2025年12月23日火曜日

パリ近郊で5万台以上の携帯電話・パソコン盗難事件

 


 12月は毎年、犯罪が増え、治安が悪くなるのは、いつものこと。スリや空き巣、強盗、また小包が紛失したりすることも増えます。

 アフリカにいた頃には、やけに交通違反などの取り締まりが厳しくなり、やたらと罰金をとられる季節でもあり、「見逃がしてやるから罰金よりも少し安めの金額を払え・・」などと警察官から言われて、これでは、まるでカツアゲ??恐喝ではないか?・・警察官が・・こんなのあり??などと、思ったこともありました。

 今年は、パリではまさかのルーブル美術館に強盗が入り、多数の美術品が盗まれるという大事件がありましたが、年末も差し迫ってきて、今度は、セン・サン・ド二の倉庫から5万台以上(50,456台)の携帯電話、パソコン、タブレット、ヘッドホン等が盗まれるという事件が起こりました。

 盗難品の推定価値は現在のところ、3,700万ユーロ(約6億8千万円)と見られています。

 5万台以上のこれらの電子機器(マルチメディア機器)といえば、大きさも重量も相当なもの・・と思ったら、それらの商品の入った荷物のパレットがまるまる30個盗まれたそうです。

 これほどの大がかりな盗難ならば、しっかり防犯カメラがその一部始終を捕らえているだろうと思いきや、犯人は防犯カメラシステムを無効化することに成功しており、その夜は警報システムも作動していなかったそうです。

 この倉庫は中国の電子商取引会社である京東の倉庫だったそうで、計画的、かつ組織的な犯行と見られています。

 検察庁は組織犯罪による窃盗、および盗品受領、犯罪共謀の容疑で捜査を開始し、ギャング対策部隊(BRB)が捜査を開始しています。

 この捜査報告によれば、この組織は日曜夜から月曜朝にかけて、計画的に、まず敷地内のCCTVシステムを無効化することから、犯行を開始していたことがわかっています。

 この種の電子機器の場合、製品一つ一つには、通常シリアルナンバーがつけられていて、その後の商品の追跡が可能になっています。

 盗まれた携帯電話等の電子機器は HonorとOppoの製品(どちらも中国)です。

 先日、Appleのパソコンの修理を頼みにショップに持って行ったところ、これは、〇月〇日に○○(場所・店名)で購入されたものですね・・と言われてビックリしたばかりでした。

 これらの盗品は今後、どこかに転売されてしまうのだと思うのですが、こうして転売された商品は、どのように履歴、、記録が残るのでしょうか?・・なんてことをふと、考えました。

 それにしても、これほど大掛かりな強盗。なかなかなエネルギーも労力も使って、こんなに頑張るならば、もっとふつうの仕事できそうなのにな・・と思います。


5万台の携帯電話の盗難


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2025年12月22日月曜日

エアフランス まさかのダイバートで乗客全員無事も苦情申し立て

  


 今週、日曜日のエアフランス パリ発アジャクシオ行(コルシカ)AF 7562便で、離陸後、エンジントラブルが起こり、リヨンに緊急着陸していたことが発覚しています。

 このエアバス A320型機は、173名の乗客を乗せて出発していましたが、この事故、乗客の証言によれば、複数の乗客が「大きな爆発音」を聞いており、エンジン1基から炎が出ているの(大きな黄色の閃光)を目撃し、その後、大きく機体が揺れ始めた・・ということです。

 これまで、私もずいぶんと飛行機にも乗り、けっこう揺れたりして、ちょっとハラハラしたことはありましたが、爆発音が聞こえたり、ましてや機体から炎が出ているのを見た・・なんてことは一度もありません。

 乗客の証言によると、「飛行中、左エンジンが停止した」と機長が説明したという話もありますが、真偽は定かではありません。

 エールフランス航空は、「技術的なインシデント」があったことを認め、「着陸は安全手順に従って行われ、負傷者はいない」と発表しています。

 17時9分にオルリー空港を離陸した同機は、離陸後、約50分後に大きな衝撃が起こり、翼から閃光が見え始め、5分後に炎が噴き出していた・・とのこと。

 中には、「もう父と一緒に死ぬ覚悟を決めていた・・」という乗客もいたほど・・しかし、この乗客たちは、ストレスをうまく処理していたと伝えられています。

 リヨンの空港に緊急着陸したのは、18時26分。その後、4時間ほど待って、代替便が用意され、22:39にリヨンを出発、バスティアを経由して23:45にアジャクシオに到着したそうです。

 通常ならば、3時間程度のフライトですが、7時間くらいの時間を要しました。

 今回ばかりは、時間の問題以上に安全の問題ですが・・

 機体に衝撃が起こったのが離陸から50分後となので、緊迫状態にあった30分。まさに、生きた心地がしなかったであろうと思われますが、この中の12名の乗客が、エアフランスに対し、「他人の命を危険に晒した」、「配慮の欠如」などの苦情申し立てや、全額返金を求めています。

 機内の客室乗務員などは明らかに不安そうで、事態が深刻だと確認したという乗客、無事にリヨンの空港にダイバートし、着陸したときには、パイロットの一人がほっとしたのか、

「エンジンの1つが早く休暇を取ってしまったようです」

 と冗談を言ったとか・・。

 これは、ちょっと冗談にはならないというか、全く笑えず、この訴えを起こそうとしている人々をさらに怒らせています。

 彼らの弁護士によれば、「乗務員は30分間、乗客を不安にさせたまま放置し、なにが起こったのかわかりませんでした」とのこと。

 これからクリスマス休暇に入る時期、人々の移動が増える時期です。そんな時期に入ったとたんに、この事故。

 しかし、機内から翼から炎が上がっているのが見えたら、やっぱり、パニックになりますね・・。


エアフランス ダイバート

 


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2025年12月21日日曜日

フランスの2026年予算案に盛り込まれている「暴動リスク賦課金」 通称 暴動税

  



 2026年予算案の修正案では、暴動による損害を補償するため、保険契約に賦課金が導入されるという内容が盛り込まれています。

 暴動ありきのこの賦課金には、現在のフランスの状況では、不思議ではないものの、賦課金を科す前に、暴動を起こさないようにすることは考えないのだろうか?と思ってしまいます。

 政府が提出したこの修正案は、保険契約に暴動補償を義務付けることを提案しています。

 この保証は、個人、企業、地方自治体など、あらゆる種類の保険契約に課税することで財源が賄われる仕組みになっています。

 この賦課金は、テロや自然災害への保障のために既に存在するものと同様の補償基金に充てられることになります。

 実際、現在、すべての住宅保険契約には、自然災害リスクとテロリスクに関連する賦課金が含まれています。

 しかし、特に「保険会社が全国的にこのリスクの保障条件を厳格化し、最もリスクが高いと判断される地域での保証を撤回した」という、実際、事が起こった段階になって、「えっ??なんのための保険だった?」というような事態が発生していたことを挙げ、今回の「暴動リスク賦課金」の導入の必要性を説明しています。

 フランスでは、デモは日常のことで、このデモが暴動に発展してしまうことも決して少なくなく、2年前に発生した大きな暴動では、総額10億ユーロの損害が発生しています。

 暴動で破壊され、燃やされたりする建造物や車などを見るたびに、これ?誰が払うの?でも、保険に入っているんだろうな・・などと漠然と思ってはいたのですが、10億ユーロともなれば、保険で全てをカバーできるわけはなく、むしろ、保険会社の方としたら、どのように支払金額を軽減するか?と考えているのも頷けてしまいます。

 また、この「暴動」の定義付けも不透明で、どこからどこまでが「暴動」であるか?ということも、きっちり境界線が引きにくいところでもあります。しかし、政府はこの改正案の中で、「暴動とは、暴力を伴う集団行動であり、公権力に対するもので、抗議を表明し、政治的もしくは社会的要求の充足を得ることを目的としている」とし、「暴動に起因する直接的な物質損害は被保険者が当該損害を防止するために講じた措置によって、発生を防止できなかった場合、または実施できなかった場合に暴動の影響と見なされる」と説明しています。

 たしかに、最近は大きなデモが告知されたりした場合、店舗を閉店したり、ウィンドーにバリケードをはってガードしたりするのは珍しくないことになっています。

 現時点では、この予算案が現在の形で成立する保証はありませんが、いずれにしても、放置できる問題でもないのかもしれません。

 たしかなことは、この「暴動リスク賦課金」が導入されれば、個人であれ、法人であれ、すべての保険契約者は居住する自治体で暴動が発生したかどうかに関わらず、この賦課金を支払わなければならなくなるということです。

 現在のところは、上院を通過しただけで、まだまだ議論が続きそうではありますが、これに反対する声も大きく上がっており、「国家は秩序を維持できないのに、私たちがその代償を支払うのか?」、「これは暴動にまで税金をかける、暴動税だ!」などなど・・。

 まだまだ、議論は続きそうですが、いずれにしても、また増税です。


暴動リスク賦課金 暴動税


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2025年12月20日土曜日

公共交通機関での検札が多い12月 この人たちホンモノの検札官?と不安になるほど怖かった・・

  


 12月に入って、公共交通機関の中でのコントロール(検札)を見かける機会が多くなっている気がしています。

 メトロの場合は、駅の出口に向かう通路だったりするので、そこまで圧迫感はないのですが、バスの中で見かけるコントロールはなかなか威圧感があって、ちょっと怖かったりもします。

 メトロのコントロールと違って、バスのコントロールはたいていバスの車内で行われていることが多いので、そもそも狭い車内の中では4~5人の検札官がいたら、威圧感もハンパなく、最近は、警戒されて逃げられるのを防ぐためなのか?私服警官ならぬ私服検察官が多いものだから、この人たち、本当にホンモノの検察官?といぶかしく思ってしまうことも少なくありません。

 最近は、警察官の詐欺などもあるというので、検察官だって、詐欺がないこともないような気がしてしまうのです。

 また、このようなコントロールに遭遇する際は、やはりやるだけのことはあると言うべきなのか?たいていつ捕まっている人が1人や2人はいるもので、また、捕まる方も大人しくしていない場合も多いので、大声で激昂しているケースもしばしばなので、余計に怖い感じがします。

 とにかく怒っているときの人の顔は怖いものですが、それにしても、最近、見かける私服検札官・・言っちゃ悪いが人相がよくないというか、ガラが悪いというか・・。

 先日、3回、立て続けにバスの中でのこのコントロールに遭いましたが、1度目は、高校生の男の子、この子はバスのチケットも持っていないどころか身分証明書もなし。本当は身分証明書なら持っているのかもしれませんが、とにかく出さない・・。さんざんすったもんだの挙句に「velib(貸自転車)のカードならあるけど・・」とごそごそ出し始め、「それでもいいから・・名前と住所が確認できればいいから・・」と、そこはそれで一段落。

 2回目は15歳の女の子で「15歳にもなって、バスに乗るならチケットがいるということもわからないのか!」と懇々とお説教の末に罰金切符を切り、バスから引きずり下ろしました。

 そして3回目、これが一番、怖かったのですが、中年のおじさん・・チケットを持っていたのに、機械を通していなかった・・ということで、罰金切符を切られそうになっていました。

 この乗客は中年の厳つい感じのおじさんだったのですが、自分はチケットを持っているのに、罰金をとられるのは絶対に納得いかない!と息巻いていて、それについて、延々と言い合いをしているのです。

 そりゃあ、狭いバスの中で、厳つい男性が言い合いをずっとしているので、周囲の人も近寄らずに見るとはなしに、遠巻きに眺めている感じ。

 結局のところ、この時は、検札官の方が折れてしまって、その男性は、怒りながらバスを降りて行ったのですが、まあ、チケットを持っていたとはいえ、機械を通していなかったら、本来は、罰金対象というのが原則ですから、ふつうは言い逃れはできないのがふつうです。

 それにしても、どちらもガラの悪いことこのうえなく、側で見ている方だって、怖い怖い・・。


公共交通機関の検札 コントロール


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2025年12月19日金曜日

セドリック・グロレ ショコラトリー Cedric et la Chocolaterie  セドリック・グロレのチョコレート屋さん

  


 あの行列の絶えない人気パティシエのセドリック・グロレがチョコレート屋さんをオープンしています。

 あの人気パティスリーと同じ通り沿い(オペラ通り)、しかも、2軒のお店を挟んで隣です。

 お店はパティスリーほどではありませんが、今のところ、いつも行列しています。とはいっても、店内への入場制限をしていて、チョコレートの置いてあるスペースには、5人くらいしかお客さんをいれないので、そこまで待ち時間は長くありません。私は10分ほどで入れました。もちろん、もっと待つ場合もあるようですが・・。




 お店の外観はそれほど派手ではありませんが、内装はとても凝っていて、映画「チャーリーとチョコレート工場」に出てくるチョコレートに溢れる空間を彷彿とさせるようなデコレーションになっています。




 しかし、チョコレートそのものは、そこまでたくさんの種類があるわけではなく、正面のショーケースとオペラ通り沿いに展示してあるデコレーション用?のチョコレートだけです。

正面のショーケースの後ろにあるチョコレートの滝


 お店の左奥にはチョコレートの木に見立てたオブジェが2本立っていて、そのチョコレートの木から広がるチョコレート(作り物)が天井に広がっている感じになっています。正面のショーケースの奥の壁はチョコレートの滝になっていて、このチョコレートは、ホンモノのチョコレートなんだそうです。








 実際には、正面のショーケースに並んでいるチョコレートから注文すると、店員さんがタブレットを使って注文し、奥のスペース(クリック&コレクトのスペースと同じ場所)で支払い、商品を受け取るようになっています。




 この商品も2ヶ所のカプセルのようなものに注文が入った順番にあがってくるようになっており、人が運んで来たりしないところが、洗練された印象を受けます。

 なんといっても驚きなのは、お値段で、パティスリーの方も超高価格ですが、こちらのチョコレートの方も一番、安いものでもタブレット(板チョコ)の14ユーロ(約2,500円)です。

 5粒入りのボンボンショコラ18ユーロ(約3,300円)、10粒入り35ユーロ’約6,400円)、15粒入り50ユーロ(約9,150円)です。

 ちっちゃなチョコレートの箱詰めがこのお値段・・超高級品です。

 パリにある他の有名なショコラトリーと、とりあえずお値段を比べてみると、一番お手軽なタブレットではジャンポールエバン(Jean Paul Hevin)で5ユーロ~7ユーロ程度、その他、メゾン・ド・ショコラ(Maison du Chocolat)やパトリック・ロジェ(Patrick Roger)などだと10~14ユーロ程度ですから、他の高級ショコラトリーと比べてもお高め・・しかも、セドリック・グロレのタブレットは他のショコラトリーのものより、ひと回り小さいです。

 パトリック・ロジェなどのお店は店舗にもよりますが、かなりアーティスティックな感じもありますが、お店のデコレーションの観点からは、このセドリック・グロレのショコラトリーは、なかなか個性的でもあります。

 ただし、どこのショコラトリーに入っても、ものすごいカカオの香りに包まれて圧倒されるのですが、このセドリック・グロレはそこまでチョコレートの香りは強くはありません。

 これはお店の構造の違いから来るものだと思いますが、(実際のチョコレートは店内には、あまり置かれていない)香りから誘惑される感じは薄いです。

 私は、とりあえず、まずちょっとだけ食べてみたい・・と一番お手頃なタブレットを購入しました。



 一番、お手頃とはいえ、なかなか高価な貴重品、一番隅っこをちょっとだけ食べてみましたが、ん~~やっぱり美味しい!

 ・・けど、セドリック・グロレのクロワッサンを食べたときのような感動はありませんでした。

 とはいえ、今、ちょっと話題の新しいスポット・・店内もちょっとおもしろい感じに出来ているので、そこまで行列しないで入れるならば、ちょっと覗いて見るのもおもしろいです。


🌟Cedric et la Chocolaterie   33 Avenue de l'Opera 75002 Paris  11:00~19:00


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2025年12月18日木曜日

ノエル・クリスマス前後の期間限定のクレッシュは 2026年2月2日まで パリ・ノートルダム大聖堂

  


 パリ・ノートルダム大聖堂が再び公開されてから約1年。昨年、再建されたばかりのノートルダム大聖堂の中に行ったときは、やたらと白く、きれいにお化粧直しされた感じで、なんだか逆に妙にしっくりこない感じもあったり、一方、でも、やっとできあがったんだな・・とか、無事に焼け残っていた部分などに、よくぞご無事で・・とか、ちょっとウルウルしたり・・それなりに気持ちが揺さぶられたのを覚えています。

 これまでにも、それほど、頻繁に足を運んでいたわけでもなかったのですが、たまたま、12月だったために、この季節ならではのクリスマス・ノエルの伝統的な飾りもの「クレッシュ」(キリスト降誕の場面を人形で表現したもの)が、背景の壁などもあいまって、それは見事で、今年もそれを見に行こうと思って、でかけました。

 今時期、やっぱり混んでいるのかな?とも思ったのですが、それほどでもなく、というか、ほぼほぼ並ぶこともなく、スイスイと中に入れました。

 ほぼほぼ並ばないとはいえ、中に入れば、そこそこの人が入っており、順路に沿って、ゆっくり歩いて行く感じではあります。




 お目当てのクレッシュは、正面入り口から左の通路を進んだかなり奥にあります。

 今年のクレッシュは11月29日からイエスの神殿奉献の祝日2026年2月2日まで設置されていますが、このクレッシュは、50体以上の人形が配置されたプロヴァンス風降誕場面がデザインされたもので、アルルで開催された国際降誕場面フェアに登場したものが飾られています。




  この季節の一つのハイライト的な展示でもあり、その周りには、さすがに少々の人だかりができていますが、そこまで耐えられない人混みでもありません。




 さすがにノートルダム大聖堂だけあって、そこそこの大きさもあり、かなりの見応えがあります。今時期、色々な場所にクレッシュが飾られていますが、さすがにこれだけ見事なものは、なかなかありません。

 また、この時期だけの展示になりますので、今時期、パリを訪れる方には、一見の価値ありです。


パリ ノートルダム大聖堂 クレッシュ キリスト降誕

 

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2025年12月17日水曜日

フランスのファーストレディ ブリジット・マクロンへの訴訟

  


 フランスのファーストレディ ブリジット・マクロンに対して、フェミニスト団体「ヒステリック・トリコトーズ(Les Tricoteuses hystériques)」は、他の2つのフェミニスト団体とともに、訴訟を起こしたと発表しています。

 この騒動は、先週、パリのフォリー・ベルジェール劇場で行われたコメディアンのアリ・アビタンのショーを妨害したフェミニストの活動家たちに対して、観覧に来ていたブリジット・マクロンが「サル・コンヌ!(汚い雌犬たち!)」と暴言を吐いたことに端を発しています。

 そもそも、このコメディアン アリ・アビタン氏は、2021年にレイプ容疑で告発されていたのですが、この告訴は棄却されています。しかし、フェミニスト団体は、この告訴棄却に納得しておらず、この劇場で「アビタンはレイプ犯だ!」、と叫び、アビタンの肖像画が描かれたマスクを着用して彼のショーを妨害しようとしていました。

 ここに居合わせたブリジット・マクロンがショーを妨害しようとする彼らに対して暴言を吐いたのですが、これが、映像に記録されており、その映像があっという間に拡散されてしまったために、大統領夫人に対する大バッシングが起こったのです。

 この「サル コンヌ!」は、フランス語で汚い雌犬(あるいはバカ女)のような意味なのですが、この「コンヌ」という言葉はかなり下品な侮辱の言葉であると同時にこれが女性に向けて発せられた場合は、差別的なニュアンスもあります。

 そんな差別的な暴言を吐いた相手がフェミニスト団体というのがさらに始末が悪かった・・。

 大統領夫人としては、極めて不適切な言葉であることは、言い逃れようもないのですが、この自身の発言に対して釈明しようとしたインタビューでの発言がさらなる炎上を招くという事態になっています。

 彼女は、「傷ついた人がいたのなら申し訳ない」としながらも、基本的には謝罪を拒否し、「私はたしかに大統領の妻ですが、何よりも私は私自身であり、プライベートな場所では、発言する権利も考える権利もある」と言い、自らの侮辱行為を謝罪するどころか、私的な会話の公開されたことの方を非難しています。

 この訴訟を起こしている3つのフェミニスト団体は、この訴訟の目的を「フェミニストや性暴力の被害者の発言を公然と侮辱することは、許されないということを全ての人に喚起させるため」とし、怒りの矛先をおさめるつもりはないと息巻いています。

 今回の問題発言が初めてではないブリジット・マクロン。

 ショー開催の際の妨害行為を止めたかったのはわからないでもありませんが、それにしても、言い方や言葉の選択がマズかっただろうに・・とは思います。

 その時々で、飛び出す言葉に驚くことはありますが、まさに大統領夫人の口から出た「サル コンヌ!」には、周囲は驚いたのだと思います。

 以前、職場でおばさんたちの間で言い合いになった時、そのうちの一人が「このアマが!」と暴言を吐き、凍り付いたことがありました。「このアマ・・」とは、あまり日常では聞かない言葉が思わず飛び出てきたことで、その人の一面を見た気がしたのです。


ブリジット・マクロンへの訴訟


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