しばらく運行停止になっていたエアフランスのパリ⇄羽田便が9月8日から運行再開になりました。これは、おそらく日本側が9月7日から日本への入国制限を1日2万人から5万人に拡大したことによるものだと思われます。
パンデミック前までは、1日2便はあったはずのエアフランスのパリ⇄羽田便がなくなり、パリ⇄成田便だけになっていました。そもそもどちらにしてもパンデミックから2年以上は、フライト以前に入国制限が厳しすぎて(入国前の検査提示、入国後の検査、入国後の隔離施設での隔離、公共交通機関の使用禁止など)、とても日本に行く気にはなりませんでした。
それでも、入国後の強制隔離施設での隔離が撤廃された時点で、日本へ行く気にもなったのですが、今度は戦争でパリ⇄羽田便を運行していたJALでさえも、今度は戦争のために、一時、直行便が飛ばなくなった上にロシア上空を飛べないために経由便のうえに迂回フライトになり、再び、日本行きの腰は重くなりました。
エアフランスのパリ⇄羽田便が再開になったと聞いて、エアフランスのサイトを見てみると、AF272便(パリ13:45発 羽田10:00着)週3便(水、金、日)、AF279便(羽田12:15 発 パリ19:45着)が週3便(月、木、土)が運行されるようです。
以前は、1日2便運行されていたエアフランスのパリ⇄羽田便ですが、日本への入国制限が2万人から5万人に拡大したとはいえ、外国人にとっては、まだ自由に日本に入国できる状態にはなっていない以上、この程度にしか戻らないのは仕方ありません。
パリにはすっかり観光客が戻り、エッフェル塔の来場者はパンデミック前の1日2万人までに復活しているそうです。
それにひきかえ、日本はまだまだ入国には厳しくて、未だパリの日本大使館には、日本入国のためのビザの申請に訪れる人で毎日、行列ができています。1日の入国を2万人から5万人に増やすといっても、基本的に日本人が海外旅行に行って、再入国する場合の入国を見積もっている数字なのかな?と思ってしまいます。
しかし、エアフランスのパリ⇄羽田便の再開とともに驚いたのは、燃油サーチャージが10月発券分から、再び値上げされるということで、10月以降の発券分はヨーロッパ線は、現行の46,900円から57,100円に値上げされるということで、燃油サーチャージ分だけで114,200円もかかります。
エアフランスが値上げしたということは、JALやANAもだろうな・・と思いながら、一応、確認してみると、両社ともに10月から値上げ。しかも、エアフランスよりも高く、JALは、47,000円から57,200円へ、ANAは49,000円から58,000円へと値上がりしており、多少ではありますが、燃油サーチャージも航空会社によって違うことにビックリしました。
現在、日本に行くつもりはないものの、ちょっとチケットを同日の出発、帰国便で比較してみると、かなりの違いがあるようで、またさらにビックリしました。
燃油サーチャージが最も安いエアフランスでさえも燃油サーチャージだけで114,200円ということは、以前であったならば、季節にもよりますが、これで十分に日本に行けた金額です。
これに航空券自体の金額が乗っかるとなると、現在の値段は、以前だったら、余裕でビジネスクラスに乗れた金額で、ちょっとウンザリさせられるのは当然なことで、今までよりも時間もかかり、費用もさらにかかるとなると、せっかくエアフランスが羽田便運行を再開させてくれたとしても、やっぱり日本に行くのは、また当分、お預けだ・・と、思うのでした。
エアフランスのパリ・羽田便運行再開 燃油サーチャージ値上げ
<関連記事>
「エアフランスのロストバゲージは45日経っても戻らない上に90日後には捜索も打ち切り」
「羽田発ロンドンーパリのフライトと静まり返った羽田空港・ファーストクラスラウンジ」
0 コメント:
コメントを投稿