2025年11月24日月曜日

案の定、ガッツリ体調崩しました・・

  


 日本から来てくれていた友人と一緒にパリ市内を廻ったり、一緒にバルセロナに行ったり、ロンドンに行ったり、3週間程度の期間でしたが、トラブルも多々ありましたが、とても楽しい時間を過ごしました。

 最後に友人を空港まで送って行って、家に戻って、その時は、ちょっと風邪気味かも・・なんか疲れがどっと出たかも・・??と思いながらも、友人が使っていた部屋を片付けたり、シーツなどを洗濯したり、掃除したり・・してから、その日は休みました。

 翌日になると、本格的に体調が悪くなりはじめ、おしゃべりしていてついつい夜更かしになったりもしていたし、忙しく動き回りすぎていたからな・・と思い、少しおとなしく寝ていることに・・。

 しかし、その翌日には、さらにゴホゴホと咳が出始め、本格的に体調が悪くなり、これはもうダメだ・・とお医者さんに行くと、気管支炎起こしている・・といわれ、抗生物質を出してもらってきました。

 友人が来たら、色々でかけたりするだろうからと、前もって、インフルエンザやコロナウィルスのワクチン接種をしていたのですが、やっぱり、それだけではダメだったようです。

 もう無理はできないと思いつつも、ついつい無理しちゃっていたのか? もう無理だと自分では思っていないことがすでに無理な範疇に入ってしまっていたようで、そういえば、友人も途中、3日くらいダウンしていて、寝てたんだな・・と思うと、私の場合はそれが遅れて出たのかもしれません。

 そのうえ、パリはここ数日、急に寒さが本格的になってきて、外はすでに氷点下の世界です。

 毎回、ダウンするたびに体力には自信をなくしていくのですが、こんなことにめげて、楽しいことを諦めてはいけない・・今が一番、若いんだから、こんなことにめげずにこれからも色々な場所に出かけたい!そんなことをベッドの中でふつふつと思っているのです。

 しかし、狭い我が家は誰かが来ると、今はいない娘の部屋をつかってもらうのですが、通常は、私の色々なものを置いてある倉庫状態。

 当然、誰かが来ているときには、その倉庫内に置いてあるものは、私の自分の部屋に避難させているのですが、今はようやく、それらのガラクタ?をまた、娘の部屋に戻し、私の部屋はまた通常の落ち着きを取り戻しています。

 人が来てくれるのもうれしいけど、またいつもの日常が戻ってくるのも、やっぱりホッとするところもあります。

 日常的には、自分のリズムだけで暮らしている私。それが崩れることが、こんなダメージをもたらすとは、ちょっとショックでもありました。

 


体調不良


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2025年11月23日日曜日

サルコジ元大統領 釈放から1ヶ月後に「囚人の日記」を出版を発表

  


 元大統領という立場のサルコジ元大統領にパリ刑事裁判所は、2007年の大統領選勝利に向け、独裁者アンマル・カダフィ率いるリビアから側近らが資金提供を募ることを故意に認めていたとして、実刑の有罪判決が下しました。彼は判決(懲役5年)どおりに実際に収監され、約3週間の刑務所生活を経たのち、釈放請求が認められて釈放。

 彼の釈放には、「渡航禁止、他の被告人および、ジェラール・ダルマナン司法大臣を含む多くの人々、そして裁判に関する情報にアクセスできる可能性のあるスタッフや司法関係者との接触禁止」などの条件がつけられています。

 この釈放条件の中には、新著の出版禁止という項目はなかったようで、釈放からおよそ1週間後には、彼自身の実際の刑務所生活を綴った「囚人の日記」というタイトルの新著を出版することを発表しました。

 彼が拘留される前から、この本の出版の話は決まっていたとみられ、彼は拘留初日から、独房の中で執筆活動を開始していたようです。

 「刑務所では見るものも、やることもない。静寂を忘れてしまうが、ラ・サンテには、そんなものはない。聞こえるものがたくさんあり、悲しいことに騒音が絶え間なく続く。しかし、砂漠のように、刑務所では内面が強くなる。」と彼は書いています。

 この全216ページにおよぶ本は12月10日20.90ユーロで発売されます。

 大統領の拘留日記というものは、非常に興味深くもありますが、サルコジ氏自身も「フランス国民と体験を共有したかった」と述べているようで、如何せん元大統領の刑務所での拘留体験・・なかなか微妙でもあります。 

 わずか9平方メートルの独房に監禁され、24時間体制で隣室に2人の警備員が待機するという異例の拘禁生活は彼自身だけでなく、刑務所労働組合の憤慨も招いていたようで、この際、刑務官側の日記もなんなら、出版してほしい気がします。

 いずれにしても、転んでもタダでは起きないというか、彼のしたたかさをこの本の出版でさらに見せつけられたような気がしています。

 出版記念には、まさかサイン会とか、やるんでしょうか???


サルコジ元大統領 囚人の日記 出版


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2025年11月22日土曜日

ロンドン スーパーマーケット巡りがとっても楽しい!

  


 わずか1泊という今回のロンドン滞在では、行きたいところがありすぎて、この短い時間で一体、どこへ行こうか?と考えました。

 ロンドンには思い出がいっぱいで、かつて住んでいたエリアとか、行きたいところは山ほどあるのです。

 しかし、ロンドンに住んでいた頃は短い間にけっこう引っ越しをしていたので、たった1日で廻りきれるものでもなく、それでも、ホテルは私がロンドンで最後に住んでいた場所の近くに取っていました。

 パリからロンドンに到着したその日は、一緒に来た友人と一緒にバラ・マーケットに行ったり、コベントガーデンに行ったりして、食事してからホテルへ。翌日は、パリに帰るユーロスターが出る時間までは、それぞれ別行動で、友人は彼女が以前住んでいた場所を歩きたいということで出かけていきました。

 私はといえば、昔、良く行っていたスーパーマーケット巡りをすることに。ちょうど、ホテルの通り沿いの道に懐かしいセインズベリーズの大きな店舗があり、また、そこから少し歩いたところにウェイトローズの店舗があり、ユーロスターの出発する駅には、M&S(マークス&スペンサー)があり、その3店舗を時間をかけてじっくり廻りながら、買い物をすることにしました。



 一番最初に立ち寄ったセインズベリーズは一番、庶民的なスーパーマーケットですが、まさに、30年くらい前に私が通っていた場所と同じところに同じお店がまだあって(ずいぶんきれいになっていましたが・・)、もうそれだけで感動的!

 あのお店がまだあった~~~!と。



 しかし、買い物といっても、欲しいものは、ごくごく他愛もないクッキーなどのお菓子だったり、マフィンやクランペットといったパン類だったり、ちょっとしたお惣菜のようなものだったり、住んでいれば、ふつうに買い物するようなものばかり。それでも、そんな他愛もない食品ひとつひとつにまさに感動するというとても風変り?な楽しみなのですが、今の私には、他では味わえない感動です。

 スーパーマーケットもなんだか、今ではいつも見飽きているパリの品揃えとは、また、全然、趣が違って、なにからなにまで楽しくてしかたありません。

 どこに旅行に行っても現地のスーパーマーケットを覗いて見るのが好きなのですが、またロンドンは別の意味、懐かしさも感じられる場所なのです。

 中には必ずしも美味しいとはいえないものもあるのですが、その一般的にはあんまり美味しくないものでも、懐かしさというものは、また別の味わいでもあるのです。

 そして、セインズベリーズの次は、ちょっと高級路線のスーパーマーケット「ウェイトローズ」へ。これは、以前の私は全く知らなかったスーパーマーケットで、王室御用達とも言われるちょっと高級路線のスーパーマーケットです。たしかにお店の中もどこか落ち着いていて、置いてある商品も少し良質な感じがするものが多くて、安心してお買物ができる・・そんな感じです。




 そして、最後につい最近までパリにもあったM&S(マークスアンドスペンサー)。ブレグジットとともに、徐々に縮小し、ついにはパリから姿を消してしまったイギリスのスーパーマーケットです。

 パリにあったM&Sは、ロンドンにあるM&Sよりは、品揃えも少な目とはいえ、それでも定期的にイギリスのもの(クッキーや紅茶やパンなど)を買いに行けていたのに、このスーパーがなくなってしまったことは、とっても残念で、これまた久しぶりに目にするM&Sにもう、うるうるしそうで、もうあれもこれも欲しくなってしまいました。



 おかげで、私にとっては、宝物のような買い物なのですが、帰りの荷物は岩でも入っているんじゃないの?というくらい重くなってしまいました。しかし、なんとしてもこの食材たちを持って帰りたいという一心で、パリに持って帰ったのでした。

 これらの食べ物がなくなる頃に、今度は日帰りでもいいから、またロンドンに行こうかな? などと思っているのです。


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2025年11月21日金曜日

ロンドンの地下鉄内の座席 譲り合い合戦

  


 とても個人的な事情なのですが、私にとってロンドンは他の外国とはちょっと異なる思い入れのある場所で、私が若い頃に初めて一人で海外で生活した場所であるために、その時の印象はとても強烈に私の中に刻みつけられているもので、パリとはまた別の意味で私の中で強烈な存在感のある場所でもあります。

 若い頃、初めての海外生活で緊張もしていたし、目的に向かって必死だったりした自分自身がなんとなく愛おしく思い出されるような、そんな場所でもあるのです。

 私がロンドンに住んでいたのは、もう遥か昔のことではあり、街の様子もずいぶんと変わっているところも多々あるのですが、同時に変わっていないものもたくさん残っていて、例えば、ロンドン市内を走っている地下鉄などは、昔の古いまんまだったりして、こんなに地下鉄の中が狭かったんだな~とあらためて思ったり、地下鉄の路線図の駅名ひとつひとつを見ていても、どの駅も懐かしく、そのひとつひとつで降りてみたくなってしまいます。

 今回、あらためて、ロンドンの地下鉄の中であの頃には気が付かなかったことがあるのですが、それは車両の中で、実にロンドン市民は、座席の譲り合いをしているということで、高齢者だったり、妊婦さんだったり、いわゆる座席を譲ってあげた方が良いかな?という人がいたりすると、すぐに誰かが席を立って、譲ってあげることで、時には、同時に複数の人が立ちあがって、座席の譲り合い合戦のようなことがおこっていたりして、また、席を譲った人に対して、また別の人が座席を譲ろうとしていたり、「あら?ロンドンってこんなだった?」と思ったのです。

 私がたまたまそういう場面に複数回遭遇しただけなのかもしれないのですが、今回の私のロンドン滞在はわずか2日間だけで、その短い間にこう度々、そういう場面に遭遇するということは、やっぱり座席を譲ろうとする人が多いんじゃないかと思うのです。

 それは、パリにしても、ある程度、似ていて、実に彼らは周囲の弱い立場の人々に優しく、さっと席を立って譲る人が多いのです。

 しかし、それにしても、ロンドンはパリ以上に座席譲りあい合戦は頻繁な気がしました。

 優先席などというものはあらためて必用ないような感じさえしてしまいます。

 この現象は以前、私がロンドンに住んでいた頃には気が付かなかったことで、なんだか新たなロンドンの一面を発見したような、ホッコリするような気分になりました。人が人に対して優しくしあえている場面って温かい気持ちにさせられますね。


ロンドンの地下鉄


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2025年11月20日木曜日

食べることが大好きな私が大興奮したロンドンのバラ・マーケット

 


 今回、ほんの短い滞在ではありますが、久しぶりにロンドンに行くことにしてから、さて、この短時間にどこへ行こうか?とSNSなどで情報を調べていたら、食べることが大好きな私にとって、まさにうってつけの場所「Borough Market」(バラ・マーケット)を見つけました。

 非常に歴史のあるマーケットらしいのに、私はなんで今まで知らなかったんだろう?と不思議に思うくらいでした。


 地下鉄ロンドンブリッジの駅をあがってすぐに広がる大きなマーケットには、ヨーロッパを中心とした色々な食材、チーズ類、様々な種類のパン、お菓子類、お茶、スパイス、肉、魚、また屋台のような世界各国のお料理を提供するお店がたくさん並んでいて、あれもこれもと目移りしてしまいます。


ソルトビーフって初めて見たな~


 もちろん、イギリスならではのソルトビーフのサンドイッチとか、ソーセージロールだとか、スコッチエッグみたいな、ずっしりとしたお肉の塊だったりもたくさんあります。






 中でも、大人気で大行列ができていたのは大きな鍋で作っているパエリアでしたが、そこは、スペインに行ったばかりの私たちは、さすがに、スルーして、ここはイギリスの王道、フィッシュアンドチップスを食べました。




 とっても大きなフィッシュアンドチップスで、アツアツの魚のフライとポテトは、外はカリッと中はホックリしていて、とっても美味しかったです。しかし、かなりの大きさ、量があるので、2人で1つを食べるくらいで、充分でした。


これも人気だった・・マッシュルームリゾット・・


 マッシュルームのリゾットなどもとっても美味しそうでした。(しかし、これは結局、断念)

 もっと、あれこれと食べたかったのですが、もうこれでいっぱいいっぱいで、あとは持って帰るようにと、ソーセージロールやスコッチエッグなどを買い込みました。

 パリにもマルシェがたくさんありますが、ここほど、国際色豊かな感じではなく、マルシェといっても、ずいぶんテイストが違うんだな・・と思いながら、満足のいく、訪問でした。

 どのお店もカード対応OKでした。


Borough Market  London SE1 9AL England  月休 

ロンドン バラ・マーケット


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2025年11月19日水曜日

携帯電話にデジタル健康保険証(Carte Vitale)を読み込めるようになった!

  


 フランスでは、2025年11月18日から、すべての被保険者が携帯電話でデジタル健康保険証(Carte Vitale)を読み込み、有効化できるようになりました。

 カルト・ヴィタルを携帯上で有効化するには、iOSとAndroidで無料で利用できる「Carte Vitale」アプリをダウンロードする必要があります。この専用アプリは、France Identitéアカウントを持っていなくても、フランス全土のすべての被保険者が利用できます。

 このデジタル健康保険証を使用すると、スマホから直接、健康保険の資格情報をデジタル形式で提示できます。

 デジタル健康保険証は2025年3月18日より開始されている、France Identité(18歳以上の国民がデジタルIDカードと運転免許証をスマートフォンで利用できるFrance Titresアプリ)と並行して利用することができます。

 このFrance Identitéアプリをバイパスする機能は、6月にフランスの一部の県で既に導入されています。

 デジタル健康保険証をアクティベートするには、France Identitéを持っていない場合には、セキュリティ手続きが必用になりますが、France Identitéアプリを利用する場合には、本人確認は即座に行われます。

 France Identitéを持っていない場合には、本人確認のため、身分証明書の映像とアプリ内の顔の映像を提供する必要があります。不正使用を防ぐため、オペレーターが提供された情報を確認し、アクティベーションを承認することになります。

 そのどちらの場合も社会保障番号(セキュリテ・ソーシャルナンバー)が必用になります。

 このデジタル健康保険証は、病院・診療所や薬局などで、これまでの物理的なカードと全く同じように使用できます。使用方法はアプリのロックを解除し、スマホのこの画面を相手に提示すると、QRコードまたばNFCでカードが読み取られます。またこのアプリにより、現在自分が受けている医療情報と費用をリアルタイムで追跡することができ、最終的には健康保険による直接請求の恩恵を受けることができます。

 とはいえ、このデジタル健康保険証は、当面不可欠な物理的な健康保険証を補完するものであり、すべての医療従事者や薬局がデジタル健康保険証を読み取るために必要なツール(QRコードまたはNFCリーダー)をまだ備えているわけではないので、完全にこの体制に移行するまでは、現行のカードも携帯しておくほうが良さそうです。

 国民健康保険制度は、この移行を通じて医療従事者を支援しており、段階的に導入されていく模様です。

 しかしながら、携帯ひとつでなにもかもが済んでしまう時代がまた一歩進みつつあるようです。


携帯電話にデジタル健康保険証(Carte Vitale)


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2025年11月18日火曜日

なにかと話題のパリBHVの中のSHEINの店舗に行ってみたけど・・

 


 なにかと話題のオンラインファストファッションの「SHEIN」の実店舗(オンライン上ではない実際のお店)がパリの老舗百貨店BHVの中にいよいよオープンしたということで、どんなものなのか?覗きに行ってみました。

 オープン初日には、デパートの外に行列ができるほどの賑わいのようでしたが、私が行ったのは、その数日後、もう行列はありませんでした。

 BHVに到着したところ、ちょうど、SHEINの紙袋を持って出てきたお客さんがいたので、「SHEIN」は何階にあるんですか?と聞いたら、6階とのことで、ついでに「お店はどうでしたか?なに買ったんですか?」と聞いてみたところ、女性二人連れのお客さんでしたが、なかなかの渋い顔・・「なんだかがっかりした・・ネット上の商品のように安いわけでもなく・・なんだか思っていたのとは全然違った・・まあ、行ってみればわかるわよ!」とのこと。

 フランス人がよく評価がつけがたいときにつかう手のひらを下に向けて右、左を交互に上げ下げするしぐさ・・をしながら、口をへの字にしていました。とはいえ、彼女は紙袋を下げていたということは、とりあえず、なにかを購入していたわけですが・・。



 とにかく百聞は一見にしかず、教えてもらったとおり6階にあがっていくと、思ったよりは、大きなスペースがとってあって、多くの人出を見込んでのことなのか、一店舗のお店としては、異例のセキュリティの人の多さです。




 私はSHEINのサイトはチラッと覗いて見たことはあるのですが、「えっ??こんなに安いの?」と驚いただけで、実際に買いものをしたことはないので、詳しいことは言えませんが、並んでいる商品を見ると、一言で言えば「中途半端」。値段もそこまで安いわけでもなく、(特に高いというわけでもないけど)、特にデザイン的に優れている感じも受けず、商品の品質は粗い感じが拭えず、パッとしない・・そんな印象を受けました。(あくまで個人的な感想です)



 これから、実際に店舗に置く商品として、色々と価格帯や品質、この店舗だったら、どんな商品が売れ筋となり得るのかなど、研究されて、品揃えなども変わっていくのだとは思いますが、現状では、まさに「SHEIN」の第一の売りである「圧倒的な低価格」でもなく、かといって、高級な商品とは言い難く、これでは、SHEINのおかげで倒産に追い込まれていったフランスの数々の衣料品ブランドと同じではないか?と思いました。

 多くの物議を醸している「SHEIN」のパリの店舗。いつまであるでしょうか?


BHV SHEIN


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