シャンゼリゼのルイヴィトンが凄いことになっていると聞いて、近くまで行く用事があったついでに、噂につられて、ちょっと立ち寄ってみました。
ついこの間までクリスマスのデコレーションに彩られていたシャンゼリゼにあるたくさんのお店もノエルのデコレーションが取り払われて、静けさを取り戻しているかのような様子の中、シャンゼリゼの中心にあるルイヴィトンのビルは、ちょっと度肝を抜くほど大きな草間彌生さんの超特大の人形を乗せ、ビル全体には、あのカラフルな水玉?が散りばめられ、ものすごい姿になっていました。
たしか、ノエルの時には、シャンゼリゼのルイヴィトンのデコレーションはそこそこのデコレーションで、そこまで目を引くものでもなかった気がしますが、あれは、今回の草間彌生とのコラボにまつわるこのキャンペーンの前の嵐の前の静けさであったのか?と思わされるほどです。
草間彌生さんは、そのお名前と、なんとなくその作風を存じ上げる程度であまり知識はありませんが、ルイヴィトンのサイトに行くと、「新しいルイヴィトンのコレクションは、世界的に著名な日本人アーティストである草間彌生氏とのコラボレーション!その大胆なシルエットや色彩豊かな作風にルイヴィトンのノウハウを融合させ、ルイヴィトンのアイコニックなデザインを草間氏のカラーで蘇らせている」と説明しています。
ペインテッド・ドット、メタル・ドット、インフィニティ・ドット、サイケデリック・フラワーなどのシグネチャー・モチーフは、ルイ・ヴィトンの世界観の中で抽出されたものであり、彼女のアート、大胆さ、クラフツマンシップ(職人気質)が見事に表現されており、草間彌生氏は、魔力のような才能と決意で自分の存在を変容させて止まない、今日、最も影響力のある比類なき女性アーティストの一人であると大絶賛しています。
パリ市はなにかと街全体の景観に対する規制が厳しく、マクドナルドでさえも、あのマクドナルドのトレードマークと言われる赤いテントを使えない場所もあるくらいの街です。そんな街で。このインパクトの強いデコレーションには、ちょっと度肝を抜かれる感じでもあります。
これは、期間限定のものだからなのか? ルイヴィトンだからできるのか? わかりませんが、ちょっと人目を惹く・・なんてレベルのものではないことだけは確かです。
思い起こしてみれば、シャンゼリゼの店舗はそれほど印象には残っていないものの、ヴァンドーム広場のルイヴィトンの店舗のクリスマスのデコレーションはなかなかインパクトの強いもので、もう元来のショーウィンドーも見えなくなっているほどのデコレーションで、ルイヴィトン・・どうしちゃったの?どこまでいくの?と思ったばかりで、すぐ、その翌月には、この草間彌生コラボキャンペーンです。
昨年クリスマスの時期のヴァンドーム広場のルイヴィトン |
どれだけ主張するの?と思ってしまう最近のルイヴィトン、草間彌生氏の強いインパクトのある作風が今のルイヴィトンの感覚と合致したのかもしれません。
ルイヴィトン 草間彌生 シャンゼリゼ
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