あの行列の絶えない人気パティシエのセドリック・グロレがチョコレート屋さんをオープンしています。
あの人気パティスリーと同じ通り沿い(オペラ通り)、しかも、2軒のお店を挟んで隣です。
お店はパティスリーほどではありませんが、今のところ、いつも行列しています。とはいっても、店内への入場制限をしていて、チョコレートの置いてあるスペースには、5人くらいしかお客さんをいれないので、そこまで待ち時間は長くありません。私は10分ほどで入れました。もちろん、もっと待つ場合もあるようですが・・。
お店の外観はそれほど派手ではありませんが、内装はとても凝っていて、映画「チャーリーとチョコレート工場」に出てくるチョコレートに溢れる空間を彷彿とさせるようなデコレーションになっています。
しかし、チョコレートそのものは、そこまでたくさんの種類があるわけではなく、正面のショーケースとオペラ通り沿いに展示してあるデコレーション用?のチョコレートだけです。
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| 正面のショーケースの後ろにあるチョコレートの滝 |
お店の左奥にはチョコレートの木に見立てたオブジェが2本立っていて、そのチョコレートの木から広がるチョコレート(作り物)が天井に広がっている感じになっています。正面のショーケースの奥の壁はチョコレートの滝になっていて、このチョコレートは、ホンモノのチョコレートなんだそうです。
実際には、正面のショーケースに並んでいるチョコレートから注文すると、店員さんがタブレットを使って注文し、奥のスペース(クリック&コレクトのスペースと同じ場所)で支払い、商品を受け取るようになっています。
この商品も2ヶ所のカプセルのようなものに注文が入った順番にあがってくるようになっており、人が運んで来たりしないところが、洗練された印象を受けます。
なんといっても驚きなのは、お値段で、パティスリーの方も超高価格ですが、こちらのチョコレートの方も一番、安いものでもタブレット(板チョコ)の14ユーロ(約2,500円)です。
5粒入りのボンボンショコラ18ユーロ(約3,300円)、10粒入り35ユーロ’約6,400円)、15粒入り50ユーロ(約9,150円)です。
ちっちゃなチョコレートの箱詰めがこのお値段・・超高級品です。
パリにある他の有名なショコラトリーと、とりあえずお値段を比べてみると、一番お手軽なタブレットではジャンポールエバン(Jean Paul Hevin)で5ユーロ~7ユーロ程度、その他、メゾン・ド・ショコラ(Maison du Chocolat)やパトリック・ロジェ(Patrick Roger)などだと10~14ユーロ程度ですから、他の高級ショコラトリーと比べてもお高め・・しかも、セドリック・グロレのタブレットは他のショコラトリーのものより、ひと回り小さいです。
パトリック・ロジェなどのお店は店舗にもよりますが、かなりアーティスティックな感じもありますが、お店のデコレーションの観点からは、このセドリック・グロレのショコラトリーは、なかなか個性的でもあります。
ただし、どこのショコラトリーに入っても、ものすごいカカオの香りに包まれて圧倒されるのですが、このセドリック・グロレはそこまでチョコレートの香りは強くはありません。
これはお店の構造の違いから来るものだと思いますが、(実際のチョコレートは店内には、あまり置かれていない)香りから誘惑される感じは薄いです。
私は、とりあえず、まずちょっとだけ食べてみたい・・と一番お手頃なタブレットを購入しました。
一番、お手頃とはいえ、なかなか高価な貴重品、一番隅っこをちょっとだけ食べてみましたが、ん~~やっぱり美味しい!
・・けど、セドリック・グロレのクロワッサンを食べたときのような感動はありませんでした。
とはいえ、今、ちょっと話題の新しいスポット・・店内もちょっとおもしろい感じに出来ているので、そこまで行列しないで入れるならば、ちょっと覗いて見るのもおもしろいです。
🌟Cedric et la Chocolaterie 33 Avenue de l'Opera 75002 Paris 11:00~19:00
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