私は、健康のため、定期的に運動することを心掛けています。以前は、勤務先から家に帰る途中にあったジムに会員登録していて、仕事と家に帰る途中の切り替えの場として、ほんの短い時間でも、軽く身体を動かしたり、泳いだり、サウナやハマムに入ったりしていました。なかなか清潔で心地よい空間だったので、かなり気に入っていました。
ところが、そのお気に入りのジムはパンデミックの間に潰れてしまい、その後は、最低でも週1回はプールに行くようにしていました。
プールに行けば、最低1㎞は泳ぐことにしていたので、とりあえずはガシガシとわきめもふらずに泳いでいました。
ここのところ、少々、体調が悪いため、ひたすらガシガシと泳ぐのは、半分くらいにして、あとは、水の中を歩いたり、水中でストレッチやヨガのようなことをして、身体をほぐすようになり、なんだか高齢者に片足を突っ込んでいるような気がしつつも、体調が回復したら、元のように泳ごうと思いつつ、水中でのエクササイズも悪くないと思い始めています。
ひたすら、泳いでいる時とは違って、このようにエクササイズなどをしていると、自然と周囲の人々の様子が目に入るようになり、何気に人を観察することになり、そんななか、「えっ?フランスって、こんなにタトゥーをしている人が多かったっけ??」とちょっとビックリしています。
日本ほど、タトゥーがタブーな感じはないとはいえ、プールの職員の男性なんて、ほぼほぼ全員にタトゥーが入っている感じ、大小さまざまだし、どちらかといえば、色褪せた感じもするような色でもあります。
そこで、ちょっと調べてみたら、確かにフランスのタトゥー人口は、ここ10年で約2倍になっているそうで、フランス人の約20%がタトゥーを入れているのだそうです。
そして、もっと驚くのがタトゥーを入れているのは、男性よりも女性の方が多い(女性21%に対して、男性17%)というデータです。また、年齢層から見ると18~35歳(29%)が最も多く、タトゥには、中毒性のようなものがあり、思い切って、一度入れると、もう一度行きたくなるのだそうです。
プールで目につくのは、ひたすら、男性のタトゥの方が多いのですが、実は女性の方が多いとは、意外でした。
フランスにはタトゥーパーラーが約4,000軒以上もあり、驚くことに、このタトゥ市場は、年間2億ユーロ以上にもなるのだそうです。一度、シャトレのあたりを歩いていて、このタトゥーパーラーを見かけたこともあるのですが、私が気が付かないだけで、実はもっとたくさんあるみたいです。
私は、まったくこれをやりたいと思ったこともないし、逆に、痛いだろうにな・・とか、一度入れてしまって、飽きないのかな?などと、思いますが、これは、アイデンティティの表現のひとつであると説明するものもあり、また、タトゥーの永続的な性質が安定をもたらすという見方をする人もいます。
日本では、「入れ墨お断り」とする温泉やっ公衆浴場などがあるそうですが、海外でこれだけタトゥー人口が増え、またそういう人々が日本を訪れることもあるだろうに、そういう場合はどういう対応をしているのかな?と、思います。
タトゥー
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