2022年2月6日日曜日

フランスは最悪の時を超えた? 感染者数ピークアウト

  


 ヨーロッパ内でもダントツの感染者数を叩き出していたフランスの新規感染者数が下降に転じ始めました。一時は、50万人を超え、連日40万人台を記録していた感染者数は、20万人台まで下がり始めています。

 一時は、少しでも出かけると、感染者追跡アプリから、「感染者と接触しています」という通知が来て、いい加減、ウンザリしていたのですが、そういえば、いつの間にか、それも来なくなっています。

 先日、月が変わって、「今月分の薬を取りに行かなければ・・でも、また薬局、検査で混雑しているから嫌だな・・」と思いながら、薬局に行ってびっくり・・あれだけ、検査のためにあれだけ行列していた人がいなくなっていました。

 オートテスト(セルフテスト)のキットが広まったこともあるのでしょうが、どうやら峠を超えたのは、事実のようです。

 先日、オリヴィエ・ヴェラン保健相は、2時間以上にもわたるテレビの生番組に出演し、視聴者の国民からの質問に答えるというかたちで、現在、そして、これからの感染の推移、それに伴う感染対策や制限の撤廃などに関する予定を語りました。

 「我々は、最も困難な最悪の事態を過ぎた。しかし、依然として、病床は、ピークの状態で、このピークを乗り越えるためにも、まだまだ油断は大敵、今、多くの人々が感染しても重症化していないのは、ワクチン接種のおかげである。ワクチン接種をしていない人、ブースター接種の期限が切れそうな人は、注意して、必ずワクチン接種を行なってほしい!」と訴えていました。

 このように、現職の大臣がテレビの生放送で、国民からの質問に生で答えるという2時間以上にも及ぶ番組、もう少し、質問を整理してもいいのでは?と思うほどに長い番組でしたが、私は、こんな番組が日本にもあったらいいのに・・と思いながら、見ていました。


 フランスでは、2月に入ってから、屋外でのマスク義務化が撤廃されましたが、ここ数日、パリ市内を歩いていると、想像以上にみんな、マスクを外していないことに驚いています。マスク義務化が撤廃されたからといって、マスクをするのは、自由なわけで、まだ、危険を感じている人は思っていたよりも、少なくないのだな・・という印象です。

 とはいえ、屋内や公共交通機関では、マスク着用は義務付けられていますから、狭いパリの中を移動するのに、マスクをつけたり、外したりするのが煩わしいこともあるのかもしれません。

 実際に、この番組内での質問には、「屋内のマスク義務化はいつ撤廃されるのか?」とか、「ワクチンパスはいつまでやるの?」などの質問もあり、そんな駄々っ子のような質問にも、「この制限は、永遠に続くものではなく、感染者数の減少の度合いによって、屋内でのマスクの義務化の解除は検討中」とのこと。

 また、ワクチンパスについても、「感染が減少し続け、次の変異種が出現せずに、このまま順調に推移していけば、今年の7月末頃には撤廃できるかもしれない」と具体的な目安になる時期を示して答えています。いずれにしても、これらの政治的な決定は、科学者によるコロナウィルス患者の集中治療室の病床占拠率等の関連指標をもとにするものということを強調しています。

 しかし、いくら感染者数が減少してきたとはいえ、1日あたり20万人以上という依然として異常な状態は続いているわけで、決して油断できるものではありません。

 2月15日からは、ディスコなどのこれまで閉鎖されていた場所の営業が再開され、この時期と重なって、学校は冬休みのバカンスに入り、多くの人々がまたバカンスに出ます。これで、再び、フランスの感染が増加に転じることも考えられないことではありません。

 現在は、薬局での行列がなくなったことなどから見ても、感染者が減ったことは明白なのですが、もう一先ず、ひととおりの人が感染してしまったのか?と思いきや、1ヶ月前に感染したばかりなのに、また感染・・などという話も聞こえてくるので、このウィルスの未知の部分もまだまだ多いのかもしれません。


フランスピークアウト 感染者数減少傾向


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