2019年のサマータイムは、3月31日 am 2:00から、10月27日 am 3:00 までです。
サマータイムの始まりは、1時間早くなるので、前日の夜、寝る前に1時間時計を進め、サマータイムが終わるときには、1時間時計を戻して寝ます。
最近は、デジタル化が進み、テレビやパソコンや携帯電話などは、自動的に時間が変わりますが、家の中の時計は、デジタルのものばかりではないので、家中の時計をなおして歩きます。
いつも、日曜日にかかるので、日曜日の1日を時差の調整をしながら、過ごすことになります。うっかりすると、時間がずれたことを忘れていて、日曜日に出勤しなければならなかったときに、一時間、早く出勤してしまって、呆然としたこともありました。
もともと、サマータイムは、夏の電気消費量を少なくすることや、早い時間に仕事を終わらせ、余暇を充実させるために始められた制度だそうですが、時間を変えたところで、フランス(ヨーロッパ)の夏と冬の極端な日照時間の違いは、変わるわけではなく、子供や家族を抱えて、日常のルーティーンを淡々とこなして生活している分には、1時間早くなろうと、余暇に時間を当てるなどということは、出来るはずもなく、たった1時間の違いであろうとも、軽い時差には違いなく、身体が1時間の時差に慣れ、しゃんとするには、約一週間かかります。
旅行したわけでもないのに、同じ国にいて、時間がたとえ、1時間でも、ずれるという軽い時差というのは、思いのほか、しんどいものなのです。
それでも、夏から冬になるときには、1時間遅くなるので、慣れやすいのですが、夏になるときは、1時間早起きになるので、とても辛いです。
ただでさえ、フランスは、夏は、朝5時には、明るくなり、夜は21時半から22時くらいまで明るく、子供を寝かすために、窓のシャッターを下ろして寝かせます。
逆に、冬には、日が出るのは、8時半過ぎで、16時半には、もう暗くなってしまいます。ですから、まだ、暗いうちに起きて、子供を学校に送っていくのもまだ暗いうちで、帰ってくる時には、もう真っ暗になっています。
夏は、気分も明るくなり、冬は、朝、暗いうちに起きて、仕事が終わるともう真っ暗・・という生活は、何だか、虚無感に襲われます。
いつか、日本から、花火を持ってきたのですが、夏は、いつまでも暗くならず、冬の寒い時期にする気分でもなく、結局、やれずじまいになってしまっています。
しかし、サマータイムで1時間ずらしたところで、この日照時間は、変わらないので、私個人的には、何のメリットも感じられないどころか、年に2回の軽い時差ボケ状態は、身体的に苦痛でしかありません。
冬時刻になれば、日本との時差も7時間から8時間になり、日本と関わりがある仕事をしている人には、やはり、それなりの調整が必要になります。
なんなら、ずっとサマータイムのままにしておいてもらえれば、少しでも日本との時差が少ないので、いいのになぁと思ったりもします。
いくら、デジタル化が進もうと、人間の身体は、自動的には、簡単にリズムを変えられないので、もう、いい加減、やめて欲しいです。
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