2019年10月26日土曜日

海外生活は、お金がかかる




 海外生活というと、優雅な生活をイメージされる方も多いかもしれませんが、実際は、全然、そんなことはありません。

 海外で生活していると、何かとお金がかかります。
私の薄給は、ほぼほぼ、日本への里帰りと、娘のために消えていました。

 日本でも、子供の教育費には、とても、お金がかかるのだと思いますが、日本に住んでいれば、ないであろう、学校や習い事などの教育費以外の出費は、子供の保育園の保育時間外のベビーシッターのお金と、長いバカンスの間を有効に使わせるための学校以外の時間を過ごさせるためのお金です。

 日本であれば、ちょっと、母に預かってもらって・・などということもできたと思うのですが、こちらには、当てにできる存在はなく、誰かにお金を払って、頼むしかありません。

 なにせ、フランスの学校は、バカンス期間が長いので、この長い期間をいかに有効に使うか、私自身が取れるバカンスの期間は限られていますから、それ以外の期間をなるべくバカンス期間だからこそできることを経験させようと思っていました。

 幸いにも主人の勤め先の運営する子供キャンプのようなものがあり、普通よりは、安い金額で、スキーやサーフィン、乗馬、ダイビングなどなど、あらゆるスポーツを体験させてもらえたので、私がお休みを取れない期間は、そのキャンプに参加させていました。

 黙々と仕事に行く私とは裏腹に、彼女は、そのキャンプに参加して、色々な場所を旅し、あらゆるスポーツをして、長いバカンスを過ごしていました。

 私は、娘に物を買い与えることよりも、何かを体験させることにお金を費やしてきました。
 
 あとは、何といっても、里帰り、つまり、日本へ行くのにお金がかかるのです。

 せっかく、行くのならば、少しでも、娘のバカンスが長い夏の期間、しかも、小学校の頃は、できたら、日本の小学校にも体験入学をさせたいと思っていたので、こちらの学校がバカンスに入って、まだ、日本の学校は夏休みに入る前の期間だったので、だいたい、日本に行くのは、夏でした。

 日本行きのチケットは、夏場は最も高く、安くても一人1200ユーロ、(15万円くらい)、(限られた私の休みを有効に使うために直行便を選んでいました。日本は遠いのです。)その他、日本で、行く先々(親戚や友人など)で、必ず、頂き物をすることを考えると、手ぶらで行くというわけにもいかず、お土産代も結構、かさみます。

 だいたい、娘と二人で、日本に行けば、一回、少なくとも50万〜60万、三人で行けば、100万くらいは、最低でもかかります。

 両親も年に一回の私たちの帰郷をとても楽しみにしてくれていましたし、私たちも家族と触れ合える短い期間でしたので、その時間を何よりも大切に思っていました。

 両親の晩年などは、特に、生きている間に、あと何回、会えるのだろうか?と、いつも思っていました。

 また、母が入院したとか、父の具合が悪いとかいうことが起こると、できる限りは、日本へ行っていましたので、1年に2回〜3回、となった年もありました。

 日本へ行かずにヨーロッパの中を旅行するならば、ずいぶん、色々なところへも行けただろうとも思いましたが、その時にしかできないこともあるのです。

 両親の介護の問題になった時などは、本当に心が痛みましたが、こちらに生活に基盤を置いてしまうと、お金の問題だけではなく、そうそう簡単に行くこともできません。

 親不孝と思いながらも、その時にできることをできる限りやっていくしかなく、状況は、いざとなれば、待ったなしの状況になるので、その時々でも、あまり、選択肢は、ありませんでした。

 そんなこんなで、海外生活をしている我が家は、常に自転車操業のような状態でした。

 しかし、私は、その時々にしてきたことに後悔はありません。

 

 

 











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