2023年6月21日水曜日

ボルドーの静かな住宅街でのあり得ない暴力事件

   今回の事件は、その暴力映像があまりにも衝撃的だったことから、また大騒ぎになりました。事件はボルドーの穏やかそうな住宅街での出来事です。 映像は、家の扉の前であたりの様子をうかがっていた年配(73歳)の女性とその孫娘(7歳)が家に入ろうとしています。女性はその男の存在に気が付いていたのか、いないのかもわからないぐらいのタイミングで入口の大扉を閉め、ドアが閉まりきらないうちに、その男が割り込んできて、閉まりかけた扉を開けて、2人を暴力的に引っ張り出し、歩道に投げつけ、2人を引き離し、子供だけを連れて行こうとしますが、失敗し、その後に犬が吠え始めたために、そのまま逃走した映像です。 この映像は、インターホンに接続された防犯カメラの映像で、この映像はテレビやSNSですぐに公開されました。Vous...

2023年6月20日火曜日

私史上、パリ最高のケバブに感激! パリの美味しいケバブ屋さん Doni Berliner Paris

   いわゆるマクドナルドとか、ケンタッキーフライドチキンのようなアメリカ発のチェーン展開のファストフードではなく、フランスでのファストフード的な存在の一つはケバブであると言ってもいいと思います。 ケバブは、早く、手軽に、そして、比較的、低価格で食べられる食べられるフランスのファストフードのひとつで、ケバブのお店はたいてい、どこに行ってもある気がします。 もちろん、もともとは、フランス発祥の料理ではありませんが、ケバブがフランスで、これほどまでに広まったのも、移民が多いフランスらしい一面でもあります。 この間、娘が久しぶりにパリに来ていた時に、久しぶりのパリで何が食べたい?と聞いたら、「バゲットとコンテ、そして、ケバブとファラフェル・・」と言っていました。ハンバーガーが嫌いな彼女は、恐らく、比較的、安く食べられるケバブは学生時代、貴重な存在だったのです。 たいていは、ピタパンのような薄い生地のパンにグルグル回りながら焼かれている肉を削ぎ切りしたものと、サラダが入っているサンドイッチのようにしたものが多く、そのうえ、たいていは、フライドポテトが添えられているので、かなりボリューミーです。 注文するときにソースの種類を聞かれるのですが、ケバブならではのソース・ブロンシュ(白いソース)と呼ばれるヨーグルトっぽい薄いサワークリームのようなソースがつきものです。 安いところだと、1人前、5ユーロ程度、高くてもせいぜい10ユーロ前後でかなりのボリュームのある庶民の味方、まあ、1人で全部食べ切るのはちょっと苦しいくらいです。 この間、日本に行った時に実家の近所のスーパーマーケットの前にケバブの屋台(小さなトラック)が出ていて、「えっ?日本にもケバブが進出している!」とビックリしたのですが、ちょっと見かけただけなので、よく覚えていませんが、「なんか、フランスのケバブとは違うんだな・・」と思った覚えがありましたが、到底、日本のケバブを食べてみる胃の容量の余裕がなく、どんなものなのか、食べてみることはできませんでした。 私にとって、ケバブは、まあ、ふつうのファストフードと同じで、そんなに頻繁に食べるものではありませんが、時々、なんとなく食べたくなる・・私にとっては、そんな感じの食べ物なのですが、今回、娘がパリに来て、満足気に「すごく美味しいケバブ屋さんみつけた!絶対に行った方がいい!」というので、「まあ、行ってみるか・・」という程度で出かけたのです。 たしかに人気店ではあるようですが、美味しいといっても、所詮、ケバブ、どこがどう美味しいのか?取り立てて、特に他のケバブとどのように違いが見いだせるのか?私は、正直、そんなに期待はしていませんでした。 お店自体は、小さなお店で、イートインもできるスペースもちょっとだけありますが、中は、冷房もなく、肉を焼いているので、灼熱地獄。男性、2人が手際よく、注文どおりのケバブを次々に作っていきます。 注文したのは、そのお店の名前がついた、サンドイッチ・ドニー(Doni)というケバブサンドイッチで、ポテトは付けますか?と聞かれましたが、ボリュームを考えて、今回はポテトはなしにしておきました。 アツアツのサンドイッチは、数分で出来上がり、家に持ち帰ることも考えたのですが、そこは出来立ての方が絶対に美味しいだろうと、テラスで・・。 一般的にケバブサンドイッチに入っている野菜はきざんだレタスや玉ねぎ、薄切りのトマトなどの生野菜が多いのですが、ここの野菜は、薄い、いちょう切りにしたズッキーニ、なす、人参、パプリカなどを素揚げしているものが入っているのがポイントで、この素揚げの野菜が野菜そのものの甘味を引き立てていて、また野菜の切り方、大きさも、肉とのバランスがよく、薄切りの赤玉ねぎは生のままで入っていて、ちょっとした薬味のような役割を果たしています。 肉の焼け具合も、ケバブにありがちな焼きすぎなこともなく、ミディアムな感じで、しっとり肉汁が感じられる程度で肉自体をしっかり味わえる感じです。 そして、散りばめられているフェタチーズがまた、これらの具にコク深さを加える、いい仕事をなしており、とにかく全体的なまとまりがパーフェクト。 それに加えて、これでもかというぐらいパンがまた美味しい!・・パンは一般的なピタパンよりも、少し厚めな代わりに表面がパリッとしていて、内側は、ホカホカで・・しかし、パンの厚みも中の具とのバランスがちょうどいい厚さです。 お店の看板には、VIANDE...

2023年6月19日月曜日

ポニョの家族感

  ポニョは今年14歳になった我が家の猫です。人間の年齢にしたら、あっという間に娘の年齢も私の年齢も飛び越し、けっこうな高齢者になってきていますが、生まれてすぐに我が家にやってきて以来、ずっと一緒に暮らしている立派な家族の一員です。 夫が亡くなって、しばらくした頃に、娘と2人の生活になり、2人とも大切な家族の1人を失った悲しみと、やるせなさに、我が家にはぽっかりと大きな穴があいてしまった感じでした。 二人とも、懸命に日常生活を取り戻そうとしていましたが、寂しさはなかなか埋まりませんでした。 そんな時、夫の元同僚だった、夫の死後の手続きなど、書類上の色々なことを助けてくれていた女性か...

2023年6月18日日曜日

妻を殺して3ヶ月間ウソをつき続けた男 逮捕拘留の末、自白

   今年の3月27日以来、行方不明になり、目撃者を募っていた女性について、ここひと月ほど、かなり頻繁に報道されていました。彼女が失踪?する直前まで一緒にいたという彼女の夫は、彼女の失踪時の様子などをテレビのインタビューに答えて説明していました。 彼女の夫は、彼女が自発的に失踪したであろうという見解を述べ、自身のFacebookなどに、「私たちは、あなたのことをとても心配しています!安否だけでも知らせてください!」という妻宛てのメッセージ投稿したり、テレビに向かって呼び掛けたりもしていました。 また、彼女がいなくなった時の状況について、彼女が消えた当日、彼らは一緒にいて、猫を追いか...

2023年6月17日土曜日

暑い日はプールへ フランスのプール事情

    最近?旅行をするたびに、体力の衰えを著しく感じて、日頃から鍛えていなければ、いつまでも旅行を楽しむことができなくなる・・という危機感を感じるようになりました。年齢を重ねるごとに哀しいかな、何もしないでいると、みるみる体力は衰えて、現在の状況を維持するだけでも、なにか定期的な運動をしなければ維持できません。 日頃から、ロクに動かずにゴロゴロしている我が家の猫などは、こんなに動かずにいても、時たま、ものすごい脚力や瞬発力を見せたりするので、身体能力すごいな・・などと、猫に嫉妬したりもします。 しかし、私の場合、努力しないと衰える一方なので、こころして、歩ける区間はできるだけ歩き...

2023年6月16日金曜日

パリのメトロ4号線トンネル内ブロックでパニック状態の大混乱

   パリのメトロはよく止まるので、それがたとえ、トンネル内であろうと、そんなに驚きはしません。たいていは、しばらく止まっても、少したてば動き出すし、その時の情報はあまりあてにならないのもわかっているので、たとえ、「プロブレムテクニックでしばらく停車します!」などとアナウンスがあっても、その直後にいきなりドアが閉まって動きだすこともあるので、運よく駅に止まっていても、とりあえずは、そのまま、しばらく我慢して、様子をうかがってみます。 朝の通勤時間帯だったりすると、皆が遅刻を知らせる電話をしたり、メッセージを送ったりし始めるので、しばらくは、「まあ、みんな慣れたものだな・・」と大して怒りもせずに、淡々とやることを済ませていく様子をなんとなく観察しています。 時には、駅ではなく、トンネル内で止まってしまうこともあるため、そんな時は止むを得ずに、車内に留まりますが、それとて、ふつうはそんなに長い間のことではありません。 それが、先日、パリのメトロ4号線で、多くの乗客の帰宅時間帯に電車が止まってしまい、ちょっとパニック状態に陥りました。普段、たびたび止まるパリのメトロにも、日常の彼らの感情的な爆発のさせ方を思うと、比較的、怒っている人が少ない印象を受けるのですが、今回ばかりはちょっと違ったようです。 それもそのはず、当日のパリは午後の気温が31℃まで上昇する熱波の中、数百人の乗客が2時間近く、オーブンの中のような電車の中に閉じ込められることになり、暑さが怒りに火をつけるかたちになり、パニック状態になりました。 今回のメトロのブロックは、複数の問題が重なったもので、結果的に最悪の状況を引き起こした模様です。最初は午後6時頃に、信号機の故障により、部分的に自動化されている4号線の南部で最初に交通が減速していきました。 その後、ポルト・ド。オルレアンとモンパルナス間のネットワーク全体が混乱し、列車の損傷が起こり、シテ駅で乗客がバッグをドアに挟み込み、警報が鳴り響き、これらのいくつかの事故が重なって、ついには、トンネル内で列車5本がストップしてしまいました。 ブロックしてしまったメトロの車内では、詳しい説明もあまりなく、この暑さは乗客の不安と怒りを煽りたて、メトロの中は赤ちゃんが泣き出したり、1時間を過ぎたころから、子供だけでなく大人たちも怒りはじめ、全てを壊してやる!と警察に通報する者まで現れ始め、カオス状態になりました。 立往生している車内には冷房もなく、暑さの中、水もなく、何よりも、いつ、復興するかわからない状態に人々の不安と怒りは増すばかりで、そのうち、メトロのドアをこじあけて、脱出し始める人が現れました。PARIS...

2023年6月15日木曜日

3ヶ月待たされた医者の予約から、またさらに2ヶ月待ちの検査

   そもそも、今回の私の一連の医者・検査通いは、主治医に「あなた、しばらく心臓専門医にかかっていないから、そろそろ、またチェックしてもらった方がいいわよ・・」と言われて、そのために、まず血液検査をしたことから始まりました。 私には、特にどこか体調が悪いといった自覚症状などはなく、まあ、ざっくりした定期健診のような気持ちでした。 ところが、血液検査をしてから、心臓専門医に予約を入れようとしたところ、3ヶ月待ちということがわかり、血液検査の結果を持って、とりあえずは主治医のところに行ったのです。すると、肝臓の数値が悪いということで、心臓専門医にかかる前に別の検査をすることになり、今回...