2025年3月7日金曜日

2026年に行われるパリ大相撲を見に行こうかと思ったけどチケットが高すぎた

  


 2026年6月13日と14日にパリに大相撲がやってくるというので、軽い気持ちで、「お相撲なんて、日本でもテレビでしか見たことないし、またとない機会だし、行ってみようかな?」と思って、チケットの値段を調べてみたら、一番安いチケットで81ユーロ(約13,000円)で、その後、159ユーロ、229.50ユーロ、313.50ユーロ、519ユーロ、1036.50ユーロとあり、チケットの座席表を見ると、一番安いチケットだと、バルコニー席といえば、聞こえは良いけど、会場はオリンピック競技なども行われたアリーナで、ほぼほぼ米粒ほどしか見えないであろう土俵からは、遥か遠い席。最低でも313.50ユーロ(約5万円)から519ユーロ(約83,000円)の席ではないと、ほぼほぼロクに見えない感じ。

 いわゆる砂被り席などの間近で見える席など1036.50ユーロ(約165,800円)(1人あたりの値段)と狂気の値段です。

 それでも、行く人はいるだろうし、ご招待とか関係企業の人とかでいっぱいになるのでしょうが、お相撲が海外にやってくると、こんなに高くなるものとは知りませんでした。

 パリに大相撲がやってくるのは、1995年以来30年ぶりのことだそうで、1986年、1995年に次いで3回目になるのだそうです。

 日本文化を日本以上に評価してくれている気がするフランスで日本文化の象徴的な存在のひとつとも認識されている「SUMO」大相撲がパリで見られるとなれば、これだけの価格を支払ってでも、見たい人はかなりいるとは思われるものの、庶民が気軽に行ける金額ではありません。

 もっとも、私の勝手な印象ですが、パリで日本文化を愛でる人々の層は嫌な言い方をすれば、一定レベル以上(簡単に言えば、ハイソな感じ)の人々が多く、ある種のステイタスのように、浮世絵のようなものを飾ったり、日本の古いものを飾ってみたりするような感じがあります。

 なので、この程度のチケットの値段に私のようにビビらない人々なのかもしれませんが、とはいえ、私はお相撲のことは、あんまりというか、ほとんど知らず、今、どんな力士が活躍しているのかも知りません。

 逆に、パリでこんなに高いなら、今度、日本に行った時、お相撲に行ってみるのもいいかも・・などとも思っています。

 日本相撲協会の会長は、「日本の相撲の伝統文化と相撲の魅惑的な雰囲気をフランスの人々に伝えるイベントにしたい」と言っているそうです。日本の伝統文化とはお高いものです。


2026年パリ大相撲


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2025年3月6日木曜日

マクロン大統領の演説 明日の解決策は昨日の習慣であってはならない

 


 「フランス国民の不安に応えたい」と行われた夜20時からのマクロン大統領の演説は、15分弱のものでしたが、終始厳しいながらも落ち着いた様子で行われました。

 内容は、フランス・欧州の防衛に関する内容が中心ではありましたが、急激に変化する世界情勢の中、フランスがどのような姿勢で取り組んでいるか?また、今後、フランスはどうしていくのか?今後のフランスの外交路線を説明するものでした。

 この演説は、翌日にはブリュッセルで27ヵ国が集結し、今後のウクライナと欧州防衛への継続的な支援についての協議が行われる前日に行われています。

 この演説の中で、マクロン大統領は、「この危険な世界に直面して、傍観者でいることは狂気の沙汰である」と言明し、ロシアがもはやウクライナだけではなく、フランス、ヨーロッパの脅威となっていると説明。

 そして、「平和はウクライナの降伏や崩壊であってはならない」また、「平和は、いいかげんな停戦がもたらすものでもない」と、ロシアがミンスク合意を尊重していないことを指摘しながら、「今日、我々は、もはやロシアの言葉を信じることはできない」と、フランスが取ろうとしている姿勢を明確に説明しています。

 加えて、ウクライナへの支援の一時停止を発表した米国が我々の側に留まることを信じたいし、米国への説得も続けていくが、そうでない場合に備えて、欧州諸国は、自らの国を防衛するための万全な準備をしていかなければならないと語りました。

 これを裏付けるかのように、彼は欧州首脳会議での確認事項として、「欧州加盟国は、赤字に計上されることなく軍事費を増額することができ、最も革新的な軍需品、戦車、武器、武装品を欧州の地で購入し生産するために、大規模な共同資金調達が行なわれることになる」と説明、これは、欧州諸国が自国を防衛し保護する準備、自国で必要な装備を共同生産し、協力して世界の他の国々への依存を減らす準備がより整うことを意味しています。また同時に、「ヨーロッパの将来は、モスクワやワシントンが決めることではない」とも言っています。

 この防衛費のために新たな予算の選択と追加投資を増税することなしに行うことを宣言しました。この「増税することなしに・・」とハッキリ宣言することは、フランス国民にとっては、恐らくとても大きなことで、ともすると怒りの矛先が政府に向かいかねない、最悪、国内でまたデモや暴動・・などということにもなりかねない案件です。今、この世界情勢で、国内での大混乱などどうしてもあってはならないのです。

 彼はこの演説の中で、核抑止力についても語っていますが、この核抑止力は、フランスが核保有国として存在していることの責任と意味についての確認とも受け取れます。フランスは、その意味で核を持っているからこそ、これを抑止力として、主権的に欧州大陸の同盟国を守るための戦略的議論を進めることができると説明しています。

 最近のマクロン大統領の演説の中では、久しぶりに頼もしい感じでした。この非常に緊迫した状況の中、外交の場に立つ我が国(フランス)の大統領が一体、何を考えて、どう進もうとしているのかを明確に国民に伝えることは、大切なことだったのでは・・と思いました。

 そして、彼は言っています。「明日の解決策は昨日の習慣であってはならない」と。


マクロン大統領の演説


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2025年3月5日水曜日

フランスにも広がり始めているアメリカ製品ボイコット運動

  



 « BOYCOTT USA : Achetez Français ! »(アメリカ製品をボイコットし、フランス製品を買おう!)そんな呼びかけがフランスで起こり始め、Facebookには、この類の文言を掲げるグループが立ち上がり、具体的にアメリカのメーカーや製品とそれに代替するフランス(あるいは欧州)の製品名を表示するサイトが立ち上がったりもしています。

 しかし、現実的には、アメリカの製品は驚くほど、フランスにも浸透しており、これらすべてをボイコットするとなると、スーパーマーケットに並んでいるドリンク類から衛生用品に至るまで、多くの商品が棚から消えることになります。

 例えば、ソフトドリンクに関して言えば、コカ・コーラとペプシコのブランドを取り除くと半分の棚が空になると言われており、また、菓子部門でフランスで、大きな位置を占めている「Lu」ブランドは、オレオやミルカのブランドも所有するアメリカの大手モンデリーズの傘下となっています。このアメリカのグループの傘下に属する製品を撤廃するとなると、この棚の3分の1が消えてしまいます。

 同様の現象は、衛生用品などでも同じことで、オールウェイズ、アリエール、パンパース、ヘッドアンドショルダーズ、プロクター&ギャンブルグループなど、誰もが知っているメーカーが全てアメリカに属するものです。

 これらの商品がこれほどまでに広まって存在しているということは、これまで、多くの人々がその商品を選んで消費してきたということで、巨大企業の彼らには、太刀打ちできない価格の問題等もあり、消費者側からすれば、これに代替する商品をボイコットし、他の商品を選ぶということは、より多くのお金を払うか生活習慣を見直さなければならないということになります。

 にもかかわらず、これらの商品をボイコットするということは、生活必需品以外のものは比較的可能なことかもしれませんが、そうそう容易いことではなさそうです。

 それでも、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の衝撃的なマスコミを前にしての交渉決裂から、その後に欧州全体に緊張状態が波及したことだけでなく、その他にも外交、軍事上の約束を撤回し、欧州連合(EU)に経済制裁をちらつかせるなどアクセルを踏み込んでいるトランプ大統領に対して、ただただ黙っているわけにはいかない・・少しでも何かアクションを起こしたいと思っている人は少なくないのも事実。

 そもそもフランスには、「アメリカからの自立というアイディアを実現する土壌がかなり肥沃である」と見ている人もいます。実際に、私の夫(フランス人)なども、アメリカを毛嫌いする世代の人で悉くアメリカのものを拒絶しようとする傾向がないでもありません。

 この問題がここまで深刻化する前から、トランプ政権に直接関係があるテスラのような企業に対しては風向きが強くなりはじめ、2月には、テスラの欧州での売り上げは3分の2減少したとも言われています。

 しかし、大きなところでは、GAFAと呼ばれる、Google、Apple、Facebook、Amazonなどに関しては、全くのお手上げ状態と言わざるを得ない感じ、そもそもこのアメリカ製品ボイコットグループの呼びかけが立ち上げられたのもFacebookで、なんだか、手のひらのうえで、踊らされている感がしないでもありません。


アメリカ製品ボイコット運動


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2025年3月4日火曜日

久しぶりのバスで・・

  


 長期間、家を留守にするため、家の中の冷蔵庫はほぼ空にしていったので、日本から、山のような食料品を持ち帰ったとはいえ、生鮮食料品はないので、近所にお買物にでかけました。いつもならば、歩く距離でも、時差ボケと旅の疲れにかまけて、バスに乗ってでかけました。

 これで、雨でも降っていたら、まだまだ外出はしなかったかもしれませんが、幸いにもお天気がよかったので、太陽の光を浴びることは、時差ボケ解消にもなるな・・とも思ったのです。

 バス停には、年配の女性二人がベンチに座っていて、そのうちの一人がなにやら、少々、興奮気味に話している様子で、ああ~フランスだわ・・と思いながら、その隣でなんとなく座って、その様子をぼんやりと眺めながら、バスを待っていました。

 すると、その一生懸命話している方の女性が、私に向かって、「ねえ、そうでしょ!」と同意を求めてきたので、まるっきり話を聞いていなかった私は、突然、話をふられるなどおもってもおらず、「えっ??」と一瞬、どう反応してよいやら、目を見開いていたら、その女性は、私の反応など、ほぼ気にせずに、そのまま話を続けようとしたところで、バスがやってきました。

 そうそう、フランス人が興奮して話をしているときには、相手が聞いていようがいまいが、あまり関係なく、ひたすら話し続けるんだった・・と思い出しながら、「あ~フランスに帰ってきたんだな~」と、なんとなくニッコリしたのでした。

 バスの運転手さんには、多くの人が「ボンジュール!」と挨拶をし、降りるときには、降車口から大きな声で「ありがとう!」と言っていく人もいて、しばらく?少し離れていただけなのに、久しぶりのバスに「あ~そうそう・・こんな感じだった・・」と、なんかホッとするような気持ちになりました。

 日本では、なんだか、知らない人に話しかけたり、挨拶したりすることがないことに、行った当初は、なんだか少し寂しいような気がしていたのに、あっという間にそんなことにも慣れて、こんなフランスでの日常を忘れていたんだな・・と思うけれど、きっと娘なら、私は、フランスでも知らない人に話しかけられることはないというだろうな・・などとも思うのです。

 ということは、私がフランスの人は話好きで・・などと思っているのは、フランスでもおばちゃん界隈の話なのかもしれない・・とも、あらためて思うのです。


フランスのバス停のおばちゃんたち


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2025年3月3日月曜日

久しぶりのフランスのテレビは・・

 


 日本滞在中はテレビは見ない生活を続けていました。実家(といっても現在は娘が生活している家)では、テレビは繋いでいないので見れないし、特に見たいとも思わなかったし、主なニュースは、SNSやYouTubeなどで時々見る程度でした。

 もっとも、フランスにいても、テレビは夜8時からニュースをせいぜい2時間程度見るだけなので、それほど大きな違いはありません。

 現在、絶賛、時差ボケ中で、日本から持ち帰った大量の荷物(ほぼ食糧)を少しずつ整理して片付けながら、長いこと留守して、なんとなく煤けた感じの家の中を掃除したりしながら、ゴロゴロ過ごし、ちょっと横になれば、いつの間にか眠ってしまいます。

 さすがに、忙しく旅行しまくり、東京に戻っても日々、お出かけの毎日の疲れもどっと出ている感じです。

 フランスのニュースは、現在、数日前のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の衝撃的な会談決裂の話題で沸騰しています。トランプ氏がアメリカの大統領に当選した時点で、このような流れは想像はついてはいたものの、それが、戦禍中とはいえ、いみじくも一国の大統領をカメラの前であのような感情的な様子で罵倒したことは、彼を支えようとしている欧州をさらに結束させることに繋がったようで、翌日にイギリスに渡ったゼレンスキー大統領が熱烈歓迎を受け、チャールズ国王と固く握手を交わす様子やイギリスに集まっている各国首脳たちと、次々と熱いハグを交わす映像が繰り返し流れています。

 ウクライナが突然とも言える攻撃を受けてから、もう3年が経ち、それ以来、常に表立ってウクライナ支援を進めてきた感じのマクロン大統領も、衝撃のゼレンスキー×トランプ会談の少しまえの対トランプ大統領との会見では、トランプ大統領がウクライナ支援をあくまでもビジネス的な融資のような扱いをしたことに対し、トランプ大統領の発言を制して、彼を手で押さえて、フランス(欧州)は、ウクライナ支援は、あくまでも支援であり、融資、貸付ではないとハッキリと主張したことは、今となれば、あの時点でハッキリさせておかなければならなかったことであったと、あの時点で彼の発言を寸時に訂正できたことは、賢明であったと思われます。

 今後は、一歩間違えば、深刻な事態に発展しかねない状況になっていますが、どちらにしても、アメリカ(トランプ大統領)との会談に関しては、ゼレンスキー大統領にしても、マクロン大統領にしても英語で話をしているわけで、いくら彼らが英語を流暢に話しているとはいえ、言語的にハンディがあることは見逃せないことでもあります。

 このことが、欧州連合といいながら、本来は別々の文化、歴史的背景を持ち、本当の意味での連合は難しいと思われていたヨーロッパの連帯を逆に強める結果になりつつあるという側面もあるようで、フランスのテレビでは、そんなことを喧々囂々と話し合っています。


 日本ではテレビを見なかったし、見る時間もなかったので、今、どんなテレビ番組をやっているのかはわかりませんが、きっと、まったく違う感じなんだろうな・・という気はしています。

 フランスに戻って、夜のテレビのニュースを見ていると、やっぱり、夜のニュースは、見逃せない気がしてくるのは事実。こんなニュースとともに、フランスに戻ってきた・・と実感させられるのでした。


フランスのテレビニュース


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2025年3月2日日曜日

今回の一時帰国で食べた美味しいものをご紹介

 


 私の日本への一時帰国の目的のひとつは、とにかく日本の美味しいものを食べることで、フランスに戻って、今回、新しく日本で買った携帯をセッティングして、あらためて、日本で撮った写真は、ほとんど食べ物で、たま~に旅行した場所の美しい景色も含まれているものの、ほぼほぼ食べ物ばかりで、まったく色気がないもんだと思いつつも、とても満足しています。

 最近では、私だけではないと思いますが、どこかに食事に行ったりしても、食事に手を付ける前に写真を撮る人が多くて、たまに「その写真、どうするの?」などと、聞かれることもありますが、のちのちに、写真を眺めては、「あ~これ美味しかったな~」と、にっこり眺めたり、また、美味しいお店の美味しい食事を覚えておくためでもあり、また、今度、日本に行ったときには、また行きたい!と次回の予定にどこかで加える参考にしたりもするのです。

 旅行中に旅館で出たお食事に関しては、すでに前にご紹介しているので、今回は、それ以外の食事について、一部、ご紹介したいと思います。

 
<恵比寿 米福> いくつかの産地のお米を選んで一人用のお釜でご飯を炊いてくれるお店

食べきれなかったお米は、お持ち帰りができます。さすがにお米がとても美味しいお店



<奥沢 うしお> 懐石料理のようにたくさんのお料理を少しずつ綺麗に出してくれる和食屋さん ひとつひとつのクォリティが高く、満足感がありました。ランチだと、まあまあのお手頃価格


<水道橋 焼肉あきら>

黒毛和牛の焼肉屋さん 食べるのに夢中で写真があまり残っていませんが、とても美味しかったし、常連っぽいお客さんが多かったです。私はハラミが特に美味しかったです。写真は牛タンですが・・。


<伊豆 おおき牛乳のコーヒー牛乳>

たまたま散策中に出会った家族連れが、これは絶対、飲んでいくべきと紹介してくれました。こっくりとした濃い牛乳が美味しかったです。


<セルリアン 陳 エビチリ ランチ>


<日本橋 かに福 かにめし、天重>

本当はもっと、かに料理を堪能したかったのに、本店が予約できず、コレド室町内のお店だったため、ランチは1時間に限られたため、単品しか食べられなかったのが残念でしたが、内容には、大満足。


<梅が丘 美登里寿司 ランチ> ネタもたっぷりしていて、大変コスパよく満足なお店



<梅蘭 焼きそば> あんかけ部分が下に隠れているので有名な梅蘭の焼きそば


<世田谷 炭火焼き魚すみさわ 焼き魚のお弁当>

店内は4~5席しかない小さなお店ながら、お弁当もなかなかなクォリティ お店の奥様がとても美しい方でした。



<実家近所の洋食屋さんのハンバーグと中華屋さんのチャーハン>

照れ臭いので場所は書きませんが、日本に帰ると必ず行く洋食屋さんのハンバーグと中華屋さんのチャーハンです。これは個人的にとってもお気に入りのお店です。


 これでも、全部ではないので、やっぱり、それにしてもよく食べました。あらためて見返すと、いかによく食べてきたか、自分でも感心します。まだ、計っていないので、何キロ増量したかわかりませんが、これから、減量に努めます。


日本の美味しいお店


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2025年3月1日土曜日

ポニョは寝不足

 


 我が家には、今年16歳になる猫がいます。

 我が家はアパートの上の方の階なので、彼女は生まれてすぐに家に来て以来、ほぼほぼ外に出ることのない生活を送っており、極度に警戒心が強く、また、強烈な性格で、知らない人が家にやってきても、ほぼほぼ人になつくということがなく、すぐに「カ~ッ!」、「シャ~ッ!」と唸るし、一度、急に具合が悪くなって病院に入院するハメになった時も、大変でした。

 具合が悪くて、あっという間に、もう自分では歩けない状態になってしまって、病院に連れて行ったのですが、とにかく、ぐったりとしてしまい、原因もわからなかったために、とりあえず点滴をして、数日間、入院して様子を見ましょうということだったので、心配ながらも、病院に置いてきたのでした。

 しかし、翌日、面会に行くと、点滴をして体調が回復すると、獣医さんも音を上げるほど、怒りまくったようで、数日間は入院させて様子を見ましょうということだったのに、獣医さんには「もう連れて帰ってください」と言われるほどでした。なので、誰かの家に預けるということは、たぶん無理と思い、日本に行ったり、長期間、留守にする場合は、比較的、近所に住む知人に毎日、家に来てもらい、面倒を見てもらうことにしています。

 猫は家につくというので、自分の住環境が変わらなければ、これが、彼女にとっては、一番マシなんじゃないか? そんな風に思っているのです。

 もう、いつも頼んでいる人なので、気心は知れているし、彼が家に来てくれるのを玄関口で待っているとのことなので、それなりに、彼には懐いているとは思うのです。

 しかし、彼も一日中、家にいてくれるわけではなく、その他の時間はずっと一人、寂しい思いをさせてしまっていることも承知しています。

 毎回、日本から帰ってくると、声が枯れるほど、ニャーニャーというより、ギャーギャーとまとわりついて、長い間、留守にしたことを怒るのですが、今回は、あまりギャーギャー言わなかったので、あれ?今回は、あんまり怒っていないんだな・・と思いました。

 普段は、あまりベタベタしない猫で、食べ物の気配がすると、どこの部屋にいても、もれなくすっ飛んでくるのですが、その他の時間は、一人気ままに好きな場所でゴロゴロしています。

 しかし、今回はあまりギャーギャー言わない代わりに、どの部屋に行っても、もれなくついてきて、寝る時にもジッと私を見張っていて、私が夜中に目が覚めてトイレに行ったりしても、すぐに起きて一緒についてきます。つまり、あまり熟睡せずに、ずっと私を見張っているわけで、私が起きているときもビッタリとくっついて、いつもは絶対にしないこと・・膝の上にのってきたりもしています。

 夜中、しっかり眠らないで見張っているのですから、当然、ポニョは寝不足で、もうショボショボの目をしているのが、とても気の毒です。

 ポニョにも日本から、おみやげにとたくさんのキャットフードを買ってきたのですが、そんなものでは、許してくれない気配です。

 彼女は、私と娘との3人家族と思っているようで(実際、私もそう思っている)、娘がまだ家にいる頃は、彼女が外出して、なかなか帰ってこなかったりすると、私に抗議に来るほどだったのに、彼女が独立した今は、それを理解していて、たまに彼女が帰省したりしていると、彼女が家にいることにとても満足そうにしています。

 今では、娘が帰ってしまっても、それはそれで受け入れているかに見えます。

 今回の私の一時帰国に際しては、いつも帰ってきたときに、大変、怒っているところ、今回は、その怒りよりも不安で寂しかった気持ちが大きかったみたいで、ギャーギャー言わないで、ひたすら、私について歩いて見張っていることが、かえって、申し訳ない気持ちにさせられます。

 「もう当分、行かないよ・・」と言いながら、一度、日本に行けば、フライトが長くなったことも、チケットが値上がりしたこともあって、そんなにトンボ帰りみたいに帰ってくることもできません。

 かといって、ポニョも一緒に連れていくとなると、ICチップを入れたり、たくさんのワクチンをしなければならなかったりすることを思うと、猫としてはもう高齢の部類に入るポニョには、気の毒だし、なにより、知らない場所で、ましてや、知らない猫が庭をウロウロしている東京の家など、ポニョには地獄のような環境だとも思うのです。

 ほんと、考えてみれば、私が日本に一時帰国するのは、一緒に行くにしても、留守番するにしても、最悪の選択肢しかないのです。


猫 ネコ ねこ


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