かねてから、カナダでの同タイトルのデモに触発されてフランスでも起こっている「自由の輸送団(Convoi de la liberté)」のデモがフランス全土から一旦、パリに集結し、ベルギー・ブリュッセルに向かう動きに、パリ市内には、普段は目にすることのない戦車までが出動する物々しい警戒ぶりになっています。 警視庁は、このデモのバリケードのために、特殊機械、クレーン車、バリケード対策用トラクター、レッカー車、投水機を用いて、デモによる都市封鎖を防ぎ、違反者を罰金や逮捕すると発表しています。#Manifestation 📢 | Engagés en soutien...
2022年2月12日土曜日
2022年2月11日金曜日
バレンタイン前のメゾン・ド・ショコラでバラ売りのチョコレートに挑戦
バレンタイン仕様になっているメゾンドショコラの店頭 フランスに来て以来、圧倒的に食べることが増えたものの一つはチョコレートです。 日頃は、パリにいても、家ではかなり、和食あるいは、日本の食卓に近い食事に傾きがちで、手に入りにくい日本食材やそれに近い食材を見つけては、やっぱり日本のものは美味しい!・・となっている私でも、チョコレートは、やはりフランスのものが美味しい!と力を込めて言うことができます。 今では、家にはいつもチョコレートの買い置きがあるようになりました。 スーパーマーケットにずらりと並ぶようなチョコレートから、折に触れて、何か口実をつけて、時々購入する贅沢なチョコレートまで、日本にいた頃は、甘いものはあまり好きではなかった私が辛党ではなく、甘辛両党になったのも、フランスのチョコレートが入口だったかもしれません。 パトリック・ロジェやジャン・ポール・エヴァンなど、ひととおりのフランスのチョコレートの有名店を一周して、安定して通うようになったのは、メゾン・ド・ショコラのお店です。 たいていは、色々な種類が詰め合わせになったチョコレートを購入するのですが、その一粒、一粒、どれも美味しいものの、やはり好みはあり、自分の好みのものだけを選りすぐってみたくなって、前回、箱詰めのものを購入した際に、一粒一粒をチェックしながら、カタログと照らし合わせながら、次回こそは、バラ売りのチョコレートを自分で選んで買おうと決めていたのです。 バレンタインも近づき、誰かにあげるわけではなく、自分へのご褒美(バレンタインという言い訳)、一粒...
2022年2月10日木曜日
「フランスのワクチンパスポートは3月末から4月には解除できる」と政府が発表した理由
フランス政府報道官ガブリエル・アタルは、「ワクチンパスは、おそらく3月末から4月には、解除できるであろう」また、「学校での感染対策も緩和する方向で検討している」と発表しました。 先日、テレビのニュース番組にオリヴィエ・ヴェラン保健相が出演した際に、視聴者の質問に回答する形で、ワクチンパスは、7月末頃には、解除できるかもしれない」と話していましたが、今回のスポークスマンの発言では、それよりさらに前倒しの3月末から4月に解除という話になっています。 まあ、3月末にしても、7月末にしても、どちらにしても決定事項ではなく、あくまでも、その時点で、感染者数や感染率、病床の占拠状態の改善などが見られた場合の希望的観測によるものであることに変わりはありませんが、今回のスポークスマンの発言には、カナダで起こっている「ワクチン接種義務化に反対する大規模なデモ「自由の車列(Freedom...
2022年2月9日水曜日
フランスの記録的な貿易赤字と日本の鎖国
フランスの税関当局は、2021年、史上最悪の847億ユーロの貿易赤字を記録したことを発表しました。これまでフランスの最大の貿易赤字は2011年に記録した750億でしたが、この記録を更新するものとなりました。 このことについて、フランク・リースター外国貿易担当大臣は、フランス経済が昨年7%の成長を記録し、「海外で生産された消費財や産業用工具の輸入に影響を与えたことから、輸出よりも輸入の著しい回復によって起こった現象のうえ、航空関係の輸出などの強力な輸出部門がまだ2019年の水準を下回っていることによるものであるとし、今回の赤字は回復の強さによるものと説明することができる」と...
2022年2月8日火曜日
パリのワンコインショップ 全商品2ユーロ C'est duex euros(セ・ドゥユーロ)
日本に一時帰国した際に、必ず覗いてみる100均ショップ。長いこと日本には行けていないので、最近の日本の100均ショップの様子はわかりませんが、まあその商品の種類や数の多さに、最初はビックリして、一緒に付き合ってもらった友人に、「100均でこんなに買い物する人、見たことない!」とあきれられたこともあります。 うわっ!すごい!これが100円、こんなのも100円・・と、手当たり次第にカゴに入れていくと結構な量になってしまい、後になってから、結局、あんまり使っていないものもあれば、100円だったのに、ず〜っと使っているものも、今のパリの家にもたくさんあります。 なにせ、パリには、100均などというものはないので、日本の100均では、一つたった100円なのに、文房具類や、これは便利!と思うものがたくさんあって、今、買っておかなければ、次には、いつ来れるかわからない・・と思うと日本の100均では、ついつい散財してしまうことになるのです。 しかし、ついにパリにもワンコインショップができたと聞いて(ワンコインとはいえ、2ユーロ(約260円))これは、パリも進化した!と感激して、さっそく行ってみたのです。 現在、フランス全土には44店舗あるというのに、まだパリには1軒だけだそうで、選択の余地はなく、その一軒に行ってみました。それはシャトレ(Chatelet)の駅から歩いて5分ほどの場所にあります。 「やった!あった!ここだ!」と勇んで店内に足を踏み入れた私は、正直、第一印象は、ガッカリ・・」日本の100均をイメージしていた私には、ちょっと肩透かしを食らった感じがしました。 しかし、せっかく来たのだから、何かないかな?と少しずつ商品を見ていくと、意外と面白いものがあって、いつの間にかスイッチが入り、あっという間に入り口にカゴを取りにいくハメになりました。 ちょっとお洒落な鍋つかみや、開けたプラスチックの袋を止めるピン 食料品などは、簡単なお菓子が少しあるだけですが、装飾品、インテリア雑貨、キッチン用品、文房具、香水や簡単な化粧品からおもちゃ、パーティーグッズ、折り畳みの傘や収納のためのグッズやDIY用品などなど、ちょっと洒落た置物や気の利いた食器やワイングラスなどもあるところは、フランスらしいところです。 レモンの形をしたエコバッグやさまざまな香りのペースト・パウダー状の石鹸 子供が小さい頃だったら、子供のお誕生日会のプレゼントは、ここで充分、楽しいものがあったのに・・と思いました。 カーテンを止めるピンとつっかえ棒絵を描くための画板フランス語のマグネット 日本の100均と比べたら、圧倒的に商品の数は少ないものの、充分に楽しめる内容です。 一歩、足を踏み入れて、一瞬、ガッカリした私も、日本の100均とは、コンセプトが違うのかも・・と思いなおし、けっこうな時間を楽しみ、結局、10点も購入してしまいました。 若い女性の店員さんもとても親切で、「何か聞きたいことがあったら、遠慮なく言ってね!」と声をかけて下さり、お言葉に甘えて色々質問する私に嫌な顔ひとつせず、最後に会計の際には、梱包に気遣って、割れないようにと、奥から箱を探してきてくれて(日本なら当然かもしれないけど・・)、丁寧に梱包してくれたのでした。 2ユーロと言いながら、2ユーロではない商品もあるのでは・・と疑っていた私ですが、2つで2ユーロという商品はあったものの、見事に全商品、2ユーロでした。 毎週、新商品を入荷するということだったので、まだまだ今後が期待できます。 まだまだ始まったばかりのパリのワンコインショップですが、これが流行れば、もっと、たくさんの商品で埋め尽くされていくのでは・・と期待しています。 お近くにお寄りの際は、ちょっとこんなお店を覗いてみるのも楽しいかもしれません。⭐️C'est...
2022年2月7日月曜日
パリのマルシェでの買い物 お花屋さんにも行列ができる
マルシェに並ぶ季節の花 これが飛ぶように売れているのにビックリ 我が家のごくごく近所には、残念ながら、マルシェ(市場)がありません。少し離れたところにはあるのですが、わざわざ、少し遠いマルシェにはあまり行くことはありませんでした。 たいていのマルシェは、 曜日も時間も限られており(たいていは、午前中だけの営業)、子供が小さい頃などは、特に、仕事をしていれば、買い物は休みの日にまとめてするのが普通で、休みの日には、家事や雑用に加えて、子供のお稽古事の送り迎えなどに奔走しなければならず、買い物といえば、どうしても、日用品なども含めて一度に一ヶ所で買い物が済んでしまうスーパーマーケットが断然、効率的で、あまり、マルシェに行くことはなかったのです。 しかし、考えてみれば、今の時代にマルシェのような文化が続いているところは、パリ(フランス)らしいところでもあり、いちいち人手を介して、人とふれあいながら、買い物をするマルシェという文化も、いかにもフランス人らしいところであるとも思うのです。 場所により、曜日は異なりますが、週のうち、せいぜい2〜3日(常設のマルシェもあるにはありますが・・)屋台のようなお店が軒を連ね、肉や魚、野菜などの生鮮食料品を中心にチーズやソーセージ、ハム、パテ、ジャム、キッシュ、お菓子、パンなどの加工食品、生花など、加えて衣料品、雑貨などを扱っているところもあります。 マルシェでちょっと気になったゴルゴンゾーラ 先日、天気もよく、新鮮なお魚が欲しくなって(以前、カーフールでお魚を買って、生で食べても大丈夫?と確認して買ったにもかかわらず、酷い目にあったことがあって以来、お刺身にして食べたい魚を買いたい時には、マルシェに行くようにしています)、ここのマルシェのお魚は、おススメ!と聞いていたマルシェに思い立って、出かけてきました。 メトロの駅を上がってすぐの場所にあるマルシェに入っていくと、いかにもマルシェといった感じの並べ方をした野菜や果物のお店、ちょっとグロい場合もあるお肉やさんなどなど、スタンダードなマルシェのお店が軒を連ねていて、そこそこの人出です。 そういえば、パンデミック以来、マルシェにくるのは、初めてのこと、全てのお店ではありませんが、プラスチックのバリアがつけられているお店もちらほら・・。行列ができて、やけに賑わっているお店もあれば、人が寄り付かないお店もあるのは、マルシェの残酷なところです。 食料品の場合、産地やお料理の仕方などを直に聞くこともできて、また季節のものを確認して買うことができるのは、安心なこと、しかし、お客さんが皆、いちいち、そうやって一通り話しながら買い物をするので、時間はかかります。 私は目当てのお魚屋さんに行って、生で食べられるお魚をゲット。そのお店は、ブルターニュから直送しているお魚をメインに扱っており、そうでない場合にも正直にこれは、スペインから・・とか、これは、養殖もの・・などと、教えてくれます。 そのお店の人曰く、「フランス産」などのマークがつけられていても、それは嘘である場合も少なくないそうで、(実際にコントロール(チェック)がきちんとなされていないため、産地偽装?は、けっこう多いのだとか・・」「うちは、間違いなく、正確に記載しているからね!」とのこと。 私は、お刺身にできるイカとイワシ、鱸(スズキ)は鱗と内蔵だけとって、中の卵は残してもらって買ってきました。これでお刺身とイワシのつみれ汁や鱸の半身は中の魚卵と一緒に煮物を作り、久々のお魚を堪能しました。 お魚については、いつも思います。マルシェが近くにあったらいいのに・・と。 そして、何よりも意外だったのは、ミモザやチューリップなど、春先らしいお花や淡い色合いのバラなどで美しいお花屋さんにも結構、行列ができていたことで、花より団子の私は、ビックリ!「うわっ!フランス人は、こんなにお花を買う人がいるんだ・・」ということでした。 日曜日には、閉まってしまうお店が多い中、「パン屋さんとお花屋さんは開いている」と言われているフランスですが、やはり、不景気だインフレだと言いながら、お花屋さんが繁盛しているのもフランスらしいところなのかな?とも思います。 しかし、考えてみれば、マルシェというのは、決して安いわけでもなく、ある程度のこだわりを持って、時間的にも経済的にも比較的余裕がある人が集まっているところでもあるので、全てのフランス人の家庭がお花に彩られているとは、考えづらいような気もします。 しかし、久しぶりのマルシェは、なんだか楽しくて、また、気が向いたら、マルシェ巡りをしてみるのも楽しいかも・・と思ったのでした。 これを書くのにあたって、「マルシェ」って日本語で何と言えばいいのかな?と調べたら、「フランス語で市場を指す言葉・・の次に、「ハウス食品で販売している「カレーマルシェ」の商品名」と出てきてビックリしました。パリのマルシェ<関連記事>「もうカーフールで魚は買わない」「PICARD(ピカール)...
2022年2月6日日曜日
フランスは最悪の時を超えた? 感染者数ピークアウト
ヨーロッパ内でもダントツの感染者数を叩き出していたフランスの新規感染者数が下降に転じ始めました。一時は、50万人を超え、連日40万人台を記録していた感染者数は、20万人台まで下がり始めています。 一時は、少しでも出かけると、感染者追跡アプリから、「感染者と接触しています」という通知が来て、いい加減、ウンザリしていたのですが、そういえば、いつの間にか、それも来なくなっています。 先日、月が変わって、「今月分の薬を取りに行かなければ・・でも、また薬局、検査で混雑しているから嫌だな・・」と思いながら、薬局に行ってびっくり・・あれだけ、検査のためにあれだけ行列していた人がいなくなっていました。 オートテスト(セルフテスト)のキットが広まったこともあるのでしょうが、どうやら峠を超えたのは、事実のようです。 先日、オリヴィエ・ヴェラン保健相は、2時間以上にもわたるテレビの生番組に出演し、視聴者の国民からの質問に答えるというかたちで、現在、そして、これからの感染の推移、それに伴う感染対策や制限の撤廃などに関する予定を語りました。 「我々は、最も困難な最悪の事態を過ぎた。しかし、依然として、病床は、ピークの状態で、このピークを乗り越えるためにも、まだまだ油断は大敵、今、多くの人々が感染しても重症化していないのは、ワクチン接種のおかげである。ワクチン接種をしていない人、ブースター接種の期限が切れそうな人は、注意して、必ずワクチン接種を行なってほしい!」と訴えていました。 このように、現職の大臣がテレビの生放送で、国民からの質問に生で答えるという2時間以上にも及ぶ番組、もう少し、質問を整理してもいいのでは?と思うほどに長い番組でしたが、私は、こんな番組が日本にもあったらいいのに・・と思いながら、見ていました。Covid-19:...
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