朝、起きると、とりあえず、携帯をチェックするのが朝一番の日課です。まあ、そんなに急用はないのですが、なんとなく一応、チェックしてからおもむろに、少しずつ目が覚めていくのを待っている感じです。
娘が日本で就職してから、日本にいる娘とは、時々、連絡はとっていますが、そんなに毎日のようにではないので、朝、携帯のメッセージに娘から連絡が入っているのを見て、「へっ?なんだろう?朝から・・」(朝からと言っても、日本時間では朝ではないけど・・)と思ってメッセージをあけると、なんだか携帯のスクショ画面が送られて来ていて、すぐには読めずに、「ん??」となりました。
メガネを手探りで探して、ふむふむ・・と見ると、その画面は、「検査結果通知書」と書いてあって、すぐ下には、娘の名前が書いてあって、実は、漢字で書かかれた娘の名前をこうして客観的に見るのは、初めてのことで、最初はなんだかピンとこない気がしたのも妙なものだ・・などと呑気に思いながら、マジマジとその書面を見ると、「検査結果・陽性」とありました。
朝、寝起きということはあるものの、日本のこういう書類を久しぶりに見たこともあって、なんだかすぐには、ピンとこなかったものの、ようやく、「えっ??コロナに感染したの??」と気づくまでに、少し時間がかかったのもお恥ずかしいことです。
しかし、おそらく、彼女が検査を受けたからには、なんらかの症状があったからに違いなく、感染してるけど、無症状・・というわけではないはず・・と思いいたり、すぐに電話しました。
これまで、2年半以上、私も娘も一度も感染したことはなく、先日、彼女がパリに来いていたときには、友人の結婚式に参加したりして、かなり大勢の人にも会っていたし、日本に比べたら、マスクをしている人などほとんどいないフランスで、一応、気をつけてはいたにせよ、日本に帰国の際に検査を受けて、「これでも感染しないんだ・・」などと、本人もちょっとびっくりしていたくらいでした。
それが、まさか、フランスよりもたくさんの人がマスクをしていて、みんなが気をつけている日本で感染するとは、彼女も思ってもみないことのようでした。
「感染するなら、絶対にフランスで感染すると思っていた・・」と。
数日前に、急に熱が出て、だるくなり、咳が出始めて、これはちょっとヤバいかも??と思って、検査を受けにいったところ、なんと結果は陽性で、現在、私の実家に一人暮らしの娘、とりあえず同居人はいないものの、過去数日間に会った人には、自分が感染したことを連絡し、今のところ、みんな大丈夫みたい・・と話していました。
特に心配だったのは、隣に住んでいる高齢の私の叔母で、ちょうど、敬老の日に会ったばかり・・というので、「敬老の日」に会いに行って、感染させてしまっていたら、申し訳がたたない・・と、彼女も自分のこと以上に叔母のことを心配していました。
かなり熱があがって、ドリプラン(フランスから持って行った鎮痛・解熱剤)を飲んでひたすら寝たら、少し楽になった・・と言っていましたが、若いからといって安心とはいえないんだから、この際、大人しく寝ていなさい・・と言って、もしも、すごく悪くなるようだったら、行くからね・・と話しました。
遠く離れていると、やたらと心配ばかりが募ります。娘と離れて暮らすようになって、いつか、健康面で心配をかけるのは、私の方だろうと思っていたので、とてもびっくりしました。
しかし、検査結果は検査施設から、直接、保健所には連絡がいかないようで、「日本って、おかしいよね・・」と言っていました。しかし、保健所に連絡して、サポートを申し込むと食糧などを送ってくれるらしいと、そのサイトを調べて送ったら、これまた、具合が悪いというのに、いろいろ証明書や保険証のコピーなどを添付したりしなければならなくて、年配の人はどうしているんだろう?」と素朴な疑問。
ワクチン接種をしていてもオミクロンには感染すると言われてはいますが、考えてみれば、彼女がブースター接種をしたのは、昨年の12月、それから約9ヶ月くらい経っているので、これまで感染しなかったのは、やっぱりワクチン接種のおかげだったのかな?とも言っていました。
私自身は、既往症もあったりして、不安だったので、今年の7月に2度目のブースター接種をしましたが、彼女は、「オミクロンは重症化しないなら、もうワクチンはいい・・」と言って、さらなるワクチン接種はしていなかったし、年齢的に該当していませんでした。
熱が39℃近くあるということだったので、「体温計あるの?」と聞いたら、「大丈夫、料理用の体温計があるから・・」という回答。それって体温計じゃないし、「料理用の体温計」という言葉に大笑いしてしまいました。
そもそも、我が家の体温計も電池切れのまま、ずっと放置状態・・私自身も熱があるかな?と思うことがあっても、「体温計ったところで、熱が下がるわけでもないし・・薬を飲んでひたすら寝るしかない・・」と熱を計るということを蔑ろにしてきたので、あまり偉そうなことも言えません。
料理用の温度計をくわえて、熱を計りながら、コロナと一人戦っている娘・・やっぱり、離れていて、何もしてあげられないのは、悲しいことです。
どうか、無事に回復してくれますように・・。
東京都が送ってくれたという自宅隔離用食糧 |
コロナウィルス感染
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