私は日常の食料品の買い物は、必用な食材に応じて、何軒かのお店を渡り歩くことになるのですが、ごくごく日常的な野菜や肉などは、近所のスーパーマーケット2軒、品物によって、そのどちらかへ、それ以外、和食などのアジアっぽい食材の場合は、アジア食材を扱っているスーパーマーケットに行っています。
あとは、日本から買ってきているものをちょっとずつ、必用に応じて使っています。
私の食生活がいわゆるふつうのフランス人の食卓とは違い、おそらく、日本人の食生活に近いような食生活を送っているためでもあります。
ノエルの前の今の時期は、カーフールなどのスーパーマーケットはもうすっかりノエル仕様になっており、もう「フォアグラ祭り」とでもいうべく、入口近くに綺麗にリボンでパッケージされたフォアグラの棚がズラーッと並び、サーモン、キャビア、生牡蠣などなどが前面に登場、大きな箱詰めのチョコレートなども山積みになっています。
また、ノエルならではのシャポン(大きな去勢鶏)や鴨などなど、いつもは見かけないものも登場しています。
ここ数日で、これらの食材が売れていくわけですが、人出は今のところそこそこ・・な印象です。
私はもう一人暮らしになってからは、クリスマスもなにも、あまり関係ないのですが、今週、来週と久しぶりにお客さんが来るので、少しお買物をしておかなければ・・と、アジア食材を扱うスーパーマーケット(タン・フレール)にでかけたのです。
これが、ものすごい混雑していて、正直、驚きました。もうレジに並ぶ人の行列が商品を陳列している棚にまで達していて、一部の棚は行列のために見れないほどに・・。
昔は、このアジア食材を扱うスーパーマーケット
は、さすがにクリスマス前は、そんなに混雑をすることがなく、やっぱりノエルの食卓には、アジア食材は選ばれないんだな・・と思った記憶があるのですが、最近では、むしろ、フランス人のノエルの食卓もバリエーションが増えたのではないか・・と思わせられます。
しかし、以前は、このアジア食品を扱うスーパーマーケット、一般的なフランスのスーパーマーケットよりも、圧倒的に安かったんですが、最近は、ずいぶん値上がりしました。
と、同時に最近は、一般的なカーフールやモノプリなどのスーパーマーケットにもタン・フレールの商品がポツポツと置かれるようになっていて、これが当然ながら、おおもとのタン・フレールで買うよりも格段に高いです。
けれど、置いてあるということはそこそこ売れているということでもあります。
それだけ、アジアの食品がフランス人の食卓にも浸透しつつあるということでもあるのですが、同時に商売の仕方がやっぱり圧倒的に上手いのではないか?と。
フランスの大きなスーパーマーケットも軒並み業績悪化と言われているところも多いのですが、やっぱり商売の仕方が今一つなのかな?などと思わずにはいられません。
考えてみれば、店舗数やお店の大きさが違っても、商品の種類や数というものは、ものすごく多いアジア系のスーパーマーケットです。
日本のスーパーマーケットやコンビニなどを見ていても、小さい店舗でもものすごい品数で、常時、品出しを欠かさないその姿勢はすごいな・・と思うのですが、少なくとも、お店が大きくても同じ商品が横並びになっているようなフランスのスーパーマーケットが追されていくのもわからないではありません。
食料品ではありませんが、服飾の世界などでも中国系のSHEINなどにおされて、フランスの中堅どころの服飾メーカーが倒産に追い込まれたりしていますが、ざっくり言って、フランスはあんまり商売が上手じゃないのかな?と思ったりもします。
スーパーマーケットの話から、話がちょっと飛躍してしまいました・・・。
フランスのスーパーマーケット
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