2023年1月3日火曜日

クロアチアがユーロ圏になった 自国で通貨がかわる体験

  


 2023年1月1日からクロアチアが自国通貨としてユーロを採用し、ユーロ圏20番目の加盟国となりました。固定換算レートとして1ユーロ=7.53450kn(クーナ)に設定されています。

 フランスがフランスフランからユーロになってから、もうかなりの時間が経ちましたが、今でも、その時の混乱と動揺とインフレの様子を覚えています。

 海外旅行でもしない限り、通貨が変わるということは、滅多にないことで、海外旅行をしたときに、なんとなく金銭感覚が麻痺してしまうような感じで、自国?にいながら(同じ国にいながら)、通貨が変わることは、なかなか混乱することでもあり、今でも、その時の換算に使った 6.55957という数字は私の中に刻みこまれています。

 フランスフランからユーロになった時は、1FRF=0.152449 ユーロと設定されていたので、当然、それまでのフラン表示の数字よりもかなり少ない数字の金額になったため、なんとなく、高くなっても高くなっていないような感じがして、そのうえ、便乗値上げされるものもけっこうあり、そのたびに 6.55957をかけて計算していたので、今でもその妙な数字が記憶に残されているのです。

 わりと私がフランスに来て、そんなに経っていなかった頃なので、ようやくフランスフランになれたばかり、また通貨が変わるとなって、なんか、ここのところ、私は2年ごとに通貨が変わっている気がするな(その前はCFAセーファーフラン、その前は日本円、その前はポンド)・・などと思ったものでした。

 新しいユーロの通貨が出回ると、その新しいお札やコインも物珍しくて、新しいお札は何となく安っぽく感じられると同時にちょっとワクワクする感じもあったりで、今から思うと不思議な感覚でした。通貨が変わるタイミングには、偽札もずいぶん出回っていたような記憶があります。

 しばらくは、価格表示もフランスフランとユーロの両方を表示されるようになっていましたが、金銭感覚がつかめない、つかみにくいというのは、なかなか煩わしいことです。

 それでもユーロ通貨はしばらくして慣れましたが、結果的にユーロになったことで、後から考えるとあの時にずいぶん物価が上昇した気がします。

 しかし、旅行をするにも私などは、たいていヨーロッパ内か日本にしか行かないので、特に両替の必要がなく、直近(といってもずいぶん前になりますが)に旅行のために両替したのは、奇しくも、クロアチアに行った際のクローネで、旅行をするのに両替が必要な国はめんどくさいものだ・・と思った記憶があります。

 今となっては、フランスにいても、あまりユーロの現金は使わないので、今ならユーロ圏以外に旅行するにしても、きっとほぼ両替はしないと思いますが、やはりカードが使えない場合を考えて多少はしなければなりません。

 クロアチアがEUに加盟したのは2013年ですが、それ以来、できるだけ早く通貨をユーロに切り替えたいと言っていたにもかかわらず、結局10年が経過しています。

 しかし、フランスがフランスフランからユーロに変わるのとは、少々事情が違ったようで、クロアチアの多くの中小企業はEU加盟前にユーロ建ての負債を抱えており、クロアチア人はすでにほとんどの貯蓄と多くの日呼応式な取引にユーロを使用していたと言われており、不動産、自動車、宿泊施設の価格のほとんどがユーロ建てで表示されていたというので、すでにクロアチア人はすでにユーロでの金銭感覚を身につけているのかもしれません。

 通貨の感覚というのも不思議なもので、フランスにいれば、ユーロ建ての金額で同じ商品でも、なんとなく、これは安いとか、高いとか感じるし、日本に行けば行ったで、日本の商品を日本円建ての金額でこれは安いとか、高いとか感じてなんとか金銭感覚を保っているのですが、日本に行ったときは、特に外食をしたりするときは、ユーロに換算すると、恐ろしく安くて嬉しくなるのですが、逆にパリでラーメン屋さんに行ったりするのに日本円に換算するのはご法度です。

 ユーロ通貨は昨年20周年を迎え、紙幣を改革する意向で2024年には、新紙幣が発行される予定になっています。最初のユーロ通貨が導入されたときには、創設者たちは、国同士の争いやエゴを避けるために、架空の橋や存在しないゴシック様式の窓などの理論的なシンボルを使うことを選び、既存のモニュメントや著名人を避けたと言われています。

 来年には、新紙幣が発行されるのは、ちょっと楽しみでもありますが、実際には、現金自体をほとんど使わなくなっている今、そんなことやる必要あるのかな?とも思ってしまいます。

 

クロアチア ユーロ


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