無事に届いた年末年始の私のおタカラ |
数日前の朝、郵便局(La Poste-Colissimo)から、「あなた宛ての荷物が届いています」というメールが来ていて、正直、この手の詐欺メールや詐欺メッセージが多いので、荷物を受け取る予定もなかったし、下手にメッセージをいじって、どこかをクリックしたりすると面倒なことになる・・と思い、その手のメールは無視することにしているので、そのまま放置していました。
その日は、出かける予定があったので、午前中のうちにバタバタと仕事を済ませてから、そのまま外出してしまいました。
ところが、出先で日本にいる親友からメールが入っていることに気が付いて、メールを読んでみると、「娘ちゃんに頼んで一緒に荷物を送ってもらったので、楽しみにしていてください!」とあり、その時、初めてあの郵便局からのメールはホンモノだったんだ!と気が付きました。
まったく、その手のメールやメッセージでホンモノだったことは初めてで、多くの詐欺メールのおかげで、肝心なメールまでも信用しなくなっていることに、なんかやるせないような気持ちになりました。
しかし、ホンモノの荷物となれば・・と思い、郵便局からのメールを開くと、「配達済」となっていて、「家に帰ったら、日本からの荷物が届いているんだ!」とその日は、なんだか、ちょっとわくわくした気持ちで家に帰りました。
しかし、実際に家に帰ってみても、荷物は届いていません。こちらの荷物の配送で、実際には、配達されていないのに、配送済とされて荷物が届かないことは、そんなに珍しいことでもなく、家にいても不在通知を入れられたり、ロクなことはありません。
タイミングとしては、12月の年末、しかもノエルの前後ともなれば、一番荷物が盗難に遭う可能性も高い季節。せっかく久しぶりの日本からの荷物とウキウキしていたのに、いっぺんに絶望的な気持ちになりました。
一応、荷物を送ってくれた娘に連絡してみると、「多分、ママのメールアドレスは書いてないはずなのに・・」などと言うので、余計に気味悪く懐疑的な気持ちになりましたが、まぁ、この段階でジタバタしても仕方ないし、今日は1日待ってみて、届かなければ、明日、郵便局に行ってみると言って、電話を切りました。
娘や親友が送ってくれるのは、100%日本の食べ物に違いなく、ノエルだなんだといっても、何よりも日本食の方が私にとっては魅力的で悔しい限りで、だいたい、今までどれだけの荷物の盗難に遭ったことか!と過去の悔しい記憶を遡っていました。
しかし、夕方遅い時間になって、荷物はひょっこり届きました。ところが、配達の人は、「荷物の受け取りには税金を支払ってください」というのです。一定の金額以上の海外からの配送品に税金がかかるようになったことは知っていたのですが、それがどういう基準で徴収されるのか? よくわからないものの、17ユーロと言われて、言われるままに17ユーロを支払いました。
カードは使えないということだったので、現金か小切手と言われて、現金をあまり使わない私は久しぶりに小切手を引っ張り出してきて、小切手で支払いました。
とりあえずは、もう届かないかもしれないと思っていた荷物が無事に?届いただけでも良しとしなければならないのでしょうが、この税金の17ユーロが一体、高いのか安いのか?どうやって、計算されているのかは全くわかりません。
以前は個人的な小包を受け取るのに税金など取られなかったので、郵便料金の他に荷物を受け取るだけのために税金をはらわなければならないのは、納得いかないし、そのうえ、その金額の算定方法も説明されていないので、どうにもモヤモヤしてしまいます。
小切手には、「La Poste」(郵便局)と書いてくださいと言われたので、そのまま書きましたが、あとから、これは、本当は、税関に対して支払うものではなかったか?と思ったりもして、なおさらモヤモヤします。
荷物を送る際に書かれた明細表によると、中身は合計8,000円となっており、ユーロ換算すると57ユーロ程度で、57ユーロの商品を受け取るための税金17ユーロというと、何パーセントの税金??と思い、海外からの配送品についての税関のサイトをざっと見たところ、品物によっても税率が違ううえに、食料品についての記載はありません。
まぁひとつだけ、この税金を支払うことでメリットがあるとすれば、この税金を配達員が徴収しなければならないとしたら、荷物の盗難は減るかもしれないということです。
でも、また否定的に考えれば、本当は支払いの必要のない荷物に対しても、税金だと偽り徴収されてしまうこともあるのではないか?と思ってしまいます。
税金として決められているなら、払わなければならないとは思いますが、せめて、その金額がどのように設定されているのか、記載してもらいたいものです。詐欺も多いのですから・・。まったく、基本的に信用しておらず、すべてに対して疑ってかかるこの姿勢。
我ながらうんざりしますが、ボーっとしてもいられません。
どちらにしても、日本に荷物を送ったり、受け取ったりするということも、ますます厄介になりました。
しかし、フランスでは手に入らない日本の食べ物はお宝には違いなく、この年末年始、娘や親友のおかげでごきげんに暮らせる私なのでありました。
海外からの配送品への課税
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