2026年7月28日火曜日

パリ ナイフ2本を持った男が昼日中に女性3人を襲撃

  


 パリの治安が悪くなったという話をすると、「最近は日本もけっこう治安が悪くなったから・・」などという声を耳にすることがありますが、やはり、常に一歩先を行っている・・(本当は、一歩どころではないと思うけど・・)と思わざるを得ないような事件がパリでは定期的に起こります。

 そんなことを再確認させられるような事件がまた起こっています。

 パリ17区(パリ北西部)のポルト・ド・クリッシー付近で2本のナイフで武装した男が3人の女性を襲う事件が起こりました。

 被害者の女性は19歳、24歳、36歳。

 事件が発生したのは夜中とかでもなく、午前11時30分頃というのも、なかなかショッキングな話でもあります。ふつうの一般市民がふつうに生活している時間帯です。そこにナイフを持った男が襲撃者を求めて探し回っているのですから・・・。

 当然、事件発生現場は、大変な混乱状態に陥ったようで、人々は、

あちこちへ逃げ回っていて、何が起こったのかもわからない状態で、爆弾が仕掛けられたか?テロが起こったのか?と思って逃げていた人々も大勢いた模様です。

 そんな中、たまたま居合わせた非番中の警察官が「気をつけろ!あいつはナイフを持っている!」と叫びながら、スーツケースで彼に殴りかかり、犯人からナイフを奪い、近くのレストランのウェイターが助っ人に駆け付け、犯人の上に椅子を置いて、身動きを封じたということです。

 犯人を取り押さえた人物の証言によると、一人は腹部をさされ、もう一人は腰部をさされ、もう一人は軽傷ということですが、刺された一人の女性は妊婦だったようです。

 とりあえずは、3人とも命に別状はないということです。

 パリ警視庁は、「容疑者は非番の警察官によって迅速に逮捕された」と誇らしげに発表していますが、まあ、なんだかモヤる感じもあります。

 身柄を拘束された容疑者は31歳。現段階では支離滅裂な供述を繰り返しているそうですが、精神疾患を患っているかどうかは、まだ判断するには時期尚早とされています。

 対テロ部隊によると、現時点では当局は、この事件をテロ行為とは見なしていません。

 しかし、平日の午前中の時間帯のごくごくふつうの人々がふつうに生活している場所で無作為に女性がナイフで刺されるという事態、恨みにかられての傷害?殺人?を企てるには、あまりに不都合な場所と時間帯。


 テロか?精神疾患を患っているか?しか考えようがない気もします。

 今は、いつでもどんなところでも誰かが必ず撮影している時代・・と思ったら、本当に、この事件を撮影していた動画がSNSで流れてきて、あらためて、容疑者の顔を見ると、なんだかどこにでもいそうな感じの人で、さらにビックリしました。

 いわゆる薄暗い感じで危険な感じの人がウヨウヨしているような場所もパリにはたしかにあるのですが、逆にごくごくふつうの場所でこのような事件が起こってしまうというところが、本当に怖いな・・と思うのです。

 しかも、これが、そこまでのニュースにはならないくらい、それほど珍しくもないところがより恐ろしいことなのです。

 ちなみに事件の起こったポルト・ド・クリッシーは、日本の人気映画「孤独のグルメ」に登場したレストランのあるプラス・ド・クリッシーと同じエリアです。


ポルト・ド・クリッシーナイフ襲撃事件


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