2022年8月7日日曜日

英語で話すかフランス語で話すか? フランス人もずいぶん英語を話してくれるようになった!

   今、夏のバカンスシーズン真っ只中で、多くの人がバカンスにでかけているようで、うちのアパートの住民もかなりの割合で留守らしいのは、ガランとした駐車場を見れば明白です。今朝も、エレベーターの前でいくつものスーツケースを転がしながら出てきた家族連れがいて、小さい子供を連れて大変そうだな・・と思いながら、「ボン・ヴォヤージュ!ボン・ヴァカンス!」と言ったら、すごく嬉しそうに満面の笑顔で「メルシー!」と言って出かけていきました。 そんなわけで、パリの街はいつもよりは空いている感じなので、私はむしろ、人が減ったこの時期のパリが好きで、夏に旅行に出かけることはほとんどありません。...

2022年8月6日土曜日

パリで最も古いパティスリー 「ストレー」Stohrer のババ・オ・ラムとピュイ・ダムール PATISSIER STOHRER

    パリの中心地で、美味しいものがたくさんある通り「モントルグイユ通り」(rue Montorgueil)(他にも美味しいものがあるところはたくさんあるけど・・)は、ふらふらと歩いているだけでも楽しい通りですが、その通りの中程に「ストレー」というパリで最も古い歴史を持つパテイスリーがあります。 1730年創業というパリで最も古いと言われるこのパティスリーはパリの史跡にも指定されており、お店の前には、その歴史を記された看板がたっています。   パリの史跡にも指定され、パリ最古のパティスリーというのに、お店はこじんまりとしていて、まるで偉そうにしていない感じがとても良いのですが、狭い店内に入ると、その店内の内装も歴史を感じられるもので、天井やシャンデリアに見られる店内の装飾はキラキラしすぎないまでも、ポール・ボードリ(オペラ・ガルニエの装飾を担当)の弟子の作品だけあって、やはりちょっとただものではない感じ。エリザベス女王も・・ また、置いているお菓子の種類の多さと、その一つ一つが妙にモダニズムされすぎていないにもかかわらず、丁寧に、また見事に作られていることに目を奪われ、どれもこれも食べてみたくなります。見ただけで、どれもが美味しいことがわかります。 今では、フランス菓子として有名なババ・オ・ラムやピュイ・ダムールを作り出し、パリに広めたのもこのパティスリーを創業したニコラ・ストレーだと言われており、これらのお菓子の本家本元でもあります。つまり、元祖・・というやつです。 ババ・オ・ラムはラム酒のシロップがたっぷりのサバラン(キルシュ、アブサン、ローズウォーターがミックスされている)で、円筒形で少し先細りになっているケーキで、かなりアルコールも感じられる大人のケーキで、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、けっこう甘くもありますが、後味に嫌な甘さも残らない、甘いわりには、すっきりした味わいです。ホイップクリームと一緒だと、さらにまろやかな味わいになります。 私のおススメはどちらかというとピュイ・ダムールの方で、カスタードクリームを包んだパイ生地の風味の良さはちょっと比類ないものです。それがパイ生地のバターが良いのか、生地の香ばしさからくるものなのかはわかりませんが、それともカスタードクリームとのハーモニーがよいのか? とにかく、その風味の良さは、これでもパリで色々なお菓子を食べてきた私にとっても久しく味わっていない感動でした。 これは、ぜひ、このお店のものは全制覇してみたいと思って、後日、またお店を訪ねましたが、ピュイ・ダムールは人気のようで、その日はすでに売り切れていました。 このお店は、とにかく小さいお店に、ものすごい種類のケーキだけでなく、チョコレート、パン、お惣菜(特にブッシュ・ア・ラ・レーヌなどは、見事!!)など、とにかくたくさんのものがあり、目移りすることこの上ありません。 また値段も決して、普通のお店と比べて高すぎることもないのも魅力的なところです。むしろ、今どきの流行りのパティシエのお店などから比べると若干、安いくらいです。 そして、応対してくれた男の子がハンサムなうえに、可愛くて、ちょっと不器用そうなのに、とっても一生懸命に働いていて、私はこのお店の常連客になってしまう気がしています。 小さなお店に詰まったパリの歴史を感じる空間を楽しめる美味しい場所を見つけて私はとても満足しています。 包装や紙袋もすごく可愛いです!  <Stohrer...

2022年8月5日金曜日

安倍晋三の神話は崩壊した

    安倍元総理が銃撃されて亡くなったニュースはフランスでもセンセーショナルに報道され、直後は、選挙運動中に銃撃されるというショッキングな亡くなり方も手伝って、あの安全で平和な日本で、しかも日本で最も有名な首相が暗殺されたという事実や、民主主義への攻撃は許されないというような正論も手伝って、「日出ずる国は、日本の近代史における重要な家系の純粋な家系図を失い、日本の歴史に長い歴史を持つ日本の政府首脳が初めて暗殺された暗い日として、永遠に刻まれることになるであろう」などと、もはや彼が神話として語り継がれるかの如き勢いでした。 彼の出自についても、「19世紀以降に大きな影響力を持った安倍、岸、佐藤という苗字を持つ家系であり、真の日本の王朝物語、安倍氏はその生涯を武勇伝として残した」と説明し、彼の業績とされることを羅列して報道していました。 「安倍晋三が「この国の人々が私に託した使命を自信を持って果たすことができない状況にあるため、もはや首相を続けるべきではない」と判断し、健康上の理由で、首相を退陣して2年も経たないうちに、まさか、こんなエピローグを迎えるとは、誰も想像していなかっただろう」と、その時の報道は結んでいましたが、しかし、エピローグはそんな美談だけでは終わらなかったのです。 ほとんど美化され、神話化されたかに見えた安倍首相暗殺の知らせに世界各国の首脳からは弔意のメッセージが届いていました。 しかし、その後、この犯人の自供により、この犯行の動機が統一教会に関係したものであり、少しずつ統一教会と政府、特に自民党との関係が明らかになってくると、世界からの見方、報道も一変したものになりました。 今では、「Shinzo...

2022年8月4日木曜日

フランスの熱波 川の水温上昇のための冷却機能低下で原子力発電所が発電量削減

   今週、フランスを襲っている熱波は、世間では今年の夏の第3波の熱波と呼んでいるようですが、私としては、今年は5月からパリでも30℃超えの気温を記録したため、体感的には、今年4回目の猛暑のような感じがしています。 それでも今週、訪れる熱波は、パリでも35℃程度と言われていたので、タカを括っていたのですが、暑さを避けるつもりで、前日に外出したのですが、すでに照り付ける日差しがあまりに強くて苦しく、暑さを避けて一時、教会に避難し、教会の中のスッと涼しい空気にひたってから、用事を済ませてきました。 パリでは7月末から冷房中にお店の扉を閉めないお店は罰金150ユーロという法令が発令されたために、おおかたそれは守られているようではありますが、冷房をつけているといっても、そんなに強く冷房がかけられているわけでもありません。 さすがにそれがちょっと繊細なパティスリーだったりすると冷房もかなり効いているし、ピカール(PICARD・冷凍食品のお店)などはさすがにかなりひんやりとしています。 メトロなども、全線、全車両が冷房車というわけでもなく、かなり冷房車が増えはしたものの、たまに、ハズレにあたると、冷房車ではありません。おまけにバカンス期間中に集中して行われている工事のため、閉鎖されている駅が多く、遠回りしなければ行けなかったりするのには参ります。 とにかく、この暑さ続きの夏は異常で、それに伴う干ばつの被害が深刻で、さまざまな場面に影響が及ぼしているようです。 気象庁によると、2022年7月の降水量はによると、9.7㎜で、1958年からの測定開始以来、フランスでは、すべての月を合わせても2番目に乾燥した月となっており、通常と比べて約84%の降水量不足と言われています。 パリの街を歩いていても、街の草木はしんなりと黄ばみかけてきているし、あらゆる農作物にも影響を及ぼすだけでなく、地方の川や湖なども水量が減少していることから、グラン・エストやブルゴーニュ地方を中心に600㎞近い運河が閉鎖されたり、ボルドーの埠頭と上流のブドウ畑を結ぶクルーズもキャンセルになっています。 ヴォージュ地方のジェラールメールでは、湧水が少なくなっているために、水曜日から湖から水を供給しています。その結果、水は細菌学的検査を行うための時間である48時間は、飲用不可となっています。 今週、パリ市でも、水の消費量に注意を喚起し始めています。 思ってもみなかった影響は、原子力発電所にまで及び、EDF(フランス電力)は、原子炉の冷却に使用されるローヌ川の水温が上昇し、発電施設の冷却機能が制限されるため、発電量を削減する可能性が高いことを発表しました。 通常、EDFは、年間を通して、輸出量が輸入量を上まっているところ、現在は、その電力供給も輸入に頼っているのが現状になっています。ただでさえ、戦争の影響でエネルギー不足、価格が高騰する中、水不足という事態も加わった上に電力の供給にも影響を及ぼすという異常事態がおこっているのです。 私は今週の一番、暑い日はプールで泳ごうと、これは、絶好の暑さ対策!と意気揚々と最近、再開したばかりのプールに泳ぎに行きましたが、皆、考えることは同じようで、けっこうな人で、さっさと泳いで、早々に退散。プールを出ると、外は暖房しているかのごとくの熱波で、目が周りそうになり、慌ててピカール(PICARD)(冷凍食品のお店)に避難しました。 さすがに、冷凍食品のお店だけあって、お店はひんやり、涼むだけでなく、せっかく来たのだからと店内を見て歩くと、まるで私の来店を待ち受けてくれていたかの如く、私のピカールの一番のお気に入りの鯖の切り身がセールになっており、思わず2袋も大人買い?、ついでにアイスクリームなどの誘惑も手伝って、思わぬ買い物をしてしまい、結局、猛暑の中、冷凍食品を抱えて、慌てて汗だくになって帰るハメになりました。 8月もまだ始まったばかりですが、今年の夏のこれ以上の熱波はお断りしたいところですが、こればかりは、思うようにはなりませんが、せめて、地球温暖化対策になることを少しでも積極的に心がけなければ・・と思うのでした。 暑いだけでなく、今回のような干ばつ被害にまで及ぶことは深刻ですが、この干ばつの状況をすぐに打開することはできず、状況が正常に戻るには、1ヶ月の降雨過多が必要だと言われています。 地球が心配な今日この頃です。フランス原子力発電所 発電削減<関連記事>「パリ市内、今日から冷房中に扉を閉めないお店は罰金150ユーロ」「連日の猛暑のパリで・・なりふり構わず不審者のような武装で歩く」「フランス 5月の記録的な熱波」「...

2022年8月3日水曜日

警察署への火炎瓶、迫撃砲花火による襲撃事件連発 警察への報復

  パリ近郊のヴィトリ・シュル・セーヌ(ヴァル・ド・マルヌ県)警察署が、黒い服を着て、フードをかぶった約20人の男たちにより火炎瓶と迫撃砲花火で襲撃される・・「警察署が襲撃される」という事件が起こっています。 これにより警察官二人が負傷しました。 事件が起きたのは午前1時頃。警察署の建物と駐車場に4本の火炎瓶が投げ込まれ、そのうちのいくつかは囲いを守る投影防止ネットに刺さり、警察署の入り口に向かって花火が発射され、迫撃砲1発が目標に命中し、停車してあった警察車両のうちの1台の車の中で爆発し、車が炎上しました。 この炎に包まれた攻撃は45分間も続き、警察官は催涙ガスで応戦し、警察署が...

2022年8月2日火曜日

フランスは保健衛生上の緊急事態期間が終了しました

  フランスでは、2020年3月から施行されていた保健衛生上の緊急事態は7月末で終了し、それとともにコロナウィルス感染対策のためにとられたすべての例外措置が終了し、今後、これまで行われてきたロックダウンや行動制限措置等が必要になれば、政府は国会と一つ一つ交渉して、対策を講じなければならない、いわば、通常モードに戻りました。 科学評議会もまた、2年以上にわたる流行管理に関する勧告を終了しました。 2020年からこれまでの間、屋内外でのマスク着用、ワクチンパスポート、外出禁止令やロックダウンなど、フランスは国で罰金付きの厳しい制限を行ってきました。パンデミックが発生した2020年3月以...

2022年8月1日月曜日

フランス人の夫の元妻との離婚理由は宗教だった・・

  安倍元総理の襲撃事件をきっかけに、日本では盛んに統一教会の問題が騒がれているようですが、その宗教問題はもちろんのこと、それに関わる政治家との関わりや捜査に至らなかった経緯など、なんだか話を聞けば聞くほど、暗澹たる気持ちになってきます。 この話に関連して、フランスには反セクト法があり、このような事態には至らないという話も話の端々に出てきていますが、たしかに、フランスにも新興宗教(セクトとかカルトとか呼んでいる)は存在しても、霊感商法などの話はあまり聞かないな・・などと思っていました。 しかし、考えてみれば、我が家の場合は、ごくごく身近にそんな感じのことがあったのを思い出しました。 それは、...