常にヨーロッパをリードしてきたドイツのメルケル首相の政界引退が近づき、フランスのマクロン大統領は、メルケル首相をコートドールのボーヌに招待し、フランスへの卓越した功績を残した者に送られる「レジオン・ドヌール勲章」を贈呈しましした。 「レジオン・ドヌール勲章」は、5等級に分類されていますが、彼女に送られたのは、その中でも最高位にあたる「グランクロワ」でした。 16年間もの長期政権を担ってきたメルケル首相はフランスにとって、とても重要な存在であったことは言うまでもなく、この間、フランスの大統領は、シラク大統領、サルコジ大統領、オランド大統領、そしてマクロン大統領と4回政権が変わ...
2021年11月6日土曜日
2021年11月5日金曜日
ヨーロッパが再び感染の震源地になる 2月までにさらに50万人の犠牲者が出る恐れ
WHO(世界保健機構)は、東ヨーロッパとドイツでの深刻な感染の拡大状況に象徴される、現在ヨーロッパ大陸で記録されているコロナウィルスの急激な感染率の上昇に、警鐘を鳴らし、ヨーロッパ地域の53カ国における現在の感染率は、大きな懸念事項であり、このままでは、この冬2月までに、ヨーロッパで、さらに50万人を超える犠牲者が出る可能性があると発表しています。 WHOは、この状況のの緊急性について、さらに言及し、コロナウィルスの症例と死亡者総数は、世界で2ヶ月ぶりに増加している状況で、これは、世界の他の地域で記録されている減少を上回るヨーロッパで急激な増加によるものと説明して...
2021年11月4日木曜日
ラデュレのマカロンはフランス製ではなかった!
一時、パリを訪れる多くの観光客は、薄いグリーンにゴールドがあしらわれた「Ladurée(ラデュレ)」の紙袋を持っていたな・・という記憶があるほど、ラデュレのマカロンは大人気で、この色とりどりの小さなお菓子は、その高級感といい、伝統と歴史のうえに築かれた格式さえ感じられるフランスのイメージアップに貢献してきたと言っても過言ではありません。 事実、ラデュレは1862年創業の老舗で、現在、同じマカロンで急成長したピエール・エルメも、もともとは、ラデュレのパティシエとして、修行を積み、そのキャリアをスタートさせています。 マカロンは今やフランスの代表的なお菓子の一つとして認知され、...
2021年11月3日水曜日
16歳〜25歳の若者への就職サポート月額最大500ユーロの支援 「青年エンゲージメント契約」
若者の失業、または就業できない問題についての緊急措置として、マクロン大統領は、16歳から25歳の若者向けに、 「青年エンゲージメント契約」を開始することを発表しました。 これは、すでに昨年の段階での若者への就職支援から、かなりの手応えがあり、パンデミックの最盛期から始まったこのプロジェクトの前身の支援をさらに強固に、具体化したものになります。 手応えがあったとはいえ、依然として若者の失業率は高く、それに伴う若年層の貧困も深刻な問題のままです。 マクロン大統領は若者に向けてSNSを使って「現在、フランスは、エネルギー、電気自動車、航空機、宇宙、文化など明日の未来を築く...
2021年11月2日火曜日
若年層のCOVID LONG(長期コロナ感染症)の後遺症と脳の損傷との関連の可能性
コロナウィルスによるパンデミックはワクチン接種により、かなりおさまってはきているものの、まだ終息の兆しは見えていません。 これまでに世界中で2億4,700万人が感染したと言われていますが、このうち、一旦、回復しながらも、症状が長期にわたって潮の満ち引きのように繰り返されるCOVID LONG(長期コロナ感染症)がある一定の割合(フランスでは、10%〜15%と言われています)で認められることは、昨年の段階から明らかになっています。 ワクチンが開発され、ある程度の予防や治療は可能になってきたものの、依然としてこの病気の未知の部分は多く、この病気の予後やその治療などが人体に与える影響に関しては、まだまだ解明されていません。 ここに来て、マルセイユのティモーネ病院の医師らが第一波でコロナウィルスに感染し、このCOVID...
2021年11月1日月曜日
拡張されていたカフェ・レストランのテラス席解体
パリ市内ど真ん中に拡張されて作られていたテラス席 今年の5月の段階で、コロナウィルスのために、半年以上も営業が停止されていたカフェやレストランの営業再開に際して、最初は、テラス席の営業のみが許可されていたために、本来あったテラス席以上に歩道や自動車道にまでテラス席を拡張することが許可されていました。 もはやパリ市内、どこの通りを通っても仮設のテラス席がない通りはないくらいにあっという間にどんどんテラス席は拡張し、多くの店舗が木製の踊り場のようなテラス席を作り、店内営業が許可されてからも、もともとテラス席が好きなフランス人には、盛況で、店内よりも、テラス席の方が賑わっているような状況で、怪我...
2021年10月31日日曜日
夏時刻・冬時刻はなぜ、なくならないのか?
1970年代に起こったオイルショックから、主にエネルギー消費の節減のために導入されたサマータイムの制度はフランスでは1976年から採用されています。 しかし、サマータイムの導入から時が経過し、実際のエネルギー消費の節約は、0.5%〜2.5%と、大した節約にはなっておらず、むしろ、健康や事故に対するリスクの方が高く、この年に2回の時刻の変更を失くすという方向で欧州連合では議論が進められ、毎年のように、「これが最後のサマータイム・・」などと言われ続け、本来ならば、欧州連合は2021年に夏時間と冬時間の終了を予定していました。 2018年には、欧州連合はこの慣行を終わらせることに...
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