2024年6月30日日曜日

イタリアとフランス それぞれのどこがいい?

     私は、旅行に行くときは、半分は食べることが目的でもあるので、旅先を選ぶときには、美味しいものが食べられそうな場所を選ぶので、イタリアを選ぶことが多くて、イタリア料理が私の好みと言ってしまえば、それまでなのですが、旅先でレストランを選ぶとしても、イタリアならば、ハズれる可能性が低く、自分で勝手に必要以上に盛り上がってしまうところもあるのですが、テンション爆上がりで、驚嘆し、感激できるレストランに出会える可能性も高いのです。 シンプルな材料で、これだけ美味しいのは、その素材が新鮮であることや、その組み合わせや火の入れ方や材料同志の組みあわせの相性などのセンスがよくて、旅行中、和食やましてやフレンチが恋しくなるということもないどころか、その土地で食べたかったものを食べつくせないことも少なくないくらいです。 これがフレンチとなると、それぞれの食事は充分に美味しくても、もう2食、3食と続くとなると、もうたちまちゲッソリしてきて、なにか別の料理を挟みたくなってしまいます。これは、単に私の食の好みなのかもしれませんが、そんな気がします。 そういえば、イタリア・・といっても南イタリアですが・・いわゆるマクドナルドとかKFCとかのファストフードを全然、見かけません・・そして、どこの国に行ってもありがちなチャイニーズなどのいわゆるイタリア料理以外のお店も見かけません。まあ、イタリア料理だけでも全然、飽きないし、食べたいものを食べつくせていないくらいなので、全然、よいのですが・・。 そんなイタリアでも、一つ残念なのは、パンがいま一つなことで、パンはまず間違いなく、フランスの方が美味しくて、ここにフランスの美味しいパンがあれば・・と思うことはあります。 よく、フランスはパンが美味しくていいね・・などと言われますが、いま一つ自覚に欠けていて、別の国に行ってみれば、「いつもあたりまえのように食べているフランスのパンって、やっぱり、かなり美味しいものなんだったわ・・」と、あらためて思います。 もっとも、私が最近、行っているイタリアは南イタリアばかりなので、ミラノとかローマなどの都会ならば違うのかもしれませんが・・。 なので、これは特に南イタリアでは・・ということなのかもしれませんが、パン屋さんなどを覗いても、圧倒的に甘いものが多くて、クロワッサンに甘いクリームやジャムが入っていたりして、「なるほど、これがフランス人がバカにする甘いクロワッサンなどのヴィエノワズリーか・・」などと思ったり・・。 しかし、最近はパリでもチョコレートがかかったクロワッサンなども置いているお店もあったりして、フランスのヴィエノワズリーも最近は新しいタイプのものも登場しています。(でもクロワッサンの中にジャムはないかな?・・) ただし、パンやヴィエノワズリー本体の生地の味は、フランスの方が美味しい気がします。私の私見ですが・・。 また、一般的な傾向として、フランス人はどこかイタリアを下に見ているところがある印象ですが、そんなフランス人を嫌っているイタリア人もいることを今回の旅行で発見しました。 バカンス好きのフランス人、さすがにバカンスの地には、どこでもフランス人は少なくない(特にヨーロッパ内)らしいのですが、私たちが泊まっていたホテルの年配のスタッフとちょっと立ち話をしていて、私がフランスに今日帰ると話したら、とたんにフランス人の悪口を言い始め、「フランス人はどこに行ってもフランス語で通そうとする・・フランス語が話せない人をバカにする・・」などと言われ、「え~?イタリアに来てまでそんなことやっている人いるの?」と思いつつ、まあ、人によっては、あり得ない話でもないな・・とも思い当たり、なんとなく、苦笑い・・。 パリでは、以前はよく、駅などで「ここはフランスなんだから、フランス語で話しなさいよ!」などとフランス語で言っている駅員などを見かけたりして、「パリなんて、観光で莫大な収入を得ているのだから、もうちょっとどうにかしたら? せめて英語で話してあげればいいのに・・」などと思ったりしたこともあったのですが、最近はずいぶん変わったと思っていました。しかし、イタリアでそんなにフランス人に悪い印象を持っている人もいるのには、驚きました。 まあ、よそ者?(フランス人でもイタリア人でもない)からしたら、「どっちもどっちだな・・」という気がしないでもないのですが、概して、このような敵対心?というか、お互いに反感を持っているのは、フランスにしても、イタリアにしても、年配者に多い気もするし、若い世代の人々は、もっと鷹揚にお互いを尊重しているような気もします。 お隣同志の国なのだから、仲良くすればいいのに・・などと思うのは、甘いのでしょうか? イタリアとフランス<関連記事>「フランス人は、イタリアを下に見ている」「アマルフィーコーストにある美しい街 ラヴェッロ...

2024年6月29日土曜日

アマルフィーコーストにある美しい街 ラヴェッロ Ravello

   南イタリアの海沿いの街の中では、アマルフィがあまりにも有名で、その近辺では、かろうじてポジターノ、ソレントなどがよく知られる場所でもあり、私自身もごたぶんにもれず、そんな知識しかありませんでした。ナポリやソレント、アマルフィからは、それぞれの場所やカプリ島、イスキア島などを行き来する船が出ています。 これまでに私は、ナポリから船でカプリ島やイスキア島に行ったこともありました。 カプリ島は、かなり観光地色が強く、極端に言えば、その観光地っぽさはアマルフィとも通ずるところがあり、そこに集まる人の多さはもとより、そこで働く人々も、ちょっと失礼な言い方ではありますが、観光客ずれしている印象を受けるところもあります。 そこへ行くと、イスキア島あたりは、若干、人も少ない印象でしたが、これも私が行ったのは、ずいぶん前の話なので、現在はどうなっているのかは、わかりません。しかし、このイスキア島は、海に温泉が湧く場所がある、ちょっとおもしろい場所でもあり、卵をかかえて海に温泉卵を作りに行ったりもしました。 今回は、まさにアマルフィのあまりの観光地そのものの様子には正直、ちょっとガッカリで、近くの駐車場などは、都心の駐車場?と変わらないような駐車料金がかかり、それでさえも空き場所を見つけるのも至難の業です。 旅先選びの好みはそれぞれなので、なにを良しとするのは、お好みによると思うのですが、私は、今回の旅行で、私は、あまり観光地化が過ぎる場所は好みではないことをあらためて自覚しました。 なので、たまたまとっっていた宿泊先のホテルのあったプライアーノなど、知名度は比較的低いけれど、人は温かく、どこかホッとするような場所が好みで、もう一か所、アマルフィーからナポリに行く途中で寄ったラヴェッロという街がとても気に入りました。 私は、今回、行ってみるまでは、このラヴェッロという街を知らなかったのですが、標高350mの高いところにあるこじんまり?とした街で、アマルフィやポジターノ、アドリア海が一望できる美しい街です。 また、街全体のデザインやカフェやお店のテイストもちょっとフランスっぽい雰囲気もあり、田舎の街でありながら、なかなか洗練されているおしゃれな美しい街です。 一度、その街に入ってしまえば、街の中を散歩して歩くのには、大きすぎず、素敵な陶器のお店などがたくさんあり、人も多すぎずにちょっとホッとできる場所です。 私たちは、車で行きましたが、車がない人でもアマルフィからバスが出ているので、行くのが難しい場所ではありません。私は、むしろ、アマルフィーのゴミゴミした感じよりも、美しいこの街がとても気に入りました。 もしも、アマルフィを訪れて、時間に余裕がある方は是非、おすすめです。 教会の前の広場のベンチで休んでいたら、現地のおじさんが話しかけてきて、「この近くに日本人の奥さんがいるイタリア人が経営している良いホテルがあるよ!」と教えてくれました。 最初は、英語で話しかけてくれたのですが、私がフランスに住んでいると知ると、「な~んだフランス語わかるんだ!!と・・。」フランス語になりました。どうにも、この辺りでフランス語が話せる人は、フランス語で話したがるんだな・・と妙なことを発見しました。南イタリア ラヴェッロ<関連記事>「イタリア...

2024年6月28日金曜日

イタリア プライアーノの超おすすめホテル HOTEL PELLEGRINO PRAIANO

   今回のイタリア旅行は、ずっと行ってみたいと思っていたアマルフィーを中心に計画したもので、岸壁に連なる家並み?と自然の産物として、美しすぎる岩肌、そしてその岸壁沿いの道路、いわゆるアマルフィーコーストを海を眺めながらドライブしたい!という思いから始まったもので、娘も昨年、免許をとったし、二人でアマルフィーコーストをドライブしよう!というものでした。 娘がパリに来ている間の数日間だけなので、そんなに長期間ではありませんでしたが、まずは、ホテル探しをしてみたら、アマルフィーやポジターノは驚くほど高くて、また車を借りて行くためにパーキングがあるということが必須条件で・・パーキングがない場所にホテルをとってしまうと、ホテルとは別にけっこうなパーキング料金までかかってしまうので、なかなかハードルが高いものでした。 そんな感じだったので、そのあたりで一番値段の高いアマルフィーやポジターノは避けて、逆に車があるんだから、移動は比較的しやすいので、アマルフィーやポジターノに車で30分程度で行くことができるプライアーノというところにホテルを取りました。 ソレントにも行ってみたかったので1日目はソレントにホテルをとったのですが、そこは大失敗で、ホスピタリティのかけらもなく、レセプションもないようなホテルで、部屋も狭く、アメニティなども、ほぼゼロで大失敗でした。 2日目から滞在したプライアーノにとったホテルはソレントのホテルとは天と地ほども差がある感じのとても素敵で心地よいホテルで、チェックインして部屋に案内してもらって、部屋から見えるベランダからの外の景色を見て、思わず二人で歓声をあげてしまったくらいでした。ベランダからの景色 これが窓ごしにも見える ホテルのスタッフもとても親切で感じがよく、泳ぎに行きたいんだけど・・とか、○○に行きたいんだけど、こんなものを食べたいんだけど・・なんていうこと、本当に何から何まで、快く教えてくれて、相談に乗ってくれて、おまけに、たいていの場所には、ホテルのスタッフが車で送り迎えしてくれるのです。 いつでも、スタッフとWhat's...

2024年6月27日木曜日

近いはずのイタリアが・・気が遠くなるほどのフライトの遅延

   本当は、イタリアのことをもっと色々と書いておきたいことがあったのですが、とりあえず、それは後回しにするとして、あっという間のイタリアでのプチバカンスが終わってしまいました。 今回のイタリア滞在中は、レンタカーを借りていたので、ずっと車で移動して、車が入れない場所については、山?の中腹くらいに車を停めて、延々と入り組む階段を降りて海岸に行ったりはしましたが、公共交通機関は全く使うことがありませんでした。 ソレント、ポジターノ、プライアーノ、アマルフィー、ラヴェッロ、そして帰りはナポリに向かう山道は、崖の上の海岸線の路駐の車、大型バス、そして歩行者が行き交う超難関度が高いうえにナポリに向かう高速に乗るまでの山道は、まさに峠を越える感じでこれはこれでまた恐ろしく、本当に何事もなく、レンタカーを返却した時には、心底、ホッとしました。 数日間滞在したイタリアが名残り惜しい感じもあり、またパリへ帰れるホッとするような気持ちが入り混じっていました。 レンタカー屋さんから空港までは、車屋さんのスタッフが送ってくれて、ほぼ予定どおりに空港に到着しました。 出発ゲートのある空港の入り口は、わりときれいで、あれ?到着時と随分、感じが違うな・・と思いつつ、フライトスケジュールを見てみると、なんだか軒並み遅延・キャンセルばかりで、オンタイムで出るものなど、ほとんどありません。嫌な予感・・。 今回は、車を自分で運転していたので、時間がギリギリになって、焦って危険な運転をしたくなかったので、早めに空港に到着するつもりにしていましたが、結局、途中、渋滞したりもして、まあまあの頃合いの時間になっていました。夜20時25分発予定のフライトで空港に到着したのが18時30分頃でした。 この遅延だらけのフライトスケジュールを見て、娘と二人で、「さすがイタリア、さすが、ナポリ・・来る時も飛行機だけでも1時間遅れだったので、(実際には、もっと遅れた結果になりましたが・・)最低でも1時間の遅れくらいは覚悟しなくては・・と言っていたら、まさかの2時間遅れ以上らしいうえに、情報がなかなか出ない。 出ないうえに、なぜかオルリー空港に到着するはずだったフライトなのに、いつのまにかCDG(シャルル・ド・ゴール空港行き)になっている・・もう、「なんじゃそれ?」という感じ。 そもそもオルリーに到着予定が22時50分頃だったのに、2時間以上遅れて、しかもCDG空港へ行っちゃうって、そんな時間にCDGに着くなんて、もう電車もないし、怖いし、どうするの??これがもし一人だったら、どんなに心細かったかと思うと一人でイタリアへの旅をすることは躊躇してしまいます。 しかし、飛行機等の遅延に関しては、たしか2時間以上ならば、そのためにかかった費用、例えば、夜電車が無くなってタクシーに乗らざるを得なかったり、また、食事時間が挟まった場合の食事費用など、請求することができるはず・・。 ナポリを出発する前から、航空会社には、遅れて申し訳ないという姿勢は全くなく、しかも到着地が変更になって、必要な人にはオルリーまでのシャトルバスに乗せるから・・と恩着せがましいことこのうえありません。 だいたい午前零時すぎにオルリー空港という中途半端な場所に連れて行かれたところで、一体どうしろというのでしょうか?もう意味がわかりません。 ナポリに行く時も遅延、帰りも遅延、プラス到着地変更。オルリー空港はCDG(シャルル・ド・ゴール)空港に比べて空港を使える時間が短いらしく、そのためにさらに遠いCDG到着となってしまうのでしょうが、はっきり言って、イタリアは大好きなのですが、いい加減、もう少しまともに物事が進むようにしてくれなければ、もうしばらくイタリア行きも考えてしまいます。 結局、飛行機が離陸したのは夜23時15分、CDGに到着したのは、午前1時5分、それからまた再び滑走路付近から空港へのバスを待ってCDG空港に入れたのが1時40分、当然、公共交通機関は何も動いていないため、オルリー空港とパリの中心部(ポルトドオルレアンかポルトドバニョーレ)までシャトルバスが出ます・・ということでシャトルバスがCDGを出発したのが午前2時。 シャトルバス到着が午前2時45分。そこからタクシーを拾って家についたのがもう午前3時半ころ・・。実にナポリの空港から9時間かかってようやく家に戻り、ようやく眠りにつけたのは朝方4時半頃で、もうクタクタです。 シャトルバスはとてもきれいで快適なバスだったし、さすがにそんな時間、空港からの道はスイスイでしたが、何と言ってもこの真夜中の、移動はこたえます。 本来ならば2時間のフライトでラクラクなはずのイタリアプチ旅行でまさかの時差ボケみたいな状態。気の毒なことに娘は翌朝、日本との仕事のため朝6時半起きでした。 前回、日本に行ったとき、日本の国内線はなんでこんなに遅れるんだろう?と思ったけれど、今回は行きも帰りも遅延、しかも遅延の仕方も桁外れ・・これではせっかく大好きなイタリアも、これからはちょっと二の足を踏んでしまいそうです。イタリア フライトトラブル 遅延 キャンセル<関連記事>「さっそく立て続けにトラブル続出のイタリアプチバカンス」「イタリア...

2024年6月26日水曜日

イタリアに来たら一食たりともおろそかにしてはならない! プライアーノ ラ・ストラーダ La Strada Praiano

   イタリア3日目はアマルフィコーストを気持ちよくドライブするつもりでした。ホテル近くのプライアーノ近辺のビーチで泳いでから、アマルフィに行くつもりが、お天気が悪く、気温も昨日とは打って変わって泳ぐようなお天気ではなく、今にも雨が降ってきそうな感じだったので、ビーチへ行く予定はすっ飛ばして、アマルフィまでのドライブに切り替えました。 ところが、その途中、かなり本格的に雨が降り出し、ただでさえ山沿いの海岸線の道路は狭いうえに、大型のバスやバイク、そのうえ、路肩駐車している車に歩行者までけっこういるために大緊張。 前日に衝突事故を目撃していたこともあり、もうどんなに煽られても我関せずで安全重視の運転でした。そのうち雨も止むかと思いきや全く雨は止む気配がないどころか、かなり本格的な大雨・・。そのうえアマルフィがこんなに観光客が多いかとビックリ! なんだか街も観光客に媚びた印象(車の中から見たところだけですが・・)で、とりあえず、かなりのざーざー降りの雨の中を高い駐車料金を払って雨の中を歩いて回る気がしなくて、また明日、寄ってみることにして、この日は、買い物(食べ物)をしようということにしました。 トイレに行きたくなって寄ったカフェで聞いたスーパーマーケットの場所とこの土地の美味しいチーズとハムを書いてもらい、イタリアのチーズと生ハムなどを買いに行き、遅めの昼食をとりに行きました。 その日は、ホテルの朝食がなかなか豪華で、ついつい食べすぎて、あまりお腹が空いていなかったのですが、とりあえず、食べたいものを一つずつ制覇していきました。 遅めの昼食をとっても雨は止まず、陶器のお店をひやかしたりしながら、ホテルに戻るともう夕方。「夕食はどうしようか? もうあんまりお腹もすいていないので、買ってきたチーズやハムを少しずつ食べるくらいでよいかな?」と思ったりもしたのですが、そこはやっぱり「イタリアで、やっぱり美味しいものに出会うチャンスを1回でも逃したくない!」ということで、近くの街まで歩いて行って、それでもお腹がすかなかったら、適当に済まそうとホテルのフロントに降りて行ったら、フランス語を話してくれるフロントのお兄さんがいたので、このへんで美味しいレストランありますか?と聞いてみたら、「本当に歩いて5分くらいのところに美味しいレストランがあるよ!」と教えてくれたので、そこへ行ってみました。 それでも、そのレストランはあまりに近かったので、一度、街中まで歩いて行って、他のレストランも覗いてみたりして、けっこう歩いてから、「やっぱりあそこに行ってみよう!」ということになりました。店内を入るとこんな階段を登ってテラス席へ 地上回は、ごくごくシンプルな感じのお店なのですが、上の階がテラス席でなかなかいい感じでした。周囲の人々が食べているものを観察しながら、ああでもないこうでもないとメニューを見ながら決めるまでが長いこと長いこと・・ このレストランで注目すべきことの一つは、ウェイターやウェイトレスなど、従業員があまり若くなく、しっかりと腰を落ち着けて長く働いているベテランな感じの人が多いことで、それがおばちゃんであれ、おじちゃんであれ、プロ意識が垣間見られて、安定感があり、なんだかそんなところもこのお店に期待できそうな気がしました。 結局のところ、さんざん迷った挙句に、私たちは、イカ、エビ、あさり、たこ、ムール貝などを使ったサラダとタリアテッレとピザを注文しました。ピザとパスタに関しては、ものすごくたくさん種類があるので、真剣勝負の一苦労。ここが私たち一族が共通して食べ物に対して真摯に向き合う姿勢で、他人から見れば笑っちゃうところでしょうが、本人たちはそれが楽しみでもあるのです。 このシーフードサラダに関しては、たまたまテラス席の特等席で食事していたおじさんが注文していたのをみかけて、「あれ食べたい!」となったもので、結果的に大当たりでした。 注文の品がやってくるまでは、まず運ばれてきたパンをかじってみたり、置いてあるオリーブオイルやバルサミコを味見してみたりして、いちいち大感激。美味しいお店というものは、おいてあるオリーブオイルやバルサミコまでもがパリでもなかなかお目にかかれない逸品であることが多いのです。 案の定、ここのフルーティーで香りのよいオリーブオイルと、甘すぎず、しかもコク深さのあるバルサミコも絶品でした。 なんといっても感激したのは、ここのシーフードサラダで、地のものと思われるイカやエビやタコなどの火の通し加減が絶妙で、しゃぶしゃぶちょっと手前くらいの火の入り加減が最高。新鮮なため、ガーリック等は使わずとも臭みというものが全くなく、レモンとオリーブオイルと塩でルッコラとプチトマトと和えてあるものですが、これが最高に感激でした。 このサラダで爆上がりした私たちは、その後のお子ちゃまメニューかと思われそうなミートボールのタリアテッレとモッツアレラとペペロンチーノ、ガーリック、オレガノを使ったウェイターのお兄さんおすすめのピザをシェアしながら、大感激で食べ尽くしました。 ミートボールと侮るなかれ、味わい深い、どの味も勝ちすぎていないハーブのきいたミートボールとトマトソースにパルミジャーノ、そしてピザは、なぜかシンプルなのにジューシー・・きっとトマトソースの質と量が絶妙でまたそのうえ、モッツアレラチーズのバランスが最高!かつ、もっちり感もちゃんとあり、生地も軽めで食べ応えと満足感たっぷりです。 ピザやパスタを食べながら、終わり頃まで、デザートを注文するかどうかを悩んでいたのですが、結局、ティラミスまであっという間に食べ尽くし、大満足で帰ってきて、初日から、このお店に通いつめなかったことを後悔したくらいでした。 お値段もお手頃価格で決して高いお店でもありません。 例えば、誰かがレストランを勧めてくれたとしても、知らない人であれば、味覚をどこまで信用してよいものかわからないので、実際に食べてみるまではホテルのお兄さんのおすすめをあんまりそのまま間に受けてよいものか迷っていました・・が、基本、自分たちもよく行くお店だということだったので、もっと早くから信用して、行ってみればよかったのです。 滞在していたホテルも大満足のホテルでしたが、私にはまだまだ行きたいけれど、行っていない場所がたくさんあるので、同じ地に再び来るということは、あまりないと思うので、これが最初で最後であった可能性が大きいのですが、それこそ、イタリアに行く時に従姉妹がくれた本「食べるためだけにイタリアに行く」ような機会が本当にあるのであれば、このお店のために来てもいいくらいです。 まったく、メジャーな場所でもなく、有名なレストランでもありませんが、もしもプライアーノに行く予定がある方がいらっしゃるのであれば、このレストラン「ラ・ストラーダ」は、強くおすすめしたいレストランです。特にシーフードサラダは是非是非! そもそもその日の夕食は、「もうあまりお腹が空いていないから、買ってきたチーズと生ハムくらいでいいかな?」などと言っていたのに、「頑張って歩いて、そしてやっぱりちゃんと食べよう」ということになって、出会ったとっても美味しいレストランでした。 「やっぱりイタリアに来たら一食たりともおろそかにしてはならない!」というのが私たちの今日の教訓でした。プライアーノ ラ・ストラーダ La...

2024年6月25日火曜日

イタリア プチバカンス2日目ソレントからポジターノ バカンス味わわずにいるなかれ・・

   初日は、まさに罰ゲーム?のような一日で、最後の締めくくりは、頼みの綱のホテルのFreeWifiが途切れて、ブチギレそうになりながら、それでも一応の要件は片付けましたが、怒りが心頭に達して、眠れないかと思いきや、やはり疲れていたのか、案外すんなり眠れました。 ベッドだけは良いベッドですこぶる寝心地のよいベッドでした。しかし、翌朝は早々にホテルのおじさんが請求書を持って集金にくるために朝、比較的早くに起き、早くにチェックアウトしてしまいました。 昨夜の段階で、私たちはソレントに着いていたのですが、朝食がてらに港(マリーナグランデ)に歩いて行ったのですが、こちらは、まだ、時間が早く...

2024年6月24日月曜日

さっそく立て続けにトラブル続出のイタリアプチバカンス

   娘が日本からパリに行こうかな?と電話で言い出した時、「来れるなら、おいでよ!パリに来るなら、その間、ちょっとでもいいからイタリアに行こうよ!」と、あっさり決めたイタリア行きは、今回は数日間、ちょっとだけ南イタリアをドライブすることにしました。 パリに来てから、かなりビッチリ仕事続きだった娘はようやく時差ボケから回復しつつある段階の、お疲れモードです。 パリからイタリアへの便は、オルリー空港から出る便が多く、今回もオルリーからのフライトでした。 パリからイタリアへの便は、同じヨーロッパ間ということもあって、ほぼ国内線のような感じの扱いで、セルフチェックインをして、入口を通過する...

2024年6月23日日曜日

食品廃棄物を救うスーパーマーケット お財布にも優しい Nous Anti Gaspi ヌ・アンチガスピ

   フランスで本格的に食品廃棄物への取り組みが開始されてから、もう4年以上が経ちますが、一般のカーフールなどのスーパーマーケットなどでも、賞味期限が迫った商品などには、「アンチガスピヤージュ(無駄廃止)」のオレンジや黄色いラベルが貼られて、価格を下げて売り切ろうとする試みが始まったり、Too Good Too Goなど、その日、売れ残った商品を格安で販売したりするアプリなどが出現したりしています。 しかし、スーパーマーケットに関しては、私見ではありますが、当初に比べるとこのラベルが貼られている商品は減ったような気もするし、この食品廃棄物問題は、少しずつは改善されてはいるかもしれませんが、依然として大きな課題が残されているような気がします。 先日、たまたま、SNSの広告で、この食品廃棄物を救おうという試みの「Nous...

2024年6月22日土曜日

ポニョお医者さんに連れていかれて大激怒

  我が家には猫がいます。夫が突然亡くなって、半年くらいした頃に、娘と二人きりになり、どうにも、沈みがちだった我が家に夫の元同僚だったフランス人の女性が「近所で猫が生まれたんだけど、もし、子猫が欲しかったら・・?」 と声をかけてくれました。 以前、実家でも猫を飼っていたことがあったし、アフリカにいた時も自由にでかけられない私を不憫がって、夫が家にいたボーイさんに頼んで猫を探してきてくれました。 ボーイさんによると、アフリカでは、現地の人は、猫も食べてしまうとかで、あまり街中に猫がいることもなく、いくらかお金を支払うつもりが、生きているニワトリ3羽と交換してほしいということで、マルシェで生きて...

2024年6月21日金曜日

パリ市長のセーヌ川での水泳デモンストレーション ギリギリ7月15日の週へ

   パリオリンピックのトライアスロン等の水泳競技を行う予定のセーヌ川の水質問題に警告が発せられ続けてきたことにより、パリ市長は、その安全性をアピールするために、自身がセーヌ川で泳ぐことを宣言していました。 当初の予定では、6月23日と日にちを決めていたものの、6月7日の段階で、「5月の大雨」と「非常に強い川の流れ」のために延期されていました。 ところが、パリ市長のセーヌ川での水泳デモンストレーションは、いつの間にか、選挙のために延期されたことになっており、「いやいや、違うでしょ!」と一人で勝手に思っています。 たしかに、6月23日という日程が延期になって、次の候補日(パリ市長のセーヌ川での水泳デモンストレーション)が6月30日となっていた場合には、まさに選挙の第一ラウンドの投票日にあたるために、それが原因と言えないでもありませんが、どちらかと言えば、それが決まったのはごくごく最近のことで、後付けの理由な気がしてしまいます。 とはいえ、選挙の投票日が6月30日と7月7日という日を除き、そのあととなれば、オリンピックまでには、もう1週間という7月15日の週にしかチャンスがないことになります。 今度こそ、延期は許されないギリギリのタイミングになります。 そもそものこのパリ市長のセーヌ川での水泳デモンストレーションが延期になったのは、雨つづきで水質が改善されず、川の流れが速すぎるという理由だったわけで、選挙があろうとなかろうと、この天候だけは、如何ともしがたく、この水質や水流を変えることはできません。 にもかかわらず、パリ市長、パリ市は、議会選挙によって開会式、オリンピック競技は何もが変わることはなく、「プランBはない」と断言。かなり強引にこのセーヌ川でのオリンピックの水泳競技を強行する姿勢を崩していない様子で、どうにもその安全性には、疑問が残ります。 正直、現在のフランスはオリンピックのことは、二の次で国民の関心事は、選挙一色になっているため、パリ市長のセーヌ川での水泳デモンストレーションの話など、あまり注目されていません。そのため、逆に考えれば、なにがなんでもセーヌ川で競技を行うことを強行突破するには、ハードルが下がっているかもしれません。 しかし、実際に水泳デモンストレーション、そしてオリンピックが開催される頃には、選挙も終わっており、その結果如何では、また別の騒動が起こっているか?もしくは、オリンピックモードに一気に突入するか、現段階では、まったく予想がつかない状態です。 問題のセーヌ川の水質は大腸菌と腸球菌という2つの細菌の糞便に基づいてヨーロッパの基準に適合していないという事実で、パリ市長が泳ごうが泳ぐまいが水質は変わらない、変わりようがないということです。 今のところ、それどころではないというのがフランスの正直なところ。マクロン大統領にしても、このオリンピックの前には、セーヌ川で泳ぐことを宣言していたのですが、彼こそ、まさにそれどころではないのでしょう。 まったくオリンピックだけでも大変なことなのに、その前に選挙とは・・大変な事態です。また今のところ、セーヌ川を見る限り、そこで泳ぐことになるトライアスロンの選手たちには、同情の念をおさえられません。パリ市長...

2024年6月20日木曜日

マクロン大統領の国民議会解散と選挙の危険な賭けの裏にあった別のシナリオ

   マクロン大統領の国民議会解散、選挙という衝撃的な発表以来、フランスはパリオリンピックがもう目前に控えているというのに、選挙一色になっています。 来る日も来る日も選挙関連のニュースばかりで、目が離せない気持ちと、もうちょっと飽きてきた・・と思ってしまう日々が続いています。 しかも、もう選挙はオリンピック以上に目前に控えているので、どの政党も必死で、それぞれを支持する国民の熱も高まる一方で、この期間の短さがその勢いに拍車をかけている感じです。 政治家はもちろんのこと、一般市民もテレビの討論番組に登場したり、怒ったり、時には涙したりしながら、かなり強い語調で意見を交換しています。 そもそもは、欧州議会選挙の結果が極右勢力の圧勝だったという話から起こっていることですが、この状態で選挙を行った場合は、マクロン大統領にとっては、現状よりも悪い結果になる可能性もあるわけで、危険な賭けだと言われてきました。 しかし、ここへきて、「憲法第16条」という法令の存在がクローズアップされ始め、「選挙の結果、どの政党も絶対多数を獲得しないケースが考えられ、この場合には、大統領に全権を与える憲法第16条を発令する可能性があり、この仮説について、マクロン大統領はすでに側近と話し合いを済ませている」とヨーロッパ1(フランスの総合ラジオ局)が報じています。 この件については、現在のところエリゼ宮は否定していますが、それはそうでしょう・・と言う感じで、なにも、選挙結果が出る前から混乱を引き起こすようなことをエリゼ宮が公表するはずはありません。 この憲法第16条というものが発令されたのは、これまで一度きりのことで、しかも60年以上も前の1961年ド・ゴール将軍によるものでした。フランス領アルジェリア放棄政策とみなした当時の政府の方針に反対した将軍らが主導したクーデター未遂事件であり、...

2024年6月19日水曜日

食べるためだけに・・

   今回、娘がパリに来るにあたって、パリに来ている間に一緒にイタリアに旅行することにしているので、日本にいる従姉妹たちにも声をかけて、「娘がパリに来るときに、イタリアに旅行することにしてるんだけど、よかったら、彼女と一緒にパリに来て、一緒にイタリアに行かな~い?」と従姉妹たちに声をかけていました。 うちの家系は本当に食べることが好きな家系で、彼女たちの日頃の食べ物へのこだわりや執着を知っているし、食の好みも一緒なので、一緒にイタリアに旅行して一緒に美味しいものを食べる旅行ができたら、どんなに楽しいだろう?と思ったからでした。 残念ながら、あまりに急なことで、二人とも、都合がつかずに、まったく無理だったのですが、娘が日本を出るときに、素敵な本を持たせてくれました。 もちろん?他に、色々な食料もおみやげに持たせてくれたのですが、なにせ、この本のタイトルには、痺れました!「食べるためだけにイタリアに行く!」 なんと私たちにとって、ダイレクトに響くタイトルなのでしょう! もちろん、私たちがイタリアが好きなのは、その美しい景色だったり、海だったり、その独特な文化だったりもあるのですが、その大きな目的のひとつ・・というか、大部分は、「食べること」でもあるのです。「イタリアならば、間違いない!」、「どこに行ってもまずハズレがない!」、もちろん、ホテルの人や地元の人の評判などを聞いたり、Googleのお世話になったりもするのですが、それにしても、これまで幾度となくイタリアに行っていますが、ハズしたことは、ほとんどありません。 それどころか、毎回毎回、満腹で大満足で、興奮して食事をしながら、次は何を食べようか?と相談しているくらいです。 そのうえ、イタリアは場所にもよるでしょうが、たいていの場所はパリに比べて物価も安くてお値段もリーズナブルです。 前もっての下調べもしながら、今は、ブログやYouTubeなどのSNSで情報はかなり集まり、滞在中の食事の回数が足りないくらいです。 そこへもってきて、この本です。もうすでにこのタイトルだけで、「さすが!よくわかってくれている!」と一人で大変、盛り上がりました。 そんな従姉妹なので、本当にいつか、一緒にイタリアに行くことができたら、どんなに楽しいだろうか?と思います。 食事は、美味しいものは、一人で食べても美味しいし、パリなら、私は、一人ででもどこへでも出かけて行って、大感激したり、逆にイマイチだとガッカリしたりしています。 それも、充分に楽しいのですが、美味しいものを探して、ああでもない、こうでもないと食の好みの合う人たちとワイワイしながら食事することは、何よりも楽しいことで、私など、本当に「食べるためだけにイタリアに行く!」どころか、「食べるためだけに生きている」感じでもあります。 イタリアに行く度に、思うのですが、これでイタリア語ができたら、もっともっと周囲の人々と話ができて、楽しいだろうに・・と、帰る時には、いつも「イタリア語勉強しよう!」と思うのですが、未だにちっともできていません。 もう食べ物に前のめりになるその度合いが年齢や体力と反比例していて、自分でも怖いくらいです。 私はたまに旅行に行くくらいなので、イタリア料理については、詳しくは書けませんが、パリの美味しいものを紹介できたらな・・と思っています。でも、やっぱりパリよりもイタリアの方が断然、テンションが上がるのは、正直なところなのです。食べるためだけにイタリアに行く <関連記事>「パリで食べられる世界一のピザ PEPPE...

2024年6月18日火曜日

娘はけっこうなハードワーカー??

   「パリ行きの安いチケット見つけた!」と、かなりフットワーク軽くパリにやってきた娘は、現在、家で仕事をしています。 6月末までにとりきらなければならないお休みが残っているから・・と聞いていたのですが、それは、今回の彼女のパリ滞在まるまるの日程の分のお休みをとっているわけではなく、最初の一週間は、ほぼほぼリモートワークで通常どおりの仕事をしているようです。 彼女の仕事は、リモートワークが中心なので、日本にいても会社に行くのは、せいぜい週1~2日くらいなもので、行っても行かなくてもいいけど・・という私にはよくわからないもので、私が日本に行っているときも、彼女は家で仕事をしていたり、...

2024年6月17日月曜日

パリ市内での車の運転と駐車

   私は、フランスに引っ越してきたばかりの頃は、パリ郊外に住んでいて、娘も小さかったので、たまに運転することもありました。なによりフランス人の夫が車が好きな人で、どこへ行くのも車を使いたがり、娘も2歳になるまでメトロはもちろんのこと、電車というものに乗ったことがありませんでした。 なので、私としては、ほとんどその自覚がなかったのですが、初めて一人で娘をパリに連れていくときに電車で行こうとしたら、なんと娘が電車を怖がって乗るのをためらうという場面に遭遇し、「そういえば、これまでこの子は電車に乗せたことがなかったかも・・」と自分でもびっくりしたくらいです。 パリに引っ越してきてからは...

2024年6月16日日曜日

娘の来仏で早々に食べすぎの日々

   2~3週間前頃に、私は体調を崩していて、どうにも具合が悪い日が続き、しかもお天気もあまり良くない日が続いて、あまり外出もできずに鬱々としてきて、なんか、つまんな~い!誰かとおしゃべりしたい!と友人に電話をかけたりしていました。 普段は、日本とは(現在はサマータイムなので7時間)時差があるために、電話できる時間帯というのも限られていて、電話しようかな?とか思っていても、結局、まだ、ちょっと早い?とか思っている間に出かけたりしているうちに、ああ~もう日本は遅い時間だ・・電話は無理・・とかなるので、なかなか、日本に電話をすることはありません。 そんなわけなので、日本にいる娘とも、そ...

2024年6月15日土曜日

フランス人の在外選挙と日本人の在外選挙の違いにビックリ!

    日本にいるフランス人と話していて、フランスの選挙の話になり、フランス人の在外選挙について、初めて知って、海外にいる日本人の在外選挙とはえらい違いだと思って驚きました。 私は、数年前にフランス(パリの日本大使館)で在外選挙登録申請をして「在外選挙人証」というものをようやく手にしたのは申請から約3ヶ月くらいたってのことで、それ以来は、在外選挙がようやく可能になりました。 海外にいるフランス人には、在外選挙登録という特別なものはなく、例えば日本にいるなら日本にいるという在留届を日本にあるフランス大使館に登録すれば、自動的に投票ができるようになるそうで、選挙のタイミングがやってくる...

2024年6月14日金曜日

ファストフードの激安メニュー競争

   少し前のExpensyaプラットフォームが実施した調査によると、仕事をしているフランス人がもっとも好むレストランの第一位はマクドナルドが堂々1位の座を勝ち取り、マクドナルドって、そんなに人気だったんだ~と驚いたばかりです。 たしかに、このようなアンケートとなれば、絶対的に店舗数の多いマクドナルドのようなチェーン店にとっては、有利な結果に繋がりやすいとは思いますが、逆に考えれば、チェーン店とはいえ、それだけ店舗数が増えているということは、また、人気のある所以でもあります。 個人的には、マクドナルドなどのファストフード店は、ごくごく、たま~に、なぜか無性に食べたくなることもあるのですが、日常的には、あまり行かないので、あまりよく知らなかったのですが、以前に比べると、格段に種類も増え、また、その時々に流行りのものを取り入れたり、「エミリーパリに行く」が大ヒットした時など、「エミリーメニュー」なるものが登場したりと、色々と手を変え品を変え、工夫している様子は広告などで見ていました。 先日、たまたま、レピュブリック広場の近くに行く機会があり、マクドナルド、KFC(ケンタッキー)、バーガーキングの大きな店舗が並んでいて、こんな大通りに横並びにファストフード店が並んでいるのか・・とビックリして何気に前を通ると、そのどの店舗も5ユーロ前後の格安メニューの看板が大々的に掲げられていて、「そんなに安いの?」とびっくりした次第です。 少し前までは、ファストフードといっても、決して安くはないというイメージだったのに、こんな激安メニューができていることに驚いたのです。 外食が決して安くはないパリで、5ユーロで食事ができるレストランなど、まず、あり得ない話です。ふつうのブーランジェリーなどでもサンドイッチだけでも5ユーロ以下というのは、恐らく難しいと思うし、カフェやブラッスリーなどなら、ランチメニューでもだいたい20ユーロ前後です。 もちろん、ファストフードとはクォリティーが違うといえば、それまでなのですが、ランチなどを選ぶとき、その価格帯は大きな位置を占めます。 それにしても、ビッグマックとポテトとドリンクで5ユーロとは、すごいです。 となりに並ぶ...

2024年6月13日木曜日

マクロン大統領 解散・総選挙に関しての記者会見

   欧州選挙の極右勢力の圧勝を受けて、マクロン大統領が発表した国民議会解散・選挙は、フランス全土に衝撃を与え、もうあらゆる報道機関が、この話題に終始しているといっても過言ではありません。 この解散・選挙への決断について、発表直後にマクロン大統領は、エリゼ宮のサイトでその経緯と理由を説明する文書を発表しています。 この文書の中で、「欧州選挙の結果は、大統領多数派を含む欧州を擁護する政党にとって良い結果ではない」、「近年、経済回復、国境の共通保護、農民支援、ウクライナ支援など、欧州によって可能となった多くの進歩に反対してきた極右政党が前進を続けている」、「統一され、強く、独立したヨー...

2024年6月12日水曜日

財務相 2025年2月電気料金10%~15%値下げを発表

   このところ、値上げの話しか聞いていなかったので、「2025年2月電気料金10%~15%値下げ」の発表を聞いて、ちょっと嬉しい驚きでした。 政府が発表しているのだから、まあフランスの場合、間違いはないとは思うのですが、これを発表したのが、ブルーノ・ル・メール財務相で、まったく個人的なイメージと身びいきからの印象なのですが、この人の話はなんとなく素直に聞いてしまいます。(あくまでも、私個人の印象です) ほんの数日前の欧州選挙の結果のためにマクロン大統領が下した国民議会解散、総選挙という大事件?に現在、フランスは大騒ぎ。もうほぼ他の全てのニュースを吹っ飛ばして、この話ばかりしています。 昨日は、ベルサイユ宮殿で火事があったというのに、すぐに鎮火されたこともありますが、そんな話は、全くスルーです。 ブルーノ・ル・メール財務相は、この電気料金の値下げについて、「この値下げが可能になるのは、私たちが原子力発電の再稼働に投資してきたためであり、湾岸諸国とロシアの手に手足を縛られずに、フランスがエネルギーの自立を信じてきたためです」と説明しています。 しかし、これは、間近に迫っている選挙対策のためであることは明白で、そもそも、2023...