ノエルのバカンスあけ1月3日に再開したフランスの学校は、衛生管理を強化し、とにかく検査を徹底することで、始まったものの、まだ1週間も経たないのに、すでに大混乱になっています。 なにせ、現在のフランスの新型コロナウィルスの発生率は10万人あたり、2391.2人まで上昇しており、単純に計算する限り、約40人に1人は感染しているという計算になります。 これで、特にワクチン接種があまり行われていない5歳〜11歳の年齢層の生徒が集まる小学校などは、この週数回の検査と隔離の確認、連絡に大わらわになるのも無理からぬことです。 学校再開以来、約5万人の生徒が陽性。約30の学校と10,800...
2022年1月9日日曜日
2022年1月8日土曜日
在宅中でも油断できないパリの治安 偽身分証明書による家宅侵入による盗難事件
偽警察官を見分けるために、警察が公開している本物の警察官の身分証明書 イル・ド・フランス(パリ近郊地域)では、昨年の1月から11月までの11ヶ月で、偽の身分証明書を提示して、個人の家宅に侵入しての窃盗事件が464件も発生していることが報告されています。 街中でスリやひったくりに遭うだけでなく、自宅にまでやってくるというのですから、家にいても、決して油断はできません。 この手の犯罪は、一昨年までの倍以上に跳ね上がっているので、今、流行?している犯罪の手口なのかもしれません。ちょうど、パンデミックの時期と重なっているため、観光客が激減したり、外出制限などで、街中の人出が通常のように...
2022年1月7日金曜日
日本からパリに来てくれた友人のコロナカルチャーショック
パンデミック以来、私が日本へ行くこともできなくなっただけでなく、日本から友人が来てくれることも、パッタリとなくなってしまっていました。 日本からフランスへの入国は、ワクチン接種さえしていれば、隔離もなく、さほど面倒なことはないのですが、日本に戻った時の隔離期間を考えると、まあ容易に海外に出るのは、難しく、旅行期間プラス隔離期間の日程をもってしても、検査だ隔離だ、公共交通機関を使わない移動だと、いつもはかからない余計な出費をも考えると、海外に出られるという人は、なかなかいるわけではありません。 12月の初めに、私は友人から、「年末年始にかけて、パリに行くつもりでいたんだけど、どうしよう?」と連絡があり、「パリは感染は増えているけど、みんな全然、普通に生活してるよ・・」と話していました。 彼女は、長いこと会えていなかった遠距離恋愛中の彼に会うためにフランスに来る予定にしていたのですが、現地の事情もよくわからないので・・と連絡をくれたのでした。 長いこと会えていなかった彼女の彼は、このパンデミックで、家族数名を亡くし、失意に暮れていたところに、彼女も「やっぱり行くのは、諦めようかな・・」と言い出したら、さらにガックリしてしまったそうで・・結局、彼女は、意を決してパリにやってきたのでした。 彼女は、エアフランスのチケットを予約していたのですが、予約していた便はキャンセルになり、翌日のフライトでパリに来たとのこと。彼女の住む地域には、パリへの直行便はなく、国内での乗り換えが必要なため、変更されてバタついたとのこと・・。 しかも、前日のフライトのキャンセルのために彼女の乗った飛行機は満席だったとのこと、航空会社からしてみれば、効率はよいとはいえ、この時期の長距離便(日本⇄パリは12時間)で満席状態というのは、なかなかリスクもあるのではないか?と少々、不安にもなります。 彼女曰く、日本での海外渡航用のPCR検査は3万円だったとかで、それが、当日の検査ともなると4万5千円なのだそうで、なぜ、PCR検査がそんな高額になるのか、それだけでもちょっとバカバカしい気分になります。 彼女が「フランスに行くかもしれない・・」と言うと、「まさか、ほんとに行くの?」と怪訝な顔をする人も周囲に結構、いたとかで、結局、ごくごく親しい人にしか話さずに来たとのこと。日本の厳しい雰囲気がなんとなく、想像つく感じもしたのです。 しかし、色々なことをクリアして、いざフランスに来てみると、「この自由な感じは、ホント、楽!」だったと話してくれて、その楽な感じにどっぷり浸かっている私は、逆に今、日本に行ったら、その厳しい感じがさぞかし、窮屈に感じるだろうと、そんな風にも思ったりしたのでした。 結局、この自由な感じが感染者を急増させていることには違いはないので、一概に日本の厳しさを責めることはできません。何といっても桁違いも桁違い、桁がいくつも違うほどの感染者を叩き出しているフランスと日本の空気感の違いは、言うまでもありません。 仕事関係の日本の人などが、「どうやら日本も感染が悪化してきたから、もしかしたら、また日本入国は、さらに厳しくなるかもしれない・・」などと話しているのを聞いても、日本での1日の感染者数は2,500人を超したくらい、フランスは?と聞かれて、「33万人を超えています」と言っても、もうどうにもお互いにピンと来なくなっていることを感じます。 これは、コロナウィルスにより生まれた新しいカルチャーショックの一つでもあるかもしれません。 もともと、世界中を渡り歩く仕事をしてきた私の友人は、順応性もあり、日本とフランスの現在の両方の様子を実際に体験して知っている貴重な友人ですが、フランスから日本に帰った時、時差ボケだけでなく、このコロナウィルスに対する温度差ボケに、ちょっとしたカルチャーショックを感じるのではないかと思いますが、幸い?現在、フランスから日本への入国の際には、6日間の隔離施設での隔離、その後、陰性の場合はさらに8日間の自主隔離期間があるので、その間に日本モードにシフトできるのではないか?と思っています。 彼女は、フランスでのPCR検査は、4-5,000円(旅行者)でそれほど高いわけではありませんが、現在は、検査は長蛇の列、2時間並ぶ苦行に大変な思いをしたようです。 そして日本に帰国後は、彼女には6日間の隔離施設での隔離プラス8日間の自主隔離というさらなる苦行が待っています。しかし、その隔離によっぽどうんざりしない限り、「また、春頃には来るから・・」と日本に帰国する前から、また来る気、まんまんです。 それにしても、フランスの状況は、現在のところ、少なくともあと1週間くらいは、この悪化が止まらないであろうという感染予報?が出ており、特に学校などは、学級閉鎖が10,800件、25,000人の生徒、4,000人の大人(教員等のスタッフ)が陽性、75,000人の生徒、3,000人の大人が隔離中とかで、また、隔離明けのタイミングもなかなか微妙でややこしく、学校は、なかなか混乱している模様です。 問題になっていたワクチンパスは国会で可決され、来週の上院での審議に備えている状況で、どうやら、予定どおり、1月15日からワクチンパスが施行される模様です。 この決定を受けて、これまでワクチンをせずにねばっていた人がこれでワクチン接種を受け入れるのか?とは、疑問でしたが、多少なりとも、これまで全くワクチン接種をしてこなかった人々がワクチン接種をし始めたと報道されています。 実際のところは、よくわかりませんが、初めてのワクチン接種を受けている様子のインタビューなどを見ていると、どちらかというと若者が多く、肝心の高齢者のワクチン未接種者の姿があまり見えないのは、気のせいでしょうか? とにかく、ワクチン接種を進めること、ワクチンパスを施行させることを軸に進めているフランスは、私の友人が「楽!緩い・・」と感じたとおりにワクチン接種さえしていれば、ほぼ、日常の生活が送れるように、レストランやカフェ(食事やアルコールの提供、営業時間などは通常どおり)、その他の施設、店舗なども、閉鎖されてはいません。(ディスコなどは除く) しかし、10万人あたりの感染率は、とうとう2,000人を突破、50人に1人は感染しているという計算になります。こうなると、本当に身近な周囲の人々の中にも、必ず感染者がいる感じを実感するようになり、ほんとうに明日は我が身です。いくら、フランスの社会が緩くても自分の身は自分で守らなければならないと実感しています。 今日、処方箋をもらってあった薬を取りに行こうと薬局に行ったら、もの凄い人で、あまりの人の群れに恐れをなして、明日、朝、早くに出直そう・・と帰ってきてしまいました。 日本のニュースを見ると、感染悪化のために、「蔓延防止等重点措置」だとか、アルコール提供停止、時短営業などを検討中だとか・・。感染者30万人でも、みな朗らかに暮らしているフランスから見ると、思わず「えっ?それだけの感染者数で時短営業? こちらのもはや天文学的数字の感染者数をよそに、日本の経済は大丈夫なの?」などと心配にもなってしまいます。 フランスと日本、もはや比較にならないどころか、あまりの別世界ぶりにどちらが正解なのかは全くわかりませんが、以前に書いたことがありますが、危篤状態になった時に、比較的、あっさり?諦める気がするフランスの医療と、何がなんでも延命治療をしようとする日本の医療に見られる死生観の違いのようなものが、このコロナ対応にも反映しているのではないか?などと思ったりもするのです。<関連記事>「締めたり緩めたり・・フランスの感染対策のさじ加減とその背景にある死生観」「新規感染者数2,000人の日本と60,000人超えのフランス どちらが幸せか?」「...
2022年1月6日木曜日
フランスの1日の新規感染者数33万人突破 連日新記録更新とマクロン大統領の戦略
もはや、どうにも止まらないフランスの感染者数は、昨日よりもさらに5万人以上増加し、1日で33万人(332,252人)を突破しました。 感染者数だけでなく、入院患者数も1日で2,000人以上増加(現在、コロナウィルスによる入院患者数は20,688人)している今、オミクロン株は重症化しないから、感染者数だけで騒ぐことはない・・などとは、言っていられなくなる状況に陥りつつあります。 しかも、そのうち295人は、10歳未満の子供だということです。 にもかかわらず、フランスでは、一昨日のパリジャン紙のインタビューに答えたマクロン大統領の過激な発言の方が話題沸騰しています。 たしかに、こ...
2022年1月5日水曜日
フランスの1日の新規感染者数27万人突破 怒りと焦りが見える政府陣営の怒りの発言の数々
年末から、「1月の初旬には、1日の新規感染者数は25万人を超える可能性がある」と言われてきましたが、昨年のノエルに10万人を超え、10万人のしきい値を超え、そのわずか4日後には、20万人を突破した時点で、1月初旬の25万人突破も現実味をおびてきた・・と思っていたら、初旬も初旬、三ヶ日を過ぎてすぐに、25万人どころか27万人を突破してしまいました。 もう数字の感覚が麻痺してきており、27万人を超え、すでに27万人が「30万人近くの感染者を出している・・」という報道のされ方をするようになり、もう換算される桁が10万人単位になりつつあり、27万人が限りなく30万人に近いという感覚に...
2022年1月4日火曜日
厳戒体制での学校の再開
一昨年前の年末あたりから、「学校の閉鎖は最終手段」という方針を貫き通しているフランス政府は、今回の感染爆発ともいうべく感染の急激な増加の中でも、学校を予定どおりの日程で再開しました。 しかし、特にワクチン接種を受けていない小学生以下の学校再開には、特に感染対策が強化されています。 この学校における感染対策の主な柱は、生徒たちの検査をより徹底したものにすることに焦点を当てられています。 登校初日には、必ず検査(PCR検査・抗原検査)を受け、陰性であることが確認された生徒だけが登校、学校再開後には、陽性例が確認され次第、クラスの生徒全員が抗原検査またはPCR検査を受けなければならず、保護者からの「書面」での証明と、陰性であることが確認された場合にのみ授業に復帰することができます。 また陽性になった者については、陽性が確認された当日から1日おきに、4日間で3回のテストを行う必要があるとしています。この対策は、ウイルスが感染してから症状が出るまでに3〜5日かかるという潜伏期間をより考慮したものです。 この検査をスムーズに行うために最初に実施した検査の後は、各家庭で2回、薬局で無料のセルフテストを受け取れるようになっています。 フランス政府は、昨年末の段階で、すでにこの検査を徹底して行うことを可能にするために、充分な検査キットを大量に発注済みであると説明しています。 また、教員に関しても、生徒と同じルールが適用されることになっています。そして、保護者会などに関してもすべてリモートにすることが義務付けられています。 この検査の増加に加え、「換気の必要性」をよりよく測定するために、できるだけ多くのCO2センサーを配備するよう学校に呼びかけています。 政府によると、現在までのところ、この小さな箱を備えているのは小学校の「約20%」に過ぎないそうで、これは中学校よりも多いのですが、まだ全然足りない状態です。 注意点として、保健当局は、ウィルスが浮遊できる空気を新しくするために、1日に少なくとも10分から15分、定期的に窓やドアを開けることを勧めています。 また、教育現場でさらに心配されるのは、感染や陽性者との接触があった場合、他の人と同じように厳しい隔離ルールが適用される教員の欠勤です。科学委員会の試算によると、学年の始めに30%の教員が陽性であるか、感染した子供の世話をしている可能性があると想定しています。 ジャン・ミッシェル・ブランカー教育相は、1月が「緊迫状態の月」になることを認め、「ワクチン接種を受けた大人(教員)は、子供と同じ、反復テストを適用する」ことを発表しました。 また、大量欠勤のリスクを減らすための対策として、病気以外の欠勤原因、例えば「現任訓練」を停止することを挙げています。この施策は、「代理教員」の募集と連動して行われます。 小学校では、これにより「9%から、学校によっては12〜15%」補充能力が高まると目論んでいます。 また、学校でのワクチン接種キャンペーンの促進も視野に入れられており、昨年7月、10代に向けたワクチン接種キャンペーンが開始された時に、中学校では校内にワクチン接種センターが設置されたように、5歳からの全児童にワクチンが開放された今、「各学校と接種センターがペアになり、ワクチン接種を拡大していく予定になっています。 小学校の子どもたちには、「学校長や教師に予防接種の手順を説明するメッセージが送られる」ことになっていますが、「ワクチン接種の予約や接種の際の付き添いは家族が行うもので、すべてのケースで「親の承認」が必要になると念を押しています。 このように、かなり厳しい制限下での学校再開も、やはり、蓋をあけてみると、最初の混乱は、教員の欠勤で、基本的に「教員不在のために生徒を他のクラスに割り振ることはできない」としているために、予め、連絡がないまま学校に行ってみると、子供のクラスの先生がおらずに、慌てて両親のどちらかがリモートワークに切り替えて、子供を家に連れ帰らなければならないようなケースが出たり、逆に教員の突然の欠勤に慣れている親にとっては、いつもと違って、代理教員が割り振られて、助かった・・などと様々な声が上がっています。 中学生以上に関しては、小学生と違って、生徒たちにも、かなりワクチン接種が浸透しているため、同様の対策が取られているものの、小学生ほどには、緊迫した状況ではありません。 いずれにせよ、まだまだ始まったばかりの学校から、さらに大きな波がおこるかどうかは、これから数週間後に結果が表れてくると思われます。 もはや、周囲にも感染者は珍しくなくなっている現在のフランスの状況から見ると、個人的には、オミクロン株は、どうやら潜伏期間が人によってはかなり長く、感染してからも、すぐに検査を受けても陽性とはならないところがややこしいところで、この感染してから、陽性反応が出るまでの間にさらに1人が10人は感染させるという勢いで感染を広げてしまうのに、その隙間の期間に隔離できないために、一体、いつ、どこで感染したのかもわかりにくいことも始末の悪いことです。 しかし、年末年始には、本当に、どこから湧いてくるのかと思うほど、人で溢れていた場所がたくさんあったのに、いざ、新年が始まってみると、今度は、いたるところに感染、感染者との接触のための隔離による欠勤者が増え、現在のところ教員の10%程度が欠勤、フランス国鉄の長距離便などは、10%が欠便、いつもは渋滞しているところが、車もすいすい動いていたりして、明らかに人の動きが減少していることに、どうにもしっくりこないものを感じるのです。学校再開のための感染対策<関連記事>「6歳から10歳の子供の感染が激増しているフランス」「若年層のCOVID...
2022年1月3日月曜日
感染者隔離期間の緩和 フランスの新しい隔離のルール
フランスでの新型コロナウィルス感染が、爆発的に増加していますが、現段階でのオミクロン株に関する感染速度と感染力の強さは認められるものの、症状が悪化する割合が低いという比較的楽観的なデータに支えられ、政府は規則の一部を緩和することを選択しています。 というのも、フランスの感染があまりにも急激に拡大したために、11月中旬から12月中旬にかけて、隔離を余儀なくされた人々による労働停止の数は、5763件から42541件へと7倍以上になり、12月後半から年末にかけてのさらなる感染拡大は、ちょうどノエルのバカンスに重なったために、実際の職場での隔離のための病欠は、大々的には表面化していませんでしたが、これまでどおりの隔離基準を継続した場合は、事実上のロックダウン状態に近い状況になることは必須。 社会機能を停止させないために、社会生活継続と感染のリスクのバランスを計り直す必要がありました。 これまで感染した場合には、変異型に関係なく、10日間の隔離が求められていましたが、ワクチン接種済み(2回)の場合には、7日間の隔離に短縮されました。また、5日目にPCR検査を受けて陰性であれば、その時点で隔離生活からは解除されます。ワクチン未接種者に関しては、10日間の隔離、7日目に検査の結果が陰性であれば、隔離は解除されます。 また、感染者に接触した者については、ワクチン接種済みの者に対しては、「定期的に(即日、2日後、4日後)検査を受けることを条件に(検査結果が陰性の場合)隔離は不要となりますが、ワクチン未接種者については、7日間の隔離が求められます。 そして、医療従事者については、さらに具体的な隔離のルールが検討されており、公衆衛生高等評議会は、医療従事者が...
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