2023年1月7日土曜日

ガレット・デ・ロワはカロリー爆弾

   ガレット・デ・ロワは、年明け1月6日のエピファニー(公現節)に食べるお菓子で、その王様のガレットと呼ばれるとおり、ガレット・デ・ロワを買うともれなく紙の王冠がついてきます。中にはフェーブと呼ばれる小さな陶製のお人形などが入っており、切り分けて食べたときに、そのフェーブが当たった人は、その年、幸運が訪れると言われ、祝福を受けて王冠をかぶせてもらうという古典的なお遊びを含んだお菓子です。 以前に比べると、このガレット・デ・ロワは、ノエル前からスーパーマーケットなどには、登場するようになっていますが、その本番は、年明け早々のフランスの家族や友人の間での一つの行事のようなもので、この時期にしか並ばないお菓子です。 年末年始と、ノエルのブッシュ(丸太型のケーキ)やごちそうに始まり、年越しのカウントダウンに続くこのガレット・デ・ロワは、カロリーの過剰摂取の極めつけのような存在で、この時期、家族はもちろんのこと、友人同士や会社などでも、誰かしらがガレットを買ってきて、シャンパンを開けては「Bonne...

2023年1月6日金曜日

最近フランスに繁殖するハードディスカウントショップ アクション ACTION

 衰退の一途を辿っていると思っていた近所のコマーシャルセンターの一画に、長らく空き店舗になっていたスペースがしばらく工事中になっていて、今度は何のお店が入るんだろう?と思いつつ、けっこう長い期間、工事中だった気がしていましたが、クリスマスが明けたころに、ようやくお店がオープンしたと思ったら、ディスカウントショップでした。 最近、パリでも2ユーロショップとか、normal(ノーマル)(チェーン展開の店舗名)などのディスカウントショップが急に増えている気がしていましたが、最初はそこそこ興味を引くものの、日本での100均などを見慣れている私にとっては、結局はそれほど魅力的であり続けるものでもなく、また置いてある商品や値段も、慣れてしまうと、そこまで感動するものでもありませんでした。 しかし、今回のお店...

2023年1月5日木曜日

WHOが中国にコロナウィルスに関するデータの再提出を要請

   中国でのゼロコロナ規制解除に直面して、多くの国が中国からの入国に関して、あらためて感染対策を取り始める中、WHO(世界保健機構)は同国の状況についての懸念を示し、「我々は中国に対し、入院と死亡に関するよりタイムリーで定期的かつ信頼できるデータの提供と、より完全でリアルタイムなウイルス配列の確認を引き続き求めている」と述べました。 また、同時に入院、重症化、死亡から人々を守るためにブースター接種を含むワクチン接種の重要性を改めて強調し、これは、高齢者や基礎疾患を持つ人など重症化のリスクが高い人にとって特に重要なことであると付け加えています。 2週間前、国連機関はすでに中国の科学者に、入院患者、死亡者、ワクチン接種についてより明確にするために、ウイルスの詳細な配列データを提出するよう求めていました。中国側は、世界の国々が中国からの入国に対して感染対策を取り始めたことを快くなく感じているようですが、特に現在、中国ではこれだけ感染の流通量が多く、完全なデータが報告されていないのだから、自国民を守ると考えて対策を講じる国があるのは理解できるとしています。 この感染症が世界的なパンデミックとなってしまった以上、それぞれの国の感染状況を公開するのは、当然のこと、国連世界保健機関にとっては、WHOや世界にとって有用なデータであり、すべての国にその共有を促しています。 WHOが定期的かつ迅速で確実なリスク評価を行い、それに応じてアドバイスやガイダンスを適応させるためには、このデータは引き続き不可欠であるとWHOは強調しています。 中国における最近の流行は、主にオミクロンの亜型であるBA.5.2とBF.7によって引き起こされており、これらを合わせると、現地の全感染者の97%以上を占めているとWHOは述べています。このデータは、中国疾病予防管理センターが2,000以上のゲノムを解析した結果に基づいています。 また、このデータは、他の国からグローバルデータベースに提出された中国からの旅行者のゲノムと一致しており、公開されている配列データには、新しい変異や重要性が知られている変異は指摘されていないとしています。この情報は、火曜日にWHOの技術諮問委員会に中国の科学者が行ったブリーフィングから得られたものです。 中国は現在、12月初旬に「コビッドゼロ」政策を突然放棄し、過去最悪の感染者発生に直面し、...

2023年1月4日水曜日

ガス・電気料金高騰で閉店に追い込まれるかもしれないパン屋さんの反乱

   エネルギーコストの高騰により、倒産の危機に瀕しているパン屋さんが激増していることが問題にあがり、大炎上しています。 爆上がりしている電気代の請求書を受け取り、「この請求書を払えば、もう従業員の給料を支払うことも材料の仕入れもすることはできない」小規模のパン屋さんたちが悲鳴を上げ始め、製パン業界の代表者が財務相との会議に臨む事態にまで発展しています。 昨年以来、高騰を続けているガス・電気料金の高騰により、エネルギー消費が多いパン屋さんは、もう待ったなしの状況まで追い込まれているのです。 発酵過程から、オーブンを使う段階まで、そして、保存のための冷蔵庫や商品陳列のための照明まで・・パン屋さんの電力消費はかなりのもので、そもそも材料費などのコストは過去1年間で40%の高騰していることもあり、それに加えて、社会保障料金や、このエネルギーコストの高騰に見舞われては、小規模のパン屋さんにとっては、もう経営を続けることができずに、破産申告をする例が増えているのです。 パンというのは、フランス人にとっての主食でもあり、ある意味、特別な位置づけでもあり、昨年、バゲットは無形文化遺産登録を成し遂げたばかり、このパン屋さんの現状はフランスの誇るバゲット業界にあるまじき現状なのです。 政府は中小企業向けにエネルギー高騰への援助対策をすでに行っており、これらの業界へは特別電気料金が施行されることになっていますが、これが充分に徹底していないことや、雇用者が10人未満で、売上高が200万ユーロを超えず、電力消費量が36kVA(または33kW)以下、それに等しい非家庭用消費者は、これらの特別料金制度を利用することができない微妙なゾーンが生じてしまっていることも原因であると言われています。 陳情を受けた財務相は、電力バッファ(電力の衝撃的な値上げを緩和するための政策)を、2023年1月1日から2023年12月31日まで適用することを再確認しました。この新しい制度は、電力料金の上昇に直面している企業や地方自治体を支援するためにすでに実施されている施策に追加されるものです。 この制度は、プロフェッショナル契約を結んでいる消費者のうち、すでにタリフシールド(特別料金制度)の対象になっていない人が対象で、具体的には、電気料金が一定水準を超えると、国がその一部を負担するというものになっています。 これはエネルギー供給会社が直接適用するもので、この制度が適切に機能すれば、つまり、けた違いの請求書を受け取ることはないということになります。 また財務相は、これまでの特別料金制度に対しても、電力供給会社は適切に対応していないことを非難し、これはすでに昨年の10月に電力供給会社と取り決め、サインをしているはずのこと、すぐ実施しなければならなかった、この約束が尊重されていないのは、非常に残念なことであり、これに違反している電力供給会社の企業名を挙げて、「これに従わず、約束を尊重しないのであれば、追徴課税金を請求する」と脅しをかけました。 これは、弱い立場の人を援助しようとする場合に、援助する立場である大企業が援助を必要としている人の痛みを知らずにグズグズして対応しないのか、悪く考えれば、援助金は政府に請求しながらも、それを公正に被援助者に反映しないで中抜きしたりしているか? 残念ながら、日本でもいろいろな場面で見られる現象でもあるのかもしれません。 とにかく、今年一番の本丸と思われる年金改革問題が控えている今、その騒ぎをさらに大きくするような火種はできるだけ消しておきたいフランス政府ですが、すでに1月に入ってまだ数日しか経っていないというのに、すでに1月7日には、黄色いベスト運動再開の知らせを始め、次から次へとデモの予定が発表され、このパン屋問題についてもデモが予定されています。 年明け早々、論争続きではありますが、騒ぐからこそ、政府もできるだけ正当に対応しようとしているのです。 最近、めっきり、デモはやったほうがいい、ある程度、やるべき(ほどほどにですが)だと思うようになった私です。電気料金高騰によるパン屋さんの危機<関連記事>「フランスのバゲット...

2023年1月3日火曜日

クロアチアがユーロ圏になった 自国で通貨がかわる体験

   2023年1月1日からクロアチアが自国通貨としてユーロを採用し、ユーロ圏20番目の加盟国となりました。固定換算レートとして1ユーロ=7.53450kn(クーナ)に設定されています。 フランスがフランスフランからユーロになってから、もうかなりの時間が経ちましたが、今でも、その時の混乱と動揺とインフレの様子を覚えています。 海外旅行でもしない限り、通貨が変わるということは、滅多にないことで、海外旅行をしたときに、なんとなく金銭感覚が麻痺してしまうような感じで、自国?にいながら(同じ国にいながら)、通貨が変わることは、なかなか混乱することでもあり、今でも、その時の換算に使った 6.55957という数字は私の中に刻みこまれています。 フランスフランからユーロになった時は、1FRF=0.152449...

2023年1月2日月曜日

大晦日のシャンゼリゼの年越し花火に100万人

  シャンゼリゼのカウントダウンの花火は、2年ぶりということで、当初のパリ市の見込み50万人を大きく上回るどころか、倍の人出で公式発表100万人の人出となりました。 おととしのシャンゼリゼは、イルミネーションはあったものの、後にも先にもこんなことはないくらいの静けさで、観光客というものがほぼいないパリで、しかもシャンゼリゼの沿道の飲食店などは、すべて営業停止状態で、これほど人のないシャンゼリゼのクリスマスはないだろうと思うとそれはそれで貴重な気分でシャンゼリゼを歩いた記憶があります。もちろん花火もなし。 そして昨年は、少しずつパリに観光客が戻り始め、飲食店なども営業を始めたものの、...

2023年1月1日日曜日

年末恒例の大統領の演説に2023年もデモ激化の予感

   もう今となっては、はるか昔の話になりますが、日本の大晦日の夜には家族で紅白歌合戦を見ながら、年越しそばを食べたりしていましたが、フランスでは、特にここ数年、私にとっては、大統領の演説を聞くのが大晦日の恒例行事?となりました。 特にパンデミック以来、大統領が出てきて、うやうやしく、時にはやたらとエネルギッシュに演説を行う機会は増えた気がしますが、一年を振り返りながら、来年あるいは、それ以降への展望を語る大統領の演説は、他の機会とはまた趣を異にする感じもあります。 今年のマクロン大統領の年末の演説は、なにかギラギラした感じがなく、執務室を背景にしているあたりも、演出感が...