2021年12月15日水曜日

医療スタッフのノエルのバカンス延期に1日200ユーロの報酬 ノエルから年末年始にかけての病院の人手不足対応 

  

 

 ノエル・年末年始が近づいてきているというのに、フランスの感染拡大は一向にとどまることを知らずに、「ピークを迎えたかもしれない・・」と言いながら、すでに長い時が経過しています。

 ピークというのは、頂点ということで、ピークを迎えるということは、その後は減少し始めるということになると思うのですが、ひょっとすると、このピークの状態がしばらく上げ止まりの状態でしばらく続くかもしれないとも言い出しています。

 先週末には、人口10万人あたりの発症率が500人を超え(501.3人)、第2波のピーク時を超え、パンデミック開始以来、最高の水準に達し、昨日は、再び、これまでの記録を更新、1日の新規感染者数が6万3千人を突破(63,405人)しました。

 その結果、入院患者数は日に日に増加し、先週の11,526人に比べ、1週間で14,050人にまで増加しています。フランスで感染が急拡大しはじめて、マクロン大統領が緊急演説を行った11月9日には、6,851人でした。1ヶ月程度で2倍の増加です。

 この勢いで入院患者数が増加し続ければ、従来ならば、ノエル・年末年始のバカンス期間に休暇を取る予定にしている病院スタッフ・医療従事者も多く、この第5波に乗って病院に送られてくる患者の対応が非常に心配されています。

 この2年近く続くパンデミックでの疲弊から、病院では、退職者・転職者が増加した上に、以前よりも採用が少なく、人手不足が高じて年度始めから閉鎖されている病床が出ています。

 今週に入って、AP-HP(Assistance publique-Hôpitaux de Paris)(パリ公立病院連合)事務局長は、このノエル・年末年始のタイミングで、運び込まれる患者の対応のために、より多くの患者を受け入れることができるよう、病院スタッフ・医療従事者に対して、この期間のバカンス休暇を延期して、この間、働いた者に対して、1日あたり200ユーロ(約2万6千円)、10日間で2,000ユーロ(約26万円)を支払うという提案をしています。

 すでにこの提案は、8地域の医療機関で発動されていますが、これはあくまでも、強制ではなく、休みを取りたい人は取り、休暇の延期に同意してもらえれば、買い取りを申し出る予定としています。

 買い取りと言っても、休暇を取り上げられるわけではなく、延期です。休暇が延期された場合、この特別手当プラス、特に子ども一人につき週50時間を上限とする家庭でのケア費用を払い戻すことにより、病院スタッフの子どものケアを促進することを示しました。

 しかし、これには、賛否両論分かれており、「背に腹はかえられない」両者が苦渋の決断を強いられています。

 フランスでは、時間貯蓄口座を認可している企業では、従業員は取得しなかった休暇や、残業、または賞与や利益分配などの報酬をこの口座に入れ、積み立てることができます。しかし、今回のAP-HPの提案では、病院の人手不足を補うために、病院スタッフの休暇を「時間貯蓄口座に入れるのではなく、直接買い戻す」ことを提案していると言います。

 2020年末、フランス政府は、すでに政令により、医療従事者がパンデミックの影響で2020年10月1日から12月31日までに休暇数に応じて算出される「補償手当」を受け取ることを許可していました。

 これは、病院が人手不足に悩む中、クリスマス休暇を犠牲にすることに同意するよう、病院スタッフから有給休暇を高値で買い取り、患者さんの流入に対応するための発表です。

 それにしても、フランス人が何よりも尊ぶノエルを高額の特別手当と引き換えにするのかどうか? お金か?ノエルか? 

 AP-HPの事務局長は、この報酬を払う価値のあることであると語っています。

 それよりも、皆が何の不安もなく、大切な家族とノエルを過ごせる日が一日も早くやってきますように・・。


病院の人手不足


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2021年12月14日火曜日

1月には、フランスにオミクロン株による第6波が来るかもしれない

   



 現在、ヨーロッパでは、イギリスとデンマークでオミクロン変異株が爆発的に増加しており、両国では、近いうちに、オミクロン株が既存のデルタ株を抑えて優勢になると見られています。

 これまでもフランスは、イギリスの1ヶ月〜2ヶ月遅れでウィルスの流行を追っているような傾向があり、現在、人口10万人あたりの発症率が500人を超えるデルタ株がほぼピークに達していると言われているフランスでは、オミクロン株による症例は、約60例検出されています。

 この周囲の国の状況から、パリの公的機関であるAP-HP(Assistance publique - Hôpitaux de Paris)の事務局長は、このオミクロン株のために「1月」には、フランスで「第6波」が起こる可能性を示唆しています。

 まだ、「第5波」の真っ只中にいるうちから、「第6波」の予告とは・・「第5波」の波が下がることなく、そのまま「第6波」・・。

 いずれにしても、イギリスとデンマークのケースから、今後数週間のうちにフランスで起こりうることを予見しているのかもしれません。

 現在、イギリスでは、オミクロン株に関連した感染者数は、2〜3日ごとに感染者数が倍増しており、これはパンデミック以来、最も速い感染率と言われています。12月13日現在、イギリスでは、1,576件のオミクロン株感染が報告されていますが、1週間前には90件でした。(なんと1週間で17.5倍です)

 オミクロン株による感染者は全体で4,700人とされていますが、実際の感染者数はもっと多い可能性があり、英健康安全庁(UKHSA)は、現在の1日あたりの感染者は約20万人に上ると推定しています。

 今回のオミクロン変異種の発生は、既存のデルタ変異種と重なっており、国内の感染者数は2021年1月以来の水準まで増加しており、毎日、平均して、5万件以上の症例が報告されています。

 現在のオミクロン株の正確な危険性や重篤な症状を引き起こす能力は、まだ解明されていませんが、たとえ、この変異種の危険性が低いことが分かったとしても、この異常な感染の速さはから、これまでよりも多くの感染者の波が病院を圧迫することを懸念しています。

 感染者数が多いので、重症度が低くても、絶対数が多くなるということです。

 残念ながら、オミクロン株は、入院が必要な症例も引き起こしており、イギリスでは、少なくとも1名の患者がオミクロン株で死亡したことが確認されています。

 緊急に会見を行ったイギリスのボリス・ジョンソン首相は、「このオミクロン株がウィルスの毒性が弱まったバージョンであるという考えは、否定しなければならないことであり、ウィルスの広がる速度が加速していることを深く認識する必要がある」と語っています。

 11月末にイギリスで検出されたオミクロンは、すでにロンドンでの感染の40%を占めており、近いうちにイギリスに蔓延するコロナウィルスの主流になる可能性があります。

 また、デンマークでは、2,471件のオミクロン株による症例が報告されています。人口580万人のこの国では、1週間前には25件だった感染者数が、12月7日には581件に急増、なんと1週間で23倍に増加しています。

 現段階では死亡率は高くはありませんが、これは、感染から死亡までの時間によるタイムラグがあることや、ウィルスに対するワクチンの有効性も考えることができます。

 オミクロン株が優勢になってきている両国では、ブースター接種を加速するという同じ戦略を選択しています。まさにオミクロン株の感染の速さとブースター接種の拡大の時間との戦いが始まっています。

 ボリス・ジョンソン首相は、イギリスの18歳以上のすべての人に予防接種を提供するという目標を1カ月前倒しし、新年までに予防接種を受けることができるように3回目の接種数を1日約100万回に倍増させることを目指しています。 

 初期のデータでは、2回の接種ではオミクロン株に対する十分な防御効果が得られないと考えられていますが、3回の接種では70~75%程度の適切な感染防御効果が得られるとされています。

 イギリスでは2,300万人以上がすでにブースター接種を受けており、これは人口の36%に相当し、英国人口の75%が少なくとも1回のワクチン接種を受けています。

 フランスでは、1,500万人(人口の22%)がブースター投与を受けており、クリスマスまでに2,000万人の達成を目指しています。フランス人の約77%が少なくとも1回のワクチンを接種しています。

 デンマーク保険当局は、40歳以上のすべての人を対象に、ブースター接種を前倒しし、2回目の接種から4ヶ月半後にワクチンの追加接種を行うことを決定しました。18~39歳の年代にも追加で接種しますが、接種から5ヶ月半後になります。

 約120万人のデンマーク人がすでに追加投与を受けており、これは人口の21%に相当します。デンマーク当局は、年明けまでにさらに150万回の投与を見込んでいます。

 また、デンマークでは、学校や大学の閉鎖、ナイトライフの縮小、テレワークの導入など、新たな規制も導入しています。

 現在のところは、このオミクロン株の何よりの脅威は、この感染の驚くべき速度のようで、イギリスのヘルスコントロールのリーダーの一人であるロンドン・インペリアルカレッジの教授は、最悪の場合、最大1万人の入院がこの変異種と関連して起こる可能性があると示唆しています。

 そして、これは、足し算ではなく掛け算の増え方である・・と。

 予備的な研究では、ワクチンを接種することで、オミクロンへの感染を防ぎきることはできないものの、重症化するリスクを減らすことができると考えられています。

 これは、ワクチンを接種していない人の方がリスクが高いということになります。忘れてはならないのは、フランスの成人人口の約9%が全くワクチンを接種していないということです。

 この9%のうち、かなりの割合の人がコロナウィルスに感染したことがありません。オミクロンは、ワクチンを接種した人にも感染する能力があるため、これほど速く流通すると、ワクチンを接種していない人もすぐに感染してしまう危険性があります。

 過去を遡れば、フランスでの最初の医療崩壊の波は、65歳以上の人の約3%にしか影響していなかったにもかかわらず、病院が飽和状態になるほどだったことは、恐ろしい現実です。

 オミクロン変異種の深刻さについてはまだ不確定要素が多く、未知の部分が大きいようですが、いずれにしても、この新種がフランスを含むほとんどの国で定着し、大規模な感染者が発生する可能性が高いと考えられているのです。

 フランスでは、このオミクロン株のモニタリングが充分にされていないだけであって、実際のオミクロン株感染者はずっと多いと考えられています。フランスは、この変異株の種類の特定以前に感染者数は十分に急激に増加しているため、結果的には、イギリスやデンマークと同じ、ブースター接種の拡大を始めています。

 気を抜けない生活は、再び年を越しそうな気配です。


フランス第6波


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2021年12月13日月曜日

ノエルまでに2000万人のブースター接種達成のために日曜も営業する薬局の混乱

  


 フランスでは、普通、一般的な場所での商店は、日曜はお休みです。レストランやカフェなどは、営業していますが、普通のお店は、日曜休みという日本人からしたら、信じられない慣習が続いています。

 それでもノエルが近づくと多くの商店は、特別に営業許可をとって、日曜日も営業しているお店が増えます。

 我が家の近所にあるコマーシャルセンターも例に漏れずに、12月に入ると、コマーシャルセンターに入っている商店はどこも営業していますが、それでも余裕で閉店しているのは、薬局です。

 数日前にこの薬局に薬をもらいに行った時に、目につきやすい位置に黄色い貼り紙が出ていて、「日曜日に3回目のワクチン接種(ブースター接種)致します!(ファイザー)予約不要」と書いてあり、びっくり!

 書いてあるにもかかわらず、お店の人に「ここで予約なしにファイザーのワクチン接種が受けれるの?」と聞きなおしてしまいました。

 この薬局が日曜日にオープンしているなんて、私がこのあたりに引っ越してきてから初めてのことです。幸いなことにというか、残念なことにというか、私は先週、すでに他でワクチン接種をやっと終了したところ・・。もしも、ここで予約なしにできたのなら、遠くまで(といっても大して遠くもない)行くことなかったのに・・と、ちょっと残念にも思ったのです。

 どうやら、この薬局では、日曜日のコマーシャルセンターの人出を見込んで、この日に集中して予約なしにワクチン接種を行う作戦だったようで、当日、薬局を覗いてみると、薬局内には、動線が敷かれ、人が待っていられるように、いくつもの椅子が用意されていました。

 ここ数ヶ月で感染悪化が急激に進み、一日平均5万人の新規感染者数を叩き出しているフランスは、この感染をなんとか抑えようと、先週、オリヴィエ・ヴェラン保健相は、ノエルまでに2,000万人のフランス人が3回目のワクチン接種を受けられることを目標としていることを発表しています。

 このペースを維持するために、薬局に日曜日も営業してワクチン接種を行うように呼びかけ、少しでも多くの人が少しでも早く、確実にワクチン接種ができるように体制を整えています。

 この政府の呼びかけにより、我が家の近所の薬局も日曜日にオープンしてまで、ワクチン接種をしていたのですが、そんなことは、急に決まったことで、1ヶ月近くも前から予約をして、ワクチン接種のできるのをひたすら待っていた私には、なんとも拍子抜けした気持ちでした。

 まあ、どちらにしても無事にブースター接種を無事に済ませたので、問題はありませんが、今は、状況がどんどん変わり、しっかりニュースを見ていないと生活に支障をきたしかねません。

 しかし、このように急激な薬局でのワクチン接種の拡大にパリの薬局は、悲鳴を上げ始めています。そもそも、2回のワクチン接種率も全国的にも最も高いパリは90%以上の人が2回のワクチン接種を済ませており、2回のワクチン接種をしている人が3回目のワクチン接種には、さほど抗うこともなく、また、ノエルを少しでも安全に家族と過ごしたいという目の前に人参をぶらさげられた状態で、3回目のワクチン接種に駆け込むのは、当然のことです。

 65歳以上の高齢者の2回のワクチン接種済みのヘルスパスの期限(12月15日)も間近に迫っていることも、このブースター接種を急ぐ人で立て込む薬局の一因になっています。

 ちなみに12月15日は昨年もひと区切りの時期であり、フランスは家族とノエルを迎える権利を守るためにロックダウンが緩和されたタイミングでもありました。

 しかし、振り返ってみれば、昨年の今頃の感染者数は1万人前後、感染者数だけ見れば、現在はその5倍以上です。(ワクチン接種の効果のため、重症化している人は昨年よりも少ない)

 薬局では、この押し寄せるワクチン接種希望者に対応しきれず、人手不足に喘いでいます。政府から、提案されていた医学部の学生の応援も現在、試験期間中のために人は集まらないようです。

 ワクチン接種自体は、時間がかかるものではありませんが、それに伴う問診や、ワクチン接種後の証明書の発行など、小さな薬局で一日に大量の人数をこなすとなれば、なかなかの仕事量になります。その上、通常の業務ですから、これは大変なことです。

 12月6日の時点で、パリ警察庁は、今後15日間以内に、パリ市内に9つの追加の予防接種センターを開設すると発表していましたが、これができるまでの間も少しでもワクチン接種を進めようと薬局でのワクチン接種を開始したのです。

 ヘルスパスの施行が発表されたのが、夏のバカンス直前の7月のことで、バカンスを安心して過ごすために、フランス人は、一気にヘルスパス獲得のためにワクチン接種に走りました。

 そして、いみじくもその5ヶ月後の今がワクチン接種の有効性が落ち始めるタイミングが今度は、ノエル前という時期にあたり、今度はフランス人は、ノエルのために再びワクチン接種に走り出したのです。

 幸か不幸か、フランス人にとって、何よりも大切なバカンスとノエルがちょうどワクチン接種の有効性が低下し始める時期に当たったことは、なんだか皮肉な現実ではありますが、国民にワクチン接種を浸透させるには、絶妙なタイミングであったと思わざるを得ません。

 今後、ワクチン接種をし続けることになれば、毎年、バカンスの前とノエルの前には、薬局は、大賑わいになるのかもしれません。


日曜日の薬局でのブースター接種


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2021年12月12日日曜日

偽ヘルスパスを持っていた患者の死が警告すること

   


 新型コロナウィルスに感染した57歳の女性がパリ郊外ガルシュ(Hauts-de-Seine)のレイモン・ポアンカレ病院で死亡したことが大きく取り上げられました。

 というのも、この女性の死亡が特に取り上げられたのは、彼女が入院の際に、医者に提示していたワクチン証明書が実は偽の証明書であったことが発覚したからです。

 この女性がコロナウィルスのために入院したのは、12月初旬のことで、入院の際に彼女がヘルスパス(ワクチン2回接種の証明書)を提示したために、病院側は、ワクチン接種者用の治療法に基づいて、治療を続けていましたが、彼女の病状は、深刻かつ急速に悪化し、重度の呼吸器発作に至り、10日に死亡してしまいました。

 この病院では、既往症等の病歴のない高齢でもない女性が、ワクチンを接種したにもかかわらず、重篤な状態に陥ったのは初めてのことで、集中治療室のチームは、死亡した患者の病気の未知の可能性を追求するために様々な検査を行いましたが、それを解明することはできず、彼女の抗体レベルを調べるためにサンプルを採取したところ、ワクチンを接種していないことがわかりました。

 この事実が発覚した後、彼女の夫が、彼女が今年の8月から偽のヘルスパス(ワクチン証明書)を使用していたことを告白したのです。彼は、通報されることを恐れて、彼女が偽ヘルスパス(ワクチン証明書)を妻が使用していたことを医者には知らせておらず、結果的にそれが彼女を死に至らしめたことを深く後悔しています。

 彼女は、ワクチン接種を拒否し続けており、職場にも定期的にPCRの陰性証明書を提示しながら、仕事を続けていました。しかし、ある日、職場の同僚から、200ユーロでヘルスパスを売ってくれる人がいることを知らされ、彼女は偽ヘルスパスを購入したのでした。

 報道によれば、彼女が偽ヘルスパスを購入したのは、ニースの医師からということで、この医師は、すでにコートダジュールでは問題になっており、医師免許を剥奪されています。

 しかし、彼女は偽ヘルスパスを取得したことで、まるでワクチン接種を行って、守られているかのように、行動範囲も広がり、気持ちにも隙ができてしまったことは、容易に想像できることです。

 彼女の夫によると、彼女が感染したのは、学校で感染した13歳の息子からであると言われていますが、夫ばかりではなく、息子にまで「自分が殺してしまった」という気持ちを与え、彼女は、自分の家族にも深い心の傷を残してしまいました。

 病院によると、「彼女が入院の際に、ワクチン未接種であることを知っていたら、病気の進行リスクを減らすのに有効であることが知られている中和抗体を、早い段階で患者に投与することができたので、彼女の病状の悪化は防ぐことができたかもしれない。残念でならない。」と語っています。

 コロナウィルスによる重症患者や死亡者の大多数がワクチン未接種者であることは、すでに発表されていましたが、偽ヘルスパスを入院時に至ってまでも提示したために死亡した例は初めてのことで、偽ヘルスパスによるしっぺ返しを本人がくらった悲劇でした。

 彼女の夫は、あらためて、彼女に偽ヘルスパスを売った医師を告訴(5年の懲役と75,000ユーロの罰金)すると話していますが、このことにより、せめて偽ヘルスパスの危険に警鐘を鳴らすことに繋がってほしいと願っています。

 社会保険庁によると、現在、フランスには3万6千枚の偽ヘルスパスが流通していると言われています。

 病院では、「虚偽の証明書は、ウイルスを防ぐことができないだけでなく、人々の治療のチャンスを損なうことになります。入院時には、正直にワクチン接種をしていないことを申し出てほしい。ワクチン接種済みの人とそうでない人とは、治療法が異なり、助かる命も助からなくなってしまう」と訴えています。

 偽ヘルスパスを持ったことで、守られているような気分になってしまうかもしれませんが、それは、あくまで偽物であることに違いはありません。

 私には、ワクチン接種を拒否する人の気持ちは正直わかりませんが、ワクチン接種・ヘルスパス反対のデモの様子を見ていると、ことのほか、マスクをしていない人も多く、ワクチン接種をしないならば、せめて他の方法で十分に感染対策をしてほしいものだ・・とつくづく思います。


偽ヘルスパス


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2021年12月11日土曜日

日本の水際対策のための強制隔離が大混乱の模様

   


 パンデミック以来、私は日本に帰国していませんが、この間、一時、感染状態が少し下火になっていた時期もあったのですが、日本はオリンピックもあったりして、どうにも躊躇われたし、何より隔離期間の2週間(強制隔離も含めて)は、実際に滞在する日程プラスの2週間が必要なわけで、まず何よりもそれが、日程的にもキツいことが、一番でした。

 もちろん、長距離フライトの間の感染も気掛かりでしたが、それに加えて、往復の際に必要な検査、書類、交通手段などを考えると、いつもは必要のない高額の予算が必要で、強制隔離期間(フランスからの場合は3日間)を終えて、羽田から自宅に移動する際にも公共交通機関は使えず、専用のハイヤーを頼むか、レンタカーを借りて自分で運転して帰るかしなければなりません。

 親戚や友人に迎えに来てもらおうにも、叔父や叔母も立派な高齢者で、友人や従姉妹たちとて、高齢の親を抱える者ばかりゆえ、万が一、私がどこかのタイミングで感染していて、感染させてしまったら、取り返しがつかないので、そんなお願いも絶対にできません。

 この期間に日本に留学するつもりでいた娘は、留学する予定だった大学が地方であったために、(その地方には、フランスからの直行便がない)強制隔離の3日間を終えたら、東京の実家で残りの隔離期間を過ごすつもりで、荷物だけ送って、羽田から世田谷の家まで歩くつもりでいました。(結局、留学はキャンセルになったので、そんなことは必要なくなりましたが・・)

 「自宅での隔離期間は、絶対に親戚の人にご飯食べにおいで!」などと言われても、絶対に行っちゃだめよ!」と言い聞かせていた私に、娘は、「全然、余裕で大丈夫!」と、出前やUberで頼めるメニューに目を通したりして、「あれも、これも食べたい!」とそれなりに楽しんで、隔離期間を過ごすつもりでいました。

 しかし、現在は、オミクロン株という新たな変異種の登場と、再び、ヨーロッパを中心にした感染拡大で、隔離状況は、さらに厳しくなり、イタリア、イギリス、オランダ、スウェーデン、ドイツ、ポルトガルなどの14カ国からの入国には、6日間の強制隔離、フランス、ベルギー、スイスなど39カ国からの入国には、3日間の強制隔離が必要となり、強制隔離施設が確保できずに、成田に着いたはずなのに、強制隔離施設が福岡、仙台、ついには、那覇などの地方になったり、関東近県でも、大学の学生寮になったりと、大変なことになっているようです。

 そもそも、14カ国から入国の6日間の強制隔離、プラス39カ国から入国の3日間の強制隔離施設といったら、大変な数の宿泊施設が必要になるのは、当然のことです。

 それも、日本到着後にも、自分がどこに連れていかれるのかも知らされず、ましてや、そこから再び長距離移動して地方に連れていかれるなどとは、思いもよらないことです。

 海外からの長いフライトのうえに、羽田や成田で検査やチェックにも3〜4時間はかかるそうで、ようやく入国したと思ったら、さらに延々と待たされた挙げ句に、また国内の長距離移動では、それだけでも具合が悪くなりそうです。

 帰国後2週間は、「公共交通機関を使うな」といいつつ、隔離施設への移動には、まさか隔離者専用のチャーター便というわけでもあるまいし、一体、何のために何をやっているのか?わけがわかりません。

 また、施設にもかなり、当たり外れがあるようで、話を聞いていると、ロシアンルーレットのようです。しかも、乗ってきた飛行機に感染者がいて、6日間の強制隔離がさらに延長された・・なんていう話まであります。

 そして、3日間の強制隔離と6日間の強制隔離をどのような基準で決めているのかはわかりませんが、(初期に発表されたオミクロン株の感染者数?)、これもわけがわかりません。

 イタリアがなぜ6日間の強制隔離が必要でフランスがなぜ3日間のみでいいのか?感染状況から見ると、自慢にはなりませんが、現在はフランスの方がずっと酷い状態です。

 強制隔離も振り分けられた施設にもよるでしょうが、3日間くらいならまだしも、6日間となると、精神的にも健康維持の面でも、かなりキツそうです。

 昨年の3月から約2ヶ月間、私はフランスでほぼ完全なロックダウン状況で、ほとんど外に出られない生活を送ってきましたが、それは、自宅での話で、それでさえ、息がつまり、毎日、YouTubeを見ながら、ヨガやストレッチ、ZUMBAをやったり、ベランダで野菜を育てたりと精神的にも病まないように過ごしてきました。

 それが、たとえ6日間であろうと、決まった時間に食事の配給はあるものの、小さなホテルの一室の空間から一歩も出れずに過ごすのは、具体的な話を聞いてみると、想像以上に心身ともに病んでいく様子がわかります。

 しかし、この強制隔離に関しては全て日本国の負担。文句を言えるものではありませんが、この現状のやり方に何も説明がないのは、納得しにくいところです。「そういう決まりですから・・」でおさめてしまうのが日本なのですが、せめて説明があれば、もう少し受け入れやすいような気がします。

 イギリスなどは、この強制隔離に対しても、自己負担にしているようですが、日本もこれを自己負担にすれば、逆に国籍の区別なく留学生なども受け入れられるようになるのでは?とも思います。

 しかし、現状のような日本への一時帰国者の話を聞いていると、「とても日本へは帰れない」と思ってしまいますが、実は、もしかして?そう思わせることが目的??、いやいや、そうではないでしょうが、しかし、帰国者の話を聞けば聞くほど、日本行きは当分、無理だ・・と確信するのでした。


日本入国の際の強制隔離


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2021年12月10日金曜日

美食の街リヨン 市議会が公式レセプションでのフォアグラ使用禁止

  


 フォアグラと聞いてフランス料理を連想する人は多いのではないかと思います。世界三大珍味の一つとも言われるフォアグラは、フランス人が大好きな高級食品の一つでもあります。

 特にこれからノエル・年末年始と、フォアグラのないスーパーマーケットはないだろうし、レストランなどでもフォアグラを使ったメニューが多く登場します。

 そのフォアグラをリヨンでは、市議会の決定により、リヨン市が開催するイベント、ビュッフェ、レセプションでのフォアグラの使用が禁止されるという奇妙な事態に発展し、波紋を呼んでいます。

 エコロジストの市議会は、公式レセプションだけでなく、レストランでのフォアグラの使用禁止も切望しているようです。ここまでいくと、あまりに非現実的な気もします。

 エコロジスト(エコロジスト色の強い)のリヨン市議会によると、この決定の主な理由は、「フォアグラは動物福祉に完全に反する農場の製品であるため」と説明しています。

 リヨンはフランス第二の商業都市としても有名ですが、「美食の街」としても知られるところ・・フランス料理を学びにきている人だけではないでしょうが、日本人の留学生が多いところでもあります。

 以前、娘が学生時代に知り合った友人にリヨン出身の子がいて、彼女が日本人とのハーフであることを知ると、リヨンには、日本人が多いんだよ・・と教えてくれたそうです。

 おそらく、日本でも有名な「ポール・ボキューズ」も、国家最優秀職人賞(MOF)・レジオン・ド・ヌール勲章を受賞し、ミシュランの三つ星を50年以上維持したリヨン出身の料理人で、彼のレストラン「ポール・ボキューズ」も、もちろんリヨンに誕生し、今では世界に知られるフランスを代表するフレンチレストランの一つです。

 よりにもよって、そんなリヨンでの「フォアグラ使用禁止」は、なかなか違和感を感じる決定です。しかも、一年のうちでも、恐らくフランス人が最もフォアグラを食すると思われるノエルの前に、この決定は大きな波紋を呼んでいます。

 エコロジストたちが「動物福祉に反する」強制給餌や繁殖に抗議するために行った公式レセプションでの使用禁止ですが、これには、「リヨン市長は、レストランのオーナーにまで、フォアグラの提供をできる限り制限するか、あるいは中止するように求めて、我々の食卓を規制しようとしている」と反対の声も大きく上がっています。

 前市長のジェラール・コロン氏は、この決定を受けて、「美食の都・リヨンの恥」と反発しています。フォアグラの使用を禁止することが、「リヨンの恥」とまで言い切るのも、これまた、なかなかです。

 反対の声をあげている者たちは、「リヨン市長は、周囲に耳を貸さず、対話が成立しない」とコミュニケーションの欠如を指摘しています。

 リヨンは今年の2月の段階で、市長が、コロナウィルスの感染対策のために、キャンティーンのサービスをスピードアップして、混雑状態を緩和するために、学校のキャンティーンのメニューから肉を排除し、単一メニューにしたことで波紋を呼びました。

 コロナの感染対策を利用して、キャンティーンから肉を排除したことに多くの反発が起こりました。キャンティーンは、時には、家では満足に食べられない子供たちの大切な栄養源でもあるからです。

 どうにも、偏りが強すぎる感が拭えないエコロジストの強いリヨンの発信には、歪な議会の様子が映し出されているようにも思えます。

 皮肉なことに、リヨンのお料理には、肉料理が多く、豚や牛、鶏肉類の肉はもちろん、内臓や皮、脂肪や血など肉のすべてを使うものも少なくありません。フォアグラの使用禁止に反対する人々は、「次はロゼット(ドライソーセージ・サラミ)でも禁止するか?!」と怒りをあらわにしています。

 私は、フランスにいながら、それほどフレンチレストランに行くわけではありませんが、周囲のフランス人のチョイスを見ていると、「フォアグラや肉が好きなんだなぁ・・」とつくづく思うほど、彼らは肉食です。

 この決定を下したのは、リヨンだけではなく、グルノーブルやヴィレルバンヌでも同じことを言っているそうです。

 

ノエル前にはお色直しをして山積みにされるフォアグラ


 しかし、ノエルの近づいてきたスーパーマーケットなどの様子を見ると、さっそく、例年どおり、「フォアグラ祭り」が始まっていて、綺麗にお色直しされたフォアグラがこれでもかというほど山積みにされています。

 こんな光景を見る限り、フォアグラがリヨン市の公式レセプションで使用されないことなどびくともしない感じがするのですが・・。


リヨン市議会エコロジスト フォアグラ使用禁止 


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2021年12月9日木曜日

フランスの1日の新規感染者数6万人突破のタイミングで3回目のワクチン接種をしました!

  

  

 私が3回目のワクチン接種の予約をしたのは、11月11日のことでした。

 ちょうどフランスの感染者数がグングン上昇を始めて、1万人を超えた頃だったのですが、その時は、フランスでは、ブースター接種は、2回目のワクチン接種から6ヶ月後とされていたので、2回目のワクチン接種をしたのが6月5日だった私は、自ずと12月6日以降ということになるため、その近辺で空いているところを探して予約していました。

 その頃には、65歳以上の高齢者のヘルスパスが3回目のワクチン接種をしないとこれまでのものが無効になるという発表がされていたのですが、・・ということは、その後は、全ての年齢の人も3回目のワクチン接種をしないと無効になるということは、当然のこと。

 時の流れとともにワクチンの有効性が弱まるのは、何も高齢者だけではないので、同じようにワクチン接種を重ねてヘルスパスも更新していかなければ、ヘルスパスの意味がなくなってしまいます。

 案の定、11月末になって、全世代に対して、2回目のワクチン接種から7ヶ月以上経過した場合は、来年の1月中旬には、これまでのヘルスパスは無効になることが発表されました。

 そして、何よりも、1日の新規感染者数が1万人を超えてからは、感染者数の上昇の仕方も加速度的に進み、週ごとに1万人増えていく感じで、とうとう昨日は、6万人超え。感染者が増加すれば、感染するリスクも高まるわけで、何よりも私は感染することが恐怖でした。

 私が3回目のワクチン接種の予約を入れて、しばらくして、あまりの感染の増加に3回目のワクチン接種は、5ヶ月後からできることになりましたが、時すでに遅しで、私が予約していた日にち以前の予約はもうすでにいっぱいで、前倒しにすることはできませんでした。

 おそらくワクチンの有効性が薄れているであろう身でウィルスに怯えながら生活するのは、もう懲り懲りで、私は心臓疾患があり、リスクが高い人に分類されているため、おそらく、もし、感染した場合のリスクは、本当に大きいのだろうけど、食事にだって行きたいし、友人にだって会いたいし・・ワクチンでもなんでも頼れるものには、なんでも頼りたい・・もうそんな気持ちになっていたのです。

 2回目のワクチン接種から有効性が薄れると言われている6ヶ月間の最後の1ヶ月は、ちょうど、フランスの感染も急拡大していくタイミングで、私は本当にできるだけ出かけずに、おとなしく、おとなしく過ごしていました。

 いつもはしないインフルエンザのワクチン接種までして、久しぶりのインフルエンザの予防接種に軽く熱を出したりもしました。

 前回2回のワクチン接種はかかりつけのお医者さんでやってもらったのですが、今回はDoctolib(ドクトリブ)というアプリを使って、予約の空きを探したために、バスで15分ほど先の薬局でした。

 それはごくごく普通の薬局で、もっと立て込んでいるのかと思いきや、薬局には誰もおらず、予約した時間よりも早く着いてしまった私は、「ちょっと予約した時間より早いけど・・」と言うと、すぐに受け付けてもらうことができ、「薬に対するアレルギーはありますか?」とか、「これまでにコロナに感染したことはありましたか?」などの簡単な問診に答え、健康保険証のカードを渡すと、別室に通され、あっという間にワクチン接種は終了。

 その場で、数分で、3回目のワクチン接種の証明書、QRコードをもらって、難なく、3回目のワクチン接種は終了しました。

 これまで2回のワクチン接種でもそうでしたが、ほぼ、何も感じず、ほんとにやってくれたの?と思うほどの速さと何の感覚もありませんでしたが、証明書のQRコードをもらって、記載されていることが間違いないか確認し、ほんの10分ほどで薬局を後にしました。

 ず〜っと、まだかまだかと待っていたワクチン接種、私は、正直、これまで、今回ほどワクチン接種というものを心待ちにしたことはありませんでした。

 ワクチンが身体に浸透するまでに2週間ほどかかると聞いていますが、薬局からの帰り道、私はすでにもう、あ〜あそこにあれを食べに行きたい!とか、あそこにも買い物に行きたいとか、友達にも会いたい!とか、色々と考えていました。

 ワクチン接種から6時間ほど経った時点で、若干、腕が痛くなりましたが、(これは前回と同じ)その他は1日経過した現在も、特に副反応らしき兆候はありません。

 なんとなく、ちょっとだけ安心したところで、3回目のワクチン接種直後に感染したという人の話を聞き、ガックリ。すでにワクチン接種をした時点で感染していたのか、それともワクチンが効き始める前に感染してしまったのか? しかも、ワクチン接種後に体調が悪化したのをワクチンの副反応だと思って、ひたすら耐えているうちに悪化してしまったとのこと。

 いずれにせよ、やはり、ワクチンとて、100%安心できるわけではないということを再確認させられました。

 家に帰って、QRコードを携帯のヘルスパスに読み込むと、画面には、花吹雪が舞いました。




 3回目のワクチン接種のヘルスパスにこんな遊び心を盛り込んでくれるところは、フランスらしいところかな?と思いました。

 ひとまず、大仕事を終えた気分のところに、夜のニュースでは、さっそく科学技術審議会の会長が、「場合によっては、4回目のブースター接種が必要になるかもしれない」という話をしており、思わず指折り数えて、次は、5月?と気が重くなるのでした。


フランス新規感染者数6万人突破 ブースター接種


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