2024年6月10日月曜日

パリのB級グルメおススメのお店 クルドサンドイッチ URFA DURUM

 


 

 パリで美味しいレストランを探すのは楽しいのですが、一般的なフレンチのレストランやブラスリーなどは、まあまあ基本的には、どこに行っても同じようなメニューが中心で、それぞれに特色があるとはいえ、やはり、そうそう続けてとなると、やっぱり感動が薄れてきて、退屈になってしまいます。

 そんな中、最近、私が気になっているのは、ストリートフードに近いような、いわゆる日本でいうB級グルメのようなタイプの食べ物で、これは、異文化が混在するパリでは、今まで、私があまり注目していなかったけれど、探してみると、これまたけっこう色々あるので、最近、気になるところは行ってみるようにしています。



 今回、ご紹介するのは、知人がやたらと激押ししていた「クルドサンドイッチ」ですが、正直、私はこれまで「クルドサンドイッチ」なるものを知りませんでした。

 それがまた、全く観光客相手っぽい感じでもなく、煌びやかなお店でもなく、むしろ、どちらかというと小汚い(失礼)、まったく飾らないお店で、メニューも少なく、小さなお店というのに、常に繁盛しているという地元民に根付いている感じのお店であることにも興味をそそられたのです。



 私が、ふだん、あまり行く地域ではないため、地理にも疎く、恐る恐る探して行った感じなのですが、意外にもその周辺には、なかなか興味深いお店も多く、美味しいパン屋さんなども見つけてしまいました。



 看板はボロボロ、お店の間口も狭いのですが、食事時でもないのに、数人の人がサンドイッチができあがるのを待っていました。クルドサンドイッチは、要するにケバブのようなものなのですが、狭いお店の一画で、淡々と若者が二人で麺棒で生地を次から次へとのばしていて、黙々と生地を石窯で焼いています。



 その隣では、注文のあった分の肉を焼いてくれます。牛肉、地鶏肉、羊肉、ひき肉とメニューはそんなに多くはありませんが、その場で串に刺して焼いてくれるのであつあつでジューシーでしっとりとしていて、とても美味しいです。



 私が気に入ったのは、味付けがとてもシンプルなところで、ソースなどを一切使っておらず、肉そのものの味が素晴らしく、また肉と一緒になっている野菜(サラダや赤玉ねぎやトマトなど)とのバランスが最高で、飽きのこない味です。



 また、なによりもこの生地(ピタパンのような生地)が、のばしたばかりで焼いているため、しっとりしていてモチモチで外側の焼け目の部分とモッチリした感じが最高です。

 しかも出来立てが食べられるためにアツアツで美味しい・・そして、お値段がお手頃価格で、どれも10ユーロ以下です。なんなら、いくつか食べられちゃいそうです。

 お店のお兄さんたちも、感じよくて優しくて、まじめに淡々と楽しそうに仕事している感じも好感を持てます。

 こんなお店、近所にあったら、週1くらいで通いたいような、そんなお店です。

 わざわざ、パリに旅行に来て、行きたいと思うかどうかはわかりませんが、フレンチばかりでちょっと飽き飽きしてきたという方には、マクドナルドなどのファストフードではなくて、こんな感じのB級グルメのお店を味わってみるのも楽しいかもしれません。


🌟URFA DURUM

 58 Rue du Fauburg Saint-Denis 75010 Paris 日休


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2024年6月9日日曜日

突然の停電に一瞬、慌てるもそれなりに満喫する自分

  


 夜10時を少し過ぎたころ、突然、家の中の電気が消えました。「あれ?ブレーカー落ちた?」と思って、ボックスを見に行くと、たしかにブレーカーが落ちていました。ふつうは、このブレーカーを上げれば、電気はすぐにつくのですが、ブレーカーをあげても、すぐに落ちてしまいます。

 まあ、しばらくすれば、ブレーカーもあがるだろうとタカをくくっていたら、いつまでたっても戻らなくて、ちょっと焦り始めました。

 うちは、なにからなにまで電気なので、電気がないと何もできません。一応、管理人さんにSMSでメッセージを送ったものの、夜中のことで、返信なし・・それも仕方ありません。

 私は電気系統のことは、本当に弱くて、夫が存命中は、夫頼み・・、娘が成長してからは娘頼みにしていて、娘が独立して、私が一人暮らしになるときに、一番、心配だったのは、この電気系統のトラブルでした。

 当時、そんなに携帯電話は、どうしても持ちたいと思っていなかったのですが(今から考えると携帯なしは、考えられないけど・・)、もしも、電気が全てダウンした場合に、電話もネットで繋がっているために、携帯がない場合は、どこにも連絡がとれなくなってしまう・・と、やっぱり非常時の通信手段として携帯はいるな・・と大げさにも命綱のように考えていたのでした。

 昼間のことならば、管理人さんに電話して、きてもらえるのですが、夜中ではどうしようもありません。とりあえずは、もう今晩は何もできないから、もう早々に寝てしまおうと思ったのですが、唯一、気になるのは冷蔵庫です。

 夜の間は、もう冷蔵庫は絶対に開けないようにしようと思い、少しでも冷たい状態が長引くようにと、気安めと思いながらも、冷凍庫に入っている保冷剤やアイスノンを全て冷蔵庫に移しました。

 こんな時に限って、携帯の充電も充分ではなく、あまり無駄遣いはできません。

 もう今晩は、ジタバタしても仕方ないので腹をきめて、ろうそくを引っ張り出してきて、何本かのろうそくに火を灯しました。日頃、宵っ張りで夜中もわりと起きていて、常にパソコンとか、YouTubeなどをつけていて、音や映像に溢れているのですが、思いがけない静かな夜、風の音までが聞こえます。

 ろうそくの炎が暖かみのある優しい灯りであることも忘れていました。

 しかし、これで火事・・なんてことになっては大変なので、寝室ではろうそくは一本だけにして、読書をすることに・・。電子機器は苦手と言いながらも、実のところは、それにまみれて生活しているわけで、そう考えてみると、いつの間にか振り回されてる感がなきにしもあらずです。

 停電というハプニングに焦りつつも、こんなに静かな夜にどこかホッとする時間を過ごせて、こういう時間もいいな・・と思ったり・・。

 そして、同時に少々の停電でも、しっかり、その時間をそれなりに楽しめる逞しさというか、ずうずうしさが私の中でも定着してきたかな?と、なんとなく、そんなことを自分で嬉しく思ったりもしたのでした。

 昔の私だったら、不安で眠れなかったりしただろうな・・と。

 翌朝、起きると、いつの間にかブレーカーは戻せるようになっていて、結局、一晩だけのことでしたが、原因は何だったのかは、わかりません。


停電


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2024年6月8日土曜日

パリオリンピックの五輪 エッフェル塔に設置

  


 パリオリンピック開催の50日前、エッフェル塔にオリンピックの五輪が取り付けられました。この五輪の取り付け作業は、夜中に1時間半ほどかけて行われたということで、パリジャン・パリジェンヌたちが目覚めたときに、「いつのまにかオリンピックの五輪が掲げられたエッフェル塔に生まれ変わっていた・・!」と驚くように演出?、サプライズ的な感じにしたかったようですが、日中は、観光客がもっとも多い場所でもあるエッフェル塔で、夜間でなくては、取り付け作業は不可能です。

 「スペクタキュラー」と呼ばれるこれら 5 つの巨大なリングは、オリンピックの強力なシンボルであり、オリンピックごとに開催都市の象徴的な場所や建造物に設置されます。

 オリンピックを開催する都市は、その中でも、もっともシンボリックな場所にメインの五輪を設置するそうで、2012年のロンドンオリンピックでは、タワーブリッジに、2021年の東京大会では、お台場湾だったそうです。

 それにしても、パリの場合は、もう他にないでしょ!というくらい最もシンボリックなエッフェル塔に五輪が掲げられることは、その絵面からしても、ちょっと出来すぎ?という気もしてしまう感じで、もうさんざん、イメージ画像が出回っているせいもあるかもしれませんが、既視感さえ感じられるくらい、もしかして、もともとこの五輪のマーク、エッフェル塔についてた?と思ってしまうくらい、なんかピッタリな印象を受けました。

 

 エッフェル塔の 1 階と 2 階の間に設置された五輪は、幅約 30 メートル、重さ 30 トン、各リングは高さ 15 メートル、直径 9 メートルで、安全性はもちろんのこと、エッフェル塔やパリの光景の中でのバランスなども計算しつくされたものです。

 また、この五輪には、リサイクル鋼材が使用されているということで、しっかりエコアピールもしています。

 こうして見ると、やはり「今だけ!感」がありありで、実はその瞬間はいつでも今だけではあるのですが、五輪の設置されたエッフェル塔を一度は拝んで、記念に写真の一枚くらいはとっておこうかな・・と思ってしまうのですが、そんな風に思うのは、私だけではないようで、いつもにも増して、観光客は、この五輪のついたエッフェル塔をある種の特別感をもって、興奮して迎えているようです。

 いわゆる「期間限定」というやつには、みんな弱いのです。

 リングには 100,000 個の LED が付いており、日中はリングの色が維持されますが、夜になるとリングは白く点灯し、夜になってもリングは消えずに、浮いているように見えるようにデザインされています。この五輪は9月8日のパラリンピック閉幕までエッフェル塔に設置されています。

 しかし、エッフェル塔は治安の悪い場所でも有名、特に夜間などは、充分に警戒してお出かけになることをおすすめします。


パリオリンピックの五輪 エッフェル塔


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2024年6月7日金曜日

東京都のマッチングアプリと結婚感

 


 日本についてのニュースをフランスの報道で知ってびっくりすることも時々あるのですが、今回の「東京都のマッチングアプリ」についてもフランスの報道で知ったことのひとつです。

 フランスにもマッチングアプリはけっこうあるようで、時にはメトロの広告にズラーッと張り出されていたのを見たこともあり、「こんなの・・メトロにまで広告出すんだ!」と驚いたこともありました。

 フランスには、政府がこのようなアプリを立ち上げている例は現在のところはないために、物珍しさとともに、やはりフランスとて、少子化問題は捨て置けない問題のひとつであるため、興味をそそられたプロジェクトであったに違いありません。

 このフランスの「東京都のマッチングアプリ」に関する報道では、その背景にあるフランスよりもずっと深刻な日本の少子化問題についての説明が付け加えられており、それはそれで、「なるほど・・」などと妙に再認識させてくれたりもします。

 「2023年の日本の出生数は8年連続で減少、日本における死亡者数は出生者数の2倍となった。OECDの報告書によると、日本での法的婚姻外での出生率は依然として約2%と非常に低いため、日本の婚姻率の低下が日本の出生率低下の主要な要因とされている。」

 国民の高齢化の加速は、多くの活動分野における労働力不足など、ますます重大な問題を引き起こしている・・と、このアプリ設立の背景を説明。

 登録するには、法的に独身であることを証明する書類を提出し、結婚するパートナーを探しているという内容の書類に署名する必要がある。また年収を証明するために納税通知書も提出する必要があり、日本のマッチングアプリでは収入の申告が求められることが多い・・とも説明しています。

 また、「日本の女性の多くは一人暮らしを好む」と解説しているのにも、「へっ?」と思います。

 日本の出生数の減少を食い止めるため、東京都は今夏、独自の出会い系アプリを開始し、仲人役を務めようとしているが、SNS上では、アプリの開発資金を都民の税金で賄うことに否定的な意見も湧き上がっていると説明。

 実際には、どれだけの人が利用するかはわかりませんが、個人的には、プロジェクションマッピングなどよりは、ずっとマシ・・なかなか出会いの機会がない人にとっては、意外にこっそり使う人もいるかもしれないではないか?と思っています。

 結婚については、特に積極的に結婚したくない・・と思っているというより、あんまり積極的に考えずにズルズルしてきたら、結婚しなかった・・という人が多い気もするのですが(私の周囲にも多い・・)、だからといって、日本の少子化を食い止めるために結婚しよう!などと考える人もあまりいないだろうし、ほんのちょっとのキッカケがあったらいいかもしれないとも思うのです。

 また、親世代の意識の変化も影響しているような気がします。今の親世代(結婚適齢期の子どもを持つ親)はマイルド・・。自分が若い頃に受けた結婚への外圧を考えれば、やっぱり今の若者が結婚しなくなっているのもわかる気がします。

 私の親の世代は、やたらと適齢期のようなものを気にする感じもあり、私の母なども、「とにかく、一度でいいから結婚して!」とか、やたらと結婚をせかすようなことを言っていたし、20代半ばを過ぎると、どこからか次々とお見合い写真が回って来たりしていました。

 今から考えると、なぜ?そんなに「一度でいいから結婚して!」などと無責任なことを言っていたのか、私にはわからないのですが、いつまでも子どもを結婚させないでおいておくことに、まあ世間体が悪いという風潮があったのだと思います。

 しかし、現在、自分が親になって思うことは、娘には、良い人がいたら、結婚してもいいと思うし、できたら子どもを産んで育てるという経験はした方が良いとは思うけれど、「必ずしも結婚しなくても・・むしろ、クズと結婚するくらいなら、結婚しなくていい・・」と思っています。

 海外にいるから思うことなのかもしれませんが、とんでもない男につかまって、酷い目に遭っている人もけっこう見てきたからかもしれません。

 今の日本に、私のような考えの親が多いかどうかはわかりませんが、少なくとも、私の親世代よりも、世間体が悪いから結婚させなきゃ!と必死になっている親も少なくなっているのかな?とも思います。


東京都マッチングアプリ


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2024年6月6日木曜日

偽造食料品の急増に思うこと

 


 フランスでは、清涼飲料水、お菓子、スナック類、乳製品、調味料などなどの偽造食料品が急増しており、年間150万の偽造食品が押収されており、1年間で4倍も増加しているようです。

 これらは、有名な大手メーカーの正規の食料品のパッケージを真似て偽造しているもので、ロゴの文字が一文字違えてあったり、その商品の顔ともいうべくパッケージのキャラクターなどが一部、違うアクセサリーをつけていたりと、パッと見では、気が付かない場合も多いそうです。

 問題は、これらの商品は、成分リストについての表示が不十分で、品質が保証されたものではないため、Unifab (製造者組合)は、健康被害にもつながるため、これらの偽造食料品には注意しましょうと呼びかけています。

 そして、この見分け方の目安として「通常の市場で販売されている商品の価格を3で割った場合、商品の品質が変わっている場合、ラベルに誤字がある場合・・、販売されている商品は詐欺商品である可能性がある」としています。

 これらの偽造食料品は、一般的には、大手のスーパーマーケットなどでは、ほぼほぼ扱われていないようで(スーパー側の信用問題に関わる)、通常はネット上や露店などで販売されているとのことですが、そもそも、この消費者たちは、偽造食料品であることを承知で購入している感も拭えません。

 そもそも、ネットで購入する場合は、ある程度、まとまった量を購入(こういった極端に安い食料品などは)することが多く考えられるため、特に調味料(ケチャップ等)に関しては、レストランなどの業者で購入していて、二次的被害を広げている可能性も考えられます。

 しかし、ここまでの偽造食料品ではないにせよ、今年初め頃に問題になった「ネスレのミネラルウォーターがミネラルウォーターではなかった事件」など、大手ブランドでさえも、ごまかしの手口は政府がらみとも言えないようなカタチで水面下で動いていたりしたことを考えれば、世の中、大なり小なり騙し合いみたいな感じでウンザリしてきます。

 海外から入ってくることが多いこれらの偽造食料品について、取り締まりをしているから、これだけ押収されていることが発覚しているわけですが、言わせてもらえば、個人的に家族がほんのわずかばかり日本から送ってくれる荷物などへの規制は、やたらと厳しくなり、送ってもらうときにも税金を支払わせ、受け取るときにまで税金をとられるという、どうにも納得のいかない厳しさで、どうして、個人をこれだけ締め上げておいて、偽造食料品で金儲けをしている会社には、こんなに抜け道があって、フランス国内にちゃっかり入り込み、挙句の果てには消費者に対して注意して買わないようにしましょうとか、健康被害のリスクがありますとか・・まったく、そっちの方をもっとなんとかしてよ!とモヤモヤします。

 この偽造食料品は、少しでも疑いがある場合、騙された消費者は14 日以内に商品を返品し、「SignalConso Web」 サイトで報告を行うことができます。「そして何よりもその製品を消費しないでください」としていますが、そもそも、そんなことは承知で購入している人が大多数だと思うので、それよりも、偽造食料品販売サイトを摘発してよ!と思うのです。

 そして、個人が家族や友人から送ってもらう正規の食料品に関しては、もうちょっと優しくしてよ・・と思うのです。


偽造食料品


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2024年6月5日水曜日

シャルルドゴール空港の詐欺広告 ロストバゲージ販売

  


 インスタグラム(Instagram)を覗いていたら、CDG(シャルルドゴール空港)の広告サイトが出てきて、「BAGAGE PERDU」(ロストバゲージ)を売っているというCDG空港の広告で、「ロストバゲージになったまま放置されている荷物を1つ1.95ユーロで売ります!」というものがあって、いろいろと、突っ込みどころが満載だな・・と思いながら、見てみました。

 もともと「ロストバゲージでおなじみの・・」というか、ロストバゲージは珍しくはないヨーロッパの空港(個人的には、CDGで荷物がなくなったことはありません)で、昨年だったか、一昨年だったかの空港のストライキ、また、それに重なっておきた荷物輸送のベルト?機器の故障などで、夏のバカンスのはじめの頃だったと思いますが、荷物が空港に山積みになり、持ち主の手に戻るのに数ヶ月かかるとか、もう回収不可能だ・・なんて話もあったので、そういえば、常に空港には、ロストバゲージ・・持ち主の手に渡っていない荷物が恒常的にあるのだろうな・・などと思ったのです。

 日本でも鉄道の忘れ物などが、時々、チャリティみたいに売られているという話も聞いたことがあるので、CDG空港でも、こういうのってあるのかな?と一瞬、思いました。

 しかし、それにしても、誰のものか?中身は何なのか?もわからないままに、スーツケースごと売るってどうなのよ? 買うにしたって、気味悪いだろし・・などと、この小さなインスタの中の広告に、一瞬のうちに色々なことを考えました。

 結論を先に言えば、これは詐欺なのですが、この広告は、広告料を払って掲載してあるもので、Instagram側は広告料を取って、詐欺広告を流しているわけで、「なんで規制しないの??」と思いました。

 このロストバゲージ販売のサイトは、パリ・シャルルドゴール空港になりすましたサイトで、本物のシャルルドゴール空港のサイトではありません。

 この広告では、「私たちの空港には紛失した荷物を保管するスペースがなく、空港ではさまざまなアイテムや電子機器が入ったスーツケースをたったの1.95ユーロで販売している」というものです。

 調べてみると、これは、最近に始まったものではないらしく、以前にもFacebookでも同様の詐欺広告が流されて、警告が出されています。

 結局、この詐欺は、購入しようとした者の銀行データを回収して、その銀行からお金を抜き取るというものです。

 InstagramやFacebookなどのSNSで、意外な情報に出会えることもたくさんあるのですが、それに乗っかるカタチで、必ずこのような詐欺も登場するので、いざ、もしも、購入・・と思いきる段に、一度、冷静に考える必要があります。

 このシャルルドゴールの詐欺サイトによるロストバゲージ販売は、ご丁寧に実際にこれを利用した感謝と喜びに溢れる客を装ったコメントまでついています。

 個人情報をうるさく言うわりには、なにかを購入する際のカード情報などには、ついうっかりしがち・・SNSには、有用な情報とともに詐欺も溢れています。

 しかし、ロストバゲージを販売とは・・詐欺にしてもすごい発想です。


シャルルドゴール空港 ロストバゲージ販売


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2024年6月4日火曜日

健康サプリグミ市場の飛躍的な躍進に警鐘

 



 どんな業界にもトレンドというか、流行のようなものがありますが、ここ数年、フランスでは、健康サプリグミの売り上げが爆発的に伸びているそうで、その形状や効能、味、香りなどからも、たしかに流行りそうだな・・という感じはします。

 この健康サプリグミの売上は2021年に90%、2022年に131%、2023年に47%増加しているそうです。

 そもそも健康のためにとか、美容のためにという商品には、ついつい心を動かされがちなのは、人間の心情ではありますが、それが本当に良いのかどうか?は、正直、あまりわかっていないままに、「まぁ、なんとなく、使ってみよう・・とか、飲んでみようか・・」というような曖昧な理由であることも少なくありません。

 しかも、最近、大幅にその売上げを伸ばしているという「健康サプリグミ」の類は、一応、健康上や美容上の効能をうたっている薬の一種でありながら、ちょっと、アミューズ感覚のキャンディのようなお菓子のようでもあり、色といい、香りといい、なかなか魅惑的にできています。

 市場がのびればのびるほど、様々な効用のものが登場していますが、脱毛、睡眠障害、肥満、ストレス、活力の欠如などを解消すると言われているものが多く、価格も比較的、高価(15ユーロから30ユーロ以上の価格設定)なものが多いようです。

 これらは医薬品ではないので、ネット上でも多く出回っていますが、薬局で扱われているものも多く、心情的には薬局で買えば、少し安心だし、薬局で扱っているものの方がたしかなもので、よく効きそう・・という心理も働くかもしれません。

 しかし、冷静に考えれば、一般的な薬に比べて、効能がハッキリしないわりには、薬でもないために保険等のカバーはゼロ。まことに割に合わない気もします。

 まあ、一種の嗜好品のようでもあり、流行りというか、トレンドのようなところもあるので、それを楽しんでいると思えば、そういう性質のものかもしれませんが、この発売元などは、上手いやり方をしているな・・とも思います。

 もともと、健康のためとか、美容のためというのは、弱いところを突かれる感じがしますが、それが単なるサプリのカプセル錠などではなく、フランス人の国民食とも言えるようなグミに近づけたあたり、これは、人気を呼ばないわけはないな・・と思います。

 HARIBOなどのグミ?は、本当にフランス人のソウルフード?と言えるような駄菓子で、なにより彼らが小さいときから食べつけているもので、ついつい手がのびてしまうもののひとつです。

 このグミのキャンディーのようなもので内容量を健康サプリの中身をまぜて膨らまして高く売るのは、上手いやり方、売れないわけないな・・儲からないわけないな・・と思います。

 しかし、これらの過剰摂取による副作用も報告され始めており、専門家たちは、「栄養補助食品や植物サプリメントに含まれる多くの物質は、肝障害の原因になる可能性が高いため、一時的な摂取にとどめ、長期間継続しての服用には注意が必用である」と警鐘をならしています。

 私は、そうでなくとも飲まなくてはならない医者から処方されている薬が多いために、それ以外の薬はできるだけ減らしたい方で、サプリ?に近いものといえば、たまにビタミンCを思い出したように飲む程度。

 健康によいものは、できるだけ食品で美味しく摂取できるように、必要な栄養素が含まれた食品を探して、工夫して自分の好みに合うようにお料理したりしています。

 けっこうお高めのサプリを買うくらいだったら、けっこう良い食材が買えそう・・などと、食い意地満載の私であります。


健康サプリグミ 売上げ爆増


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