2025年2月19日水曜日

山形 佐藤牛肉店に大興奮!

  


 今回の日本一時帰国の温泉旅行第二弾に山形を選んだのは、従姉妹のおススメの旅館が山形にあったためで、温泉旅館を選ぶ際に、温泉はもちろんのこと、旅館で提供されるお食事が大きな位置を占めている私(たち)は、その旅館のお食事が素晴らしいということで、山形行きを決めたのでした。

 この温泉旅館とともに、山形には、従姉妹が「山形に行くなら是非、行くべき!買って帰るべき!」というお肉屋さんがあり、それが「佐藤牛肉店」でした。

 このお肉屋さん、従姉妹はもう20年以上のおつきあいとかで、日常的にも東京から注文して送ってもらっているというお肉屋さんで、私が日本に一時帰国した際に、以前にも従姉妹がそのお肉屋さんからお肉を送ってもらい、彼女の家ですき焼きをご馳走になったりしていたので、そのお肉が美味しいことは、私も知っていました。

 ただ、そのお肉の値段がどの程度なのか?彼女のことだから、きっと高価なお肉なんだろうな・・と、漠然と思っていました。

 ただ、お店に直に出向いて、そこのおじさんに話を聞きながら、買う場合は、全然、違うとのことで、私もそのお店に行くのを楽しみにしていました。

 山形には、2泊3日の予定だったので、そのお肉屋さんには、最終日に寄るつもりにしていました。しかし、山形に到着とほぼ同時にその従姉妹から、「重大事件発生」と連絡があり、私は、てっきり高齢の叔母に何か起こったのかと真っ青になりました。

 しかし、従姉妹の言う「重大事件」とは、私たちの旅行の最終日にあたる日が例外的に休みになるということで、正直、私は「なんだよ・・」と拍子抜けしました。

 実際に、その「佐藤牛肉店」は、けっこう現在は有名になっているお店らしく、山形駅にも支店が入っており、本店に行けなくても、買えないことはありません。

 でも、私たちは、当初の予定を変更し、2日目に「佐藤牛肉店 本店」に行きました。行ってみると、その店舗は、そこまで、大きなお店でもなく、また、他の食料品店がならぶ商店街のようなところでもなく、「えっ?ここ?」と思う感じでもあります。

 しかし、ひとたびお店に入れば、その充実度はすばらしく、なにより、ひと目で「間違いない!絶対に美味しい!」とわかるお肉が並び、なにより、値段がそこまで高くない(決して安くはありませんが、東京のスーパーマーケットなどに並んでいるお肉(といっても、ものによりますが・・)の値段と大差ありません。



 そして、なによりも、ものが確かなうえに、特に、「切り落とし肉」として売っているお肉が全然、切り落としではない・・つまり、安い(このお店の中では)お肉でも、全然、余裕で素晴らしいお肉なわけで、従姉妹の言っていたように、おじさんのアドバイスによれば、「山形牛」よりも「米沢牛」、この部位のお肉は、軽く炙ってワサビで食べるのが美味しい・・とか、これは、うっすらと片栗粉をふって炙るのがよいとか・・色々と教えてくれます。

 こうなってくると、もう私は興奮状態で、あれもこれも欲しくなってしまったのですが、結局、通称黒タン(牛タン)、焼き肉用、切り落とし肉を購入。山形から帰るとすぐに、さっそく家でいただきました。

 ここのお肉は美味しすぎて、焼き肉にしても、焼き肉のタレなど使うのは、もったいない感じで、もうお肉そのものの油、肉の旨味が強烈で、お肉を焼くと、家中が肉の焼ける匂い、となりの家からも、「昨日、お肉、焼いてたでしょ!」と言われるほどで、おかげさまで、東京に戻ってしばらくは、旅行の興奮が冷めることはありませんでした。

 東京へ戻る際、山形駅でたまたま隣合わせたおばさんたちと、ふとしたことから、美味しいもの話になり、なんと、そのおばさまたちも、佐藤牛肉店でお買い物してきたとのこと。彼女たちは、自分では持ち帰らずにお店から送ってもらう手配をしてきたと言っていましたが、偶然にしても、なかなか有名なお店のようでした。

 しかし、これまで山形県というところ、全然、軽く見ていたのですが、この牛肉をはじめ、山形にしかない野菜などもけっこうあり、美味しいものがたくさんあるところだったんだ・・ということを初めて知りました。

 まだ、山形県に行ったことがない方々、旅行先に迷ったら、また、美味しいものを求めていらっしゃる方は、山形県、そして佐藤牛肉店は、なかなかおススメです。


山形 佐藤牛肉店 山形県山形市諏訪町 1-3-11


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2025年2月18日火曜日

日本が本当に年々、厳しくなっている現実を肌で感じる・・

  


 私がフランスで生活し始めた頃は、「日本だったら、こんなことあり得ないのに!」と憤慨することに多々、遭遇し、「ここは日本じゃないんだから、しょうがない・・日本という国はやっぱり、さすがなんだな・・日本のレベルをフランスに要求してはいけない・・」と諦めて、フランスではそれなりの対応が必要なことを学び、なんとか、トラブルに遭遇することを避けるように生活する術を見つけていきました。

 しかし、フランスでの生活も長くなるにつけ、このフランスでの対応を身につけはじめたことから、また、フランス自体も色々とデジタル化などが進み、いつのまにか進歩してきたことから、以前よりは生活しやすくなった気がしています。

 でも、ここ数年、いや、10年くらい?、相変わらず、日本は便利で快適ではあるのですが、逆に、おや?日本どうしちゃったんだろう?と思うことが目につき始め、最初は、駐車場や工事現場の交通整理?や警備に年配の男性の姿が見えるようになって、失礼ではありますが、こんな年齢の人がするのは、体力的にもさぞかしキツいだろうに、にもかかわらず、働かなくちゃいけないんだろうか?と思ったのが最初でした。

 少子高齢化が問題になり始めて久しく、世界的に少子高齢化の話といえば、もれなく日本の例が挙げられるほど、日本は、その意味での先進国となっていますが、ふだんは、フランスのニュースに話題にされている日本の少子高齢化の現実を日本に来るたびに、目の当たりにすることは、ショッキングなことでもあります。

 今回、感じたのは、ある意味、高齢化とは別の問題なのかもしれませんが、その高齢者が姿を見せ始めいていた(過去形ではない)工事現場などで交通誘導などを行なっている人々の中に、けっこう中年(40〜50代)の女性が混ざっているのを多く見かけるようになったことで、ちょっと主婦が時間があるから、空き時間にバイト・・という仕事でもなさそうだし、偏見的な見方ではありますが、あまり女性に推奨される仕事という感じでもないのに、彼女たちは、なぜ?その仕事を選んでいるんだろう?ということです。

 人は、基本、お金のために仕事をしているので、そこを否定するつもりはありませんが、少なくとも、以前には、見かけなかった光景です。

 また、同時に感じるのは、工事現場にやたらとこの類の交通誘導員?警備?の人が増えたこと・・。実際の工事作業をする人以外の人が多いこと。以前はこんなにたくさんの人がいなかったと思うし、正直、こんなにたくさんの交通誘導や警備?必要かな?と感じます。

 こんなに人がいたら、さぞかし、経費もかかるだろうし、工事もさぞかし高くつくんだろうな・・と思いながら、見ています。

 なんだか、こういう現場で働く人に女性まで進出してきたことや、やたらとこの種の仕事に多くの人員が割かれていることがなんとなく、アンバランスな感じを受けてしまいます。

 フランスの工事現場、こんなふうに交通誘導をする人は、あまり見かけない気がします。

 しかし、こう言う仕事は、軽作業や比較的簡単な事務作業などよりも給料が高いのか?そこまでガッツリ、ほんとにひと昔前のいわばガテン系の仕事に近い感じ・・。続々とそこに女性が加わりつつあることも、日本は本当に年々、厳しくなっているのかな・・と、ちょっと思ってしまいます。


日本が厳しくなっている現状


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2025年2月17日月曜日

日本は駅で忘れ物をしてもすぐに見つかるが、思わぬ落とし穴もある・・

  


 日本に一時帰国して以来のプチ温泉旅行の第二段。今度は、娘と従姉妹と3人でのちょっとだけ贅沢な珍道中は、私にとって、中学生の時以来の東北旅行でした。

 東北新幹線というものにも初めて乗り、今回は、たまたま、東北地方が大雪と強風のために、数日前まで運休や遅延が相次いでいた最初から、出発できるかどうかも危うい感じのスタートでした。

 当初、娘は、前日にスキーに行くことになり、現地で合流することになったために、一度、予約していた新幹線の予定を変更していたものの、スキー場が強風のためにリフトも動いていないということで、再び私たちと一緒の新幹線に変更しなおしに行った時、本来ならば、2回目の変更には、手数料がとられるものの、実際に、変更後の新幹線も運行されるかどうかが定かではなかったために、手数料なしで変更してもらえたという、なんだかラッキーなんだか?アンラッキーだったのか?微妙な気分で、出発当日まで行けるかどうか?また、新幹線が運行停止・・なんていうことになったら、予約している旅館もキャンセルにしなくては?その際のキャンセル料をとられるんだろうか? いやいや天候のために行けないという場合だったら、キャンセル料はかからないでしょう!などと言いながら、ひとまず新幹線が運行するかどうかも当日にならなければわかりませんでした。

 結果的には、1時間の遅延となりましたが、無事に目的地に辿りつくことはできました。

 新幹線が遅延とはいえ、無事に到着。

 1時間近く遅れたものの、私にとっては、ほぼ初めて見る大雪の景色、雪に覆われた山の稜線の美しさに感動しました。

 一日目は、ただただ雪景色の露天の温泉とお料理を堪能し、翌日は次の宿へ移動。

 駅に着くと、とりあえずは、駅ビルの食料品売り場でさっそく、東京(パリ)へ買って帰りたいものを次から次へとお買い物。そして、乗り継ぎの電車を駅の待合室で少し待機したのちに、次の電車に乗って、目的地の駅に到着。

 目的地の駅の改札を抜けるところで、従姉妹が買い物をしたものを乗り換え地点の駅の待合室に置き忘れてきたことに気づいて、すぐに到着した駅に連絡し、忘れ物をした駅に連絡をとってもらいました。

 けっこうな人であふれていた駅の待合室には、そのまま彼女の荷物がおかれていたようで、すぐに、その忘れ物を保管しておいてくれることになり、翌日、再び、戻った際に受け取れるように手配してくれました。

 さすがに日本、忘れ物をしても、誰も勝手に持って行ってしまう人もいなくて、すぐに駅の人が探しに行ってくれて保管しておいてくれるなんて、やっぱりすごいな!日本!と誇らしいような、安心したような気持ちになりました。

 そして、楽しい温泉旅館滞在を終えて、その翌日、まず、忘れ物を受け取りに行けばよかったものの、まずは、食事をしてからにしよう・・なにも、それまで荷物は増やすことはないでしょ・・と、お蕎麦屋さんに直行。

 そして、お蕎麦屋さんから、駅の忘れ物センターへ行くと、まさかの昼休みで14時までがクローズ!私たちの予約している新幹線の出発時刻は14時4分発。忘れ物係の人が14時に戻ってくるのを待っていたら、予約している新幹線に間に合わせるのは絶望的。

 迫ってくる時間と周囲の駅員のたらい回しに合いながら、遠目から見ても、従姉妹は、電話片手に大激怒。とりあえず、私たち親子は、ホームに降りて待機し、従姉妹が間に合うかどうか、ギリギリのタイミングまで待つことに・・。

 日曜日の午後のことで、もう新幹線も満員の状況。ドタンバで変更しても、3人分など、席があるかどうかもわかりません。

 新幹線がホームに滑り込んできて、「やっぱりダメか・・もう間に合わない・・」と思いかけたところで、なんと従姉妹が階段をかけ降りてきて、滑り込みセーフ。

 係の人が少し前に戻ってきてくれたとかで、ようやく荷物を受け取れたんだとか・・。途中、「では、配送しましょう・・」などと提案もしてくれたようなのですが、今回はギリギリまで粘った従姉妹の粘り勝ちでした。

 駅の忘れ物センターは昼休みでクローズしてしまうということを知り、今後は時間を確認しておくべきということを学びました。

 しかし、幼い頃から、隣に住んで、一緒の学校に通っていた時期も長かった彼女・・あんなに怒っているのを見たのは初めて、はっきり言って、すごい迫力でした。


駅の忘れ物


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2025年2月16日日曜日

私は透明人間? タッチパネルが反応しない・・

 


 最近、日本の銀行もセキュリティーがキツくなって、ネットバンキングにしても、海外からだと、なかなかふつうにイジれなくなってきて、便利なんだか、不便なんだかわからなくなってきた感がありますが、セキュリティーを盾に取られたら、仕方がありません。

 というわけで、日本に一時帰国している際は、一応、日本の銀行で色々、確認したりすることがあって、銀行にも立ち寄るのですが、相変わらず、日本の銀行、ATMも含めて、なんで?こんなに人が多いんだろう?と思います。

 とはいえ、そういう私も日本に帰国時は、必ず、銀行のATMを利用するわけですが、今回、初めて、立ち寄った銀行のATMでタッチパネルが反応しないという体験をしました。

 ATMの操作をしていて、途中からタッチパネルが反応しなくなって、焦って、もう一度、最初からやり直し・・でも、いざ、暗証番号を入力する段になると反応しなくなってしまう・・これ、故障?と思って、係の人を呼ぶと、なぜか、その人の指には反応。

 私の指に問題あり?乾燥している?逆にさっきクリームつけたから?などと考えましたが、結局、原因は、わかりませんでした。

 もしや、他の銀行でも??と、その後、他の大手銀行の支店2つを回りましたが、結局、問題だったのは1行だけ・・。なにを隠そう、それはみ○ほ銀行です。

 み○ほ銀行は、なにかと、ヤバいとたびたび噂が出て、「やめといた方がいいよ・・」と知人に言われたこともありますが、私が実際のトラブルに遭遇したのは、これが初めてでした。

 しかし、この銀行、私が初めて口座を持ち、通帳を作ってもらった銀行で、少々、センチメンタルな思い出もあり、これを解約したくはないと思って、ずっとそのままにしていたのですが、今回、些細なことではありますが、「あれ?ほんとにヤバいの?」と思ってしまった次第です。

 そもそもフランスの銀行では、現金を引き出すということは、ほとんどないし、その他の振込み等も全部オンライン。あまりATMにすら用はありません。

 実は、今回、日本の銀行に用があったのは、日本が新紙幣の切り替えを始めたため、レートの良い時にユーロに変えようとフランスに少々持ち出していた日本円の現金を新紙幣に取り替えたかったこともあったのです。

 このご時世に今さら、新紙幣に変えるのもどうかと思いますが、仕方ありません。

 急務ではないとはいえ、そうそう日本に来るわけではないので、この機会にと思っていた次第です。

 それにしても、私の指にだけ、タッチパネルが反応してくれないというのは、なかなかショックなことでした。


ATMタッチパネル


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2025年2月15日土曜日

日本で頑張っている娘

  


 私が日本に一時帰国している間は、当然?のことながら、東京にある実家に滞在しているのですが、この家は、両親が他界している今、日本で仕事をしている娘が一人で暮らしています。

 この家は、両親が他界して以来、私と弟の名義になっているのですが、私も弟も海外暮らしで、空き家のまま放置しないで済んでいるだけでも、娘がここで生活してくれていることは、ありがたいことなのです。

 娘にとっても、古くてボロい家とはいえ、家賃ゼロで、そこそこ一人暮らしとしては、スペース的にもかなり余裕があり、家の中の大きな部屋の一つは、彼女のスポーツ用品倉庫のようになっていて、かと思うと、彼女の書斎のようなスペースになっている部屋があったり、ベッドルームとして、その隣の部屋を使っていたり、工夫して、それなりに暮らしやすいように様変わりしているのにもびっくりさせられます。

 この実家は、都内のそんなに悪くない?場所にあるのですが、いわゆる住宅街で、たとえば、繁華街やオフィス街からは、ちょっとアクセスしにくい場所ではあるのですが、彼女の友人たちは、しばしば、鍋パーティーだのなんだのとやってきているらしく、(よくこんなところに平日、仕事帰りに寄ってくれたりするもんだ・・と感心している)、また、彼女の友人の仮倉庫にもなっているようで、大きな犬小屋までがおいてあるのには、ちょっとびっくりしました。

 とはいえ、家の中を見るだけでも、彼女の充実した日本での生活が見えるようでもあり、また、仕事もかなりバリバリやっているようで、リモートワークが基本とはいえ、朝早くから出勤したり、夜遅くまで仕事をしていたり、でも、仕事ばっかりというわけではなく、休日の日は、もれなくスキーだなんだと、寸暇を惜しんで楽しんでいる様子には、すごいパワーとエネルギーを感じ、さすが、若い!と感心します。

 けっこうなお給料をもらいながら、家賃ゼロの分だけ、好きに旅行したりすることができるようで、また、締まり屋の彼女はガッチリ貯金もしているようです。

 彼女が独立して、もう数年が経ちますが、私がせっせとお料理しておいたものや、買ってきておいた食べ物がいつのまにかなくなっていて、「え〜〜??あれ、食べちゃったの〜〜?」というようなことも懐かしさを感じます。

 今は、期間限定なのに、笑って許せますが、これが日常となったら、ケンカになりそうです。

 独立しても娘は娘。でも、それぞれに別々の暮らしやペースがあり、きっと、実際に今、一緒に生活することは、難しいと思います。

 でも、とにもかくにも、夫が急逝したときには、どうなることかと思いましたが、無事に育って、こうして私の祖国でもある日本でフランス育ちの娘が立派に生活できていることに、私は、大変、満足し、また、現在の娘の周囲の人々にとても感謝しています。


日本での娘の生活


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2025年2月14日金曜日

憧れの日本の温泉と2月の桜 土肥温泉 

  


 最近の一時帰国の大きな楽しみのひとつは、温泉旅行です。今回も日本滞在中、いくつかの温泉旅行を計画しています。

 年齢とともに、ひしひしと感じる体力の衰えや、自分に残された時間(別に余命宣告等を受けているわけではないけど・・)は、明らかに限られていて、もしかしたら、それは、けっこう長かったりするかもしれないとしても、元気に旅行などを楽しめる時間は、そんなに長くないのではないか? しかも、私の場合、日本で温泉旅行に行くといっても、その前に直行便でさえも、(現在)14時間近いパリからのフライトというハードルがあるわけで、それがまず、年々、厳しく感じられるようになってきました。

 ということで、大袈裟と思われるかもしれませんが、「もう明日、死んでも後悔しないように楽しもう!」と、やりたいこと、できることは全てやるつもりで日本に来ています。

 そして、毎日毎日を過ごし、それが長引けば、ラッキーですが、本当に私は、明日、死んでも後悔しないと思っています。



 なかなか波瀾万丈だった私の人生、一人の男性と出会い、家庭を持ち、子どもにも恵まれ、夫には先立たれてしまいましたが、娘も無事に成人して、独立。もう自分の好きなこと一生懸命、生きるんでいいんじゃないか? いや、そうすべきだ!と思っています。

 温泉旅行に行くくらいで、ちょっと大袈裟ですが、そんな感じ、全力で楽しみ、楽しいことを自分にしっかり自覚させて、何倍にも楽しむことを心がけています。

 今回の日本滞在での最初の温泉旅行につきあってくれたのは、同じ中学校に通っていた友人で、温泉自体ももちろん楽しいし、満喫したのですが、彼女とのおしゃべりも何ものにも変え難い至福の時間でした。

 とにかく、旅先では、これと言った予定は、たてずに1日、何回も温泉に浸かりながら、また、ふらふら、地域を散歩して、お店を覗いて歩いたりしながら、よくも、こんなに話が尽きないと思うくらい、ず〜〜っと喋っていました。

 どこに行くか?どんな宿を選ぶか?どんなお料理が食べられるか?も重要ですが、誰と行くか?というのも、重要なことです。そんな意味でも今回も最高な旅でした。




 また、私たちが今回、訪れたのは、伊豆の土肥温泉というところ、お天気にも恵まれ、新幹線を降りたら、むこうに、雪化粧した美しい富士山が!青い空に富士山!素直に感動!

 そして、思ってもみなかったことに、なんと土肥温泉では、2月というのに桜がほぼ満開でした。土肥桜の開花は通常ならば、2月の初旬くらいなのだそうで、「今年は、これでも少し遅いんですよ!」と土地の方々がおっしゃっていましたが、まさに私たちに合わせてくれたかのように、ばっちりのタイミングで、思ってもみなかっただけに、棚ボタ感、ラッキーな感じでした。

 比較的、温暖な気候のせいもあるのかもしれませんが、土地の方々は、明らかに温和な感じの方が多く、気候は人のキャラクターに影響するのだな・・などとも思いました。

 温泉地を巡っていると、もう有名な温泉地は、人も多く、観光地化が行き過ぎで辟易することもあるのですが、ここ「土肥温泉」は、幸い?なことに、そこまで知名度がないおかげで(土肥温泉の方々ごめんなさい)ゆったりと楽しむことができました。

 ただ、温泉のある旅館の中などは、行き届いていて、それなりの思考が凝っていて、私の泊まった旅館などは、全館たたみで、温泉の中までたたみ・・宿泊時には、自分の好みのゆかたを選ぶことができるようになっていたりして、なかなか美しく彩られています。

 ただ、周辺の村?には、廃墟となった家やお店が目立ち、地方の過疎化、衰退を感じずにはいられませんでした。

 こんな良いところなのに、ものすごく残念です。

 この土地は、海も穏やかできれいで、夏には海水浴やダイビングやシュノーケリングもできるなかなか透明度が高い海、東京からもそんなに遠くなく(新幹線や他の鉄道を乗り継いで2時間強)、もっと、うまくすれば、いくらでもお客さんを呼べそうな気がしないでもありません。

 ただ、あまり人が多くないゆったりした温泉を楽しめたのですから、私としては、どっと一とが押し寄せるようになるのは、嬉しくはありませんが、私は、また、行ったことがない場所を開拓していきたいと思います。

 もう一日、ひっきりなしに入る温泉でお肌すべすべで、まさしく上げ膳据え膳は、本当に夢のような時間!ふだん、そんなに負担を感じているわけではなくとも、食事の支度や片付けの時間がないと、なんだか、時間に余裕も生まれます。

 とはいえ、友人ととめどなく、話しているのですが・・。

 しかし、今、このような温泉旅ができることも、この年でこんな私につきあってくれて、心おきなく話せる友人がいてくれることは、本当にありがたいことです。


土肥温泉 土肥桜


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2025年2月13日木曜日

薬局・ドラッグストア免税の罠

  


 一時帰国で日本に到着して、わりとすぐに、ひとまず是非、買い物をしていきたいものをかたっぱしから、済ましていく第一弾として、携帯電話やタブレットなどの電子機器とユニクロでの買い物をしました。免税で・・。

 結局、あとから、調べたら、携帯は免税してもらっても、Amazonの方が若干、安かったという苦い経験をしたばかりです。

 残る買い物として、フランスでは手に入らない薬類等、いわゆるドラッグストアでのお買い物に行き、携帯の際の苦い思い出を糧に、今度は騙されないぞ!とばかりに、数軒のドラッグストアの値段を比較してから、買い物をすることにしました。

 なぜか、なんとなく薬に関しては、どこで買っても大差ないだろう・・という思い込みがあったのですが、実際に比較してみると、お店によって、かなり価格に差があることがわかり、それが、なかなかな違いであったことに仰天しています。

 いつのまにか、この薬屋さんというか、ドラッグストア、気付けば、かなり増えていて、たいていのチェーン展開をしているドラッグストアはどこも免税手続きができるようになっているようで、考えてみれば、これだけあれば、相当な競争状態にあるわけで、価格に差があるのは、当然のことです。

 同じ商品があるお店では、免税してもらったところで、他の店舗で税込で売っている価格よりも大幅に高かったりして、こんなに違うもんなの??と驚いています。

 免税に関していえば、とりあえず、5,500円以上のお買い物に対して免税措置が可能ということになっているようですが、今どき、バラバラと買わないかぎり、あっという間にそれくらいの金額に達してしまいます。

 ただ、免税は10%なので、5,500円の買い物で税金分550円程度なので、大した金額ではありませんが、同じ商品を少しでも安く買えれば、それだけでなんだか満足感があります。

 また、ドラッグストアには、いつも日本に来ると買う薬(目薬、痒み止めの薬、胃腸薬、風邪ぐすり等)に加えて、化粧品類(基礎化粧品や髪染めの液などなど)などなどもあり、けっこう買って帰りたいものがたくさんあります。

 とにかく、おそらく海外からの外国人観光客は、「免税!TAX FREE!」という看板に吸い寄せられるように、しこたま買い込んでいくのでしょうが、実は免税したところで、全然、安くならない店もあるようで、免税でお買い物をしようと思っている方は、ある程度、注意した方がよいかもしれません。


日本での免税のお買い物


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