2021年7月7日水曜日

フランスからの日本への入国 3日間の強制隔離撤廃 日本の水際対策

    ここ1年ほど、大使館や外務省海外安全ホームページなどから、本当に頻繁にメールが入ります。度々、変わる日本の水際対策に関してお知らせしてくれる、ありがたい情報ではあるのですが、正直、世界中196ヵ国もあるのですから、その一つ一つの国への対応を「○月○日、日本において、新たな水際対策措置が決定されました。」と言われても、ほとんど関係ない国の話で、「またか・・」と見過ごしてしまいます。 もともと、今のところは、日本への一時帰国は、私にとってはなかなかハードルが高く、到底、当分は、日本に行くことは諦めているので、フランスに対しての日本側の水際対策は、完全撤廃されるまでは、私には、あ...

2021年7月6日火曜日

フランス人はお金を使い出した 想像以上の速さで進むフランスの経済復興

    昨年3月以来のパンデミックで、フランス人は、お金の使いようがありませんでした。極端な富裕層や、貧窮層は別としても、一般的なフランス人は、きっと日本人がイメージするよりもずっと質素に生活していますが、それでも使うところは使います。 彼らがきっと一番、お金を使うのは、バカンスや家族や友人と集まって食事をしたりする(外食も含めて)機会などで、特に贅沢に着飾ったり、身につけたりするものには、あまり派手にお金は使わず、どちらかというと倹約家、締まり屋(ケチともいう)の印象があります。 しかし、昨年の3月からの約2ヶ月間のロックダウン(最初のロックダウンは本当にほぼほぼ外出ができませんでした)以来、2度目、3度目のロックダウンを経て、日常生活は大きく制限された生活が続き、昨年の夏のソルド(バーゲンセール)の時期なども、(フランスでは、ソルドの期間が国で決められています)時期がずらされ、夏に向けて、一時、感染が減少したのをいいことに、ソルドが始まった頃には、多くの人は、買い物よりもまずバカンスへと、買い物は二の次にして、バカンスに出かけてしまった後だったので、ロックダウンのためにたくさんの在庫を抱えてしまっている店舗の苦難をよそに、夏のソルドはさっぱり振るわない結果となりました。 そんな状況を省みた結果、秋に再び感染が拡大してロックダウンになった際も、感染がある程度減少すると、フランス政府は、ノエルを前にロックダウンを緩め、商店を再開させ、ノエル用の買い物ができるようにしたのです。 もともと、普段はケチなフランス人もノエルのプレゼントだけは、気前よく、家族全員のものを用意し、一年中でフランス人が一番買い物をする時期なのです。 しかし、秋の感染再拡大により、再び、レストランやカフェ、映画館、美術館などはすべて閉鎖になり、フランス人にとって、日常を奪われた生活が続きました。 フランスは、ロックダウン中、仕事ができない人々には、ずっと政府からの援助金を受け取ってきましたから、バカンスにも行けず、外食も外出も思うようにできずに、日頃、使うはずのお金は貯まるばかりの人も少なくなく、2020年のフランス人のリブレA(定期預金)等の貯蓄額は過去最高に達したと言われています。 いわゆる「コロナ貯蓄」と呼ばれるフランス人の貯蓄額は2021年3月の段階で1,420億ユーロに達しています。 これは、失業や生活への不安から来ている面もありますが、一方では、単にお金を使う機会を奪われていたことにも起因しています。 そして、とうとう今年5月半ばにテラス席だけとはいえ、レストランやカフェは再開し、あらゆる文化施設も再開、そして6月末には、夏のソルドも始まりました。 これまで抑圧されていたフランス人は、一気に日常開放モードになり、レストランやカフェは、テラス席を拡張したり、雨対策に雨よけのパラソルやテントでおしゃれにお色直しをして大賑わいの人出を迎え、久しぶりの夏のソルドは、なかなかの盛況で、街ゆく人もこれまで一年間、できなかった買い物を思う存分している様子で、メトロの中には、ショップの大きな紙袋をたくさん抱えた人を見かけます。 こんなに紙袋を抱えた人をたくさん見かけるのは、久しぶりのことで、ストップしていたフランスの経済が動き出していることを感じます。 そして、7月に入り、いよいよフランス人にとって、一番、お金を消費する夏のバカンスシーズンに突入しました。 まだワクチンが開発されていなかった昨年の夏でさえ、海外旅行に出るのは控える人が多かったとはいえ、それでも、ロックダウン解除、夏のバカンス(長距離移動)にGOサインが出た途端にSNCF(フランス国鉄)のサイトは、あっという間に殺到する予約のためにダウンするほど、フランス人は、一斉にバカンスに出かけたくらいですから、ワクチン接種がある程度進み、感染状況が比較的落ち着き始めている今年(とはいえ、デルタ株の勢力拡大のために不安はある)の夏のバカンスは、さらにヒートアップし、昨年以上の人出が見込まれています。 バカンスのために生きているようなフランス人が水を得た魚のように、皆、バカンスに出かけるのです。それでも、これまで以上に屋外で楽しめるキャンプ場やキャンピングカーなどの予約が例年よりもずっと増加しているという話も聞きますが、方法や手段は別としても、フランス人の消費は波に乗り始めています。 ロックダウン中の政府の補償金も国民がこうして消費していくことで、政府は少しずつ取り戻しているんだな・・と感じます。失業した人でさえも、フランスは失業手当もなかなか手厚く、次の仕事よりもまずバカンス、とりあえず、バカンスに行ってから考えよう・・そんなところもあります。 もちろん長いロックダウンや営業制限のために、閉店に追い込まれたお店も倒産した会社もありますが、一般の従業員に対しては、補償金が支払われていたために、ロックダウン解除後もそれほど消費を控えるという流れにはならなかったのです。 それどころか、これまで抑圧されていたものが一気に爆発して勢いがつき、レストラン・カフェなどの外食だけでなく、消費者は、DIYアイテム、携帯電話やラップトップ、本、自転車、などの商品に群がり、...

2021年7月5日月曜日

フランスの感染状況再び上昇へ転換 今のフランスに感染が減少する理由はない オリンピックは本当にヤバいかも?

   バカンス突入で旅行に出始めた人々 フランスは約半年間にわたり、レストラン・カフェ等の飲食店は閉鎖されたまま、美術館、映画館、劇場などもずっと閉ざされたままでした。 半年ぶりにテラス席のみとはいえ、レストラン・カフェの営業が許可されたのは、5月19日のことで、同時に美術館、映画館、劇場等も、一斉に再開しました。(入場者数制限等はあり) 気候も良くなり、日も長くなったことも相まって、人々が一斉に街に出始めました。こんなに一気に人が街に繰り出して、大丈夫かな?と思っていましたが、ワクチン接種もどんどん進んでいったこともあって、ロックダウンが段階的に解除されていっても、フランスは、感染がグングン減少し続けていました。 そしてその3週間後の6月9日、いよいよ、レストラン・カフェは屋内営業も許可され、どんどんコロナ前の日常に近づいてきました。 しかし、5月末には、イギリスでのデルタ株の感染拡大のため、感染者が上昇し始め、フランスもイギリスからの入国者に入国後の隔離期間を強制するなどの感染対策を取り始めていました。 それでも、フランスは、デルタ株に対して常に警戒はしながら、全感染者のうちのデルタ株感染者はせいぜい5%未満という状態が続いていました。 それが、ここへ来て、一週間ごとにデルタ株の感染者が一週間ごとに10%、20%と倍々に増加し始め、ずっと感染減少を続けていた数値が、ついには下げ止まりになり、一転して増加傾向に切り替わりました。Depuis...

2021年7月4日日曜日

フランスの未来は若者が変える

   おそらくアルバイトのお兄ちゃん スゴく一生懸命で感じ良かった  以前、といっても、私がフランスに来たばかりの頃のことなので、もう20年以上前のことになりますが、フランスは(パリは)本当に感じの悪い人が多くて、観光客に対してなども英語で尋ねているのに、「ここはフランスなんだから、フランス語で話せ!」などと、無茶苦茶なことをもの凄い上から目線で、堂々と言ってのけている人などを見かけることが多く、当事者ではない私でさえ、側から見ていても、嫌な思いをすることが多くありました。 それを見て、「フランス人ってフランス人っていうだけで・・、フランス語を話すっていうだけで、どこか1ランク上の...

2021年7月3日土曜日

父親の育児休暇28日間に延長 ヨーロッパの中でも最長レベル

    フランス政府は、これまで14日間だった父親の育児休暇を28日間に延長することを発表しました。これは、2021年7月1日以降に生まれた、あるいは、その日以降に出産予定になっていた子供の父親に適用されます。 育児休暇中の給与の大半は、国の社会保障期間から支払われ、雇用主の負担は3日分とされています。 この育児休暇は、子供の誕生から6ヶ月以内に取得する必要があります。(2回に分けて取ることもできます) 子供の母親が子供の父親以外の男性と生活している場合(結婚、PACS、または同棲)、子供の母親と生活している男性も同様に育児休暇を取ることができます。この辺りの複雑な事情にまでわたっ...

2021年7月2日金曜日

自分の落としたゴミを拾ったら、びっくりされて、すごく感謝された!

    フランス人が日本に行って、びっくりすることの一つに、「公共の場にゴミ箱が少ない」というものがあります。そして、さらに彼らがびっくりするのは、「ゴミ箱が少ないにもかかわらず、街には、ゴミが落ちていない」という点です。 彼らは言うのです。「あんなにゴミ箱が少ないのに、街にはゴミは落ちていない。一体、日本人はどこでゴミを捨ててるんだろう?」と。 私自身は、日本にゴミ箱が少ないとは感じませんが、そういえば、パリ市内は、やたらとゴミ箱はたくさんあるような気がします。日本は、地下鉄サリン事件以来、保安上の問題で、確かにゴミ箱は以前よりも減ったようです。 私自身は、あまり気づいていなかったのですが、最近、ここ数年(といっても、コロナ前の話ですが・・)周囲のフランス人で、日本に行く人が増え、私が日本人だと知ると、日本へ行ったことがある!という人や、知人や家族が日本に行ったことがあるという人が必ずいて、これまで遠い東のアジアの国の一つでしかなかった日本に触れる機会が増え、こぞって日本を褒めてくれるのです。 日本人の私としては、お世辞が上乗せされていることは分かっていても嬉しいことです。 おそらく日本人が知っているフランスの情報以上に、フランス人が知っている日本の情報は曖昧なもので、実際に行ってみると、そこは、まるで別世界の新鮮な体験が待っているのです。 日本の街並みや文化、食事、生活の仕方、眠らない街、時間どおりにやってくる電車、ゴミ箱がないのにゴミの落ちていない街。彼らにとって、新鮮な驚きはたくさんあるのです。 考えてみれば、私がフランスに来たばかりの頃は、その逆のことに、私もいちいち驚いていたんだと思いますが、今では、もう慣れ切ってしまって、フランスは、こんなもの・・と驚くこともなくなっていました。 パンデミック以来、スーパーマーケットの入り口には、アルコールジェルや除菌スプレーが備え付けられるようになって、最近、私は、買い物に行くと、備え付けられたキッチンペーパーのようなものにアルコールのスプレーを多めに吹きかけて、買い物の最中にはそれを持ち歩いて、気に掛かるものを触った後には、手を拭くようにするようになりました。 先日、買い物が終わって、セルフレジに行って、会計を始めようと思った時に、その持ち歩いていた紙をフワッと落としてしまったのに気づいて、その紙を拾ったら、その場を取り仕切っているスーパーマーケットの店員さんに、「ありがとう!」と、大げさに感謝されたのです。 最初、私は、何に対して、お礼を言われているのか、よくわからなくて、「えっ??」と彼女の方を振り向いたら、「だって、あなたは、落とした紙を自分で拾ってくれたでしょ!そんなこと、滅多にないことよ!」と言われて、さらにびっくりしました。 私は、自分が落としたゴミを自分で拾っただけなのです。 このご時世、他人が落としたものを拾うのは、(しかも、他人が使った除菌用の紙などは特に・・)躊躇われるところです。ましてや除菌用に使った紙など、触りたくないに違いありません。 当初、最初のロックダウンの時から、日常必需品を扱っているスーパーマーケットは、感染がどんなに悪化している状態でも決して閉鎖されることはなく、店員が感染して、死亡したというケースも何件も起こっていました。 しかし、衛生管理に気を配りながら、きっと、落ちているゴミも拾いながら、彼女は仕事を続けてきたのでしょう。 ここで、感激してお礼まで言ってくれるのが、フランス人らしいところではありますが、お礼を言われた方は微妙な気持ちになります。 日本に行ったフランス人が「ゴミ箱がない!」と思うということは、少なくともゴミをゴミ箱に捨てようとしているから、感じることだとは、思うのですが、実際のパリはゴミだらけ。 パリでの日常の、彼らのゴミに対しての無頓着さと、ゴミ箱がたくさんあるのに、ゴミだらけのパリをあらためて、納得させられる1シーンでした。<関連記事>「ゴミの捨て方に見るフランス人のモラル フランス人には、箱を潰して捨てようとか、そういう観念はない」「フランスのゴミの収集 フランス人の衛生観念」「OSHIBORI...

2021年7月1日木曜日

ロックダウン最終ステージから取り残されたランド県でデルタ株感染が拡大した皮肉な理由 日本も危ない

    フランスは、いよいよロックダウン解除の最終段階に入りました。しかし、ランド県(ヌーヴェル・アキテーヌ地域圏)だけは、デルタ株感染者の割合が他の地域に比べて、極端に高いために、ランド県知事は、ひとまず、7月6日まで、最後の制限の解除を延期することを決定しました。(前段階の生活制限が維持される) デルタ株の影響を最も受けたこの地域は、温泉地やリゾート地が点在し、サーフィンの人気スポットであるオスゴールなどもこの県内で、ビーチに行楽客が押し寄せる前に、ロックダウンの最終解除を1週間延長しました。  具体的には、公道での集会は10人に制限され、収容人員制限は、映画館や劇場では65%、レストランやカジノでは50%に維持され、店舗では1人あたり4㎡に設定されています。  7月6日の時点で、感染状況を精査し、これらの措置を延長するかどうかを決定します。 Conférence...