一見、ラーメン屋さんには、見えない小洒落たラーメン屋さん パリに旅行に来たときに、日本の食べ物が恋しくなって、思わず気軽に食べられるラーメン屋さんに入ったことのある人は、少なくないのではないか?と思います。 私も以前、イギリスに住んでいた頃、当時は、イギリスにもそんなに日本食屋さんがたくさんあったわけでもなく、パリに旅行に来たときに、ラーメン屋さんに駆け込んだことがありました。 しかし、パリのラーメン屋さんは、意外な落とし穴でもあり、そんなに高級なラーメン屋さんでなくとも、二人でラーメンと餃子を食べて、それにビールでも頼めば、あっという間に1万円近くなることもあり、旅行中で通貨が違って金銭感...
2021年7月31日土曜日
2021年7月30日金曜日
フランス領マルティニーク島・レユニオン島 再ロックダウン

やはり、デルタ変異種を甘く見てはいけない・・と、このところ、つくづく思わされています。 このところのフランスの感染状況は、悪化の一途を辿っており、しかも、見事にバカンスで人が賑わっている地域で地図はどんどん色濃くなっていっています。(感染状況を色分けして表示しているので、フランスのどの地域がヤバいのか一目瞭然) 感染状態が悪化しているのは、見事にバカンスで賑わっているビーチ沿いで、デルタ変異種は、暑さにもめっぽう強いようなのが恐怖です。 昨年の夏は、ワクチンがなかったにもかかわらず、気温の上昇とともにウィルスの感染も夏の間は、落ち着いていたのですが、どうやら確実にウィルスはパワーアップしているようです。 そんな中、フランス領マルティニーク島は感染の急激な悪化により(特に今週に入ってからは、医療崩壊寸前)、島内の病院の集中治療室は、限りなく100%に近く、感染者数は先週の2,241件から3,537件に跳ね上がり、1週間で58%増で、バカンス中にもかかわらず、すでに実施されていた夜間外出禁止(午後9時〜朝5時)に加えて、週末から少なくとも3週間、再ロックダウンになることになりました。 レユニオン島も2週間の再ロックダウンです。 この真夏のバカンスの真っ只中に、再びロックダウンとは・・誰が予想していたでしょうか? 住民及び旅行者は、住居から半径10キロを超えて移動するには、ワクチン証明書か、正当な理由を証明する何かがなければ、身動きが取れません。レストランやスポーツジムなど、マスク着用が不可能な場所は閉鎖されます。仕事もリモートワークが推奨されます。 また、夜間外出禁止は、午後7時からに繰り上げられます。 マルティニーク、レユニオンは、フランス領なので、フランス国内と同じ扱いです。 バカンスシーズン突入の際には、「バカンスの旅行は海外ではなく、できるだけ国内で!」と呼びかけられていたために、マルティニークやレユニオンでバカンスを過ごしている人、これからバカンスに行く予定であった人も少なくないはずです。 フランス本土からの旅行者も、ワクチン接種証明書かやむ負えない理由を提示する必要があります。 すでにマルティニークで満床状態の集中治療室では、フランス本土への患者の移送も予定されています。この真夏のタイミングでの患者の移送です。 この地域の問題点は、極端にワクチン接種率が低いことで、フランス全国でのワクチン接種は、2回の接種が51%以上に至っているのに比べて、この地域では20%を下回っています。 重症化している患者の97%はワクチン未接種者で、このような地域が出てくれば、ワクチン接種がいかに急がなければならないものであるかがわかります。 カステックス首相は、すかさず会見に登場し、このマルティニークを例に挙げ、ワクチン接種の緊急性、必要性を強く訴えています。 またマルティニークだけでなく、他のフランスの海外領、グアドループでは感染者数が一週間で3倍、集中治療室の占拠率は1週間で30%以上アップの81.5%、ここでもすでに患者の移送計画を開始しています。ギアナでも2倍に増加しています。 フランス本土内では、ここまでワクチン接種率が低い地域はありませんが、最後にワクチン接種が開始された12歳〜17歳の年齢層に加えて、若年層はワクチン接種率が低いことを考えると、ワクチンをしていなければ、あっという間にこれだけ感染拡大してしまうデルタ変異種に打ち勝つためには、9月に学校が始まる前までには、なんとしてでも、このティーンエイジャーのワクチン接種を広めることが必要です。 ワクチンができていないこれらの若年層に加えて、「何が何でもワクチン接種をしない!」とマスクもせずにデモを続けている一定数の人が頑として存在し続けているのは、今やフランスにとって着火を待つ爆弾のような存在です。 このパンデミックの中、日本でオリンピックが開催されることでの感染拡大を心配していましたが、フランス人のバカンスと日本のオリンピック、いったい、どっちが危険なんだろう?と、妙なことを考えています。 フランス人のバカンスは、なんといっても8月がシーズンのピークを迎えます。パリは人が減ってくれて、大気汚染もこの間は一時解消され、空も心なしか青く見えるほど、清々しいのですが、このまま感染が悪化していけば、バカンス先でロックダウン・・なんていうこともあり得ないことではないかもしれません。 これからバカンス先を選ぶには、その地域のワクチン接種率を調べてから・・なんていう方法も必要かもしれません。マルティニーク・レユニオン 再ロックダウン<関連記事>「バカンスを何よりも優先するフランス人 フランスに...
2021年7月29日木曜日
日本のワクチンパスポートの不思議

日本で、7月26日から「ワクチンパスポート申請受付」を開始したというニュースを見て、???と思いました。 調べてみると、「ワクチンパスポート」の申請には、「申請書」「パスポート(旅券)」「接種券のうち(予診のみ)部分、(接種済証または接種記録書)」の4点セットが必要で、マイナンバーあるいは、本人確認のための書類が必要となるそうです。 どうやら日本のワクチンパスポートは、「海外渡航者」の利用を前提としており、発行条件として、「実際に海外渡航予定がある人」に限定されているものであり、フランスで言う「ヘルスパス」「ワクチンパスポート」とは、性質が少し異なるようです。 とはいえ、フ...
2021年7月28日水曜日
柔道は意外とフランスに浸透しているスポーツ フランス人 女子柔道家 クラリス・アグベニェヌ金メダル <フランスの柔道>

現在、開催中の東京オリンピックは、フランスでもライブ中継されていて、国営放送局のどこかで必ず、放送されていますが、当然のことながら、フランスでライブ中継されている競技は、フランス人が出場している種目が中心で、あまり日本人選手の活躍をオンタイムで追うことはできません。 フランスからは、今回のオリンピックには、378人の選手が出場していますが、オリンピック競技には、33競技もあるうち、各国から全競技に出場するわけでもなく、こうやって海外でオリンピックをあらためて見ていると、国ごとのオリンピックの得意?競技というのは、なかなか違うものだなぁと思って見ています。 昨日、放送されていたフェンシン...
2021年7月27日火曜日
ヘルスパス起用で映画館がガラガラになった・・

7月21以降、フランスでは、50人以上を収容できる全ての文化施設、娯楽施設でヘルスパス(ワクチン接種2回接種証明書かPCR 検査の陰性証明書、6ヶ月以内にコロナウィルスに感染した証明書)の提示が義務付けられています。 これには、たとえ50人以上が入場していなくても、50人以上収容可能な映画館、劇場、コンサートホール、プール、スポーツジム、遊園地、展示会、見本市などが含まれています。 フランス屈指の観光地であるルーブル美術館などでも、ヘルスパスのチェックが開始されています。 ことさら、この中でもヘルスパスによる被害を被っているのが映画館で、このヘルスパス提示が義務付けられて以来、収益70%減という壊滅的な被害を被っています。 不謹慎ではありますが、これを聞いて、今なら映画館はガラガラ・・ワクチン接種が済んでいる私は普段は映画館にはほとんど行かないくせに、「たまには、映画でも見に行こうかな?」と思ったほどです。 しかし、この状況にフランス人が黙っているわけはありません。FNEF(Fédération...
2021年7月26日月曜日
「生きながら死んでいる」と言っていたフランスの若者を思う ワクチンで自由を勝ち取れ!
東京五輪開会式の翌日、タヒチの病院を訪問してワクチン接種を呼びかけるマクロン大統領 東京オリンピック開会式に出席するために来日していたマクロン大統領は、オリンピックに参加しているフランス選手に会ったり、菅総理との日仏首脳会談の他、マンガ作家を訪問し、フランスのカルチャーパスに見られる日本の文化とフランスの結びつきを語ったり、日本のビジネスリーダーに会ってフランスをアピールしたり、ほんの1日のスケジュールを精力的に動き回り、翌日には、ポリネシアに向けて旅立ちました。 タヒチの病院を訪問したマクロン大統領は、「科学はウィルスに対抗する武器を与えてくれています!ワクチン接種を受けてください!」と訴えていました。 フランス本土では、バカンスシーズンというのに、「ヘルスパス」反対の大きなデモが起こっていますが、マクロン大統領の叫びは、フランス本土にも届くでしょうか? ワ...
2021年7月25日日曜日
通常の日常に戻れるのは2022年〜2023年 8月初旬には1日の感染者が5万人を超える恐れ

フランス国旗を掲げて、ヘルスパスの反対を訴える人々 マスク率もかなり低い フランスの科学評議会(le conseil scientifique)(フランスのコロナウィルスのパンデミック対応のための公共の意思決定に必要な情報を提供する責任を負う独立した諮問機関)の議長であるジャンフランソワ・デルフライシー は、第4波に突入したフランスの1日の新規感染者数は8月初旬には、5万人を超える可能性があることを発表しました。 そして、さらには、冬には新しい変異種が登場し、2022年〜2023年より前には、通常の日常生活に戻ることはないと語りました。まったくもって、まだまだ感染がおさまりそうもないガッカリする話です。 このウィルスの特徴は、並外れた突然変異力を持っていることで、さらに強力な威力を持つ変異種が誕生する危険があると指摘しています。 現にすでにいくつもの変異を繰り返し、現在、世界中のウィルスがデルタ変異種に置き換わり始めてからというもの、フランスも毎週、感染者が倍々に増え続け、ここ1ヶ月で約10倍に急増しています。1ヶ月で10倍って、凄くないですか? フランスの現在のワクチン接種率は、58.27%(2回の接種済は、48.26%)で、ワクチン接種も進み始めているにもかかわらず、これだけ感染が拡大してしまうのですから、その威力たるや恐ろしいものです。 しかし、感染者の96%がワクチン未接種であることからも、ワクチン接種でかなりの感染を回避できるできることは、証明されているようなものです。 にもかかわらず、週末のフランスは、先週よりもさらに大規模な、全国で16万1千人の人出の「ヘルスパス反対」のデモが起こり、特にパリやマルセイユなどでは、デモが暴徒化し、催涙ガスや放水車まで出動する大騒ぎになりました。🇫🇷...
2021年7月24日土曜日
フランスで見ていた東京オリンピックの開会式

東京オリンピックの開会式は、フランス時間で午後1時から生中継されていました。 これまでフランスでは、ギリギリまで開催中止もあり得るとも言われていたせいか、オリンピックの話題に、あまり盛り上がりはありませんでした。 とはいえ、当日は、エッフェル塔の目の前の広場には、パブリックビューイング会場が設けられ、多くの人で賑わっていました。 しかし、この場所もヘルスパスなしには、入場できない制限された状態でしたが、この会場では、アルコールの提供も飲食も許され、日本の開会式の様子を「本当に無観客でやっているんだ・・」と驚いている人も多いようでした。 でも、「ワクチン接種が進んでいない日本では仕方ないのかもしれない・・」と、日本の事情の一部も理解されている様子でした。 フランスのテレビでも、その1時間ほど前から特番が組まれ、フランスの選手を紹介する映像が流されたり、開会式に参加するために東京に到着したばかりのマクロン大統領がインタビューに登場したりしていました。 短いインタビューでしたが、マクロン大統領は、相変わらず饒舌によく喋ること・・視聴者のほとんどはフランス人なので、当然といえば、当然なのでしょうが、東京オリンピックについては、申し訳程度で、ほとんどは、フランスについて話していました。 考えてみれば、私は、これまでオリンピックの開会式というものをテレビでさえ、ライブで見たことはなく、正直、とても複雑な思いで、初めて、私の祖国である日本で行われているオリンピックの開会式をライブ放送で見ていました。 オリンピックの公用語がフランス語であったことも今さらのように思い出し、アナウンスがフランス語で始まってから、英語、日本語と続くことに、「あ〜、そうだった・・」と思ったくらいでした。 多くの日本人が反対する中で開始されたオリンピックも開会式を迎えれば、もう、とうとう後戻りができない・・始まったんだ・・というような、どこかしっくり来ない気持ちや、それでも私は、日本に住んでいるわけではないので、日本人のような行動制限や交通制限を加えられているわけでもなく、きっと、私も日本に住んでいたら、また、さらに違う感情を持っていたんだろうな・・と思ったりもしました。 また、逆に、衛生環境が世界的にも最も優れた日本だからこそ、こんなパンデミックの状況でオリンピックの開催に踏み切ることもできたのではないか? そんなことを思ったりもしました。 無観客でありながら、無観客であることが目立たなく映るように工夫された場内の客席も、時折、映る、使われることがないであろう座席に備え付けられた飲み物のホルダーなどに虚しさを感じたり、開会式そのものを楽しむということに集中できずに、ぐるぐると色々なことを考えながら見ていました。 開催までの流れを振り返るフィルムで、オリンピック招致が決定した時の映像などには、さらに複雑な思いを掻き立てられました。そもそもあれが不幸の始まりだった・・と思いながら見た方も少なくないのではないでしょうか? 特に開会式に登場する組織委員会の面々の誰にも笑顔が見られないことも不自然なような、当然なような妙な思いでした。 日本語で挨拶する橋本聖子委員長の挨拶の中の「このオリンピック開催を受け入れて下さった日本国民の皆様、開催実現のために、ともにご尽力をいただいたIOC、日本国政府、東京都、関係者の皆さま、ありがとうございます」が「Merci...
2021年7月23日金曜日
デカトロン(スポーツ用品店)が開始するレンタルサービス

デカトロンは、57ヶ国に2190軒以上の店舗を持つフランスの大手スポーツ用品店で、フランス人では知らない人はいないような、誰もがお世話になったことのあるであろう有名なお店です。 自転車、キャンプ用品から水着、ダイビング、サッカー、テニス、乗馬、登山、トレーニングウェアなどなど、ありとあらゆるスポーツ用品を扱っているお店は、ここへ行けば、大抵、スポーツに必要なものが揃います。スポーツだけでなく、Tシャツなど、日常から利用できるものなどもかなり扱っています。 そういう我が家も娘が高校を卒業するまでは、ずいぶんお世話になってきました。 比較的、値段も手頃で、成長期の子供のスポーツ用品は、どんどんサイズも変わるため、安全でさえあれば、そんなに高価なものは必要ないのです。 小学校高学年の頃からは、学校のお休みごとにコロニー(サマーキャンプやウィンタースポーツなどなど)でスポーツ三昧だった娘は、学校が休みの前には、必ずデカトロンに行って、必要なものを揃えるのが毎年の恒例行事のようになっていました。 日頃、学校に履いていく靴の他に、彼女がやっていたスポーツのために、(バレエだけでも毎年2足)ランドネ用(山歩き)、スキー、乗馬など、どんどんサイズが変わっていく娘の足に併せて全ての靴を買い換えなければならないことを恨めしく思い、どうか早く娘の足のサイズアップが止まって欲しい・・と長いこと思い続けていました。 子供の成長は嬉しいことではありますが、スキーやランドネなどは、一年のうち、そう何回も行くものでもないので、下手をするとワンシーズンで終わり!なんてことにもなってしまうので、その大して使っていない靴が溜まっていくのも恨めしくもありました。 今もそんな子供の成長に大して使われていない靴やスポーツ用品の山にうんざりしている方も少なくないと思います。 そんな方々には、これは朗報です。 デカトロンは、新規事業として、スポーツ用品のレンタルサービスに乗り出しました。現在は、リヨン地域の5つの店舗でこのレンタルサービスのテスト期間中だそうですが、これには、自転車、カヤック、カヌー、パドルのほか、キャンプ用品や釣り道具などが含まれています。 このテストケースが成功すれば、このサービスはオンラインでも利用できるようになり、レンタルできる製品の種類も広がっていくことになるでしょう。すでに自転車に関しては、サイトでレンタルサービスを開始しているようです。デカトロン 自転車レンタルのサイト デカトロンは、パンデミックのおかげで、キャンプ用品、ハイキング、サイクリングなどのアウトドアスポーツ用品で大幅に売り上げを伸ばしています。この好機に乗って、デカトロンは、次なる戦略に乗り出したわけです。 もともと年に1〜2回しか行かないキャンプや山歩きなどのために必要な用品を全て揃えて、使用しない期間を家の倉庫、あるいは、棚の奥深くに大きなスペースを占領しているのは、邪魔なことで、しかも、市場にはどんどん新しい商品が登場します。 物を無駄にしない、環境問題にも配慮した新しい試みです。倹約家のフランス人には、好評に違いないと私は、思っています。 しかし、この盗難事件の多いフランスで、(特に自転車などは・・)借りたはいいけど、すぐ盗まれそうで、レンタルの際には、保険がかけられることになるのでしょうが、いつでも心配はつきまといます。 願わくば、もう少し早くこんなサービスができていてくれれば・・とうちにもゴミの山ができなかったのに・・などと思いますが、それでも、少しでもフランスでの生活が便利になっていくことは、嬉しいニュースに違いありません。Decathlon...
2021年7月22日木曜日
いよいよヘルスパスがスタートしたものの問題は山積み

7月21日から、フランスは、かなりの範囲(文化施設、娯楽施設、ジム、コマーシャルセンター、長距離移動の交通機関などなど)でヘルスパス(ワクチン接種2回証明書、48時間以内のPCR検査陰性証明書、6ヶ月以内にコロナウィルスに感染した証明書)が必要になりました。 しかし、私が昨日、ヘルスパスが必要とされていたはずのコマーシャルセンターに買い物に行ったところ、全くのノーチェック、友人とバカンスに出た娘は、 TGVに乗車というのに、これまたノーチェック・・まぁまだ初日だから・・とも思うのですが、初日に準備できなくて開始できなくても良いなら、日付を設定する意味があったのか? まあ、フ...
2021年7月21日水曜日
日本のオリンピックで日本のバブル方式が通用しない理由

遡れば、コロナウィルスがこの世に登場し、それがこんなパンデミックにまで広がる前、最初に世界でコロナウィルスについて騒ぎ出したのは、横浜から出港したクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の乗客で香港で下船した男性が新型コロナウィルスに感染していたことが発覚してからのことでした。 クルーズ船内での感染が拡大し、乗務員・乗客併せて3,713人のうち、712人の感染が確認され、当時は、コロナウィルスの正体もよくわからないままに、クルーズ船内でのクラスターに、日本(アジア)で起こった新しい感染症くらいにヨーロッパでは捉えられていました。 ちょうど、そんな騒ぎの最中に日本に帰国していた私は、フランスに...
2021年7月20日火曜日
フランス第4波突入宣言 ボルドーのナイトクラブでクラスター ヘルスパスが機能していない現実

フランスでは、ほぼ1年半にわたって閉鎖されていたディスコ・ナイトクラブが7月9日に再開されて、さっそく、ナイトクラブでクラスターが発生してしまいました。 先日、このディスコ・ナイトクラブの再開にあたっては、アルコールを扱う場所でもあり、開放的に密になる場所として最も警戒されて、これまでのロックダウン解除が最も先送りにされてきました。 ナイトクラブの営業再開が許可されたとはいえ、衛生管理を徹底することが難しく、未だ再開できていない場所も多いのです。 ところが、今回、営業を再開したボルドーのナイトクラブで、クラスターが発生し、問題が再浮上しています。もう開けたら、すぐです! 7月9...
2021年7月19日月曜日
フランス版メルカリ ヴィンテッド Vintedの急成長

日本の家のものはもちろんのこと、フランスにも長くなり、不用品をいつの間にか、驚くほど溜め込んでいて、断捨離を初めて、久しくなります。 ただ、ひたすら、処分する=捨てる・・というのは、忍びないものも多く、当初は、近所にあるエマウス(Emmaus)という慈善団体に持って行って、寄付したりしていました。もうスーツケース何個分も運んで、もらって頂きました。 ここは、大きな家具なども引き取ってくれるので、頼めば配送のための下見に来てくれたりもします。こちらは、そういった寄付により受け取ったものを販売して、その収益を恵まれない人への寄付金として社会貢献している団体です。 どうにも劣化しているものは、廃棄するのも致し方ないのですが、まだ充分に使えるものを捨てるのは忍びなく、かと言って、いつまでも抱え込んでいても仕方ないので、その処分に困るところなのは、どこの国でも同じです。 日本は、一時、買い取り業者などが広まったり、メルカリなどで、不用品を処分することができますが、フランスでも、メルカリのようなネットでの売買ができるサイトがいくつか出てきています。 私が最初に始めたのは、ルボンカン(leboncoin)というサイトで、2006年にスタートしたようです。このサイトは、扱っている物の範囲がとにかく広く、小さな置き物から、家や車、職探しまでできるようになっています。 しかし、そのうちにヴィンテッドという別のサイトを見つけてからは、同じものを同時に2つのサイトに載せていますが、ヴィンテッドの方が圧倒的に売れるのが早く、その上、サイトが明瞭で、使いやすくできているので、現在は、ヴィンテッドがほとんどになっています。 日本のメルカリも一度やってみたくて、日本に一時帰国をした際にやってみたことがあるのですが、システムや販売などの流れが実に上手くできていて感心したのですが、難点を言えば、手数料を取られるところです。 ヴィンテッドは、手数料もかからず、また、システムもなかなか上手くできていて、取引した相手の評価をつけられるようになっているので、例えば、これから買い物をしようとする相手がどの程度、信頼できる相手なのかをある程度、判断できる基準となっています。 配送料は、購買する人が負担するので、購入の際に購買者側が配送会社を選び、販売する側は、購買者の指定した配送会社を扱っているお店に商品を預けます。 配送機関は現在のところ、5種類あり、荷物の大きさにもよりますが、軽いものならば(例えば夏用のワンピースなど)2.88€〜6.45€、配送会社(Mondial...
2021年7月18日日曜日
バカンス中にも関わらず、ヘルスパス反対のデモ

フランスは、デモの国。何かあれば、すぐにデモ・デモ・デモ。しかし、フランス人らしく、デモよりバカンスが優先で、普通、バカンス期間中には、デモはせず、しかし、だからといって、デモをしないというわけでもなく、デモに関してだけは、段取りよく、バカンスシーズン突入前に、バカンスから戻った9月のデモの日程を予告してバカンスに入ったりします。 今回の7月12日にマクロンがデルタ株の感染拡大を機に発表したワクチン接種拡大の呼びかけ、ヘルスパス(ワクチン2回接種、48時間以内のPCR検査の陰性証明書、6ヶ月以内のコロナウィルス感染証明書)の発表は、一部は7月21日から、また次の段階は、8...
2021年7月17日土曜日
夏休みの日本への一時帰国 日本の小学校体験入学

ここ一年半以上、日本には、一時帰国はできていませんが、もう20年以上にもなる在仏生活の中で、夏休み(夏ではない時もあったけど・・)の日本への一時帰国には、色々なことがありました。 フランスに来て以来、初めて日本へ行ったのは、娘がちょうど2歳になったばかりの頃で、それまで孫に一度も直にあったことのなかった両親の喜びようは、大変なものでした。その2人の喜びように、今まで私がどんなに親孝行しても(とはいっても大してしてないけど・・)、孫の存在には、叶わないんだな・・などと思ったものです。 私が娘をバイリンガルにしたかったのは、日本にいる家族ともコミニュケーションがとれるようにとい...
2021年7月16日金曜日
WHOが警告するより危険な新しい変異種の出現の可能性

先日、マクロン大統領から発表されたあらゆる文化施設、娯楽施設入場の際には、ヘルスパス(ワクチン2回接種証明書、48時間以内のPCR検査陰性証明書、6ヶ月以内にコロナウィルスに感染した証明書)の提示が必要となる決定に対して、全仏フランス映画連盟(FCNF)は、「映画館の責任、企業と観客の責任、適用される制裁、従業員の職域、費用、検証の運用プロセスなど」多くの問題に直面することを理由にヘルスパス提示措置の遅延を求めています。 しかし、パスツール研究所(生物学・医学研究を行うフランスの研究機関)の研究によると、現在、猛威を振るっているデルタ変異種は、早急に感染対策を強化しない限り...
2021年7月15日木曜日
2021年のパリ祭のシャンゼリゼの軍事パレードが復活した!

騎馬隊はパレードのハイライトでもある 色の調和が素晴らしい! フランスの革命記念日は、祝祭日で、毎年、パリのシャンゼリゼでは、大規模な軍事パレードが行われます。昨年は、パンデミックのために、シャンゼリゼでのパレードはキャンセルになり、コンコルド広場を中心に小規模な形で行われましたが、今年は、かなり例年に近い形で行われました。 とはいえ、全国から集まってくるシャンゼリゼの沿道は、通常の2万5千人に対して、1万人までに制限され、その上、朝早くから、観客のヘルスパスやテロ対策の荷物チェック、マスク着用が義務付けられる厳戒態勢の中で行われました。 昨年の縮小されたパリ祭の最後には、「来年こそは、元どおりのデフィレ(パリ祭の軍事パレード)を!」と願っていたのに、元どおりにはなりませんでしたが、パレード自体が復活しただけでも、大きな前進です。 ...
2021年7月14日水曜日
マクロン大統領の発表がフランス人に与えた衝撃 ヘルスパスのトリセツ

前日にマクロン大統領が発表したヘルスパス(Pass Sanitaire)やワクチン接種についての新しいフランスの措置にフランス国民は、想像以上の反応を示しました。 9月15日からの医療従事者のワクチン接種の義務化を始めとして、8月から、ヘルスパス(Pass Sanitaire)(ワクチン2回接種証明書、48時間以内のPCRの陰性結果証明書、6ヶ月以内にコロナウィルスに感染した証明書)がなければ、レストランにも行けない、文化施設、娯楽施設、コマーシャルセンターにも行けない、長距離移動の電車、バス、飛行機にも乗れない・・10月にはPCR検査も有料になる・・そんな衝撃的な発表に、...
2021年7月13日火曜日
フランスは、ヘルスパスがないと身動きが取れなくなる! 義務化という言葉を使わない事実上の義務化

マクロン大統領のスピーチは、3月末に、4月から学校を閉鎖することを発表して以来の久しぶりのスピーチでした。 ここのところの、フランスでのデルタ変異種の急拡大により、これまで減少し続けていた感染者数が増加に転じ始めたことから、世界中でも再び、感染拡大が深刻化してきていることを述べ、東京オリンピックでさえも無観客で行われることになったことなどを例に挙げ、第4波が始まりかけている状況を説明し、これまで以上の注意を喚起し、とにかく1日でも早く、ワクチン接種をしてほしいと訴えました。 続いて、このワクチン接種の拡大において、これまで一番、問題視されていた医療従事者のワクチン接種が義務付けられることになり、医療、介護に関わる全ての人々は、ワクチン接種を9月15日までにしなければならないことになりました。 これには、病院、介護施設等で働く全ての人々、救急隊員、訪問看護士など、かなり広範囲の人が該当します。 罰則なしには、なかなか規則が徹底しないフランスのこと、しない場合はどうなるのかな?と思ったら、9月15日以降にワクチン接種をしていない場合は、罰金??と思いきや、給料が支払われないというかなり厳しい規定です。 これは大変なこと、モノ申すフランス人が黙っているはずはありません。国立病院組合は、その直後に、「ワクチン接種は、あくまで任意であるべき」という声明を発表しています。 また、一般市民に対してのワクチン接種の義務化はさらにハードルが高いためか、外堀を埋めていくような縛りが段階的に取られていきます。 7月21日(来週)からは、これまで1,000人以上が集まるイベントにのみ提示が求められていたヘルスパスが50人を超える全てのイベントにおいて求められ、これがない場合は入場できなくなります。※<ヘルスパス(Pass...
2021年7月12日月曜日
パリでビオコスメを買うなら絶対ここ! シティファーマ・CITY PHARMA
外から見たところ、一見、普通の薬屋さんのようにも見える 以前、私は、仕事で少し化粧品にも関わっていたことがあったので、これまで私は、パリに来て以来、ほぼほぼ化粧品というものをまともに買ったことは、ありませんでした。 しかし、仕事を変わって以来、これまでストックしていた化粧品(特に基礎化粧品)が底をつき始め、このところ、夜用のクリームを中心に探して、気になるお店を渡り歩いていました。 化粧品と言っても、私が探していたのは、メイク用の化粧品ではなく、クリームやローションなどの基礎化粧品なので、選択肢もたくさんある中、どれを使ったら良いのかが、非常に難しいので、行く先々のお店に立ち寄っては、店員さんに相談して、紹介してもらいながら、値段を比較し、色々と説明を聞いたりしてきました。 もともとズボラで、化粧品は、あまり興味があるものではないのですが、お肌の曲がり角をとうに過ぎてしまった私としては、やはり、今後、ある程度、最低限の手入れをすることが必要なのは、周囲のフランス人を見ていても必須なことは明らかです。 フランス人は、もともとバカンス命の国民で、美白を心がけ、お肌の手入れに余念のない日本人などから比べるとびっくりするほどの杜撰さで、もともとの肌の質などの違いもありますが、それ以上に美意識が違って、夏は日焼けして健康的に、そしてリッチにバカンスを満喫しているのをひけらかすのが何よりも誇らしいらしく、結果、日焼け後の肌は、ガビガビで象のような肌に満面の笑顔でバカンス話をとうとうと語る人が少なくありません。 もちろん気を使って手入れする人もいるにはいますが、少数派、普通は洗顔していきなりクリームを塗っておしまい・・なんていう人が多いのです。 しかし、そこのところのフランス人の美意識は私には受け入れ難く、歳をとって、汚らしいおばあさんにはならないように心がけるのは、私の美意識?でもあります。 化粧品というのは、人の弱みに付け込んだ商売で、それこそ上を見ればキリがなく、たしかにブランド物の高いクリームなどは、品質も素晴らしいのですが、毎日使う消耗品でもあり、そうそう高価なものを買ってもいられません。 高価なブランド物と一般的にスーパーなどで買える化粧品の間に割り込んでここ10年ほどで急成長しているのが、パラファーマシーと言う、日本で言うビオコスメの分野です。 薬局、あるいは、薬剤師をおいた店舗でしか扱いを許されていない基礎化粧品で、フランスでは、パラファーマシーと言って、普通の薬も買うことができますが、その多くをビオコスメなどで運営しているお店がすごく増えました。 日本で有名なのは、ビオデルマとか、ラロッシュポゼとか、アヴェンヌあたりでしょうか?フランスでは、ビオコスメのご本家みたいなところがあって、それはそれはたくさんのビオコスメがどんどん登場し、どれにしたらいいのか、さっぱりわからないので、自分にあったものを探すのは、至難の業です。 しかも、年齢とともに、自分にあったものは変わっていくので、日々、アンテナを張っておくことは必要かもしれません。少しずつでも手入れをしながら歳を取るのと、何も構わずに歳をとってしまうのでは、数十年後に雲泥の差になります。 色々な情報から、また、たまたま通りかかって、「ん?ここは?」などと思うお店に立ち寄ってみた結果、結果的に今のところ、ここが一番だと思ったのは、サンジェルマン・デ・プレにあるシティファーマ(CITY...
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