2024年4月6日土曜日

違法精製の問題にはとどまらないネスレグループのミネラルウォーターの安全性

   昨年末から今年の初めにかけて、違法精製水をナチュラルミネラルウォーターとして販売している問題が大スキャンダルとして騒がれていたネスレグループのボトル入りのミネラルウォーター問題でしたが、その話題が騒ぎになっても、スーパーマーケットなどの一般市場では、これまでと何の変化も見られず、同じものが販売されていることに、「どうしてなんだろう?」、結局、精製法がナチュラルミネラルウォーター名乗ってはいけないだけ?という問題なんだろうか?と、ちょっと不思議に思っていました。 それは、ペリエ、ヴィッテル、エビアン、コントレックスなどのごくごく身近な誰でもいつでもどこでも手にすることができるようなポピュラーなものであっただけに、私にとっては、けっこうショッキングなニュースでもあったのです。 しかし、今回、新しい環境保護法案が審議され、PFAS(パーフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル)、永遠の汚染物質と呼ばれる汚染物質問題が浮上したことにより、再び、ネスレグループのミネラルウォーター問題に火がつきつつあります。 PFAS問題が今回、注目された際にPFASが含まれている製品の中にボトル入りミネラルウォーターも存在していることに、私は少々、ひっかかりも感じていたのです。 それは、フランスインフォとル・モンド紙が同日、明らかにしたもので、ちょっとおさまりかけていたネスレグループのミネラルウォーター問題をぶり返すかたちとなったのです。 前回の騒動のときには、この巨大な多国籍企業ネスレグループがこの水源の水の違法精製を何年も検査官を欺くために電気キャビネットにフィルターを隠すことまで行いながら隠蔽してきたのは、自社製品の健康上の安全性を保証するためだったと説明していました。 しかし、ANSES...

2024年4月5日金曜日

2026年 永遠の汚染物質 PFAS 製品を禁止する環境保護法案採択

   PFAS(パーフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル)は、人工的に作られた有機フッ素加工物の総称で、その非粘着性、防水性、耐熱性が高く評価されており、特に繊維製品、食品包装、消火泡、非粘着コーティング、化粧品、植物検疫製品、半導体、インクなどの多くの日常生活で利用される製品の多くに使用されています。 PFAS は化学的安定性により環境中での分解が限られているため、体内に摂取した場合は、体外に排出されにくく、蓄積され、それらが廃棄物として排出された場合は、私たちが飲む水、土壌、空気、海に広がり最終的には食物連鎖に入ります。 母乳を介した乳児への感染も現在では証明されていると言われています。  欧州環境庁によると、PFAS...

2024年4月4日木曜日

タクシーの運転手さんによると今年の夏はタクシーが大幅に減るらしい・・

   私はふだん、パリ市内かせいぜい、ごくごくたまにパリ近郊くらいしか移動しないので、ほぼタクシーというものに乗ることはありません。私がタクシーに乗るのは、日本から帰ってきた時にあまりに荷物が多いために、空港から乗るときくらいなものです。 ヨーロッパ内を旅行してきた時は、そんなに荷物も増えないので、タクシーを使うまでもないのです。 今回も空港からの帰り道はタクシーで帰ってきました。まず、驚いたのは、空港のタクシー乗り場の行列で、こんなにタクシー乗り場に行列していることも珍しいほどの行列でした。とはいえ、少し待っていれば、空港にはタクシーが集まってくるので困るほどではありません。 長...

2024年4月3日水曜日

帰仏早々の歯医者さん 日本での食べすぎの報い

   日本滞在から帰仏する前夜のこと、家で食事中、フランスではあまり食べられない焼き魚を食べ収めとばかりに欲張って、何種類も焼いて、いちいち感動し、噛みしめながら食べていたところ、噛みしめ過ぎたのか、突然、なんかガリッと妙な金属製のものをかじった違和感があり、「えっ?今のなに?魚の骨?って感じとも違うし・・」と口の中に残った小さな欠片をつまんでみたら、なんと奥歯の詰め物がとれてしまったのでした。 前回、歯医者さんに行ったのは、左側の奥歯のインプラントで、相当な時間もお金もかかったうえに、痛い思いもして、もう絶対に歯医者さんに行きたくない!と気を付けて、念入りに歯磨きをするように心がけてきたのに、久しぶりとはいえ、また歯のトラブル。 しかし、日本に一時帰国中は、ふだんの生活の何倍もの勢いで食べていたので、当然、歯を酷使し続けてきたためにこのような事態に陥る原因としては思い当たることがあり過ぎるわけで、せめて、これが帰仏寸前の出来事でよかった・・と思ってもいたのでした。 以前、インプラントにまでしなければならなくなったのは、歯医者さんに行きたくなくて、放置していたことが仇となって悪化した挙句のことで、今度は帰仏したら、すぐに歯医者さんに行かなくては・・と、落ちてしまった歯に詰めてあった小さな金のかけらを大事にしまいながら、心に決めていたのでした。 そして、フランスに戻って早々に歯医者さんに電話したら、思いのほか早く予約がとれました。 今まで大病といえるような大病もしたことない私にとって、気が重い検査などは数々あれど、歯医者さんというものは、かなり嫌な場所(その歯医者さん自体が悪いというわけではなく、歯医者さんというもの、歯の治療というものが嫌い・・というより大嫌い)、もう予約してある当日は、歯医者さんに行くというだけで、もう病人のように具合が悪くなっている気がするのです。 今回は、別に歯の詰め物がとれたというだけで、感覚的には痛くもかゆくもないのですが、歯医者さんに行って、またガリガリやられることを想像するだけで、こんなに具合が悪くなるものか?と自分でも情けなくなるのですが、事実なので仕方がありません。 久しぶりの歯医者さんは、こともなげに明るく「サヴァ?(元気?)」と挨拶してくれるのですが、大人げないことながら、私は思い切り不機嫌で「サヴァではないから来てるんだろうに・・」とか思いながら、答えにつまって自分でも仏頂面なのがわかるほど。 一応、「詰め物がとれてしまって、そのとれてしまった詰め物も持ってきてはいるんだけど・・」と説明したものの、そのとれてしまった欠片には一瞥もくれずに、歯をチェック。 いつものことながら、明るすぎるライトにもうまな板の鯉の気持ちで目を閉じ、口をあけます。考えてみれば、従姉妹の旦那さんは歯医者さんなので、日本にいる間だったら、彼に診てもらえたかも? そうしたら、もう少し気がラクだったかも・・?などと思うも、時すでに遅し。 結局、レントゲンをとったり、詰め物がとれてしまったところをまたさらにガリガリ削られて、応急処置だけをしてくれたところで、初日は終了しました。 これからさらに気が重いのは、その治療方法の選択と請求書。今回は奥の奥でもあり、目立たない場所でもあり、「最大限保険でカバーできる範囲でお願いします」と話してきましたが、今後、どうなることやら・・。 今回の一時帰国の初旬は時差ボケがひどくて極端な睡眠不足でいつものような食べ物に対して盛り上がらなくてつまらないな・・などと感じていたものの、時差ボケが解消されるとともに、しっかり挽回して盛り上がって食べまくってきたので、このような報いを受けることも充分にあり得ることではあったのですが、なにかと高くついた今回の一時帰国でした。フランスの歯医者さん<関連記事>「コロナ禍中のフランスの歯医者...

2024年4月2日火曜日

高齢者の一年の変化は大きい

   小さい子どもは1年会わないと「うわ~っ!大きくなったね~!」とびっくりしたりしますが、高齢者の1年もけっこう大きくて、「えっ??」と驚かされることも少なくないことに、ここのところ日本に一時帰国するたびに感じます。 現在の私の周囲に関しては、正直、小さい子どもはいないので、後者の方の驚きばかりで、あまり先が楽しみという感じでもありません。 誰でも年齢を重ねていくので、仕方ないといえば、仕方ないのですが、ここ数年は、周囲の叔父・叔母たちの多くは80歳以上が増えてきて、やはり80を過ぎると1年1年の老化、変化はかなり大きいのだな・・とちょっと愕然とすることもあります。 叔父の一人は...

2024年4月1日月曜日

イル・ド・フランス・モビリテ 2023年に発生したRER A,B,C,D,P 線の多数の遅延に対する払い戻し

   2023年に発生した多数の遅延を補償するために、イル・ド・フランス・モビリテは期間限定(2024年3月20日~4 月 17 日)で遅延補償キャンペーンを行っています。これは、RER A,B,C,D,P 線に関するもので、これにより、最大 126.15 ユーロの払い戻しを受けることができます。 これは今年初めての試みではないようですが、遅延あたりまえのフランスで遅延に対しての補償を行うということで、ある意味、画期的な気もします。 以前、あまりに長いストライキのために払い戻しではなく、次の月は割引になったことがあったような気がしますが、遅延に対する払い戻しはまた別レベルのことです。 2023...

2024年3月31日日曜日

マッチングアプリ  ”ティンダー・レイピスト” 強姦魔の元写真家に懲役18年+永久国外退去命令

   「ティンダーレイピスト」と呼ばれる38歳のモロッコ人男性が、マッチングアプリ「ティンダー」を通じて知り合った女性に対する12件の強姦と3件の性的暴行事件で有罪判決懲役18年を求刑されています。 この38歳の元写真家は、2014年から2016年にかけて、出会い系アプリ「ティンダー」を使って多数の女性を自宅に誘い込み若い女性たちを襲いました。 彼はモデルを探している写真家であると名乗っており、彼女たちに写真撮影を持ち掛け、巧に自宅に誘いこんで女性を襲うという同じ手口を数多くの女性に対して行っていました。彼の自宅ではアルコールが提供されると、その後、全員が異常な酩酊と体力の低下を訴えており、中には、薬物を投与されたと主張している女性もいました。 被害者の女性たちは、事件当時20代前半の若い女性ばかりであり、この男性がモデルを探している写真家だと名乗っていたとしても、安易に男性の部屋にあがることも不用意でもあるし、そもそも相手をよく知らない出会い系サイトというものには、ふつうに出会う場合に比べて危険性が高いことは忘れてはいけないことを思い出させてくれます。 この他に2件の告発がなされていましたが、2件の事件に関しては、証拠不十分として不起訴になっていますが、少なくとも17件の告発状が出されていることになります。 彼はこれらの関係は合意のうえであったとか、そもそもそんなことは起こってはいなかったと主張し続けていましたが、2件の証拠不十分で不起訴になったケースを除いて15件に関しては有罪判決が下り、懲役18年の有罪判決となりました。 この一連の彼のやり口は、計画的であり、連続的でもあり、極めて自己中心的で悪質であることから、懲役18年に加えてフランス領土から永久に離れる義務を伴っています。 彼はすでにこの事件に対して2年半の公判前拘留を経て、写真家としての活動を禁止され司法監督の下で釈放されたのちにすぐに同様の事件を犯しています。 再犯率が高いと言われるこの手の性犯罪で、司法監督下とはいえ、なぜ公判前拘留を中断して釈放してしまったのかは理解しがたいところです。 今回の裁判にこぎつけるまで被害者の女性たちにとっては、長い闘いの日が続いていたようで、公聴会が数日間続くうちに、お互いを知らない被害者女性たちが近づき、お互いをサポートし、励まし合う姿が見られたと言います。 この裁判で争われたのは、17件でしたが、恐らく告訴に及んでいない女性がまだまだ存在していると思われ、実際に今回の裁判で争われている事件以外にもすでに別の告訴状が提出されているそうです。 マッチングアプリを全て否定するつもりはありませんが、危険人物も含まれているこんなケースもあるので、充分に気を付けてください。マッチングアプリ...