2024年6月29日土曜日

アマルフィーコーストにある美しい街 ラヴェッロ Ravello

  


 南イタリアの海沿いの街の中では、アマルフィがあまりにも有名で、その近辺では、かろうじてポジターノ、ソレントなどがよく知られる場所でもあり、私自身もごたぶんにもれず、そんな知識しかありませんでした。ナポリやソレント、アマルフィからは、それぞれの場所やカプリ島、イスキア島などを行き来する船が出ています。

 これまでに私は、ナポリから船でカプリ島やイスキア島に行ったこともありました。

 カプリ島は、かなり観光地色が強く、極端に言えば、その観光地っぽさはアマルフィとも通ずるところがあり、そこに集まる人の多さはもとより、そこで働く人々も、ちょっと失礼な言い方ではありますが、観光客ずれしている印象を受けるところもあります。

 そこへ行くと、イスキア島あたりは、若干、人も少ない印象でしたが、これも私が行ったのは、ずいぶん前の話なので、現在はどうなっているのかは、わかりません。しかし、このイスキア島は、海に温泉が湧く場所がある、ちょっとおもしろい場所でもあり、卵をかかえて海に温泉卵を作りに行ったりもしました。

 今回は、まさにアマルフィのあまりの観光地そのものの様子には正直、ちょっとガッカリで、近くの駐車場などは、都心の駐車場?と変わらないような駐車料金がかかり、それでさえも空き場所を見つけるのも至難の業です。

 旅先選びの好みはそれぞれなので、なにを良しとするのは、お好みによると思うのですが、私は、今回の旅行で、私は、あまり観光地化が過ぎる場所は好みではないことをあらためて自覚しました。




 なので、たまたまとっっていた宿泊先のホテルのあったプライアーノなど、知名度は比較的低いけれど、人は温かく、どこかホッとするような場所が好みで、もう一か所、アマルフィーからナポリに行く途中で寄ったラヴェッロという街がとても気に入りました。



 私は、今回、行ってみるまでは、このラヴェッロという街を知らなかったのですが、標高350mの高いところにあるこじんまり?とした街で、アマルフィやポジターノ、アドリア海が一望できる美しい街です。

 また、街全体のデザインやカフェやお店のテイストもちょっとフランスっぽい雰囲気もあり、田舎の街でありながら、なかなか洗練されているおしゃれな美しい街です。




 一度、その街に入ってしまえば、街の中を散歩して歩くのには、大きすぎず、素敵な陶器のお店などがたくさんあり、人も多すぎずにちょっとホッとできる場所です。




 私たちは、車で行きましたが、車がない人でもアマルフィからバスが出ているので、行くのが難しい場所ではありません。私は、むしろ、アマルフィーのゴミゴミした感じよりも、美しいこの街がとても気に入りました。

 もしも、アマルフィを訪れて、時間に余裕がある方は是非、おすすめです。

 教会の前の広場のベンチで休んでいたら、現地のおじさんが話しかけてきて、「この近くに日本人の奥さんがいるイタリア人が経営している良いホテルがあるよ!」と教えてくれました。

 最初は、英語で話しかけてくれたのですが、私がフランスに住んでいると知ると、「な~んだフランス語わかるんだ!!と・・。」フランス語になりました。どうにも、この辺りでフランス語が話せる人は、フランス語で話したがるんだな・・と妙なことを発見しました。


南イタリア ラヴェッロ


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