2019年6月4日火曜日

香取慎吾 ルーブル美術館 パリ個展




 香取慎吾の個展がパリで開催されてから、もう既に、かなり時間が経ってしまっているので、いささか、ちょっとタイミングがずれてしまっているのですが、この際、一度は話題にあげたいと思ったので、話題として、遅いことは、ご容赦ください。

 そもそも、私は、アートに関して、何かを語れるような知識もなく、ただ、自分の感性で好きか嫌いか、綺麗だとか、その作品から感じる何かエネルギーのようなものとか、そんな事を個人的に感じることしかできないので、ここで、偉そうに何かを語ることはできません。

 そもそも、私は、海外で長く生活していることもあって、それほど、SMAPを追いかけていたわけでもありませんでした。それでも、娘が小さい頃は、今ほどネットも発達してもおらず、少しでも、日本語に触れる機会を持つようにと、日本のテレビ番組等をビデオに撮って送ってもらっていました。ジャンルは様々でしたが、SMAP×SMAP なども入っていたので、海外に出てからも引き続き、彼らの様子を見続けていました。

 それが、一昨年の解散騒動で、海外ですら、彼らの事が報道されてから、あまりに傷ついた彼らの様子に心を痛めながら、見守って、過去の映像をYouTubeなどで振り返りつつ、彼らの新しい出発を見守っていました。

 ルーブル美術館に行ったのも、久しぶりでした。チケット等のことは、全く考えずに、
正面の入り口からだと、いつも混雑しているので、カルーセルの入り口から入ろうとだけ決めて、出かけました。

 相変わらず、ルーブルはチケット売り場は長蛇の列でしたが、彼の個展は、随時、exposition 等が行われている特設会場で、なんと、入場も無料でした。その年は、パリでは、JAPAN EXPOと名して、数々の日本の催し物が行われていて、彼の個展もその一つとして催されていたのです。

 モナリザの絵は、時々、海外の別の美術館に貸し出されて、日本にも行った事があると思いますが、私は、あのルーブルの荘厳な建物の中にあってこそ、より良いと感じられると思っています。ですから、逆に言えば、あのルーブル美術館の中に展示されてもなお、
ルーブルの持つ圧倒的な荘厳さに負けないものでなければなりません。

 彼の作品は、ルーブルの中にあっても、決してその荘厳さに負ける事なく、見事にそこにありました。それが、私の一番の印象でした。

 彼らの年代での新しい出発は、容易なことではなく、大変な決断だったことでしょう。
そして、大変な思いを経て、彼らが今なお、頑張って輝き続けているからこそ、みんなが応援し続け、どこか自分にも重ね合わせながら、見守っているのでしょう。
私もそんな思いで、彼らの頑張りを遠くから、見守っています。

 そして、彼らの活躍は、もちろんのこと、彼らが心底、一緒に仕事をしていきたいと信頼関係を繋ぎ続けている女性のマネージャーの方の才能、力量、愛情にも、改めて、尊敬の念を抱いています。本当に凄い方だなと。人を信じて、それを貫き通す彼らの強さ、優しさにも感動しています。

 そして、やはり、彼ら自身の努力と才能、そして、どんなに有名になっても、決しておごることなく、そんな人柄も作品に表れているなあと感じるひと時でした。

 作品の写真はどこまで載せていいのか、よくわからないので、沢山、写真は撮ったのですが、ここへの掲載は、少しに、控えさせていただきます。