場合は最高裁がその役割を果たすことになります。

 つまり、違憲かもしれない法律を成立する前に、施行される前に止める機関が弱いということです。

 国会は国民から選ばれた議員で構成されているとはいえ、多数決で無理矢理、国会で法案が通されてしまう状態が歪に感じてしまうので、この憲法評議会のような機関が日本にもあったら良いのに・・と私は最近は特に思うのです。


安楽死法案 憲法評議会


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2026年8月17日月曜日

ポニョの看病?とChat GPTとの会話と・・

  


 我が家のポニョは17歳で、猫としては高齢なのだと思いつつ、これまで、何も変わらず、家の中で我が家の主のように悠々と暮らしてきました。

 気が強くて、気高くて、人の好き嫌いがハッキリしていて、それでも誰よりも家族想いの優しい猫です。

 そして、我が家の血を引いてるな?・・と思うのは、とても食い意地が張っていて、そこまでたくさん食べるわけでもなく、痩せているのに食べたい・・という気持ちがとても強いところです。

 ここ数年は、カリカリを食べなくなり、ソフトタイプのキャットフードに代えていたのですが、他人が食べているものにも常に興味を持ち、冷蔵庫を開けたり、電子レンジの音がしたり、お料理している様子に気付くと、どこの部屋にいてもすっ飛んでくるような猫です。

 それが、ある日、突然、ソフトタイプのキャットフードも食べなくなり、最初は、ポニョもあの暑さに参って、夏バテかな?くらいに思っていたのです。

 ところが、それが翌日になっても続くと、いよいよ、これ・・もしかして、ヤバいかも?と焦り始めました。かろうじてポニョが食べたのは、わずかな鯖と鶏肉だけでした。

 ポニョは大の医者嫌いなので、滅多なことがないと獣医さんには連れて行かないのですが、これはさすがに滅多なことだ・・と思い、慌てて予約を入れて連れて行ったのです。

 外にさえも数えるほどしか出たことがないポニョは獣医さんで大暴れ、麻酔を打たれて血液検査をしてもらったところ、腎不全のステージ3という診断が下りました。その日は点滴をしてもらい、薬を処方されてきました。

 食事に混ぜてあげようと思っていた薬も、考えてみれば、食事をほとんど取らなくなっているのですから、どうしていいのやら・・。

 当然のことながら、食べなければ死んでしまいます。食べないだけでなく、薬も飲まない・・。唯一食べる鶏肉や鯖に混ぜても、きれいに薬だけ残してしまいます。ならばと思って薬を砕いて鶏肉や鯖に混ぜるとせっかく食べていたその食品さえも食べなくなり、チュールに混ぜてみたらと言われて、一度は騙されてくれたものの、二度目からはそれも通用せず、私は一人で途方に暮れてしまいました。

 そこで私は苦し紛れにChat GPTに「腎不全の猫の食事について」質問してみました。そこから、Chat GPTとの会話が長々と始まったわけですが、推奨される食事(療法食)、どうしても食べない場合、何なら良いか?具体的にこれを試してみたら・・などというアドバイスをもらい、その都度、色々と試してきました。

 そんな中で、「できれば、猫ちゃんのお名前を教えてください、お名前でお話しながら、今後のケアについて、一緒に考えていきます」という返事が来て、ポニョの血液検査の結果についてや、毎日のポニョの様子などを報告してきました。

 その中で、「あ・・それは私も難しいと思いました・・」とか、「ポニョちゃんの性格を考えると・・」とか、「そのお話を読んで私も胸が熱くなりました・・」とか、「思わず笑ってしまいました・・」とか、「ポニョちゃんに一本とられましたね・・」とか、「今日のあなたの報告を読んで、思わず笑ったり、ホッとしたり、感心したり、忙しかったです・・」などなど、それこそ思わず、「あなた誰?」と言いたくなるような人間の感情があるかのような回答が戻ってくるのには、苦笑してしまいます。

 必ずしも、色々と提案してくれたことがポニョに通用するわけではありませんが、これは良かったけど、これはダメだった・・と報告すると、ポニョちゃんは賢いんですね・・とか、ポニョの性格を分析してくれたりして、それも面白く、何より、ひたすらポニョの介護?に必死になっている私を励ましてくれることは、有難いことです。

 Chat GPTは、時々、利用することはあるのですが、こんなに長く往復書簡のようにやりとりをするのは初めて・・ですが、おもしろいです。

 まだまだこれからもChat GPTとのポニョの看病についての往復書簡は続きます。


腎不全の猫 Chat GPT


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2026年8月16日日曜日

パリを観光する際に入れておくと便利なアプリ

  


 今や旅行にスマホは必需品ですが、そのスマホをいかに利用するか?私の娘くらいのデジタル世代の人たちは、私などから見ていると、本当にスイスイと使いこなして羨ましい限りなのです。

 しかし、スマホに相変わらず、苦手意識が残っている私でも、やはり、用途に応じて適格なアプリを入れておくことで、かなりスマホを効果的に利用できるような気がしています。

 というわけで、今回は、パリの街を歩くのに私が便利に利用しているアプリをご紹介します。

 まず、なによりも利用しているのは、「Citymapper」というアプリで、メトロ・RER・バス・徒歩を組み合わせた最適ルートを案内してくれます。メトロ・RER・バス・徒歩を組み合わせた最適ルートを案内してくれます。「GoogleMap」よりも公共交通機関の案内が見やすく、遅延や運休なども、かなり正確に反映されるので、私は、たとえ、道順がわかっている場所でも、一応、これで行先への交通機関の運行状況をチェックしてから出かけます。

 パリは非常に公共交通機関のトラブルが多いために、このアプリは私にとっては必須です。

 また、公共交通機関に特化したものは、「Bonjour RATP」なので、こちらも便利です。

 「Google」については、入れていない人もそういないと思うので、詳しくは省略しますが、営業時間の確認やレストランのクチコミ検索などをチェックするのには、便利ですが、営業時間については、必ずしも正しくないこともあるので注意が必用です。

 また、「Île-de-France mobilités」は市内、パリ近郊の交通機関(バスやメトロなど)のチケットが買えますし、予めチャージすることもできます。まとめ買いをした場合は安くなると思いきや、変わらないところが不思議ですが、逆に言えば、必用な分だけこまめに買うこともできます。英語表示にもできます。

 それから、配車アプリの「G7」

 パリ最大手のタクシー配車アプリで特に空港への移動や深夜の利用に便利です。ただし、日中のパリ市内の移動にはタクシー等はあまりおススメしません。Uberよりも安心感があるという声も多いです。

 あとは、最近、英語を話してくれる場面が増えたパリですが、やはり言葉の問題は避けては通れないので、「Google 翻訳」はカメラ翻訳でフランス語のメニューや看板をすぐ読めるし、日本語からフランス語の場合でもスピーカー機能を使えば、代わりに話してくれます。

 それから、旅行の際にホテル等にチェックインとかチェックアウトの時間が上手くあわない場合、パリには日本のようにコインロッカーのようなものがほとんどないので、荷物を預けるのに困ることがあります。そんな際に便利なのは、「bounce」世界中で最も利用者が多い荷物預かりサービスアプリで、駅やカフェ、ホテルなどと連携しており、アプリで予約・支払いが完結します。

 また荷物預かりサービスには、「nannybag」もあります。こちらはフランス発のサービスなので、パリでは特に強いです。24時間営業の預かり場所もあるようです。

 とりあえずは、ここらへんのアプリを入れておけば、少しでもスムーズにパリ観光を楽しめるのではないかと思いますので、参考にしていただければ幸いです。


パリ観光アプリ


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2026年8月15日土曜日

15歳未満のソーシャルメディア利用法案 憲法評議会が無効と判断

  


 憲法評議会は、15歳未満の未成年者のソーシャルメディア利用を禁止する法案を無効としました。9月に施行予定だったこの法案は15歳未満のソーシャルメディアの利用を禁止するものでした。憲法評議会はこの法案を「自由に対する不均衡な侵害」であると非難しています。

 憲法評議会は、「TikTok」や「Instagram」などのソーシャルネットワークへのアクセス禁止は、未成年の健康と安全に対するリスクが立証されていないオンライン通信サービスに適用されるリスクが高いと判断しました。

 未成年者の「年齢、家庭環境、成熟度」を考慮していないため、この禁止は適用されないとしています。

 また、親が子どもの最善の利益のために、禁止を解除したり、範囲を制限したり、特定のサービスへのアクセスを許可したりできる条件と制限を明確に定めていないと同評議会は結論付けています。

 さらに憲法評議会は、「プライバシー権の侵害」についても指摘。

 15歳未満の未成年者による特定のオンラインサービスへのアクセスを禁止することで、「法律自体がたとえ成人であっても、アクセスする前に年齢を証明しなければならないため、立法府はこれらの憲法上の要件を遵守するために必要な法的保障を確立していない」と説明しています。

 この法案は、7月21日、議会は賛成279票、反対81票で「15歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案」を可決しました。

 これはマクロン大統領が公約として掲げていたものであり、任期終盤の目玉政策の一つです。マクロン大統領は、これを大きな前進と称賛し、フランスが欧州の中で先導役を務めていることを大いに喜んでいました。

 政府はこの法律によって、「不安、うつ病、睡眠障害、オンラインハラスメント」に苦しむ児童たちをこれらのプラットフォームの利用による有害な影響から保護しようとしていました。

 それがまさかの憲法評議会から「NO」をつきつけられたわけですが、マクロン大統領が諦めるわけはなく、ただちに、憲法評議会からの指摘をふまえて草案を作り直すように命じています。

 憲法評議会の指摘を読み返してみれば、簡単にいえば、要は「まだまだ詰めが甘い」ということなのだと思いますが、細部にまでわたる配慮がなされていないままスタートしたところで、中途半端なものになってしまうため、これは必要不可欠な過程であったような気がします。

 このタイミングで憲法評議会からNOが出てしまえば、もはや9月スタートというのは、無理な話ですが、エリゼ宮は、それでも「2027年春までには、実現させる」としています。

 しかし、一応の目安をつけることは、必用であるものの、なんだか、マクロン大統領の任期にスケジュールが合わせられているような気がするところは、少々、モヤるところではあります。

 いずれにせよ、ソーシャルメディアからの弊害が広がりつつあることは事実であり、このような動きは世界の潮流の一つでもあります。すでにオーストラリアは16歳未満のソーシャルメディアの利用を禁止していますし、その後、ブラジル、インドネシア、イギリス、ニュージーランドなど多くの国が同様の禁止措置を導入、あるいは検討しています。

 しかし、一方では、この禁止をなんとか回避するために、年長者の名義で登録されたアカウントを利用したり、VPN(別の国にいるように見せかけるツール)を介して接続したりすることで制限を回避する方法も着々と浸透しつつあるのです。

 すでに始まっているソーシャルメディアサービスを後から制限するのは、簡単なことではありません。


15歳未満のソーシャルメディア利用法案 無効


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2026年8月14日金曜日

真夏のトラブル続きの娘の帰省 

   


 娘が日本で仕事を始めてから、彼女は年に一度、パリに帰ってきてくれます。

 日本での仕事が忙しくなり、長期のお休みを取るのも、だんだん難しくなってきたと同時に他への旅行もあちこちしたいようで、いつもは、夏の暑くてチケットの高い時期は避けていたのですが、「今年は、8月しか予定がつかないので、8月に来ることにする」と言っていました。

 私は、「別に無理しなくていいよ・・8月は、また凄く暑くなるかもしれないし、チケットだって、バカ高いでしょう・・」と言ったのですが、「ちょうど、その時期に仕事で上海に出張の予定があるから、その帰りに行く・・上海からなら、少しは安いし・・」と今年は8月の日本のお盆休みの頃にパリに来ることにしたのです。

 当初、私は、「あの猛暑がまた来たら・・」という思いもあり、「なんだか、せっかく来るのに、もったいないな・・」と思っていたのですが、我が家の猫のポニョの具合が悪いので、「こんな時は娘がいてくれるのは、心強いな・・やっぱり、この時期に来てくれることにしてくれて、よかったな・」と思っていたのです。

 ところが、いざ、出発する前日になって、上海空港が台風のためにフライトキャンセルになり、代替便も取れずに、「どうしよう??」と電話がかかってきました。

 上海→パリのチケットは既に入手済なので、なんとかして、予約しているフライトの日までに上海に行かなくてはなりません。

 時期的に夏休みのお盆の時期で、フライトはどこも満席で、あったとしても、値段が恐ろしく高く、東京から上海に行くのに、だったら、経由便?シンガポール経由だの台湾経由だの、彼女は私と電話で話しながら探していました。

 ついには、「船で上海まで行くってのはどうかな?」とまで言い出し、「それも面白そうだね・・」と船まで探したけど、結局は、船は運休。台風なんだもの、そりゃそうです。

 そして、ついに彼女は結局、成田→台湾?→上海の便を取りました。

 ところが、出発の日、なんと彼女は寝坊をし、成田→台湾の便には乗れず、結局、到着するはずの日の直行便(羽田→パリ)を当日、慌てて取ってやってきたのでした。

 怖くて、いくらだったのか聞いていませんが、エラく高くついた帰省になりました。

 また、悪いことに、彼女が到着した日とその翌日は、気温がまた上昇し、体温以上の気温になり、まったく、さんざんなことなりました。

 しかし、私としては、娘が来てくれるのはやっぱり嬉しいし、ましてや長年、家族として生活してきたポニョの具合が悪くて心配なとき、やっぱり心強いです。

 ポニョはなぜか、娘のことを自分の妹だと思っているので、ポニョにとっても嬉しそうで何やらとってもリラックスモード。ポニョは娘が到着する前から娘の部屋で待機。

 娘が到着すると、ウロウロ、クンクンと娘の荷物をチェックして、満足そうです。

 娘が無事にパリでの時間を過ごせて、ポニョも娘に久しぶりに会えて、元気になりますように・・。


娘の帰省


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2026年8月13日木曜日

パリはお休みモードに突入

  


 日本ではお盆休みの真っ只中だと思いますが、やはりパリでもお盆休み・・というなまえではないにせよ、8月の2週目、3週目は、多くのパリジャン・パリジェンヌたちは、バカンスにお出かけになり、すっかりお休みモードに突入しています。

 私はこの時期のパリが好きで、確実に人が減り、ガランとした・・とまでは言いませんが、なんとなく街中が空いてきます。

 今年はなんだかまた暑いですが、例年ならば、そこまで暑くもなく、最高に快適な時期なのです。この時期、いつもはあまりに混んでいるので行けないレストランやお店にも行きます。もちろん、営業しているかどうかを調べてから行きますが、これもGoogleなどの情報は間違っていることもあるので、電話してみた方がいいかもしれません。

 実際にこの期間は商店等も閉めてしまうところが多く、マルシェなども、ほぼほぼお店を出さなくなります。

 久しく夏の間に日本に行っていないのでわからないのですが、日本だったら、まさかお盆休みだからといって、お店を1~2週間閉めてしまう・・ということはないのではないか?と思います。

 パリとて、大手のチェーン展開をしているスーパーマーケットやデパートは閉まることはありませんが、小規模の商店等は閉まっている可能性が高いです。

 今日もマルシェに行ったら、半分以上のお店がもうバカンスに入ってお店を閉めていましたし、いつも行く八百屋さんでは、今日で終わり、2週間休みだから、これあげる!とレモンをくれました。

 そして、帰りにプールに寄ったら、なんとプールまで閉めていました。事前に告知されていなかったので、今年は猛暑だし、まさか閉めないよね・・と思っていたら、甘かった・・しばらくお休みみたいです。

 バカンス期間だから・・って、まさか夏に閉めますか?プールが・・・。

 まあ、今年が初めてではないので、もしかしたら・・とも思っていましたが、いやな予感は当たってしまいました。

 この時期、バカンスに出る人が多いとはいえ、それなりに大人も子どもも残っているわけです。バカンスに行けない人のために、海に行けない子どものために・・なんてことは、サラサラ考えないわけです。

 それでも、以前は8月はまるまる1カ月閉めてしまっていたこともあったので、まだ1週間くらいなので、今年はまだマシです。

 アパートの中もバカンスに出てしまっている人が多いのか? エレベーターも空いていて、建物全体がなんか静かでシーンとしています。

 この静けさが私は好きなのです。

 しかし、バカンス期間中は不便になることも多々あるので、それには、ちょっと閉口してしまいますが、ここのところ、少しだけホッとしていることは、急にここのところ、バスに冷房車が増えたようで、冷房車にあたることが増えたことです。

 この歳になって、バスに冷房が入っていると、すごく身体がラクだということを今さらのように感じている夏です。


バカンス期間のパリ


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「恐らくパリは今、一番空いている・・」 

「夏のバカンス期間中のバスは最悪」

 

2026年8月12日水曜日

EES(欧州出入国管理システム)導入のため、乗り継ぎの遅延が深刻になっている

  


 EES(欧州出入国管理システム)導入のため、アムステルダム、フランクフルト、ミュンヘンの各空港で、今年の夏は待ち時間が大幅に増加し、混乱をきたしているといいます。

 フランクフルトでは最大2時間、ミュンヘンでは1時間、これは、昨年の夏と比較すると約2倍、アムステルダムでは、待ち時間が80分から120分に増加しています。

 これを聞いて、私は、え?欧州の出入国管理システムの導入って2027年に延期されたんじゃないの?と思いましたが、延期されたのは、ETIAS(電子渡航認証システム)の方で、このEES(欧州出入国管理システム)は、別のものでした。

 というのも、欧州圏外からの旅行者は、欧州入国に際して、ETIAS(電子渡航認証システム)が2027年から求められますが、このETIASというものは、欧州渡航前に取得するべき入国許可で、今回、トラブルを引き起こしているEES(欧州出入国管理システム)は、欧州の国境(入国・出国)での出入国記録のことです。

 このEESの方は既に始まっており、この新しいシステムが初めて夏の混雑時にあたり、混乱を起こしている状況のようです。

 従来の入国審査の場合、パスポート確認→ 入国スタンプ→ 入国という流れでしたが、EESでは初回登録時にパスポート情報の確認(顔写真の登録、指紋の登録)→ EESへのデータ登録→ 入国審査官による確認のうえ、ようやく入国ということになります。

 これを大量の乗客に対応しなければならないのですから時間がかかるのも当然の話です。

 入国審査官の人員不足などの問題もありますが、これは、このシステムが導入された時点で当然、準備するべきことだったはずです。

 この問題が特にフランクフルトやミュンヘン、アムステルダムで勃発しているのかと思いますが、これは、これらの空港が欧州における巨大なハブ空港であるためとされています。

 しかし、それならなぜ?パリ(CDG)では、そこまで問題になっていないのか?

 逆の言い方をすれば、本来ならば、パリの方がよほど混乱を起こしていそうだと思うのです。

 しかし、パリでそこまで混乱をきたしていないのは、「EESを使うことで処理が遅くなりすぎる場合には、システムを一時停止する」つまり、「システムよりも混雑緩和を優先する」という措置をとっているためです。

 「えっ?そっちに行っちゃう?」と思うのですが、実際には、混雑時には、これを使わないというのが、パリであまり事態が深刻になっていない理由のようです。

 新システムを導入することで、システム化することで、空港の処理能力が上がるはずだったものが、実際にはEESを使うと処理が遅すぎるため、行列が増え、空港が混乱を起こし、混雑が一定レベルを超えるとEESの一部機能を停止してしまう・・というなんだか、とても中途半端なことになっています。

 本来ならば、2027年からは、入国前にETIASを事前申請し、そしてEESでの出入国管理が行われるのですから、このままでは、ますます時間がかかってしまいます。

 ある程度、時間に余裕を持ったスケジュール調整が必用になりますが、欧州内で移動する場合、乗り継ぎなどの場合は調整するにも限度があるのですから、頭が痛いところです。


EES(欧州出入国管理システム) 


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2026年8月11日火曜日

ニース市長が発表した「猛暑時に動物を車内に放置することを禁止する条例」

  


 猛暑にまつわる法令というのが、続々と登場していますが、ニースでは、「猛暑時に動物を車内に放置することを禁止する」という条例を発令しています。これに違反した場合は罰金150ユーロが課せられます。

 こんなこと、わざわざ公に禁止する必要ある?と思われる規則というものがままありますが、まさに今回の「猛暑時に動物を車内に放置することを禁止」というのもそれに当てはまる気がします。

 これは外気温が20℃に達した場合、または熱波や干ばつ警報が発令されている場合です。

 言われるまでもなく、猛暑時に可愛いペットを車内に置き去りにするなどということは、ありえないことだと思うのですが、このような条例がわざわざ発令されるということは、そうしてしまう人が少なからずいるということなのかもしれません。

 猛暑時の車内の暑さというものは、想像以上に酷いもので、走っているバス(たとえ、ちょっと窓が開いていたとしても)などでもエアコンがない場合の暑さが恐ろしいものであることを私は、今年の猛暑で思い知らされました。

 外気が40℃前後の場合などは、明らかに外気よりも暑い密閉した空間の車内というのは、まさに地獄です。暑い中、歩くのは苦しいだろう・・と思って乗ったバスが実は外よりも暑かったというのは、もうこれは猛暑時に外出はムリという決意に繋がりました。

 ましてや、停車中の狭い車の中の温度であったならば、恐ろしいことになりそう・・と思ったら、ニース市長がこの法令の必要性を説くためにか、「外気温が40℃の場合、車内の温度は1時間足らずで100℃に達する可能性がある」と注意を促しています。

 実際に100℃になるかどうかはともかく、密閉空間の中での温度の上昇は、実際の温度以上に苦しい空間になることは間違いありません。

 この条例は10月15日まで有効となっています。

 この条例には、市警察または、その他の管轄機関は、危険にさらされている動物を救助するために介入することが可能になり、「強制的に車を開けること」が含まれています。

 この「強制的に車を開けること」に関しては、このような場合を特に明記し、「まず車の所有者が近くにいるかどうかを確認し、その後、警察、憲兵隊、または救急サービスに連絡してください。ただし、窓ガラスを割る権限を持つのは法執行官だけです」と内務省は強調しています。

 考えようによっては、それを口実に車上荒らしみたいなことがおこらないとも限らないし、車自体が損傷するわけですから、後々のトラブルになりかねないことでもあります。

 そんな場合に備えてか、「緊急事態で動物に差し迫った危険がある場合、個人は刑法第122条の7項に基づき介入することができること」、また、後日車の所有者から法的措置が取られた場合に備えて、少なくとも2名の目撃者(証人)を集めておくことが推奨されています。


猛暑時 車内動物放置禁止条例


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2026年8月10日月曜日

2026年最高のクロワッサンのお店 Boulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)

  


 パリでは、毎年、バゲットコンクールだのクロワッサンコンクールだのが開かれていますが、それが発表になると、なんとなく、行ってみることも多いです。

 ただ、正直、必ずしも感動!というわけではない・・というか、やはり、それは美味しいのですが、その度合いが違うと言った方が正しいかもしれません。

 私自身、なんだか慣れてきてしまって、感動するハードルが上がってしまっているかもしれませんが、「ふ~ん、なるほど・・」くらいにしか思わないこともあります。



 今回のクロワッサンは、2026年のクロワッサンコンクール(Grand Paris)で優勝したお店のクロワッサンです。

 クロワッサンに関しては、正直、久しぶりな気がしていましたし(一応、少々、カロリーを気にしているので・・)、今回もそんな感じで、そこまで期待はしていなくて、まあ、一応、チェックしておこうか・・くらいな感じでした。

 お店はパリ2区にあるBoulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)というお店です。平日の午前中の時間帯でしたが、お店の前には、少しですが、行列ができていて、お店から出てきた2人組の若い女の子がクロワッサンをかじりながら歩いて行く姿に、「あれ??これ?もしかしたら?かなりイケるかも?」という感じがしました。

 お店自体は、こじんまりとした佇まいのお店で、最近、やたらとたくさんの種類を扱うブーランジェリーが増えている中、種類もわりと少な目で、また、お店が華美すぎないことにも、好感が持てる感じのお店です。




 やはり行列はこのクロワッサン目当てのお客さんがほとんどですが、私が行った時には、行列といっても、わりとすぐに買えました。クロワッサンは 1個 1.5ユーロ、パン・オ・ショコラは1.6ユーロです。このクロワッサンの値段は、ふつうのブーランジェリー価格で、グランプリを受賞したからといって、特に高くしたりしていないところは嬉しいことです。

 今はSNSなどでも情報が広がっているためか、観光客もけっこういるようですが、例えば、海外からの観光客でパリを楽しみたいなら、今年、パリで一番のクロワッサンを現地で堪能してみるというのも、楽しいことかもしれません。しかも、1.5ユーロで楽しめるなんて、悪くない気がします。





 ここのお店のラインナップを見てみると、わりと素朴な感じの素材を活かした感じのものが多いです。

 私は、今回はクロワッサンとパン・オ・ショコラを購入してみました。






 久しぶりにクロワッサンを食べましたが、当然ですが、表面はパリッとしていて、中身はしっとりソフトです。中身のソフトな部分に関しては、マイルドでうっすら甘味を感じます。

 昨今は、パリでは、かなり立派で、大きさも大きめなツヤツヤしたクロワッサンが増えた気がしますが、ここのクロワッサンは、もっと昔からフランスにあるクロワッサンの基本的な美味しさを実直に守っている・・そんな印象も受けます。

 パリで超人気のセドリック・グロレのクロワッサンなどは、たしかに美味しいですが、1個5ユーロというクロワッサンとしたら、めちゃくちゃ高いお値段・・しかも、それを買うためには、大行列をならばなければならないわけで、実際に、パリジャン・パリジェンヌが日常で食べているクロワッサンではありません。

 そういう観点から言えば、今回のクロワッサン・グランプリ受賞のお店のクロワッサンは、もっと日常、ふつうに暮らしている人々が食べている美味しいクロワッサンという感じです。

 1.5 ユーロで楽しめる本物のパリの味!これは悪くない気がします。

 

🌟Boulangerie du Sentier 47 Rue du Caire 75002 Paris    土休

 

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2026年8月9日日曜日

魔の6月26日 猛暑が起因の死亡者数1日で2,935人 パンデミック時の1日の死亡者数記録突破

   


 今年のフランスの猛暑はやはり異常です。5月、6月から始まっている猛暑は、まだ続いており、時々、スッと涼しくなる週が挟まっているから良いものの、まもなく、今年5回目の猛暑が訪れると言われています。

 しかし、中でもやはり6月が特に酷かったのは、猛暑が起因とされる死亡者数が凄いことになっていた・・という数字が発表されて、あらためて、酷かったんだな・・と思わせられます。

 フランス国立統計経済研究所(INSEE)によると、2026年6月、あらゆる原因による死亡者数が53,082人に達し、1日平均1,769人となりました。これは2025年6月と比較して10.6%の大幅な増加です。

 この増加は2026年6月17日から30日にかけてフランス本土のほぼ全域を襲った猛暑が大きく影響しています。

 この期間、1日平均2,019人が死亡し、特に6月25日、26日、27日には1日あたり2,500人以上の死亡者が出ました。

 その中でもピークは6月26日で、2,935人の死亡が記録されました。最も被害が大きかったのは、イル・ド・フランス地域圏でした。

 また、特に自宅での死亡者数の増加が顕著で2025年6月に比べると20%も増加しています。これは、どう考えてもエアコンの普及が進んでいないことが大きな理由ではないかと思われます。しかし、私は、この頃はもう外に出るのが恐怖・・外に出たら死ぬかも・・とまで感じていたので、自宅に多くの人が籠っていたのは理解できます。

 たしかに暑くて苦しかったのは、覚えていますが、特にどの日が辛かったとまでは、記憶していなかったのですが、このような数字が出てみると、6月26日がいかに危険な日であったのかを知り、恐ろしくなります。

 この6月26日の1日の死亡者数(猛暑起因によるもの)の2,935人という数字は、新型コロナウィルス感染症パンデミックにおける1日の最多死亡者数記録(2,810人)を上回る数字でした。

 パンデミックのあの頃は、毎日毎日、まだよくわからないウィルスのために家の中で恐怖に震えながら毎日発表される感染者数や死亡者数を暗澹たる気持ちで眺めていたのですが、まさか、暑さでこれほどの死亡者数が出てしまうということは、驚きであると同時に驚異でもあります。

 また、すぐそこに猛暑が控えているのですが、この数字は暑さは決して侮れないということを如実に語っています。猛暑は時に、ウィルスよりも恐ろしいのです。

 

6月26日 死亡者数1日で2,935人


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2026年8月8日土曜日

セーヌ川での遊泳はもはやふつうになった・・?

   


 2024年のパリ・オリンピックで水泳競技の一部(トライアスロンなど)をセーヌ川で行うという話を聞いたときには、ひっくり返りそうになりましたが、事前にパリ市長がデモンストレーションでセーヌ川で泳いでいるところを見せたり、マクロン大統領までもが「セーヌ川で泳ぐ!」と言い出したりして(結局は、マクロン大統領は泳がなかったけど)、なにやら、セーヌ川で泳ぐことに対する世間の冷たい風評をはねのけるためにゴリ押ししてる感じが否めない雰囲気でした。

 そして、昨年からは、夏になると、セーヌ川に3ヶ所の遊泳スポットが設けられるようになり、一般市民が泳げるようになり、今年の夏などは、特に激しい猛暑ということもあって、7月だけで7万人がこのセーヌ川の遊泳場を利用したと報道されています。

 パリ市内の一般的な市民プールの入場者数はおよそ1.5~2万人(7月)と言われているので、この7万人という数字はかなり多い数字です。

 今年の7月31日から8月16日までのヨーロッパ水泳選手権は、パリで開催されているのですが、オープンウォータースイミングと高飛び込みの競技は、セーヌ川で行われます。

 つまり、もう当然のように、なにも憚ることなく、セーヌ川が水泳の場所として定着してきた感があります。これは決してセーヌ川がきれいになったわけではなく、たんに人々が慣れてきた・・ということだと思います。

 夏の初め、パリのセーヌ川に指定された3つの遊泳場エリアが再開される際にセーヌ川と運河を担当するパリ副市長は「セーヌ川で泳ぐことの意義やその利点について、もはや誰も疑問を呈する声は聞こえてこない」と宣言しています。

 今年は、その勢いを後押しするように、パリは35℃を超える日が10日間以上も続き、蒸し暑い夜が続き、皆が泳げる場所を必死に探すような状況でした。気候変動は、セーヌ川遊泳に対する大きな障壁を打ち砕いたとも言えるかもしれません。

 ましてや、このパリのセーヌ川の遊泳場は無料で開放されているのです。そこまで入場の規制も厳しくありません。先月、私がパリプラージュを散歩していた時にたまたま、この遊泳場の一つを通りかかったのですが、子ども連れの親子が来ていて、3~4歳くらい?と思って見ていたら、入口のところに身長を測るラインが引いてあって、このラインより、大きくならないと入れないよ・・来年またおいでね・・と言われていたので、一応、年齢制限というか、身長制限はあるようです。

 しかし、この遊泳場は無料ですが、その他の遊泳禁止エリアでの遊泳には、罰金68ユーロに引き上げられることになりました。(2026年8月から)

 これは、猛暑の期間にセーヌ川の遊泳エリア以外で水難事故が何件か発生したこともこの罰金が設けられた理由のひとつでもあると思います。だいたいにおいて、罰金や罰則なしには、禁止などの規則はないも同じというのが、フランスです。

 遊泳スポットでは、毎日水質検査がなされているようですが、水質検査をするまでもなく、いくら安全と言われても、私はかなり抵抗があるというか、いくら頼まれてもムリです。

 あの深緑色の水、セーヌ川は大きな川ではありますが、遊泳場から、ほんの数メートルのところを貨物船が通っていくのにも、ギョッとさせられます(そこで泳ぐとしたらの話)。

 しかし、それでもセーヌ川で泳ぎたいと思う人は、増えているわけですが、それはそれとして、個人の自由。

 むしろ、公式の水泳競技が行われる方が気の毒といえば、気の毒で、選手たちにとっては、競技がセーヌ川で行われるからといって、辞退するわけにはいかないので、たとえ、あの深緑色の水に抵抗があったとしても、泳がないわけにはいかないので、とても気の毒な気がするのです。

 ヨーロッパに最初に来た頃には、夏、暑くなると、街中の噴水で水浴びしたりする人々を見て、びっくりした記憶がありますが、今やそれがセーヌ川・・しかも、それがふつうのこととして認識されるようになったことには、やはり、感覚の違いを感じざるを得ない気がしているのです。


セーヌ川遊泳


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2026年8月7日金曜日

フランスの猛暑が野菜の生産に与えた影響 サラダがない・・

  


 今年のフランスの夏は、記録的な猛暑と干ばつが続き、野菜の生産に深刻な影響が出ています。特に露地栽培の野菜は大きな打撃を受けました。

 すでに、この影響は私たちのような一般市民にも、目に見えるかたちで表れ始めています。とりあえず、一番、目立つのは、レタスなどのサラダ類の葉物野菜がスーパーマーケットから消え始めていることです。

 現在は、猛暑が一瞬、去ったかのように感じる気温ですが、干ばつの被害は続いています。VigEau (フランス水質監視機関)は、8月4日の時点で99の県が規制対象となり、そのうち33県が警戒区域、66県が危機的状況にあると発表しています。

 この状況は様々な影響を及ぼしており、特に大量の水を必用とするサラダを始めとする作物に大きな打撃を与えています。

 レタス農家によれば、「気温が30℃を超える日が何日も続き、夜も熱帯のような暑さになると、植物は繁殖して子孫を残そうとするため、葉を伸ばすかわりに種をつけてしまう」のだそうで、こうして育ったレタスは小さな茂みのようになり、食用には適さなくなってしまうと言います。

 生き残ったものでさえも大きさは半分以下の小さなものになってしまいます。

 ブルターニュ地方のブロッコリーやアーティーチョークはほぼ全滅状態だそうです。

 私は、今の季節、ベランダできゅうりを育てていますが、水をやってもやっても、あっという間に乾いてしまうので、本当にたかが私の家の狭いベランダのプランターにどれだけ水をやっているかわからないほどです。まあ苦労のかいもあって、きゅうりは、無事ですが・・。

 フランス野菜協会によれば、この全国的な干ばつの影響で秋も非常に厳しい状況にあり、その影響は冬までも続くと言われています。

 野菜農家では、年間収穫量が半分程度にまで落ち込むケースもあり、数千万ユーロ規模の損失が見込まれています。政府は農家への財政支援や耐暑性品種・灌漑設備への投資拡大も検討しています。

 気候変動に直面する中で、解決策は、農法を適応させるか?より耐病性の高い品種を探すことが検討されていますが、こうした対策は生産コストの上昇に繋がる可能性があります。

 本当にどうにかしてほしい、この気候変動、猛暑・・フランスでは、また来週、猛暑がやってくる予報が出ています。

 一体、どうなっちゃったの???


猛暑と野菜


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2026年8月6日木曜日

C4V(Centres Forme et Bien-Être)犬・猫が病気になった時のレスキュー

  


 ポニョの具合が悪くなってから、嫌がるポニョを連れて獣医さんのところに行ったり、食欲が減退しているポニョのために何なら喜んで食べてくれるか?とか、嫌がるポニョに何とか薬を飲ませる方法とか、試行錯誤する毎日を送っています。

 獣医さんでは、さんざんポニョが暴れた末、麻酔までして血液検査をしてもらい、腎臓に問題があることがわかり、薬を処方されてきて、ポニョの人生で初めて、こんなに長く薬を服用しています。

 獣医さんには、薬の他に、どんなものを食べさせたらいいでしょうか?と聞いて、キャットフード(療養食)の缶を譲ってもらってきていました。

 ただ、一時、キャットフード(今まで家でポニョにあげていたふつうのキャットフード)は食べなくなってしまい、鶏肉やお魚などしか食べなくなっていたので、実際に薬を忍ばせることも難しい状態でした。とにかく、何も食べなくなったら大変と手をかえ、品をかえ、なんとか、食べてくれるものを必死で探していました。

 どんな時にも、あんなにガッツいていたポニョには、考えられないことでした。

 最初、Animalis(アニマリス)というふつうのペット用品のお店に行って、相談してみたのですが、特に方法もなく、薬はチュールのようなものに混ぜてあげてみたら?と言われて、試してみたら、1回は薬を飲んでくれたのですが、2回目からは、薬が入っていることを見破られ、チュールでさえも、使えなくなってしまいました。

 もうダメ元で、獣医さんからもらってきていたキャットフード(医療用)(缶詰めのキャットフードは食べなくなっていたのであきらめていて、しまってあった・・)をあげてみたら、なんと、あっさり食べてくれたので(薬を中に忍ばせて)、ひとまずホッとしました。

 同じものを獣医さんのところに買いに行ってもいいのですが、また、これでさえも飽きてしまう可能性もあるので、他にもなにかないかな?と色々と調べてみた結果、C4V(Centres Forme et Bien-Être)という場所を見つけました。

 C4V(Centres Forme et Bien-Être)は、獣医師によって設立されたネットワークで、犬や猫のための療法食、市販薬、個別相談に乗ってくれるところです。




 小さなお店ですが、ふつうのペット用品のお店などにはない、今のポニョにとっては必要なものがギュッと詰まったお店で、恐らくペット(犬や猫)のための療養食や食事、市販薬やおもちゃなどなどをたくさん扱っています。



 また、ポニョの病状や様子を説明し、その状態にあった療養食をていねいに相談に乗ってもらいながら、選べるのでとても心強い存在です。何よりもお店の方がとても優しく、動物に対する愛情に溢れているので、とても暖かい気持ちになります。




 メンバーに登録すると、10%割引になるというので、さっそくメンバー登録をしたのですが、登録がポニョの名前になるのも、なんというかホッコリさせられます。

 自分の大切なペットが病気になってしまうことは、とても辛いことで、心細いものです。ポニョは17年も我が家の一員として、大黒柱のように存在してきたので、誰よりも大切な家族の一員です。


 親身になって相談に乗ってくれるし、何よりも、たしかな獣医さんの知識を持っている人のアドバイスなので、心強く、とても信頼できます。これからしばらくは、ここに通うことになりそうです。

 夏休みも休むことなく営業しているそうです。

 

🌟C4V Paris 6            59 Rue Notre Dame des Champs 75006 Paris 


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