2019年6月3日月曜日

パリのランチ、お弁当、外食、日本食事情


 MON REPAS と書いてある、このバッグ、MON REPAS とは、フランス語で私の食事、という意味です。つまり、お弁当を入れるバッグです。メトロの中でこのバッグを持っている人がいて、かわいいな・・と思ったので、つい写真を撮ってしまいました。
 今は、フランスでも、こんなお弁当用バッグがあるんです。
 
 フランスの外食事情は、日本のようにワンコインで・・というわけにはいきません。ワンコインでは、簡単なサンドイッチも危ういくらいです。クウォリティと値段、つまり、コスパを考えると、日本に比べてとても高いです。気軽に安く食べられるものが、あまり、ありません。
 
 逆に私たちが日本に行って、外でランチなどを食べる時、ユーロに換算して考えると、ビックリするくらい安いです。

 フランスでは、一般的に企業側は、何らかの昼食の費用を負担するという法律もあるにはあるのですが、それも十分なものではありません。特にパリの中心部は、とても高いです。
 
 ですから、このようなバッグではないにしても、自分のランチを持参する人も少なくありません。そして、日本のBENTO(ベントー)も結構なブームになっていて、日本のお弁当箱などもネットで大変な人気なのだそうです。

 日本食は、パリでも今、大人気で、ラーメン屋さんなども食事時になると、長蛇の列です。しかも、日本のラーメンの値段から考えたら、もの凄い値段なのに・・。
 例えば、簡単なラーメンと餃子を頼むと、日本円に換算すると二千円近くなります。それに飲み物などを追加したりすると・・凄い値段です。

 ですから、旅行中、なんか日本食が恋しくなって、ラーメン屋さんに入ったりして、ユーロの感覚に慣れていなくて、うっかり注文して、後になって、日本円に換算してみると、二人で、ラーメン屋さんで五千円!?なんて事になります。五千円あったら、日本だったら、ホテルの豪華なランチなどでも食べられますよね。

 また、日本食といえば、お寿司もなかなかのブームで、今やどこのスーパーにでも置いていますし、冷凍食品まで出ています。これまた、そのクウォリティに対して、大変な値段です。

 また、パリには、中国人経営のチェーン店のようなお寿司屋さんがいっぱいあって、何やら妙なお寿司が出てきます。握り寿司にご飯が付いてきたり、天ぷらにマヨネーズが添えてあったり、天ぷらと書いてあるのに、エビフライが出てきたりします。

 お醤油は、甘い、焼き鳥のタレを薄めたようなお醤油と普通のお醤油と二種類あって、フランス人はお寿司とは別にその甘いお醤油をご飯にかけて食べています。下手をすると、お寿司にまで、甘いお醤油をかけていたりします。しかも、お寿司のネタのメインは、圧倒的にサーモンです。

 好みはそれぞれですから、良いのですが、やっぱり、目の当たりにするとちょっとドン引きしてしまいます。そして、フランス人は、これが日本食なんだと思っているのだろうな・・と思うと、ちょっと悲しくなります。

 つまりは、日本は、安くて美味しいものがたくさんあっていいな・・という事です。
私たちが日本に行く事=食べに行く、そして、食料品の買い出しに行くという事です。ちょっと、恥ずかしいくらい、日本からの帰りの荷物の98パーセントは食料です。

 食べ物に関しては、人一倍、食い意地の張っている私たちには、いくらでも逸話がありますので、それは、おいおい少しずつ書いていこうと思っています。