
今の家に引っ越してきて、考えてみれば、そろそろ20年近くが経って、家の中の、あちこちに綻びが見え始め、ここのところ、メンテナンスを心がけています。我が家のアパートは賃貸なので、そもそも備え付けのものは、自分で修理せずにも管理人さんに頼めば、修理の人を寄越してくれたり、交換してくれたりするので、ここのところ、軒並み、トイレの修理を頼んだり、お風呂の湯沸かし器用のバロン(給湯器)を交換してもらったりしました。 家の中もいつの間にか煤けた感じにもなり、壁紙が剥がれてきてしまったり、猫がガリガリ壁紙で爪とぎをしてしまったり、汚れてきたのが気になり、壁紙を剥がして、ペンキ塗りをするのが最近のマイブームになっています。 そもそも、パンデミックのロックダウン中に始めたペンキ塗り(ロックダウン中に、外出せずにできること、この際、ペンキ塗りや家の修繕をするという人も多かったために、この手のお店は、ロックダウン中でも営業許可が下りていたお店の一つでもありました)でした。 家の中にいる時間が増えると、家の中の汚れがやたら気になり始めます。 以前は、仕事や子供の送り迎えなどで、ほとんど家にいる時間がなく、家の中のことなど、あまり気にならなかったし、1日でもいいから、一度ゆっくり家にいてみたい・・これでは猫のために家賃を払っているみたいだ・・と冗談が出るほどでした。 しかし、家にいる時間が増えると、それなりに家の中で快適に過ごせるようにしたいと思うものです。 生活しているスペースでのペンキ塗りは、家具などをどかして、壁紙を剥がして、壁を一旦きれいにしてからやらなければならないので、どちらかというと、ペンキ塗りそのものよりも、その下準備の方が大変なくらいです。 日本に住んでいたら、決して自分でペンキ塗りするなどという発想はまるでなかったと思うのですが、フランス人はわりと自分の家の手入れ(DIY)(日曜大工)を自分でするのが普通なので、私もなんとなく、ペンキ塗りをすることに、そんなに違和感を感じなくなっていました。 カステックス前首相が首相を交代した時のインタビューで、「首相を辞めたら、まず何をしますか?」と聞かれて、「ペンキ塗りをしなきゃいけないところがあって・・」と答えていたのを聞いて、普通の人の生活に戻るんだな・・となんか、微笑ましい感じがした気がしました。 しかし、この間、日本にいる友人と電話で話をしていて、何気なく、「今、ペンキ塗りしていて・・」と言ったら、「えっ??ペンキ塗り?自分でやるの?」と驚かれて、今さらながら、「そういえば、私も日本にいたら、絶対、自分でこんなことはやらないかも?・・」と思ったのです。 日本でも、そういうことが好きな人はいるとは思いますが、私は決してそういうタイプの人間ではありませんでした。 しかし、一度、始めてみると、なかなか楽しくもあり、その部屋にある家具などのトーンに合わせた色のペンキを選びに行きます。Leroy...