2026年8月29日土曜日

新年度早々のストライキ・デモのお知らせ 最初は消防士

  


 夏の長いバカンスから、続々とパリジャン・パリジェンヌたちが戻ってきて、スーパーマーケットなどには、学校用の新年度準備のための文房具類などが並び、新しい年度の始まりがやってきていることを感じさせられる今日この頃です。

 そして、新年度の開始とともに戻ってくるのは、ストライキやデモの予告が続々と始まることでもあり、そんなところはフランスらしいところでもあります。中には夏のバカンスに入る前から9月早々のストライキの予告をしていくところもあるので、9月を目前にしての予告にというのは、決して珍しい話ではありません。

 ・・が、やはり最初にこの予告を見ると、「・・ヤレヤレ・・今年も来た来た・・」と、何かを確認しているような妙な気持ちになります。

 今年のストライキの予告のトップを切ったのは、「消防士」でした。トップを切るのが消防士というのは珍しいことです。たいていは、公共交通機関が多いです。

 今年の夏は記録的な猛暑と記録的な大規模な山火事が起こり、恐らく消防士にとっては、大変な夏であったことと思います。

 この山火事の多発は今回のストライキ・デモの要因にもなっていると思われますが、消防士組合連合は、「9月8日から10月20日までのストライキ・デモ」を予告。

 ずいぶん長いな・・なんでこの日付?と思うのですが、9月8日には市民安全保障近代化法案を受け取る日であり、10月20日には、財政法案の第一部が採決される日なのだそうです。彼らはこの2つの日付の間に圧力を維持し続ける必要があると表明しています。

 彼らは8月半ばの時点ですでに「正当な怒り」と「広範な不満」を表明するために、ストライキを呼び掛け始めています。

 彼らのストライキ決行には、「出勤要請の急増に対応するための資源増強」、「プロ消防士の大規模採用」、「市民治安近代化法案の迅速な可決」の3つの要求を掲げています。

 実のところ、このストライキの予告に至る前段階として、すでに8月中旬に消防救助サービス(SDIS)の9つの代表組合が組合間協議会として会合を開き、内務大臣と約2時間にわたり会談を行っていました。

 彼らはこの時点でストライキに際して掲げている3つの要求を議題に挙げていました。しかし、この内務大臣との会談で彼らは「深く失望した」と述べており、今回の長期間にわたるストライキの予告に至った経緯を説明しています。

 しかし、この長期間にわたるストライキが消防士のような緊急性を求められる職種において行われるとどういうことになるのか? 大いに疑問でも、不安でもあります。


消防士ストライキ 9月8日~10月20日


<関連記事>

「今年のフランスの深刻な森林火災 放火容疑の逮捕者308人」

「フォンテンブローの森林火災の放火犯の1人はボランティア消防士だった・・」 

「パリ5区でのガス大爆発の大惨事で吹っ飛んだのは17世紀後半に建てられた歴史ある建物」

「森林火災の放火犯は消防士だった!しかも、数年にわたる常習犯だった!」 

「「9月10日 全てを封鎖せよ!」9月に大規模ストライキがやってくる!」


0 コメント: