2024年8月3日土曜日

オリンピック期間中 公衆トイレがものすごく増えているけれど・・

  オリンピックの準備が本格的になってきた頃、パリ市内のあちこちを歩いていて驚いたことの一つに仮設の公衆トイレがものすごくたくさん設置されていることでした。 パリのトイレ事情は正直、あまり褒められたものではなく、日常的には、どうしてもトイレに行きたくなれば、カフェに飛び込んで、とりあえず注文して、トイレに行かせてもらうというのが一番、一般的かもしれません。 また、市内には、常設の公衆トイレ(有料)もありますが、人が使い終わって出ていくと、ダイナミックに水で清掃されるので、前の人と入れ違いに入ってしまったりすると、水浸しになってしまうという話を聞いたことがあります。 また、管理する人もいない自動トイレなので、閉じ込められたらどうしよう?という不安もあります。(実際には、そんなことはないとは思うのですが・・) それにしても、公衆トイレのレベルは日本のように高くはないので、衛生面で不安も拭いきれないうえに、便座がないところも多く、トイレットペーパーも必ずしもあるとは限らないし、なぜそうなるのかわかりませんが、トイレットペーパーが便器のまわりに散らばっていたりすることも多いため、できるだけ、外ではトイレに行かなくて済むように、代わりに安心して行ける場所では、もれなく行っておくという予防策を講じています。 ただ、今回のオリンピックのような大々的なイベントが市内のあちこちで行われる場合、公衆トイレをたくさん設置していることは、そのクォリティは別として、本当によかったな・・...

2024年8月2日金曜日

オリンピック選手村はどんなところにあるのか?

   オリンピック・ヴィラージュ(選手村)では、選手村の食堂での食材が足りておらずに限られたもののサービスしかできていないとか、盗難被害が報告されているとか、、この暑さの中、冷房がないとか、あまり良いニュースが聞こえてこない気がします。 そもそも、このオリンピック・ヴィラージュを建設しはじめる頃に、その場所にセーヌ・サン・ドニが選ばれたときに、「なぜ?セーヌ・サン・ドニなのか?」と思ったことを思い出しました。 ここがオリンピック・ヴィラージュとして選ばれた理由のひとつは、大きなスタジアムがそばにあるということもあったのでしょうが、もともと治安の悪い地域として有名な場所を選んだのには...

2024年8月1日木曜日

こんなの初めて!パリジャンが驚いているパリのメトロ・・

   「パリオリンピックが開会して以来、パリのメトロがあまりに順調に稼働していることに、パリジャンが驚きの声をあげている」という記事を見て、なるほど・・と思いました。 今回のパリオリンピック開催にあたって、大きな不安材料であったことのひとつはパリ市内の公共交通機関についてで、パリの住民にはできるだけ公共交通機関の利用は避けるようにとか、リモートワークにするようにとかいう呼びかけがされていたり、遅延等を避けるために、RATP(パリ交通公団)は、「乗客に病人が出ても停車しない」などと宣言したりして、物議を醸してきました。 それが蓋をあけてみれば、パリのメトロは想像以上にスムーズで(今のところは・・)、むしろ、通常よりも遅延もなく、事故も起こらず、何よりもいつもよりもずっと清潔に保たれていることにパリジャンが驚いているのです。 RATP(パリ交通公団)は、臨時の人員を大幅に配置し、実際に大して混雑していないところまでも行列ありきで駅の構内にテープを張ったりして、人の流れを整理する体制をとっています。 また、清掃も行き届いていて(パリにしては)、今のところ臭い駅にもメトロにも遭遇していません。 メトロがスムーズに稼働している理由には、いつもに増しての注意と人員を割いていることもあるだろうし、テロ等の警戒のために、メトロの駅や車内までにも警察や憲兵隊等が警備していることもあるとは思いますが、何よりも思っていたほど、観光客やオリンピック観戦のために来ている人が少なく、パリから逃避してしまったパリジャンも多いということがあるかもしれません。 まだ、全体の観光客数などが出ていないので、わかりませんが、おそらく、オリンピック期間中は満室になるであろうと思っていた我が家の近所のホテルなども、そこまで満室という感じでもないことから、目論んでいたほどには、パリに観光客は来ていないのではないかと思われます。 私自身もオリンピック時には、乗客が膨れ上がるであろうし、そのうえ、土地勘のない観光客に溢れたら、大変なことになるだろう・・と勝手に心配していましたが、むしろ、どこへ出かけても、オリンピック開催以来、今のところ、メトロでトラブルに全く遭っていない・・そういえば、いつもなら、こんなことあり得ないはず・・などと思います。 とはいえ、バスは、運行停止の区間などがけっこうあって、少々不便ではありますが・・。 それでも、まったく問題がないわけではなく、開会式の翌日に13号線が停まって、乗客が線路を歩かされたというニュースをチラッと見た気はするのですが、これでさえ、「早急な対応ができた!」とRATPは胸をはっており、全般的には、いつもより、ずっとスムーズという声が圧倒的に多いようです。 この状態がキープできれば、それに越したことはないのですが、オリンピックが終われば、また元に戻ることでしょう。 清掃だけでも、この状態をキープしてくれたら・・と思いますが、一時、コロナウィルス感染が始まった初期の頃は、本当にメトロも駅もきれいになり、このまま続けばいいなと思っていたのに、いつのまにか、すっかり元どおりに汚くなりましたから・・。オリンピック期間中のパリのメトロ<関連記事>「オルリー空港まで開通したメトロ14号線」「RER...

2024年7月31日水曜日

オリンピックでフランス人の英語力が上がった?

   ここ数日、お天気がよくなって(ちょっと良くなりすぎで暑いけど・・)、パリでのオリンピックの風景を見て歩いているのですが、まあ、街の中が(といってもオリンピックに関係のある場所ですが・・)華やかで、どこかウキウキとしている感じで楽しいです。 もともと美しい街ではありますが、それがオリンピックのデコレーション?と上手く調和して、上手いこと街をオリンピックバージョンに変身させたものだな・・と感心しながら歩いています。 いつもならば、そんなに人に道を聞かなくても歩けるのですが、現在は依然として道路の一部が閉鎖されていたり、またオリンピックのために設置されているものを見に行ったりするた...

2024年7月30日火曜日

最後までグタグタ・・セーヌ川の水質問題 トライアスロンがデュアスロンになる可能性

   危険視されていたセーヌ川上でのオリンピック開会式もなんとか事件も事故も起こらずに済み、今回のオリンピックで終始、疑問視されていたセーヌ川でのトライアスロンが最後の最後までセーヌ川の水質問題で未だに動向が不明となっています。 セーヌ川で開会式のパレードを行うことも、ちょっと前代未聞の荒唐無稽な話ではありましたが、またそのセーヌ川を利用してトライアスロンの競技を行うという決定も、リスクの種類は違っても、同様にちょっと考えられない発想でした。 セーヌ川の水質を改善させることは、長いことパリ市の課題でもあり、このオリンピックを機に、浄化させることを目標としてきました。 パリ市は、この...

2024年7月29日月曜日

オリンピックを開催している街ってこういう感じなんだ・・

   パリオリンピック開会式の日は、交通手段も限られていたし、その翌日もお天気が悪く、なんとなく、街中に出てみようという気もしなかったのですが、2日後、ようやく、ちょっとオリンピック色に染まった街の様子を覗いてみようか?と、パリにあるいくつかのスタジアムのうちの一つの近辺を少し歩いてみました。 相変わらず、我が家の周辺のバスは通常運転にはなっておらず、「え~~?まだダメなの~~?」と正直ウンザリもしたのですが、セーヌ川へのアクセスは、場所にもよるのでしょうが、再開されていて、久しぶりにセーヌ川沿いも歩くことができました。 スタジアムの近くの駅は、やはり警備は相当なもので、「メトロ、結構、混んでる?」と思ったら、警備隊(私が見たのは憲兵隊でしたが・・)がメトロの中にまで乗り込んでいました。 おそらく、セーヌ川近辺に取られていた人員が今度は市内、メトロの中にまで配置されるようになったものと思われます。まあ、こんな警備隊がメトロの中にまで乗っているのは、多少、緊迫感もありますが、よく考えてみれば、安心なわけで、おそらく、日常のパリよりは、数段、治安がよくなっているのではないか?と思われます。 お天気が良いだけで、パリは本当に格段に美しく感じられ、また、オリンピックのための表示や看板などが周囲の風景や緑の木々など、計算しつくされたようにマッチしていて、路肩に何気なく置かれたブロックなどまでもが、今回のパリオリンピックカラー(オリンピックの五輪の色とは別のパステルピンクとペパーミントグリーンなどなど・・)にペイントされていて、とってもいい感じです。 開会式のための警備のための、あまりの規制の厳しさに逃避してしまったパリジャンも多かったわけですから、すべてのフランス人がオリンピックに好意的、またオリンピックに興味あるというわけではないとは思いますが、それにしても、やっぱりオリンピックを開催している街がなんとなく、次第に湧いてくる、なんとなく多くの人がワクワクしている感じというものを少しずつ感じています。 テレビのオリンピック中継なども、いつもは要所要所に少しずつフランス人の分だけ・・という感じが多いのですが、今回は、時差もなく、何より開催国ということで、夜20時のニュースの時間なども、ほぼ一般的なニュースは最小限でオリンピックの中継やオリンピック関係の報道に割かれています。 私は、オリンピックといえば、やっぱり日本人を応援したくなるのですが、ふだんはあまり日本人の分は放送してくれないので、日本人がいない競技はフランスを応援します、 昨日はちょうど、水泳の生中継をしていて、フランス人も日本人も出てきた男子400メートルメドレーの試合でした。 これは珍しいタイミング!と思って見ていたのですが、満席の会場の応援はほぼほぼフランス人の応援で、テレビ越しからでも伝わってくる観客席の大熱狂。各国からの応援団はそれぞれいるとはいえ、これはフランス人にはずいぶん有利、気持ちの上がりかたはずいぶん違うのではないかと思いました。 その試合では、なんとフランス人が金メダル!日本人が銅メダルを獲得していました。 ちょうど、その日には、たまたま行ったスタジアムの近くに時計メーカーのOMEGA(オリンピックの公式タイムキーパー)のパビリオンができていて、実際にオリンピックで使われているタイムを測るための装置や実際のプールの中の装置がどんな風になっているのかなどを見てきたばかりだったので、「ほんとに、あれ、使ってるんだ!」あの展示場に出ていた写真の人(奇しくも当日金メダルをとったフランス人選手)だ!などと、いつもよりは、興味深く見ることができました。 このオメガのパビリオン、実際に自分で走ってみてタイムを計ってくれるゲームなどもできるし、わりとふらっと見て回れるので、機会があれば覗いてみるのも楽しいかもしれません。Parc...

2024年7月28日日曜日

フランスにとってのオリンピック開会式セレモニーの意味

  4時間以上にも及ぶ2024年パリオリンピックの開会式セレモニーは、悪天候の中にもかかわらず、大きなトラブルに見舞われることもなく、無事、終了しました。 マクロン大統領は、翌日、会見で、このイベント前から警備にあたった人々、ボランティアをはじめ、2024年パリオリンピックの成功に貢献したすべての人、特に大会の安全を確保した人たちに感謝したいと述べました。 また、X(旧Twitter)には「誰もが不可能だと言った・・しかし、私たちはやり遂げた!それは集団の力、国家の投資、そして私たちを守ってくださる皆さんの並外れた動員のおかげです。ありがとう!」とポストしています。Tout le monde...