2023年1月26日木曜日

PICARD(ピカール)の日本食メニュー開発の努力と微妙なズレ

 


 フランスの冷凍食品メーカー・ピカール(PICARD)が日本に上陸して久しくなりますが、日本に一時帰国したりした際には、わざわざピカールに買い物に行くことはありませんが、たまたま出かけた先でピカールの店舗を見かけたりすると、日本のピカールには何が売っているのだろうか? いくらくらいで売っているのかな?と、思いつつ、ちょっと、ひやかし半分に覗いてみたりもします。

 いつだったか、青山あたりを歩いていて、ピカールのお店を見つけて入ってみたら、フランス人の店員さんがいて、なんだか日本のピカールでフランス語で話ができたことがちょっと嬉しい妙な気分を味わったこともありました。

 ピカールはフランスの冷凍食品専門のお店ですが、一般的にスーパーマーケットで売っている冷凍食品よりも若干、高めの価格設定ですが、それなりにクォリティーも高く、まあまあ、そんなにハズレもない印象ですが、さすがに日本のピカールの値段を見ると、フランスでの値段にプラスアルファのせられているので(輸入品だから仕方ないとは思うけど・・)、ちょっと驚きの値段で、これでも売れているのか?とビックリします。

 私が、普段、フランスのピカールで買うものは、どちらかというと野菜や魚などの素材の方が多いのですが、その定番メニューともいうべく、お料理されたものやお菓子類なども、フランスのメーカーにしては、新製品が登場する割合が高いので、けっこう興味深く、行くと必ず店内を一回りして、新製品やセール品などをチェックします。

 そんな中でも特に興味深いのは、日本食メニューで、日本食ブームと言われてからは特に、かなり日本食メニューの開発には力を入れているのだろうな・・という印象です。

 しかし、日本人の目からしたら、努力はわかるが、「惜しい」!というか、「ちょっと、どこかがズレている感じ・・」と思うものが多く、だいたい値段に見合う内容とも思えないので、ほとんど買ったことはありません。

 さすがに本家フランスのピカールの商品でも日本のピカールでは絶対、販売しないであろうフランスのピカールの日本食メニューをここで少しご紹介します。


チーズの牛肉巻き串焼き


 このチーズを牛肉の薄切りで巻いた串焼きは、かなり前からピカールにある商品ですが、これは中国人がやっているチェーン展開のお寿司屋さんには必ずある焼き鳥の盛り合わせの中に混ざっているもので、焼き鳥のタレで味付けてありますが、ほぼ、肉というよりもチーズですが、フランス人には人気のようです。

 

スープ ラーメン

 「スープ ラーメン」という名前はスープ扱いなのか、ラーメン扱いなのか、疑問ではありますが、醤油とショウガのブイヨンと書いてありますが、このどうにもふやけた様な麺には、どうにも食欲をそそられません。

 

鶏そぼろ丼


 「鶏そぼろ丼」肝心の鶏そぼろがあんまりのっておらず、そう言われてみれば鶏そぼろ?という感じ。鶏そぼろに添えられていることが多い炒り卵が人参になっていて、青物に枝豆が使われているところは、不思議ではありますが、枝豆は、フランスでも、最近、少し知名度があがり、似非日本食屋さんなどの丼ものには、枝豆が使われることが多い気がします。

 

バオ バーガー カツ

「バオ バーガー カツ」バオがなぜ日本食とされているのかは不明ですが、カツ(チキンカツ)、しかもカレーソースが使われているところで、カツカレー=日本というカテゴリー入りしているのかもしれませんが、謎な商品

 

お好み焼き

 ちっちゃいお好み焼きの4個セット しかし、なぜかバーベキューソース、お好み焼きソースをバーベキューソースと呼んでいるのかは、不明


おにぎり2個 野菜の照り焼き

 最近、登場したとばかりのおにぎりセット、しかし、ベジタリアン向けなのか?具は野菜の照り焼きという不思議なもの、しかも、すごく小さいおにぎりで、一般的なおにぎりが120g程度なところ、これは2つで160g。

 
ミニ餃子

 餃子もまた、フランスで急激に広まった食品であり、普通のスーパーマーケットなどでも、味の素の冷凍餃子などをかなりの頻度で見かけるようになりましたが、ピカールの餃子は、それらの餃子と少々差別化を狙ったのか、餃子の中身はチキン、枝豆、コリアンダー、しかもポン酢で・・という組み合わせの仕方が、なかなか絶妙で、オリジナルです。

 
BENTO

 今回、見かけたものの中では、一番、まともそうな「BENTO」弁当、鶏のから揚げ、なすのしぎ焼き、インゲンの胡麻和え、これで6.50ユーロ(約910円)、しかし内容量350gとかなり、量は控え目です。

 この他にも、まだまだ日本食とされている商品はたくさんあるのですが、どれも、「惜しい!」というか、なぜか若干の絶妙なアレンジが加えられているものが多く、次から次へと新メニューが登場しているのを見ると、日本食商品開発にはチカラを入れて頑張っているのだなぁと思いつつ、もう少しのところで違っているというか、残念な気がして、結局は、自分で作った方がいいな・・と思ってしまうのです。

 しかし、考えてみれば、日本にあるフランス紛いのものにも、ちょっと違うけど・・(特にお店の名前とか、フランス語が使われていることも多いわりには、間違いも多い)というか、日本風にアレンジしているのかな?と思うものも、けっこうあるわけで、なにもホンモノばかりがウケるとは限らないので、ピカールの日本食はそんな意味では、なかなか、ユニークなものが出てくるのが楽しみでもあります。
 
 でも、すごく基本的なところで、パッケージの写真上のお箸が揃えて置かれていなかったり、ひどいとお箸が1本だけだったりするところに、妙な気持ち悪さを感じたりもします。

 ピカールが日本で結構、人気なように、日本食ブームのパリで、ニチレイなどの日本の冷凍食品メーカーがピカールのような店舗を展開してくれたら、そのクォリティーにしても、メニューのバラエティとしても、ずっと素晴らしいだろうし、すごく人気になるだろうにな・・と逆展開も夢見たりしています。

 
PICARD(ピカール)日本食メニュー


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